こんにちは、SCPです。
今回は、タイトル通りトヨタとスバルの共同開発車となっているFRスポーツ、「BRZ」に試乗をしてきました。
初代BRZは、2012年にトヨタ86の兄弟車として登場し、当時トヨタのカローラレビン・トレノ(AE86)の後継車として、スポーツカーファンを中心に大いに話題となった車両となった。
その初代BRZが、8年の時を経て2代目として生まれ変わりました。
2021年7月29日にフルモデルチェンジ版の発表をしたばかりの、新型BRZについてお話します。
新型BRZと先代BRZの違い
2代目BRZになり、大きな違いのひとつがエンジン排気量である。
先代BRZに搭載されるエンジンは、「FA20型」の2.0Lエンジンとなっており、新型BRZは「FA24」を搭載し、排気量は先代に比べ400CCアップの2.4Lエンジンが搭載されています。
これにより、エンジンパワーがアップし、最高出力は207PS/7,000rpm(先代モデル)に対し、235PS/7,000rpm(新型モデル)と28PSアップし、最大トルクは212N・m(21.6kgf・m)/6,400-6,800rpm(先代モデル)に対し、250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpm(新型モデル)と、38N・m向上している。
大きく変更している点はトルクであり、先代の課題であった中回転域の「トルクの谷」を改善しており、低回転域からトルクフルな走りを実現している。
担当営業の方も、先代での欠点であったトルクについて改善がされ、よりパワフルに感じられる仕様になっていると仰っていました。
次に、ボディサイズの変更です。
重量は、先代に比べ20Kg増加し、全長では30mm拡大されている。
全幅は変わらないものの、全高は10mm低くなっており先代のワイド&ローな見た目は踏襲されており、よりスポーツカーらしい見た目へと変化した。
ここでも、営業担当の方は水平対向エンジンの採用により、より低いフォルムを実現できると仰っていました。
安全装備面でも大きな飛躍があり、6速AT車にはスバルの「アイサイト」が搭載されるとのこと。
これにより、被害軽減ブレーキシステム(プリクラッシュブレーキ)や、全車速追従機能付クルーズコントロール(ACC)などの、運転支援システムの搭載により事故を未然に防いだり、運転の疲労軽減につながる装備がされるのは、うれしい限りだ。
新型BRZに試乗できるとのお誘いを受ける
愛車のフォレスターを購入したお店は、「埼玉スバル所沢店」であり、筆者の同級生がサービス部門に所属しているため、その友人から「新型BRZが試乗できるよ」とお誘いしてくれたので、翌日に試乗できるように予約を取ってくれました。
これまでに、フォレスターの「バグガードの装着」や「バックランプのLED化」など、点検のタイミングに筆者の要望でカスタマイズしてくれて、本当に助かっております。
※指定工場のため、保安基準に適合しないカスタムは一切行っていません。
フォレスターのバグガード装着した記事はこちらから
話を戻して、遂に新型BRZとご対面。
初めて見る実車は、レッドカラーのBRZ
店舗に向かっている中、「試乗するBRZの色は、WRブルー・パール」だったら良いなぁ。と思っていたのですが、試乗車はなんと有償カラーである「イグニッションレッド」の個体でした。
これはこれで、スポーツカーらしく決まっているなぁと感じました。
用意されている試乗車には、スバル純正のオプションパーツがこれでもかと付いている状態で、「ボルテックスジェネレーター」「トランクスポイラー」「LEDアクセサリーライナー」「リヤアンダーディフューザー」「リヤフォグランプキット」と、総額26万6,860円の外装パーツに加え、STiスポーツパーツの「STiサイドアンダースポイラー」と「STiリヤサイドアンダースポイラー」のStiスポーツパーツだけで9万6,140円、併せて36万3,000円のカスタマイズパーツが装着された、BRZとなっておりシンプルなデザインの中にも外装パーツによって、キリッとした印象を持つBRZでした。
試乗車は6速MT
早速、試乗に向かいますが筆者はマニュアル車に乗るのが軽く10年以上ぶりとなっていたので、乗れるか非常に不安でした。
しかし、その不安が的中し、走り始めは慎重に操作を行い発進はなんとなくは出来たのですが、それから慣れていくにつれ、クラッチ操作を雑に扱ってしまい、途中エンストを起こすことも。。。
以外にクラッチが重めと感じたので、担当営業の方に「意外にクラッチが重い」と話したら、「先代に比べ、クラッチの繋がるポイントが分かりやすいように少し重めのセッティングにした」と回答してくれました。
