迫力のある顔立ちと、走行性能に磨きをかけたハイラックスがマイナーチェンジ

新車レビュー

トヨタ ハイラックス(Hilux)は1968年に初代モデルが登場し、今日まで販売され続けるベストセラーな1台だ。

2004年~2015年まで販売されていた7代目では、日本市場での販売を停止していたが、2017年に旧型ハイラックスの愛用者の熱望により、13年ぶりに日本市場での販売を復活させた。

そして、販売から約3年が経った2020年8月19日にマイナーチェンジを行った。

今回はマイナーチェンジを果たし、全面的に刷新されたハイラックスについて紹介していきます。

車名の由来は、「High」と「Luxury」を合成した造語で、乗用車並みの豪華さを持ったピックアップトラックを目指したという意味が込められている。

ハイラックスの価格は

グレード価格
X347万1,000円
Z387万6,000円
  1. フロントフェイスにたくましさと力強さを強調したエクステリアデザイン
  2. 迫力のあるエクステリアデザインからは想像しづらいラグジュアリーなインテリア
  3. 進化したエンジンは、パワフルさはそのままに燃費性能や環境性能も向上したディーゼルエンジン
  4. 圧倒的な走破性を支えるフレーム構造により、道路状況を選ばないタフな走行性能
    1. どんな道でも思いのままに走り抜ける、パートタイム4WDシステム
      1. アクティブトランクションコントロール
      2. 迫力のあるボディサイズながら、取り回しの良さにも寄与する
    2. スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)+シーケンシャルシフトマチック
    3. リヤデフロック
    4. オートLSD[Zに標準装備]
    5. ヒルスタートアシストコントロール(HAC)
    6. ダウンヒルアシストコントロール(DAC)[Zに標準装備]
    7. 高張力鋼板/静粛性
  5. マイナーチェンジにより、さらに安全性能を高めた先進技術の数々
    1. プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)[Zに標準装備]
    2. レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)[Zに標準装備]
    3. レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付き)
    4. クリアランスソナー&バックソナー[Zに標準装備]
    5. ロードサインアシスト[Zに標準装備]
    6. ドライブスタートコントロール
    7. 先行車発進告知機能(TMN)[Zに標準装備]
    8. VSC&TRC
    9. Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)[Zに標準装備]&LEDフロントフォグランプ[全車標準装備]
    10. 緊急ブレーキシグナル
    11. バックカメラ
    12. 補助確認装置(2面鏡式)
    13. SRSエアバッグ(運転席・助手席エアバッグ+運転席ニーエアバッグ+運転席・助手席サイドエアバッグ+前後席カーテンシールドエアバッグ)
    14. 歩行者傷害軽減ボディ構造
    15. 全席ELR付3点式シートベルト(前席プリテンショナー&フォースリミッター機構付)
  6. ピックアップトラックならではの使い勝手の良いデッキに、快適さにもこだわった室内空間
    1. 6:4分割チップアップリヤシート[Zに標準装備]
      1. リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)[Zに標準装備]
    2. 小物やドリンクなどスマートに収納
      1. アッパーボックス(エアコン送風機能付)[Zに標準装備]
      2. 運転席・助手席カップホルダー
  7. 快適さと、安全性にも寄与する機能・装備
    1. オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)/4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
    2. スマートエントリー(運転席・助手席/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー)[Zに標準装備]
    3. オートエアコン[Zに標準装備]
    4. ステアリングスイッチ
    5. 乗降用アシストグリップ
  8. さいごに
    1. 関連

フロントフェイスにたくましさと力強さを強調したエクステリアデザイン

2017年に復活以来、初のマイナーチェンジとなったハイラックスは、デザインコンセプトを「Tough&Recreational」とし、ピックアップトラックらしい、逞しさや力強さと、実際に乗って楽しさを表現した。

