普通のクルマとは一線を画している!?斬新なデザインや遊び心を持つクルマ7選を紹介

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現代のクルマは、スタンダードなデザインを持つクルマが多く、これは斬新だ!と思える車種が少ない状態だと言えます。

一昔前のラインアップを見てみると、今ではありえない様な斬新かつ、遊び心を持つ車種があります。

今回は、斬新なデザインを持つ車種や、遊び心を持つ車種を紹介します。

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斬新なデザインや遊び心を持つクルマ7選

トヨタ ポルテ・スペイド

斬新なデザインを持つクルマ ポルテ スペイド

ポルテおよびスペイドは、コンパクトで使いやすいスライドドア付きのトールワゴン型乗用車として、多くのユーザーから支持されたモデルです。

どちらも実用性・乗降性・空間効率を重視した作りとなっています。

ポルテ・スペイドの大きな特徴としては、運転席側は通常のヒンジドアですが、「助手席側に大型の電動スライドドアを採用」していることです。

その助手席側のスライドドアの開口幅は約1m超えで、ベビーカー・車いすの乗降や大きな荷物の積み下ろしがしやすくなっています。

また、2,160mmの室内長と1,380mmの室内高を誇るミニバン並みの室内空間に加え、前後に700mmスライドする助手席シートやチップアップ機構が付いた6:4分割可倒式リヤシートなどにより多彩なシートアレンジを可能としていて、荷室スペースも十分としています。

ポルテには、助手席側のBピラーに子供の身長が測れる目盛りが付いていたり、スペイドのテールレンズ中央部分とヘッドランプレンズ部分には車名を意味する「スペード」形状のマークがレンズ内にデザインされているなど、遊び心が見られます。

なお、両車種ともに2021年1月31日をもって販売終了しています。

ポルテの中古車市場の価格:12.6~150万円(2025年6月20日時点)

スペイドの中古車市場の価格:10~154.6万円(2025年6月20日時点)

トヨタ WiLL Vi

斬新なデザインを持つクルマ will vi

WiLL Viは、2000年1月に登場した、非常に個性的なデザインのコンパクトカーで、若年層、特に女性ユーザーをターゲットに、「クルマ=ファッション」という新しい価値観を提案したユニークなモデルでした。

トヨタ、松下電器(現パナソニック)、アサヒビール、カネボウなどの複数企業が若者向けに立ち上げた「WiLLプロジェクト」の一環となっており、「家具・家電・車・ファッション」が一貫したデザイン思想でつながるというユニークな試みとなった車種です。

エクステリアデザインには、レトロ&近未来な個性派スタイルとなっており、特に話題になったのが後ろ向きにも見えるリアウィンドウとテールゲート形状により、リアガラスが手前に寝ていて、まるで「前と後ろが逆」のような独特フォルムとなっています。

また、ノーマルルーフとなる標準車と、屋根が幌となっているキャンバストップ仕様をラインアップしており、前方から後方にかけて、天井の半分ほどが開く設計で、開放感あるドライブが可能となっています。

2001年12月に販売終了となり、販売期間は2年となる希少性の高いクルマとなっています。

WiLL Viの中古車市場の価格:24.8~98万円(2025年6月20日時点)

ホンダ エディックス

斬新なデザインを持つクルマ エディックス

エディックスは、2004年に登場した異色の6人乗りコンパクトミニバンです。

最大の特徴は、前席3人・後席3人の「2列3×3シートレイアウト」という、非常に珍しいパッケージングで、コンパクトなボディに驚きの居住性と実用性を詰め込んだ、ホンダらしい挑戦的モデルでした。

3×2のシートレイアウトの前席は、ベンチシートではなく3つの独立シートとなっており、3人横並びでき、また、シート幅をややスリムに設計しつつ、助手席の中央席を使わないときは折りたたんで肘置きにすることも可能となっています。

後席も3席独立構造で快適性を確保、6人全員が全方向でベルト着用&ヘッドレストありで、安全面もしっかりと考慮されています。

この様なレイアウトの発想の背景には、「家族4人+おじいちゃん・おばあちゃん」、「友達3人+その子どもたち」など、柔軟な6人乗りの活用を提案し、2列でもしっかり6人乗れる車で、全長をコンパクトに保てるというメリットから生まれました。

2004年7月~2009年8月と5年間で1代限りのモデルとなりましたが、ちょっと変わった、でも実用的な6人乗りを求めている方には今でも魅力的な1台となっています。

エディックスの中古車市場の価格:15~80万円(2025年6月20日時点)

ホンダ N-BOX SLASH

斬新なデザインを持つクルマ N-BOX SLASH

N-BOX SLASHは、2014年に登場した個性派軽トールワゴンで、人気の「N-BOX」シリーズから派生したクーペスタイルの特別モデルです。

ルーフを低く構えたチョップドルーフデザインと、斬新でおしゃれな内外装が特徴で、「ファッション×軽自動車」を体現した異色の存在です。

N-BOX/N-BOX+に比べてルーフを100mm低くした上で、リアに向かってルーフラインを下げ、ウインドウラインをせり上げることで、BOXスタイルでありながら2ドアクーペに見せるように工夫したデザインを採用。

