国土交通省は2020年7月2日、全国の高速道路について将来的に、高速料金を現金などで支払う有人の料金所ブースをなくして、すべてETC専用にすることを目指し、検討をはじめた。
この検討の背景の一つとして、新型コロナウィルスの感染対策を強化する狙いがあり、料金所での人と人が接触する機会を減らすことで感染リスクを減らす考えです。
現状のETC普及率について~今後の課題~
国土交通省によると、国内でのETC利用率は93%となっており、将来的に全国の高速道路で現金などで支払う有人の料金所をなくし、ETC専用とすることを目指すとしている。
しかし、高速道路を利用する機会が少なく現金でしか利用しない人もいる為、ユーザーが車載器を購入するための費用負担の問題や、ETCを搭載していないクルマが高速道路に入った場合、後から料金をどのように徴収するのかといった課題が浮かび上がる。
国土交通省は、こうした課題を整理したうえで、ETC専用化の目標時期や具体的な手順などを盛り込んだロードマップを策定することにしている。
筆者が、素人目線でETCを持たないユーザー対策として考えてみたが
1.クルマの販売業者は、ユーザーが購入した車両に対してETC装着を義務化する(国からの助成金を受けるなどして)
2.ETCカードを持ってない(持たない)等の方たち向けに、チャージ機能を持つETCカードの無料配布。(スマホ端末や、コンビニなどでチャージする)
3.ETCゲートによって、ETC決済できない車両のナンバーを読み取り、後日支払いの請求をする(ETC割引は一切適用外)
等が、筆者なりに考えた案です。
これまで休止していたETC休日割引を6月20日から適用再開
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るために国土交通省よりETC休日割引の適用を中止していたが、6月20日から東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路、本州四国連絡高速道路、宮城県道路公社により再開されている。
割引対象は、ETCシステムによって土日祝日(0~24時)に地方部の高速道路・本四道路を通行する軽自動車と普通車となっており、対象道路はNEXCO東日本/中日本/日本の地方部の高速国道と一般有料道路など。割引率は30%割引(地方部)となる。
ただし、第三京浜道路や横浜新道など、割引対象外となる道路・区間がある。
代表区間の例として、東京~名古屋は、通常7220円のところ、休日割引で5330円となる。
ETCマイレージサービスの事前登録でさらにお得に
無料の「ETCマイレージサービス」に申し込むと、事前に登録したETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイント還元されるシステムで、ポイント還元率は道路事業者によって異なり、NEXCO東日本で10円につき1ポイント付与される。
ETCの利用に必要なETCカードは、クレジットカードと同様の付与率でクレジットカードのポイントがたまり、例えば、dカードでdポイント、楽天ETCカードで楽天ポイント、Visa LINE PayクレジットカードでLINEポイントがたまる。
なお、ETCカードの発行手数料や年会費はカード会社によって異なる。
セットアップ込みなので、すぐに使用することが可能です。
さいごに~筆者の独り言~
筆者の個人的意見としては、賛成です。
今現在でも93%の普及率と、高い水準で普及している事もあり100%に持っていくのは、そこまで難しい仕組みでもないと思います。
ETC専用化は、もちろん良いのですが、それに伴いETCのある料金所を根本的に見直す必要もあるのが事実です。
何度も言うように、ETC普及率が高くなりETCを利用するユーザーが増えたことにより、ETCがなかった時代とまではいかないが、料金所付近での渋滞などは散見される。
原因を解いていくと、ETCレーンでの通行バーが上がるのが遅く、クルマが通るレーンもかなり幅を狭めているので減速をすることで渋滞の原因を作っていると考えられます。
料金所をそもそも無くすことで、シームレスな走行を続けることで料金所での渋滞を無くせると考えます。
このように、素人目線の意見で申し訳ないですが、私はこう考えます。
日本は、海外の道路交通状況をしっかりと研究し良い部分は取り入れた方が、発展するのではないかと感じます。
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