先日、愛車のフォレスターの6ヶ月点検を行うついでに、「STIフレキシブルドロースティフナーリヤ」の取り付けも、いつもお世話になっている「埼玉スバル所沢店」にて行ってきました。
STI系のパーツを取り付けるのは、2022年1月に取り付けを行った「STIフレキシブルタワーバー」以来の施工になり、今回取り付けた「STIフレキシブルドロースティフナーリヤ」は、「STIフレキシブルタワーバー」との共着(タワーバーとドロースティフナーをセットで装着すること)により、最大限の効果を発揮するということだったので、装着を決心しました。
愛車フォレスターの2年目12ヶ月点検と、初のSTiパーツとなる『STiフレキシブルタワーバー』を装着しました | SCP (showono.com)
STIフレキシブルタワーバーを装着した記事はこちら
実際に、STIフレキシブルドロースティフナーを取り付けて、どのように変わったのか?
今回は、STIフレキシブルドロースティフナーの装着と、6ヶ月点検の様子をお話します。
STIフレキシブルドロースティフナーとは?
STIフレキシブルドロースティフナーリヤ(以下、ドロースティフナー)とは、左右のリヤフレームの後端部(リヤバンパーの内部)にドロースティフナーを装着し適度なテンションを掛けることで、走行中のシャシーのしなりを補正し、機敏な初期操舵としなやかな乗心地の両立を果たす効果があります。
四輪の路面接地性を高めることでコーナーリング中の走行安定性が増し、クイックで素直なステアリング操舵感を実現するというパーツになります。
もう少し簡単に説明すると、「車体に引張力を負荷することで、リヤサスペンションからの入力による車体のヒステリシス(現在の変化が過去の変化履歴の影響を受ける現象)を除去し、操舵遅れを低減する」という効果が得られます。
STIフレキシブルドロースティフナーリヤを装着すると、どんな効果が得られるのか?
ドロースティフナーを装着することにより、リヤサスペンションの設計において、車両の安定性と操縦性が向上します。
以下に、ドロースティフナーの特徴を挙げます。
1.フレキシブル(柔軟)な設計:ドロースティフナーは、車体とリヤサスペンションの間に取り付けられる部品で、特徴としては柔軟性を持ちながら、車体とサスペンションを結びつける働きを行うことにより、サスペンションの動きをより正確に制御する効果を発揮します。
2.ドロースティフナー(引っ張り補強)の役割:ドロースティフナーは、車体の後方に位置し、車体とリヤサスペンションの間で引っ張り力を生み出す役割を果たします。この引っ張り力により、車体の剛性が向上し、操縦時の応答性や安定性が向上します。
3.リヤサスペンションの制御:ドロースティフナーは、リヤサスペンションの動きを制御する働きを持ち、走行時におけるボディロールや不要な動きを抑制し、操縦安定性を高める効果があります。
4.スポーティな走行性能:ドロースティフナーは、スポーティな走行性能を追求するために開発されており、より直感的なハンドリングや高速走行時の安定性を提供し、ドライバーに優れた操縦感を与えます。
ドロースティフナーを装着することで、以上のようなメリットがあります。
装着後、筆者が感じたメリットとデメリット
実際に、取り付けたあとの体感ベースでメリットとデメリットについてお話します。
メリット
取り付け後、明らかに変わっている状態に気づくのに時間は掛かりませんでした。
まず、クルマの接地感が増して、路面をしっかりと4輪で這っているフィーリングになりました。
そして、コーナリングではレスポンスが向上し、ステアリングの動きに対するクルマの動きが早くなり、さらに自分の思い通りにコントロールできるフィーリングが感じられました。
特に変化が感じやすくなった場面が、コーナリングの出口での嫌な横揺れが解消され、まさに自分の運転がうまくなったと錯覚するほどクルマの安定性が増しました。
レスポンスが向上した恩恵として、ゆるいカーブなどでは、本当に少しのステアリング操作でクルマが曲がっていくので、大きなステアリング操作がなくなり、さらに快適性の向上にも繋がっていると感じました。
デメリット
接地感が高まった分、道路の凹凸に対する突き上げ感が感じやすくなり、人によっては突き上げ感が気になる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、筆者の感じ方は突き上げ感が出たものの、しっかりと「いなし感」が出ていて、不愉快を感じる突き上げ感ではないと感じているので、オンロードメインの筆者は問題ないと感じております。
しかし、このような突き上げ感を感じたからには、オフロードで走行した場合には、突き上げ感が厄介になるフィーリングをもたらす可能性は否めないです。
筆者のようにオンロードメインでは問題ないですが、オフロードメインの場合にはかなりダイレクト感のある乗り味になることを覚悟したほうがいいと思います。
もうひとつが、ステアリングの操作に対するクルマのレスポンスが上がった分、少しのステアリング操作をクルマが反応してしまうので、悪い意味でクイックになりすぎている感じがしました。
遊びがなく、クイックな動きになっているため、ノーマル状態のフォレスターのような「ゆったり感」は損なわれてしまいます。
【6ヶ月点検の内容】h2
今回の6ヶ月点検では、ウォッシャー液の補充、冷却水の補充、オイル交換を行ってもらいました。
ほかは特に問題ないので、以上で終了です。
他、消耗品についてですが、直近ではタイヤが次回の車検では多分通らないということだったので、次回の車検までにはタイヤ交換をしなくてはならないです。
またタイヤ交換については、行ったら報告させていただきます。
さいごに
STIフレキシブルドロースティフナーリヤを取り付けた感想ですが、正に『フォレスターの完成形』を感じました。
これまで、何もつけていない状態から、まずフロントのSTIフレキシブルタワーバーを取り付け、それから1年半経ってから今回のドロースティフナーを取り付けたことにより、さらにクルマの動きやレスポンスの変化が感じられたので、大満足の結果になりました。
STI社も、タワーバーとドロースティフナーの共着を勧めていて、実際に今回取り付けてみて、言っている意味が分かりました。
正直、タワーバーだけで満足感が高く、ドロースティフナーは取り付けなくても良いかなと思っていましたが、やはりドロースティフナーとの共着によってフォレスターをより完成形に近づけれると思います。
私のように、タワーバーだけ取り付けている方も多くいらっしゃると思いますが、さらにスバル車フォレスターの走りを楽しみたい方には、是非ドロースティフナーを共着することをオススメします!
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