リアドアはスライド式ではなくヒンジ式のドアとなり、ヴェゼル同様にリアドアアウターハンドルをガラス側に配置している。

2トーンカラーや特別塗装も豊富で、ワイドフェンダー調バンパーでファットで愛嬌あるスタイルを演出し、街中でも目を引くデザインとなっています。

2020年に生産終了しており、後継モデルは存在せず、今ではNシリーズの幻の1台として、中古車市場で個性的な軽を求めるユーザーから注目されています。

N-BOX SLASHの中古車市場の価格:25.8~165万円(2025年6月20日時点)

日産 エスカルゴ

斬新なデザインを持つクルマ エスカルゴ

エスカルゴは、1989年に日産が発売した超個性的なレトロ調コンパクトカーで、正式には「Be-1」「PAO」「FIGARO」などと並ぶ、パイクカーシリーズの1つです。

車名はフランス語で「カタツムリ」を表す「Escargot(エスカルゴ)」と、貨物の「Cargo(カーゴ)」をスペイン語読みとした「カルゴ」を掛けたもので、丸く背の高いシルエットや、大きく飛び出したヘッドランプなど、スタイリングもカタツムリがモチーフとなっています。

ボディタイプのバリエーションは、荷室側面の楕円形リアクオーターウィンドウの有無、および、屋根が開放できるキャンバストップ、またはノーマルルーフとの組み合わせで、計4タイプが用意されました。

リアクオーターウィンドウなし・ノーマルルーフのパネルバン型が廉価モデルで、リアクオーターウィンドウおよびキャンバストップの装備がオプションで選択でき、キャンバストップは前方からは電動、後方からは手動で開閉可能です。

2000年の引退まで横浜スタジアムで使用されていたリリーフカーは、エスカルゴの改造車が使用されていました。

エスカルゴの中古車市場の価格:70~199万円(2025年6月20日時点)

マツダ MX-30

斬新なデザインを持つクルマ MX-30

MX-30は、同社が提案する新時代のライフスタイルSUVとして、2020年に登場したモデルです。

「人とクルマの心地よい関係」をテーマに、独創的なデザインと自然素材を活かした室内空間、そして環境に配慮したパワートレインを組み合わせた、非常にユニークな1台です。

MX-30の最大の魅力は、ひと目で印象に残る革新的なエクステリアデザインで、マツダの魂動(こどう)デザインをさらに進化させ、クリーンで削ぎ落とされたシルエットが特徴的です。

クーペ風のデザインとして後方(Dピラー)を大きく寝かせたデザインとしていて、サイドドアには観音開き式の「フリースタイルドア」を、RX-8以来の採用しており、後席へのスムーズな乗降性と遊び心を両立させています。

プラグインハイブリッドモデルでは、「Rotary-EV(ロータリー イーブイ)」を採用しており、EVのように全領域をモーターで駆動し、エンジンによる発電が加わることで更なる長距離ドライブが可能となっています。

発電用に開発された830ccの小排気量仕様ロータリーエンジン8C型をモーターやジェネレーターと同軸上に横置きで配置してモータールームに搭載されており、17.8kWhのリチウムイオンバッテリーや容量50Lの燃料タンクと組み合わせた独自設計のシリーズ式を採用しています。

エクステリアデザインの斬新さに加え、パワートレインにも遊び心を持たせた1台です。

MX-30の新車価格:293.59~494.23万円(2025年6月20日時点)

光岡自動車 オロチ

斬新なデザインを持つクルマ オロチ

オロチは、2006年に登場した国産スーパーカーであり、妖艶で異形なデザインを特徴とした、極めて異端かつ唯一無二の存在です。

「走る工芸品」「和製スーパーカー」などと称され、光岡自動車の理念と美学を体現した1台です。

車名のオロチは、日本神話に登場する巨大な蛇「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」から命名、この名の通り、見る者を圧倒する怪物的なフォルムと、禍々しさすら感じる存在感が魅力です。

フロントマスクは、蛇を思わせる睨みの効いたヘッドライトとグリル形状、サイドからリアにかけてはうねるような筋肉質なボディライン、リアフェンダーのボリューム感やフィン状のデザインなど、獣のような存在感、「空力」よりも「造形の美」に重点を置いた設計となっており、このデザインは、賛否両論を巻き起こしながらも強烈な印象を残し続けており、後にも先にも似た車は存在しません。

光岡の他車種とは異なりベース車はなく、自社製のフレームを使用しているため、珠玉の1台と言えるだろう。

オロチの中古車市場の価格:1398万円(2025年6月20日時点)

さいごに

個性的な車種ばかりでしたね。

MX-30のように、新車で購入できて斬新なデザインを持つクルマや、中古車市場でしか手に入らない車種、台数が少なく希少な車種など、様々な個体があります。

普通が好きではなかったり、人と被らない車種を探している方はぜひ、参考にしてください。

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