2022年1月分の各メーカーのリコール・改善対策届出一覧

車の情報

こんにちは、SCPです。

2022年に入り、早くも1ヶ月が終わってしまいました。

寒い日が続き、コロナウィルスの感染がさらに拡大しているので、これからも感染防止や体調管理に気をつけましょう。

それでは、今回は2022年1月に発表されたリコール対象となった車種についてお伝えします。

2022年1月のリコール届出情報(国産車)

スズキ アルト 計1車種 計2型式を対象(6日)

リコール2022.1 アルト

・不具合の部位(部品名)
車体(カーテンエアバッグ)

・状況及びその原因
カーテンエアバッグにおいて、クッションの縫製が不適切であったため、カーテンエアバッグの展開が適切に行われないものがある。

そのため、衝突時にカーテンエアバッグによる乗員頭部の衝撃吸収性能が不足するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、カーテンエアバッグを良品に交換する。

スズキ アルト 計1車種 計2型式のリコール届出一覧表

スズキ アルト 計1車種 計2型式の改善箇所説明図

ニッセキ HTR306 他 計4車種 計4型式を対象(17日)

リコール2022.1 ニッセキ HTR306

・不具合の部位(部品名)
走行装置(ハブボルト)

・状況及びその原因
ロータリ除雪車の走行装置において、ホイール取付用ハブボルトの強度が不適切なため、ハブボルトが折損するものがある。

そのためブレーキドラム内にハブボルトとハブナットが脱落し、そのまま使用を続けると、ブレーキドラムとブレーキシューの間にハブボルトとハブナットが?み込み、最悪の場合、タイヤの回転が停止して走行出来なくなり、他の交通を妨げるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、暫定措置としてハブボルトの打音検査及び正規トルクにて締付、そのハブボルトの締付状態を確認する。

なお、上記結果より異常が確認された場合は、当該車両のハブボルトとハブナットの全数を新品に交換する。

今回の措置については、緊急性を要したため、必要な検証が終了次第、再度届出を実施の上、恒久措置を行う。

ニッセキ HTR306 他 計4車種 計4型式のリコール届出一覧表

ニッセキ HTR306 他 計4車種 計4型式の改善箇所説明図

ダイハツ ロッキー他 計2車種 計2型式を対象(20日)

リコール2022.1 ロッキー

・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジン制御コンピュータ)

・状況及びその原因
ハイブリッド車において、発電に用いるエンジンの制御コンピュータのプログラムが不適切なため、走行中にエンジンが停止した直後の加速時に再始動できないことがある。

そのため、エンジン警告灯が点灯して加速不良となり、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、バッテリ残量不足により走行不能になるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、エンジン制御コンピュータのプログラムを修正する。

ダイハツ ロッキー他 計2車種 計2型式のリコール届出一覧表

ダイハツ ロッキー他 計2車種 計2型式の改善箇所説明図

トヨタ ハリアー 計1車種 計4型式を対象(26日)

リコール2022.1 ハリアー

・不具合の部位(部品名)
灯火装置(後面方向指示器)

・状況及びその原因
後面方向指示器において、LEDソケット内の回路基板の耐水性が不十分なため、雨水等がソケットに滴下して当該基板に結露が発生することがある。

そのため、結露した状態での通電と乾燥を繰返すと、基板上に短絡回路が形成され、最悪の場合、後面方向指示器が作動しなくなるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、後面方向指示器のLEDソケットを対策品に交換するとともに、一部車両に対しては、当該ソケットの組付けを可能にするハウジングに交換する。

トヨタ ハリアー 計1車種 計4型式のリコール届出一覧表

トヨタ ハリアー 計1車種 計4型式の改善箇所説明図

UDトラックス クオン 他 計2車種 計27型式を対象(27日)

リコール2022.1 クオン

・不具合の部位(部品名)
突入防止装置(リアバンパーブラケット)