大きな変更点は、台形の大型グリルを採用することで、顔に厚みを持たせ、日本専用のバンパーガードガーニッシュによりスタイリッシュさも演出した。

また、薄型化したグリルからヘッドランプに軸を通すことでワイド感を与え力強さを強調している。

迫力のあるエクステリアデザインからは想像しづらいラグジュアリーなインテリア

ハイラックス インテリア

ブラックで統一された内装に、メッキでのアクセントを加え、こだわりのディティールで高級感を演出している。

進化したエンジンは、パワフルさはそのままに燃費性能や環境性能も向上したディーゼルエンジン

ハイラックス エンジン

コモンレール式燃料噴射システムを搭載し、高出力かつ低燃費を実現した直列2.4Lディーゼルターボエンジンが搭載され、今回のマイナーチェンジによってエンジン自体の改良と、アイドリングストップ機能の追加により、更に燃費性能および環境性能の向上を実現した。

エンジン直上に搭載したコンパクトな水冷式インタークーラーの採用により、エンジンの熱負荷に左右されず、運転状況に応じた吸気冷却効果を発揮する。

また、DPR(排出ガス浄化装置)や尿素SCRシステムなどによって排出ガスのクリーン化を実現し、さらにインジェクターやピストン改良による燃焼効率の向上やフリクションの低減を果たし、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現させた。

ハイラックスの燃費は

マイナーチェンジ前 JC08モード 11.8km/L

マイナーチェンジ後 JC08モード 13.6km/L WLTCモード 11.7km/L

圧倒的な走破性を支えるフレーム構造により、道路状況を選ばないタフな走行性能

ハイラックス 高剛性フレーム構造

ハイラックスには、路面からの強い衝撃を受け止める、高剛性フレーム構造を採用し、タフな環境にも応える強固な耐久性はもちろん、オンロード走行における、安定感と乗り心地にも貢献する。

サスペンションには、凹凸路をものともしない、しっかりと大地をとらえるサスペンションを採用し、オフロードでの屈強な足回りはもちろん、オンロードでの操縦安定性や乗り心地にも高次元で両立する特性を持たせた。

どんな道でも思いのままに走り抜ける、パートタイム4WDシステム

ハイラックス パートタイム4WDシステム

路面の状況に応じて、駆動方式を選択可能なパートタイム4WDシステムを採用している。

悪路や、雪道などの滑りやすい路面などでは「H4」を選択することで、4WDならではの安定感を生み出し、ぬかるみや急な坂道などの厳しい路面状況では、「L4」を選択し、より強力な駆動力を発揮することで、どんな路面状況でもクリアしてしまいます。

市街地や高速道路などでは、2WD走行をし燃費消費率を抑えた経済的な走りも可能です。

なお、2WDと4WDの切り替えはダイヤルスイッチ操作によって簡単に行える。

アクティブトランクションコントロール

ハイラックス アクティブトランクションコントロール

トランスファースイッチが、「H4」と「L4」状態の時に、岩場や雪道などのオフロードで、加速時にスリップを検知すると空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分し悪路での走行安定性を確保する。

迫力のあるボディサイズながら、取り回しの良さにも寄与する

ハイラックス 取り回し

フロントオーバーハングとリヤオーバーハングの長さを抑えることで、取り回しの良さを実現し、障害物との接触の可能性を少なくし、安全性を確保している。

スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)+シーケンシャルシフトマチック

駆動力統合制御システムDRAMSや、ブリッピングダウンシフト制御の採用により、滑らかでスムーズな変速フィーリングを獲得し、パワーを余すところなく駆動輪に伝える6速オートマチックトランスミッションを採用している。

リヤデフロック

後輪のどちらかが、岩石路で脱輪、また砂地やぬかるみでスリップを起こした際などに、後輪左右を直結状態とすることで駆動力を発揮し、走破性を高めるシステムを搭載。

オートLSD[Zに標準装備]

今回のマイナーチェンジによって採用されたオートLSDは、コーナリング時や悪路走行時、左右駆動輪にトルクを適切に配分することで、トラクション性を向上させ、高い車両コントロール性能を実現する。

ヒルスタートアシストコントロール(HAC)

急な上り坂や滑りやすい上り坂で発進する時、自動的にブレーキを制御することで車両の後退を緩和し、スムーズな発進をアシストする。

ダウンヒルアシストコントロール(DAC)[Zに標準装備]

