突然ですがSUBAROAD(スバロード)というアプリは御存知ですか?
実はこのアプリは、2021年12月7日にSUBARUによって、「走りがいのある道と、新しい発見を提供する、SUBARUオーナーのためのドライブアプリ」として、リリースされました。
スバリストさんなら知ってて当然、スバル車歴2年8ヶ月のひよっこスバリストの筆者は、最近このアプリの存在に気づきました。
このSUBAROADは、効率を最優先して目的地へ移動する従来のカーナビゲーションでは必ずしも案内されなかったワインディングロードや、海や山など自然の景観を楽しめる道、地域の魅力を感じられる名所等、SUBARU車の基本性能の高さと地域の特色を愉しみながら気持ちよく走ることのできるドライブコースを案内する。といったアプリになっています。
このアプリの存在を知ったら、走りに行かないわけにはいきません。
今回は、SUBAROARD(スバロード)を使って走りに行ってきたので、レビューします。
楽天で1位を獲得したLEDヘッドライトはこちら複数のドライブコースから、自分好みのドライブコースを選択
SUBAROARDアプリを開くと、まず「コースを選択」という表示になり、いくつかのドライブプランがエリア別に予め用意されていて、そのルートをそのまま走ることもできるし、経由地を自由に追加することで自分好みのルートへとアレンジすることもできます。
現在用意されているコースは、伊豆(東海エリア)が3種類、房総(関東エリア)、群馬(関東エリア)、広島(中国エリア)が2種類の7種類が用意されており、今回筆者は「群馬(関東エリア)」を選択し、走りに行きました。
ドライブコースやBGMの選択が可能
行きたいコースをタップすると、まず「コースの編集」を行うことができます。
下へスクロールをしていくと、どんな道を通って行くのか確認することができます。
SUBAROADが提案するコースの合間に、+マークによって追加できる経由地を選択することができます。
今回、筆者はコースの追加はせずに通常のコースを選びました。
コースを選ぶと、次に「BGM選択」に移り、BGMを選択することができます。
BGM選択では音楽ストリーミングサービスの「AWA(アワ)」と連携することができ、ドライブルートの場所にリンクし、音楽を流すことができる。
AWAを選択すると、1.旅の始まりに聴きたい曲は?から始まり、8.ドライブの最後を飾る曲は?と、そのシーンに合った音楽を予め、設定することができます。
他にも、ご自身のスマートフォン端末に保存されている楽曲からも選択することが可能なので、AWAに好みの音楽がなくても好きな音楽が楽しめます。
もちろん、BGMなしの設定もできるので、その時の気分にあったBGM選択できるのもドライブをより楽しいものにします。
今回、筆者は普段からクルマでは音楽を大音量で聞きながら走ることが多いので、今回は敢えて「BGMなし」を選び、走りました。
他にもBGMがあってもなくても、現在走行している場所にちなんだ歴史や物語を解説してくれたり、向かっているスポットでの愛車との写真の撮り方をアドバイスしてくれたり、素晴らしい景色をアナウンスしてくれたり、様々な情報を音声アナウンスで教えてくれるので、飽きずにドライブを楽しむことができます。
いよいよSUBAROADによるドライブコースに出発
上述したBGM選択が終わると、コースの確認をし良ければ保存をタップ。
すると、アプリの表示が切り替わり、「出発する」という項目をタップすると、出発前の安全に利用する方法やスマートフォンとクルマへのBluetoothとの接続を促すアドバイスを了承すると、スタート地点からナビゲーションが始まります。
まずは、スタート地点に行かないとコースのナビゲーションが始まらないので、スタート地点へ向かいそこでSUBAROADアプリを開こう。
道の駅こもち(出発地点)からアルテナード、渋川松井田線(伊香保付近)を走り、榛名湖南駐車場へ
出発地点へ到着し、SUBAROADを開くと、出発地点へ到着したこととSUBAROADのスタートを促されます。
いよいよ出発です。
どのようなドライブコースが待ち受けているのかと、ちむどんどん…いや胸がワクワクします(笑)
スタートし走り始めるとクルマのナビゲーションのように、曲がるポイントで音声などが出て非常に分かりやすいのですが、曲がるポイントを予めアナウンスしてくれるのは問題ないですが、曲がる直前のアナウンスのタイミングが本当に直前過ぎて、人によっては曲がるポイントを見逃してしまうと思います。(ちなみに筆者も1度だけ間違えた)
こういったところでは、SUBAROADのナビゲーション画面を注視して見ないといけないので、少し不便で危ない場面になりかねないと思います。
この点については、要改善ポイントだと筆者は思う。
話がそれましたが、出発地点より少し走り出すと、出発地点まできた大通りメインの道とは打って変わって、上り道のワインディングロードが始まり、いつの間にかすっかり峠道を走っていました。
ヘアピンカーブなども多いことから、大人気の走り屋漫画である、頭文字Dの世界でも走っているコースを自分でも走れて、雰囲気と走りがいを思う存分楽しめました。
1番目のスポット、「榛名湖南駐車場」に到着する前に、アナウンスで「榛名湖をバックに榛名富士と愛車の撮影スポット」だという事と、「撮るスマートフォンは上下を逆さにして撮ることで、ローアングルによる壮大な写真が撮れますよ」といった、撮影のテクニックなども教えてくれるので、非常に面白いアナウンスをするなと思いました。
