FIAT 500C(フィアット チンクエチェント C)は、FIAT 500(チンクエチェント)をベースに、屋根にソフトトップ(幌)を用いり、オープンエアを楽しめるモデルだ。
フィアット 500(FIAT 500)の歴史は古く初代モデルは1936年から登場しており、現行型の3代目となるモデルは2007年より販売開始されている。
500シリーズは今や、日本国内のみならずヨーロッパをはじめ世界的なヒット作となり、2つある生産拠点のうち9割以上を生産するポーランドティヒの工場では2013年4月(発売から5年9ヶ月)に生産台数100万台を突破し、もうひとつの生産拠点メキシコトルーカの生産分をあわせると、100万台達成時点で110万台となった。
通常モデルのFIAT500でも十分にオシャレではあるが、ソフトトップを纏った500Cは500と違ったオシャレさを感じるので、どちらを選ぶか悩ましいところだ。
今回は、フィアット500Cについてお伝えしていきます。
車名の由来は、最初期型の排気量の「500」からきており、500をイタリア語でチンクエチェントと呼び、愛称でチンクとも呼ばれたりする。
Cはカブリオレの略となっている。
フィアット500Cの価格は
グレード | エンジン | 価格 |
500C 1.2 Pop | 1.2L 直列4気筒 SOHC | 266万0,000円 |
500C TwinAir Lounge | 0.8L 直列2気筒 インタークーラー付ターボ | 295万0,000円 |
電動ソフトトップの開け方を気分で選べるエクステリアデザイン
500の可愛さをそのまま受け継ぎ、さらに気分が上がる電動ソフトトップを採用している500Cは、スイッチを押すだけで、ソフトトップの開け閉めが自由自在です。
ソフトトップの開け方には2種類あり、リアウインドー部分を残し屋根部分のみのオープンと、リアウインドー部分も全て開くオープンをその日の気分に合わせて選択できます。
こうした開け方により、500ならではのキュートなボディラインを損なわずにオープンスタイルによって、お陽様の光と心地よい風を感じて走る爽快なドライブが出来るのも500Cならではの愉しさを感じれます。
カラーコンビネーション
ボディカラーと幌の組み合わせによって、貴方好みのカラーコンビネーションを作れます。
Bossa Nova White/Ivory(ボサノバ ホワイト/アイボリー)
Bossa Nova White/Red(ボサノバ ホワイト/レッド)
Pasodoble Red/Ivory(パソドブレ レッド/アイボリー)
Ice White/Ivory(アイスホワイト/アイボリー)
Ice White/Red(アイスホワイト/レッド)
丸くてキュートなスタイリングに、モダンなクロームパーツ、テールライトの中心部にはボディ同色にするなど、特徴的なディティールを持ち、オシャレでクールな魅力が多く含まれている。
低燃費で、幅広い回転域でストレスフリーなドライブフィールをもたらす2つのエンジン
フィアット500Cには、グレード別によって搭載されるエンジンが異なります。
1.2L 8Vエンジン
1.2Popに搭載されるエンジンは、排気量1,240ccとなっており長く親しまれているFire(ファイヤー)シリーズエンジンにリファインを重ねることで圧縮比を上げ、パワーアップを図り、同時に動力性能を一切損なうことなく同クラス中トップの燃費経済性を達成している。
エンジンの最高出力は、51kW(69PS)/5,500rpmで発生し、最大トルクは102Nm(10.4 kgm)/3,000rpmと、低い回転数で生み出すことが特徴だ。
0km/hから100km/hまでの発進加速テストでは12.9秒を達成し、卓越した燃費経済性と優れた加速性能を両立させることに成功している。
1.2 8Vエンジンの燃費は、JC08モードで19.4km/Lとなっている。
TWIN AIR
TwinAir PopとTwinAir Loungeに搭載されているエンジンは、875ccインタークーラー付きターボエンジンで、可変吸気バルブタイミングMultiAirテクノロジーを導入、吸気効率・燃焼効率を追求しパフォーマンスとエコノミーを高次元でバランスさせた2気筒8バルブエンジンとなっている。
最大出力は、63kW(85PS)/5,500rpmで発生し、最大トルクは145Nm(14.8 kgm)/1,900rpmという低回転域にて発生する。
直列2気筒特有の振動もカウンターバランサーシャフトで抑え、幅広い回転域でストレスの無い加速とドライブフィールを実現し、さらには前後長の短い2気筒エンジンを横置搭載し、1.2モデルと同等の最小回転半径4.7mを確保しているので、コンパクトサイズのボディと相まって運転者が意図する通りの取り回しが可能となっている。
TWIN AIRの燃費は、JC08モードで24.0km/Lとなっている。
デュアロジック(DUALOGIC)
デュアロジックトランスミッションは、乾式クラッチやマニュアルギアメカニズムなど、マニュアルトランスミッションが有するすべての特性(オートマチックトランスミッションに比べて軽量な構造、高い耐久性と信頼性、高い動力伝達効率による低い燃料消費量)を一切損なうことなく、電子制御式油圧作動機構がクラッチとシフトレバー操作を自動制御する。
デュアロジックを搭載することで、マニュアルトランスミッション特有のダイレクトな感覚に加え、パフォーマンスを大きく向上すると同時に、コントロールシステムがドライバーによるミスシフトを防ぎ、トランスミッションの誤作動を回避するため、運転中の安全性を大幅に向上している。
コンパクトサイズならではの、小回りが利くパッケージング
丸くてキュートなフォルムを持つ500Cのボディサイズは、全長3,570mm×全幅1,625mm×全高1,505mm、ホイールベース2,300mmを活かし、細い道や曲がり角が多いイタリアの街だって、コンパクトサイズと足回りの良さでスイスイラクラクこなします。
さらに、500Cはボディの剛性がしっかりしているので、安定感もバッチリです。
7つのエアバッグを搭載し、安全面に対しても怠らない
クラス史上初となる7つのエアバッグ(フロントデュアルエアバッグ、サイドエアバッグ、ウインドーエアバッグ、運転席ニーエアバッグ)を標準装備し、同セグメント中トップクラスの安全性を実現している。
安全装備品のすべてが融合することで、卓越した安全性能を誇ります。
7インチタッチパネルモニター付Uconnect
ラジオやUSB入力に対応したメディアプレイヤー機能、Bluetooth1ハンズフリー通話機能はもちろん、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、スマートフォンとの連携が強化されている。
Uconnectにスマートフォンを接続すれば、タッチパネルから、直接スマートフォン内のマップ、ミュージック、電話などの使用が可能となり、またSiriやGoogleアシスタントを利用して、音声入力で操作することも可能です。
日頃から使い慣れたアプリをそのまま利用できるので、より安全で直感的、そしてシームレスな体験を車内でも楽しむことができる。
純正ミラー交換タイプのデジタルルームミラーになります。
圧倒的な視界で、安全性を高めます。
さいごに
フィアット500Cは、いかがだったでしょうか?
ただでさえ、人気の高い500シリーズですがこのカブリオレモデルによってさらにアクセントが光りますね。
ボディカラーとソフトトップの2トーンによって、オーナーの個性を表現できるし、電動によって誰もが簡単にオープン/クローズドが出来る操作性の良さも大きなメリットだ。
個人的には、フルオープン時に幌がトランク上部に収まり段重ねになっている時のスタイリングが、古き良きといった感じで好みだ。
開放感あふれる500Cは、よりドライブが楽しくなる1台だ。
この記事の参考URL:https://www.fiat-auto.co.jp/500c/
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