トランスファースイッチが「H4」「L4」状態の時、スイッチ操作で降坂時の車速を一定の低車速にキープして車両安定性を確保するシステム。

高張力鋼板/静粛性

高張力鋼板を最適配置した強固なボディシェル構造を採用し、各断面には発泡タイプの吸音材や遮音材を最適配置することで優れた静粛性を確保している。

トヨタ ハイラックスに適合するアイドリングストップキャンセラーになります。

夏場や冬場などのアイドリングストップ時にエアコンが効きにくくなるのを防ぎ、発進時のギクシャク感も減少します。

マイナーチェンジにより、さらに安全性能を高めた先進技術の数々

プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)[Zに標準装備]

ハイラックス プリクラッシュセーフティ

前方の車両や歩行者(昼夜)や、自転車運転者(昼)をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、運転者がブレーキを踏めた場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポートする。

プリクラッシュブレーキは歩行者や自転車運転者に対して、自車が約10~80km/hの速度域で作動する。

レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)[Zに標準装備]

ハイラックス レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、設定した車速内で車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行をサポートし運転者の運転負荷を大幅に軽減する。

レーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付き)

ハイラックス レーンディパーチャーアラート

道路上の白線または黄線や、アスファルトと草、土、縁石等の境界線を単眼カメラで認識し、運転者がウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示によりお知らせします。

さらに、逸脱しようとする方向と反対側の車輪に制動力を加えることで、ヨー(クルマを回転させる力)を発生させ、車線逸脱などの回避をサポートする。

クリアランスソナー&バックソナー[Zに標準装備]

ハイラックス クリアランスソナー&バックソナー

車庫入れなどの低速(約10km/h以下)での運転時に、超音波センサーが車両前方、後方と障害物の接近を感知し、距離と位置をマルチインフォメーションディスプレイの表示とブザーで運転者に知らせる。

ロードサインアシスト[Zに標準装備]

単眼カメラで認識した道路標識を、ディスプレイに表示するシステムで、道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す。

ディスプレイ表示中に速度規制値を超過した場合や、はみ出し通行禁止を表示中に自車の追い越し操作を検出した場合などには、表示の点滅などで運転者に告知する機能も備えている。

ドライブスタートコントロール

シフト操作時における急発進・急加速を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与します。

後退時に衝突し、慌ててアクセルを踏み込んだままシフトを「R」から「D」へ変更した際、表示で注意を促し、エンジン出力を抑制する。

先行車発進告知機能(TMN)[Zに標準装備]

信号待ちや渋滞で先行車に続いて停止し、先行車の発進に気づかずそのままでいる場合には、ブザーとディスプレイ表示でお知らせします。

VSC&TRC

VSCは、急激なステアリング操作や滑りやすい路面などで発生する車両の横滑りをセンサーが検知すると、各輪のブレーキとエンジン出力を制御し、車両安定性を確保します。

TRCは、滑りやすい路面でスリップを抑制し、安定性を確保する。

Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)[Zに標準装備]&LEDフロントフォグランプ[全車標準装備]

力強く、精悍な印象を与えるヘッドランプには、1灯の光源でロービームとハイビームの切り替えが行えるBi-Beam(バイ-ビーム)LEDを採用することで、前方を明るく照射しながら、省電力に寄与する。

またオートレベリング機能により、車両姿勢の変化に応じて照射軸を一定に保ち、先行車・対向車への眩惑防止にも配慮します。

こちらは、今回のマイナーチェンジで変更された箇所である。

緊急ブレーキシグナル

急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動的に点滅し、後続車に注意を促す。

バックカメラ

「距離目安線」と「車幅延長線」を画面に表示し、安心の車庫入れをサポートするバックカメラです。

補助確認装置(2面鏡式)

車両の直前・直左の状況を確認するミラー。

SRSエアバッグ(運転席・助手席エアバッグ+運転席ニーエアバッグ+運転席・助手席サイドエアバッグ+前後席カーテンシールドエアバッグ)

前席乗員の頭や胸の上体に作用する衝撃力を分散・緩和させるSRSエアバッグから、後席乗員の頭部側面まで保護するSRSカーテンシールドエアバッグまで、合計7つのエアバッグを設定している。