この日は、午前中は少し曇っており、榛名湖に着いたときは霧が出ていて榛名富士を一望することはできませんでしたが、霧が出ている雰囲気も、これはこれで良い情景だなと思い、思い出の写真を撮ることができました。
榛名湖南駐車場から高崎東吾妻線①、高崎東吾妻線②、渋川東吾妻線を走り、道の駅霊山たけやま駐車場へ
榛名湖南駐車場で、愛車の撮影や小休憩をはさみ、次の経由地は「道の駅霊山たけやま駐車場」に向かいます。
榛名湖南駐車場は、標高約1,100メートルの場所にあることから、道の駅霊山たけやままでは、ダウンヒル(下り坂)が続くコースとなっています。
峠道のようなワインディングロードで、しかもダウンヒルだったので、アクセルを踏まなくてもぐんぐんスピードが出てしまうようなコースだったので、パドルシフトによるシフトダウンを駆使し、気持ちよくダウンヒルが楽しめました。
平日だったことも相まって、他車も走っていなかったので、本当に気持ちよく走れました。
経由地の霊山たけやまに到着する前に、アナウンスで霊山たけやまにはその地の農家さんによって採れた新鮮な野菜を販売していたり、十割による手打ちそばを味わうことができるので、ここらへんで休憩はいかがですか?と、ちょうど休憩したいなぁと思っていたところだったので、タイミングの良いアナウンスだなと思いました。
道の駅霊山たけやま駐車場から、四万岩本線を走り四万の甌穴群へ
道の駅霊山たけやまから、次に向かう場所は「四万の甌穴群」になります。
群馬県の指定天然記念物にもなっている、四万の甌穴群とは、川の流れが渦巻き状になることより石や砂が同じところを循環し、川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴で別名ポットホールとも言います。
数万年もの長い月日をかけてできた、自然が作り出す「大彫刻」といっても過言ではありません。
クルマを駐車場に止め、実際に甌穴群となっている場所まで散策しましたが、、非常にきれいな光景で流れている水が青く見えるのが幻想的でした。
川の近くまで行くと、ひんやり涼しく感じられ、この日はとても暑かったのでとても気持ち良い場所でした。
道の駅霊山たけやまから、この四万の甌穴群までの道のりは、アップダウンが激しくなく直線も適度にあり、コーナーも緩めの道が続いているので、中々のスピードに乗って走る事ができました。
四万の甌穴群から、ゴール地点の四万川ダムへ
四万の甌穴群をあとにし、いよいよ群馬コースのフィナーレ「四万川ダム」へ向かいます。
四万の甌穴群から、四万川ダムまではまたダウンヒルとなり、スピードに乗りながらコーナーを気持ちよく走れたので、これまた良いコースだなよ思いました。
四万川ダムまでの道のりでも、走りながら見れる景色を教えてくれたり、次回はこの場所に行った方がいい等と、相変わらずドライブを飽きさせない情報を読み上げてくれるので、BGMなしでも十分に楽しめます。
最後は、四万川ダムになりますが、SUBAROADは敢えて四万川ダムの下の方までナビゲーションしているので、到着すると圧巻のダムを見ることができました。
ダム周辺を散策し、これにてSUBAROADの群馬コースは終了です。
さいごに
SUBAROADの群馬コースは、アプリによると走行距離77km、走行時間2時間となっていたので正直、中々長い旅になりそうだな。と思っていましたが、もうこれで終わり?となるくらい、あっという間にドライブが終わってしまいました。
こう感じるのは、相当このドライブコースが面白かったことが挙げられます。
走りに集中できるコースだったり、景色を眺めながらゆったり走ることもできるし、何より経由地に着くタイミングがバッチリなので、適度に休憩を取りながら無理なくドライブコースを走ることができました。
今回、SUBAROADを使ってみて感じたメリットは、自分が考える目的地が無くてもSUBAROADが目的地を決めてくれるので、完全にノープランでも気軽にドライブが楽しめることです。
そして、従来のカーナビゲーションでは出てこない、走りがいのある面白いコースに誘ってくれるので、普段通らないような知らない道が走れるので、刺激になります。
他にも、経由地は基本的にトイレがあったり物品販売などを行っている施設になっていますが、経由地以外にも走っていると、道の駅などのスポットもあり臨機応変に立ち寄ることができるコースになっているなと感じました。
今回の群馬コースを振り返っても、またいつか走りに行きたいと思えるコースでした。
逆に感じたデメリットは、上述した曲がるポイントの直前のアナウンスが、本当に直前すぎることです。
直前の前に予めのアナウンスもありますが、ほぼそちらを参考にしていました。
あとは、経由地から経由地まの道のりについて、距離や到着予定時刻などを表示すると、より次の行動が把握しやすい道のりになると思います。
他にも、小さなことですがゴール地点についた途端に、すぐにフェードアウトするアナウンスにも少し悲しい感じがしました(笑)
すごいあっさりした終わり方だったのでびっくりしました(笑)
総評して、とても楽しめるドライブコースだったので、次回は違うコースも走りに行ってみたいと思います。
そして、スバル車のみならず他メーカーのクルマでも、もちろん楽しめるコースとなっているので皆さんSUBAROADを使ってドライブはいかがですか?
SUBAROADについては、こちらをタップ(クリック)
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