・状況及びその原因
大型トラックのリアバンパーブラケットにおいて、当該ブラケットの構造体同士を締結するリベット止めが不適切なため、保安基準第18条の2(突入防止装置の基準)に定める強度要件を満たしていないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、リアバンパーブラケットのリベット部位を確認し、塑性変形が基準を満たしていない場合は良品に交換する。

UDトラックス クオン 他 計2車種 計27型式のリコール届出一覧表

UDトラックス クオン 他 計2車種 計27型式の改善箇所説明図

2022年1月のリコール届出情報(輸入車)

メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計35車種 計39型式を対象(12日)

リコール2022.1 GLB200d

・不具合の部位(部品名)
後写鏡等(画像表示装置)

・状況及びその原因
画像表示装置(カーナビのモニタ)において、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムが不適切なため、起動時に何も表示しない、あるいは、起動後に再起動し数秒間画像表示が途絶えることがある。

そのため、画像表示装置による直前直左視界の確認ができないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムを対策仕様に書き換える。

メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計35車種 計39型式のリコール届出一覧表

メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計35車種 計39型式の改善箇所説明図

シボレー コルベット 計1車種 計1型式を対象(13日)

リコール2022.1 コルベット

・不具合の部位(部品名)
電気装置(トランスミッションコントロールモジュール)

・状況及びその原因
トランスミッションコントロールモジュールのソフトウェアが不適切なため、他のコントロールモジュールと通信不良が発生し、通信不良を検出した場合、警告灯が点灯しないことがある。

そのため、予期せぬ状況でコーナリング時に本来の性能が発揮できないなどの影響が出るおそれやエンジン始動時後にパーキングロックが解除されないことにより、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、トランスミッションコントロールモジュールのソフトウェアをアップデートする。

シボレー コルベット 計1車種 計1型式のリコール届出一覧表

シボレー コルベット 計1車種 計1型式の改善箇所説明図

アルファロメオ ジュリア 他 計2車種 計3型式を対象(19日)

リコール2022.1 ジュリア

・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料圧力温度センサーの取付ハウジング)

・状況及びその原因
燃料装置において、燃料供給パイプに取付けられる燃料圧力温度センサーの取付ハウジングの製造管理が不適切なため、ハウジングの強度が不足しているものがある。

そのため、使用過程において、当該ハウジングに亀裂が生じて燃料が漏れ燃圧異常の警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、燃料供給パイプ一式を良品に交換する。

アルファロメオ ジュリア 他 計2車種 計3型式のリコール届出一覧表

アルファロメオ ジュリア 他 計2車種 計3型式の改善箇所説明図

テスラ Model S 計1車種 計5型式を対象(21日)

リコール2022.1 MODEL S

・不具合の部位(部品名)
車体(フロントトランク第二ラッチ)

・状況及びその原因
フロントトランクにおいて、第二ラッチの取付部の設計が不適切なため、仕様にあった篏合がされていないものがある。

そのため、運転者が意図せず第一ラッチを開放した場合、第二ラッチが機能しないことにより、フロントのトランクフードが開放し、ドライバーの視界を妨げるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、該当する部品の取付検査を行い、適切な取付状況に修正をする。

テスラ Model S 計1車種 計5型式のリコール届出一覧表

テスラ Model S 計1車種 計5型式の改善箇所説明図

フォルクスワーゲン VW ザ・ビートル1.2/77kW 他 計3車種 計3型式を対象(28日)

リコール2022.1 ザ・ビートル

・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(インフレータ)

・状況及びその原因
運転席用エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、高い湿度の環境下で大きな温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。

そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、運転席用エアバッグユニットを対策品と交換する。

フォルクスワーゲン VW ザ・ビートル1.2/77kW 他 計3車種 計3型式のリコール届出一覧表

フォルクスワーゲン VW ザ・ビートル1.2/77kW 他 計3車種 計3型式の改善箇所説明図

2022年1月の改善対策届出情報

該当なし

さいごに

以上が、2022年1月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。

2022年1月のリコールの対象車両を所有されている方は、早めの対応をおすすめします。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事の参考URL:https://www.mlit.go.jp/jidosha/index.html

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