歩行者傷害軽減ボディ構造

万一の対人事故に備え、歩行者の頭部や脚部への衝撃を緩和するボディ構造を採用している。

全席ELR付3点式シートベルト(前席プリテンショナー&フォースリミッター機構付)

前席には、前方からの強い衝撃を感知するとシートベルトを瞬時に巻き取り乗員の拘束効果を高めるプリテンショナー機構と、シートベルトに一定以上の荷重がかからないようにすることで乗員の胸部への負担を緩和するフォースリミッター機構を採用している。

ピックアップトラックならではの使い勝手の良いデッキに、快適さにもこだわった室内空間

ハイラックス デッキ

ピックアップトラックといえば、デッキ。

デッキスペースには、最大500kgの荷物が積載可能で、ボディには防錆鋼板をはじめ、サビや腐食に強い素材を採用しているので雨風に強く、ラフな使い方にも十分対応している。

6:4分割チップアップリヤシート[Zに標準装備]

ハイラックス 64分割チップアップリヤシート

簡単な操作で、後席シートクッションをチップアップすることが可能なので状況に応じたスペースの有効活用ができる。

左右別々でも、両方一体でもチップアップできるので、使い方に合わせたアレンジが可能となっている。

リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)[Zに標準装備]

ハイラックス リヤセンターアームレスト

リヤセンターアームレストには、カップホルダー付きになっており、後席の乗員のくつろぎにも配慮している。

小物やドリンクなどスマートに収納

アッパーボックス(エアコン送風機能付)[Zに標準装備]

ハイラックス アッパーボックス

ペットボトルも収納できるアッパーボックスには、エアコン送風機能が備えられている。

※エアコン送風機能は、Zに標準装備

運転席・助手席カップホルダー

ハイラックス 運転席・助手席カップホルダー

ドリンク類はもちろん、小物入れとしても使用可能。

快適さと、安全性にも寄与する機能・装備

オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)/4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ

ハイラックス オプティトロンメーター

今回のマイナーチェンジによって、Zに設定されていたオプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイをXにも設定しました。

昼間でもくっきり見やすく、優れた視認性をもたらしている。

さらに、高精細な4.2インチ液晶画面をメーター内に搭載し、多彩な運転情報をカラーで表示する。
※メーター照度コントロールはZのみに設定

スマートエントリー(運転席・助手席/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー)[Zに標準装備]

スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルのスイッチを押すだけで解錠・施錠ができ、エンジンの始動も、ブレーキを踏みながらエンジンスタートスイッチを押すだけなので、キー操作が不必要です。

オートエアコン[Zに標準装備]

ハイラックス オートエアコン

優れた空調機能により、室内をいつでも心地よい空間にし、見やすい液晶画面で簡単に好みの温度に設定できます。

ステアリングスイッチ

ハイラックス ステアリングスイッチ

オーディオ操作やマルチインフォメーションディスプレイ内の表示切り替え等を、ステアリングから手を離さずに行うことができる。

乗降用アシストグリップ

ハイラックス 乗降用アシストグリップ

フロント、リヤともに乗降時に役立つ大型のアシストグリップを設置し、乗り降りをスムーズにします。

海外トヨタ純正のサイドドアバイザーになります。

4枚入りと車両1台分になります。

さいごに

ハイラックス リアビュー

生まれ変わった、ハイラックスはいかがだったでしょうか?

今回のマイナーチェンジで、フロントフェイスに迫力のあるデザインになったことで、北米で人気のピックアップトラック勢に引けを取らない力強さを感じます。

エンジン性能にも改良を加え、燃費向上を図ったことや安全装備も充実した内容を含ませ、安心して乗ることができる部分も大きな進化と言える。

足回りでもサスペンションの改良により操縦性や乗り心地を向上させている他、Zに標準装備のオートLSDを採用することでトラクション性を向上させ高い車両コントロール性能を実現したことで、いかなる道路状況でも走破性能を高めた。

2つのグレード構成だが、マイナーチェンジによってZに標準装備している機能が秀逸なので、購入するならZグレードがお得感がある。

この記事の参考URL:https://toyota.jp/hilux/

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