2023年4月、新たなご当地ナンバーの追加を発表!一気に全国6地域を追加、滋賀県では初のご当地ナンバーが登場!

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2023年4月21日、国土交通省はクルマのナンバープレートの地域表示名に、新たなご当地ナンバープレートとして6地域を加えると発表されました。

追加される、新たなご当地ナンバーは「十勝」「日光」「江戸川」「安曇野」「南信州」「彦根」となります。

今回は新たに追加される、ご当地ナンバーについてお話します。

ご当地ナンバープレートとは?

新ご当地ナンバー2023.4 ナンバープレートの記載の意味

ご当地ナンバープレートとは、自動車に取り付けるナンバープレートの内、「新たな地域名表示ナンバープレート」の通称になります。

ナンバープレートに記載されているものには、「地名(使用の本拠の位置)」「分類番号」「ひらがな(用途の表示)」「一連指定番号(4桁の数字)」で、成り立っており、ご当地ナンバープレートでは『地名(使用の本拠の位置)』部分が、新たな地名での表示がされるようになります。

さらに、県や市町村などで、各地域で異なるデザインのナンバープレートを使用することで、その車両がどの地域に所属しているかを一目で分かるようになっているのが特徴で、観光地などでは、その地域の名所やイメージを取り入れた特別なデザインのナンバープレートになっていることもあります。

ご当地ナンバーの導入基準について

今では、珍しくなくなってきたご当地ナンバープレートですが、導入されるには一定の基準があり、それをクリアしなければ新たなご当地ナンバープレートとして誕生することはありません。

ここでは、ご当地ナンバープレートが導入される基準についてお話します。

ご当地ナンバーの対象となり得る地域の基準とは?

地域特性や経済圏などに関して、他の地域と区分された一定のまとまりのある地域であり、一般に広く認知された地域であること。

原則として、単独の市町村ではなく、複数の市町村の集合であること。

当該地域において、登録されている自動車の数が10万台を超えていること。

対象となる地域が、当該都道府県内における他の地域名表示の対象地域と比較し、人口、登録されている自動車の数等に関して、極端な不均衡が生じないものであること。

となっていて、このような基準を超えることで、ご当地ナンバープレートとして登場することができる。

ご当地ナンバープレートとして使用する地域名の基準について

行政区画や旧国名などの地理的名称であり、当該地域を表すのにふさわしい名称であること。また、当該地域名が全国的にも認知されていること。

読みやすく、覚えやすいものであるとともに、既存の地域名と類似し混同を起こすようなものでないこと。

ナンバープレートに表示された際に十分視認性が確保されるよう、原則として「漢字」で「2文字」とすること。やむを得ない理由があるとして例外を認める場合であっても最大で「4文字」までとし、ローマ字は認めないものとすること。

上記に加え、「複数の運輸支局、自動車検査登録事務所の管轄にまたがる地域名表示については、各種の行政事務、自動車検査登録システムへの影響等について慎重に検討を行う必要があり、当面は認めないこととする」との一文も盛り込まれています。

これまでに登場したご当地ナンバーの地域名を見聞きすると、馴染みのある地域名と感じるのは、このような理由があるからなのですね。

2023年4月、新たに発表されたご当地ナンバーの地域について

ご当地ナンバーの取得に関しては、車庫証明に記載される「使用の本拠の位置」によって振り分けられるので、誰もが取得することは出来ません。

ここでは、新たに追加されるご当地ナンバーの対象地域についてお伝えします。

※カッコ内は、現在(2022年5月1日)の地域表示名です

・十勝(帯広):北海道音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、清水町、芽室町、中札内村、更別村、大樹町、広尾町、幕別町、池田町、豊頃町、本別町、足寄町、陸別町、浦幌町

・日光(宇都宮):栃木県日光市、塩谷町

・江戸川(足立):東京都江戸川区

・安曇野(松本):長野県安曇野市、生坂村、池田町、松川村

・南信州(松本):長野県飯田市、松川町、高森町、阿南町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村

・彦根(滋賀):滋賀県彦根市、甲良町

となっています。

滋賀県では、初のご当地ナンバーとなりますので実際に登場したら盛り上がること間違いなしですね。

また、現在「青森」ナンバーの管轄である青森県の田舎館村は、ご当地ナンバー「弘前」の対象区域に編入されることも決定されました。

今回、新たに追加される6種類のご当地ナンバーが発行されるまでの流れとしては、2023年11月~12月末にかけてナンバープレートの図柄が国土交通省に提案され、2025年5月頃から交付が始まる予定となっています。

さいごに

新ご当地ナンバー2023.4 既存の地方版図柄入りナンバー交付地域

ご当地ナンバーの歴史を辿ると、2006年10月10日より始まり、地域おこしや観光客誘致を目的に実施する地域が多く、2020年5月時点で58地域が導入されていて、今回の追加により64種類となります。

今回新しく追加された地域の方は、導入されるのを心待ちにしているでしょうね!

また、地域名を多く抱える都道府県では、東京と千葉が共に10種類で1位でしたが、「江戸川」が加わることで東京では11種類となり単独トップに立ちます。

これまで、導入されるのが構想に上がったものの実現されていないご当地ナンバー(日光は今回で実現)もありますので、今後もそのようなナンバープレートも登場してくるのではないかと期待でしかありません。

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