スズキが満を持して”ハスラー”のフルモデルチェンジを発売

SUZUKI_Hastler 新車レビュー

ハスラー(hustler)は2014年に発売された、その当時では斬新な軽トールワゴンとSUVの双方の要素を兼ね合わせた新ジャンル軽自動車で、スズキとしても新たな試みの車であるに関わらず、月間販売台数目標5,000台を遥かに超える大ヒット商品となった。
※2014年、年間10万4,223台(月間あたり8,686台)

その当時のTVCMには、漫画家の鳥山明氏の代表作『Dr.スランプ』のキャラクターが使われ、”ハスラー”のイメージにしっかりハマった世界観でしたね。

ここまで快進撃を続けている、ハスラーの2代目が先進安全装備の充実と使い勝手を大幅に向上して、2020年1月20日発売される。
価格は128万400円~179万0,800円

クラストップレベルの先進安全装備を搭載

先進安全装備に対する各社の進化はあるものの、スズキの先進安全装備に対する気持ちも抜かりない。スズキ セーフティサポートの進化に触れてみる。

初代ハスラーに採用されているデュアルカメラブレーキサポートの進化版を搭載し、初代モデルの歩行者検知機能を新たに夜間にも対応し、道路標識認識機能やバック時にも衝突軽減ブレーキが作動する後退時ブレーキサポート、踏み間違いによる急発進を回避する誤発進抑制機能、シフトの入れ間違いによる不意の後退を回避する後方誤発進抑制機能など、昨今増加しつつあるアクセルの踏み間違いによる事故についても軽減できるようにカバーしている。

新開発エンジンによる力強さと燃費の向上

新型ハスラーのラインアップを見ると全てのグレードに電気の力で燃費向上が見込めるマイルドハイブリッドが搭載されている。そこからHYBRID XとHYBRID GのNAマイルドハイブリッドモデルと、HYBRID XターボとHYBRID Gターボのターボマイルドハイブリッドの2種類のモデルを用意。

エンジンの他にも新開発のCVTによる低速から中速域での変速ショックを軽減し、高速域では回転数を抑え、トランスミッションによる燃費向上も実現。

NAエンジンのHYBRID X,Gの燃費はWLTCモードで25.0km/L

ターボエンジンのHYBRID X,Gの燃費はWLTCモードで22.6km/L

と、低燃費を実現。
ターボモデルは、大人4人乗っても快適な加速力を発揮する。

遊びゴコロ満載のインテリアと多彩なシートアレンジによる収納

乗るたびに気持ちが高まるバーミリオンオレンジ、クールな印象のデニムブルー、スタイリッシュなグレーイッシュホワイト内装と、老若男女に合わせた内装色を3色用意している。それぞれシートの両端とメーターパネル、インパネ周りなどに差し色として展開する。

多彩なシートアレンジによる、様々なシーンでの使い方も抜群。
1人でサーフィンやスノーボードに行く際は助手席と助手席後席を倒して、長いボードも簡単に収納。2人でキャンプや登山などの場合は、後席をフルリクライニングすることで圧倒的な荷室が広がる。ラゲッジルームには防汚タイプのラゲッジアンダーボックスも備わり、砂や泥で汚れても丸ごと洗えるので、アウトドアシーンでは重宝する装備も付いている。

快適装備の充実さ

すっきりとした専用インパネにより、純正のナビゲーションの見やすさ、操作しやすさを向上させた。純正ナビでは、「ナビゲーション」「車両情報」「オーディオ」の3つの情報を区分し、ユーザーインターフェースもより快適になっている。

車両情報の中に平均燃費や航続可能距離、ドアの半ドア警告表示を表示することができる。

他にも、各社で急速に取り入れてきた「Apple CarPlay」「androidauto」にも対応。ながらスマホによる危険を回避するのはもちろん、それぞれのユーザーにあったアプリを車の中で使えるのはうれしい。

メーカーオプションの全方位モニター付きメモリーナビゲーションとメーター内のマルチファンクションディスプレイ(カラー)の連携によって車両情報スズキ セーフティサポートの警告表示などもマルチファンクションディスプレイに表示される。

新型ハスラーのココがすごい

メーカーオプションの9インチHDディスプレイスマートフォン連携機能付きメモリーナビゲーションの『全方位モニター』は車の前後左右に4つのカメラを設置しており、クルマを真上から見たような映像を映しだい、見通しの悪い場所でも人や車などが近づくとお知らせする「左右確認サポート」を搭載していること。この機能のおかげで駐車をするのが苦手な方や、駐車場から出る際に前方が魚眼レンズのように映しだされ、ぶつかる前に危険を回避できる。

クルマの安全装備に対する各社の進化は著しい。安全装備が充実することで未然に事故を防げるし、高齢者の踏み間違いによる事故がピックアップされるが、誰にでもヒヤッとする場面には直面したことがあるはずだ。そのようなヒヤッとする場面でも、しっかりクルマが制御してくれるし重大な事故を軽減してくれる。

初代のハスラーから6年の月日を経って、熟成されたスズキの先進技術と初代のスタイリングを踏襲し、更にカッコかわいいハスラーは間違いなく街で見る機会が増えるに違いない。

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