アメリカの自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売するブランドの1つである「ビュイック」が、最高級ミニバンの「GL8アベニールコンセプト(Buick GL8 Avenir CONCEPT)」を発表した。
GL8シリーズは、ゼネラルモーターズ(GM)と上海汽車との合弁会社である上海GMにおいて生産販売されており、中国の高級ミニバン市場における、シェアNo.1を誇るモデルであり、1999年に初代モデルの発売を開始している。
日本では馴染みが少ないビュイックだが、日本でも展開している時代がありヤナセなどが正規輸入販売をしていたが、ゼネラルモーターズ(GM)のブランド展開の方針変更により、2000年代に入り日本市場から撤退した経緯があったのだ。
筆者も、ビュイックという名前は知っていたが、日本では見ない車ですよね。
現在の販売市場は、アメリカ・カナダ・メキシコ・中国・イスラエル・台湾で販売されている。
筆者は、前職で台湾に1年出向していた時代があったが、台湾ではよく見かけるクルマであり個人的には見慣れているクルマである。
台湾市場のなかでも、このGL8が多数走っており中国圏では日本でいう、アルファード/ヴェルファイア的な位置づけであることからGL8というミニバンが多く走っていたことを思い出す。
【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト中国市場向けの最高級ミニバンとして送り込まれているGL8アベニールコンセプトとは
既存の、GL8アベニールの内装には専用ボディカラーや本革シートにカシミヤフロアマットなどの豪華で特別な装備が満載のモデルであったが、今回のコンセプトモデルでは更に豪華さを極めたものになり、貴重な天然樹脂塗料を使用したボディカラーにはじまり、オリジナルデザインのグリルとヘッドライトデザインによりエクステリアに差別化を図ったものになった。
インテリアには、4人乗り前提のキャプテンシート(ヘッドレストにスピーカー内蔵)を装備させ、ナビゲーションシステムには、専用コンシェルジュと通信可能なものを用意した。
今回、発表されたGL8アベニールコンセプトの豪華さは圧巻
ビュイックGL8コンセプトのフロントマスクには、片側9連のLEDプロジェクターを装備したウイングデザインヘッドライトを新採用し、斬新な見た目を演出する。
フロントバンパーの開口部には、BUICKのロゴ入りクロームパネルを装備し、フロントグリルのビュイックエンブレムと相まってメーカーの主張と高級感を引き出している。
ショーファーカードリブンとしての後席の高級感はラグジーそのもの。
大型のセンターコンソールには、シャンパンが入りスマートフォンなどの無線充電などの様々なコントロールが可能となっている。
ナイトシーンでは、天井にプラネタリウムのような星空が映し出されるオプションも登場か?
装備されている、マルチスクリーンでは様々な情報を得ることが可能である。
ドアトリムには、個性的なイメージを感じさせるデザインで他メーカーとは一線を画すデザインになっている。
中国市場での最高級ミニバン人気が激化しそう
ビュイックGL8コンセプトの発表以前にレクサスがLMを販売開始し、大きな話題となったがレクサスLMも、送り出した主力マーケットは中国であり今後は中国を初めとするアジア圏でのこのような最高級ミニバンの人気が激化しそう。
今回紹介したビュイックは、もちろんレクサスLMを対抗馬としてラインアップされているだろうから、既存モデルからの大幅な改良が施され打倒レクサスLMで造りこんでくるに違いない。
トヨタではラグジュアリーミニバンとしてグランエースが発売されているが、こちらの車両も日本市場では最高級ミニバンとして位置づけられているので、今後の最高級ミニバンというジャンルが、活性化していきそう。
今後も、GL8アベニールコンセプトの新しい情報が入り次第、皆さんにお伝えしていくのでよろしくお願いいたします。
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