トヨタ アリオン(ALLION)は、2001年に初代モデルが登場し2007年より現行型である2代目になり、販売され続ける5ナンバーサイズセダンである。
以前、販売されていたカリーナの後継車種であり、2,700mmのロングホイールベースによるクラストップレベルの室内の広さを売りにしており、さらにはセダンという形状ながらリヤシートにはダブルフォールディング機構(シートを前へ跳ね上げて生じた隙間に、背もたれを前倒する格納機構を備えたリヤシート)やリクライニングが可能となっており、ラグジュアリーな雰囲気が漂うセダンである。
今回は、アリオンについてお伝えします。
アリオンの価格は
A15 | 198万8,000円 | 1.5L | 2WD |
A15Gパッケージ | 212万5,000円 | 1.5L | 2WD |
A15G-plusパッケージ | 231万2,000円 | 1.5L | 2WD |
A18 | 212万5,000円 | 1.8L | 2WD |
A18Gパッケージ | 228万1,000円 | 1.8L | 2WD |
A18G-plusパッケージ | 253万8,000円 | 1.8L | 2WD |
A20 | 244万9,000円 | 2.0L | 2WD |
A20G-plusパッケージ | 270万0,000円 | 2.0L | 2WD |
A18 | 232万3,000円 | 1.8L | 4WD |
A18Gパッケージ | 247万9,000円 | 1.8L | 4WD |
A18G-plusパッケージ | 272万5,000円 | 1.8L | 4WD |
力強い走りに加え、優れた燃費性能を誇る3種類の選べるエンジン
アリオンのラインアップには、1.5L・1.8L・2.0Lと3種類のエンジンラインアップになっており、1.5Lエンジンでは、街中での走行シーンをメインに考えられた低中速域トルクを十分に確保しつつ、低燃費化を実現させている。
1.8L・2.0Lエンジンには、バルブマチックを採用し、吸気時の抵抗を低減させエンジンの燃焼効率を高め、高出力と低燃費を実現させている。
アリオンの燃費は
A15/A15Gパッケージ/A15G-plusパッケージ | WLTCモード | 17.8km/L |
A18/A18Gパッケージ/A18G-plusパッケージ | WLTCモード | 15.0km/L |
A20/A20G-plusパッケージ | WLTCモード | 14.4km/L |
A18(4WD)/A18Gパッケージ(4WD)/A18G-plusパッケージ(4WD) | WLTCモード | 14.2km/L |
走行状況に応じたスムーズな発進や加速に貢献するアクティブトルクコントロール4WDシステム
4WDモデルには、通常時は前輪駆動に近い状態にて走行し、前後輪に回転差が生じると電子制御により、回転速度の差に応じた最適なトルクを後輪へ配分し、滑りやすい路面や上り坂などでもスムーズな発進、加速に寄与する。
低燃費化を実現するアイドリングストップ機能と、運転者の疲労を軽減するクルーズコントロールを装備
今や、当たり前となっているアイドリングストップ機能をアリオンにも搭載し、信号待ちや一時停止時にアイドリングを自動でストップさせ、無駄な燃料消費をカットする。
クルーズコントロールにより、高速道路などの一定速度をサポートし、長時間の運転による運転者の疲労を軽減させ、低燃費にも寄与する。
Toyota Safety Senseにより、安心を届ける
トヨタの予防安全装置のToyota Safety Senseをアリオンにも搭載し、日常に潜むヒヤリハットのシーンでも安心して運転が行える。
プリクラッシュセーフティ(衝突回避支援タイプ/レーザーレーダー+単眼カメラ方式)
進路上の先行車をレーザーレーダーと単眼カメラにて検出し、衝突が予測される場合では約15km/h~140km/hの車速域で警報を発して運転者に回避操作を促す。
その際、約30km/h~80km/hで走行中にブレーキを踏むことにより強力なブレーキアシストが作動し、万が一ブレーキを踏めない状況下でも、自動(被害軽減)ブレーキは約10km/h~80km/hの幅広い速度域で作動するので、前方車への衝突回避や衝突被害の軽減を支援する。
インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ/静止物)
車体に備わっている8個の超音波センサーにて周辺監視をしながら、アクセルやブレーキペダル操作に関係なく、低速時での取り回しにおける衝突回避、または衝突被害の軽減に寄与するシステムになる。
レーンディパーチャーアラート
道路上の白線や黄線をセンサーで認識し、運転者がウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示により警報でお知らせする。
オートマチックハイビーム
先行車の有無や対向車のライトを認識し、ヘッドライトのハイ/ローを自動で切り替えをするので、切り替え忘れを防ぎ、手動操作の煩わしさもなくなります。
セダンとは思えぬシートアレンジや、使い勝手の良いラゲージルーム
後席リクライニング機構
冒頭でもお伝えした通り、アリオンの後席にはリクライニング機構が備わり、簡単なレバー操作により後席に座ったままでも7段階・最大14度の角度調節が可能となっており、後席の乗員に広々と快適な移動を提供する。
多彩なシートアレンジにより、寛ぎと広大な荷室を実現
前席のヘッドレストを外すことで、フルフラットなスペースを生み出すことが可能となった。
後席リクライニング機構と合わせ、ゆったりと足を伸ばすことも可能とし快適に寛げる。
なお、後席には6:4分割可倒式ダブルフォールディングシートを採用し、後席のヘッドレストを取り外すことなく、簡単なレバー操作で前倒しになるので煩わしさをなくしたシートアレンジが可能となっている。
ラゲージルームにはゴルフバッグ2個が収納できるゆとりの容量を実現している。
様々なシーンでも乗員を快適にする充実の装備
運転席8ウェイパワーシート(ランバーサポート付き)
前後スライドやリクライニングに加え、シートの上下や座面先端の上下調節を電動で行う事が可能で、さらには腰を支えるランバーサポート付きで細かなドライビングポジションの調節が可能。
快適温熱シート(前席)
シートヒーターを前席に搭載させ、寒い日や夏の冷房による冷えやすい下肢を温めて、年中快適なドライブを楽しめる。
ステアリングスイッチ
オーディオの操作やマルチインフォメーションディスプレイの表示切替などがステアリングスイッチにより行え、ステアリングから手を離さずに操作が可能となっている。
さいごに
アリオンは、車内の快適装備や多彩なシートアレンジによってユーザーの心を掴む、今や希少な5ナンバーサイズセダン、それも上質なクルマである事が伺える。
車内のクオリティだけではなく、エクステリアデザインでもスポーティながらどこか落ち着いた一面も見せ、どの世代が乗ってもしっくりくるという言葉が相応しいと思う。
さらには、2007年の2代目フルモデルチェンジより今日までマイナーチェンジを重ねて、安全面や快適性などの進化を図り、ユーザーを満足させる部分は見事だ。
価格帯も200万円からなので、手の出しやすい上質セダンを手に入れるならアリオンの選択肢もユーザーに伝えたい。
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