普段、AT車しか乗っていないので、クラッチの重さの感じ方はそれぞれ感じ方はあるかもしれませんが、乗り慣れていないと重く感じてしまうかもしれません。
※乗り終えたあと、同級生にクラッチが重いよ。と話したら「いやいや、軽いよ」と。。乗り慣れているとやはり感じ方は違うかもしれません。
店舗の周りを少し走り、ようやくエンストもしないで走れるぞ。となったぐらいで、試乗は終了。
慣れてきたくらいで試乗が終了してしまう。これ、あるあるですよね。
試乗するのと試乗しないのとでは、かなり差はあると思いますが、実際には納車されて乗ってから気付くことっていっぱい出てきますよね。
あくまでも試乗は試乗なので、視界やシートの感触や内装の質感などは実際に触れて分かることがあるものの、「走り」に関しては試乗だけでは分からない部分がほとんどだと思います。
しかし、今回のBRZの試乗は筆者にとって、久しぶりのマニュアル車ということも有り、良い経験をさせてもらったので、埼玉スバル所沢店さんと、誘ってくれた同級生には感謝です。
試乗後の担当営業さんとの雑談で、スバルや今後のラインアップについて色々教えてもらいました
試乗後、店舗内で雑談をしましたが、新しい情報をキャッチすることが出来ました。
現行型のレヴォーグが、現在1.8Lターボエンジンのみのラインアップとなっていますが、11月頃に「2.4Lターボ」モデルが登場するとのこと。
他にも、新型「S4」が登場すると教えてもらいました。
スバルは、ユーザーの声を大事にしており、意見などを取り入れ開発するのがスバルの強みであり、上述したBRZのクラッチフィーリングの変更だったり、レヴォーグの2.4Lターボモデルの今後のラインアップにしても、ハイパワー版のレヴォーグをユーザーは求めているという声を、具現化しています。
ユーザーの声を、そのまま反映されるからこそスバルユーザーは、ずっとスバル車を選択するというサイクルが確立しているんだなと思いました。
それならば、筆者もフォレスターの弱点を伝えとこう。ということで、夏場での車両停車時にほとんどと言っていいほど、アイドリングストップが働き、エアコンが切れてしまい(送風状態になる)車内が暑くなってしまうよ。と話したら、「分かります。しかし、こんな手がありますよ。」と教えてくれたのが、エアコンの設定温度を一番低い「Lo」まで下げてしまうことで、クルマ自体が暑い車内と認識し、アイドリングストップがされないとのこと。
普段、私が設定している温度は22℃~26℃位までの設定にしかしないので、一般的に設定している温度ではアイドリングストップが作動するとのこと。
本当に暑く、アイドリングストップしないようにするためには設定温度を「Lo」にして下さい。
※裏技みたいで、相談してよかったと思いました。
こういった、いちユーザーの声も反映されればいいなと思い話した結果、裏技的な方法を教えてもらったのでたまには、担当営業さんとのコミュニケーションも必要だなと思いました。
他にも、スバル車のシェアは4%ほどとなっており、トヨタがほぼ50%近くのシェアを持っていることからだいぶニッチなメーカーであることもの分かりました。
あとは、スバル車はかけるべきところにお金をかける自動車づくりを行っているため、中々クルマに興味のない方にとっては、価格帯が高いと感じてしまうことが多いとのこと。
確かに、筆者はフォレスターが初めてのスバル車でしたが乗ってみると、しっかりとした走行性能やSUVとは思えないほどのコーナリング性能の良さや、運転支援システムの「アイサイト」の賢さなど、他メーカーに比べて走りの楽しさや安全面の高さなど、納得のいく性能を見せてくれたので、スバル車にハマってしまう気持ちが分かりました。
※特にスバルの回し者ではないのでご了承下さい(笑)
ヘッドライトやテールランプのカスタムで有名なヴァレンティ(VALENTI)の、スバルBRZ・トヨタ86に対応するテールランプ一式になります。
今流行のシーケンシャルウィンカー(流れるウィンカー)が、他車との差別化を図ります。
さいごに
BRZの試乗体験についてお話しましたが、いかがだったでしょうか?
筆者は、久しぶりに2ドア、そしてFRで6速MTといういわゆる「ピュアスポーツカー」のBRZに乗らせて頂きましたが、本来の走りの部分は残念ながらわかりませんでしたが、スバルらしさを体感できたのがいい経験となり満足しております。
今回の新型BRZを皮切りに、レヴォーグのラインアップの拡充、新型アウトバックの登場、新型S4の登場など今年のスバルは1年の後半戦になって新登場祭りとなるので、今後のスバル車に目が離せません。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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