ルノー キャプチャー(RENAULT CAPTUR)については、2019年まで販売される初代モデルを以前紹介させてもらったが、今回は2代目となる新型キャプチャーが2021年2月25日より販売開始されるアナウンスがあった。
先代で使用していた、Bプラットフォームから、F16型日産ジュークやルノーサムスンXM3/欧州向けルノー・アルカナと同じCMF Bに変更し、同時にホイールのPCDが100/4Hから114.3/5Hに変わっているため、それに伴い、ボディも一回り大きくなっており、同セグメントのライバルたちのボディサイズアップに追随してきた。
サイズアップにより、広大な室内空間は生まれ快適性に貢献している。
それでは今回は、新型ルノー キャプチャーについて紹介します。
車名の由来(言葉の原義)は、捕まえる、捕らえる、分捕るを指している。
キャプチャーの価格は
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
INTENS(インテンス) | 1.3L 直噴ターボ | FF | 299万0,000円 |
INTENS Tech Pack(インテンス テックパック) | 1.3L 直噴ターボ | FF | 319万0,000円 |
力強さとエレガントを兼ね備えるオシャレなエクステリアデザイン
鍛え上げられたアスリートを思わせる力強さと、センシュアルでエレガントな美しさを持つ、新型ルノー キャプチャーは、一見相反するキャラクターを巧みに両立させています。
逞しいショルダー、彫刻のようなラインを描くボディサイドとボンネットの抑揚で、曲線と直線の融合によって表現されるその造形は、今にも躍動するかのような存在感を示し、見る者を魅了するデザインとなっている。
LEDヘッドライト
フロントフェイスは、先代を踏襲するCシェイプのデイタイムランプとLEDヘッドライトを採用しています。
Cシグネチャーは、ワイドなフォルムを明確にし、力強く、スポーティで、シャープな印象を与え、ヘッドライトユニットには、目のような2つの造形、まつげを思わせる立体的なストライプを施している。
デザイン性とテクノロジーを融合して生み出した、人間らしさの象徴的なディテールに仕上げている。
リアLEDランプ
CシェイプのLEDコンビランプがワイド感を与えるリアデザインで、ショルダーにはまるでアスリートのしなやかな筋肉のように盛り上がり、SUVらしい力強い印象を与えます。
先進性とエレガンスが融合するスマートコクピット
新型ルノー キャプチャーのインテリアには、デザインにおいても、マテリアルにおいても、革命的な進化を遂げています。
コクピットはドライバーを中心に設計され、スイッチやディスプレイは人間工学に基づき、視認性・操作性に優れていて、高いアイポイントと水平基調のダッシュボードにより、視覚的な広さを感じさせ、リラックスして運転に集中できる空間となりました。
シンプルな構成のインストゥルメントパネルに、機能美溢れるフライングセンターコンソールとe-シフターが質感の高さを感じさせ、マテリアルは、手が触れる多くの部分にソフトパッドを採用しています。
先進性とエレガンスが融合したスマートコクピットは、落ち着きのある自然な心地よさを実現している。
シートヒーター付フロントシート
ファブリックシート
インテンス オランジュ アタカマMを外装色に選択することで、オレンジのアクセントがインテリアと調和するファブリックシートは、快適性とホールド性を両立し、長距離のドライブでも心地よく過ごせる作り込みによってさらなる快適さを享受する。
レザーシート
インテンス テックパックに装備されるシートには、上質なレザー仕様となっている。
運転席には電動調整シートとなっており、スムーズに最適なドライビングポジションをとることができます。
フライングセンターコンソール/e-シフター
空中に浮いているような形状のフライングセンターコンソール、未来的な造形のシフトレバーのe-シフターが装備されている。
人間工学に基づいたレイアウトで、質感の高さと操作性のよさを両立している。
ヒーター付レザーステアリング+パドルシフト
本革を使用したステアリングホイールはマットクロームフィニッシャーで装飾され、ステアリングヒーターを内蔵しているので、冬のドライブを快適にします。
よりスポーティなマニュアルでのギアチェンジが楽しめるパドルシフトも装備し、また、運転者は前方から目を離すことなく、手元の操作で運転支援システムの切り替えや、7インチ デジタルインストゥルメントパネルの画面切り替え、ハンズフリー通話にアクセスも可能だ。
スイッチパネル
人間工学に基づき配置された鍵盤式スイッチやロータリースイッチで、シートヒーターやエアコン調節を直感的に操作できます。
クラスを超えるパフォーマンスと効率性を両立する走行性能
冒頭でも、少し触れたが新型キャプチャーには新設計されたCMF-Bプラットフォームを採用することで、軽量かつ高剛性なシャシーとなっている。
コンパクトSUVトップクラスの高性能1.3L 直噴ターボエンジンと、その高出力を効率よく引き出すパドルシフトを備えた電子制御7速AT(7EDC)ギアボックスを組み合わせた結果、コンパクトSUVを大きく超えた余裕の走りは、満足感のあるドライビングプレジャーを乗員すべてが感じることができるだろう。
1.3L直噴ターボエンジン
1.3L 直列4気筒16バルブ直噴ターボチャージャーエンジンは、1,800rpmから270N・mの最大トルクを生み出し、最高154psの出力(5,500rpm)を発生します。
コンパクトSUVではトップレベルのエンジンパフォーマンスを発揮しながら低燃費を両立しており、市街地から高速道路まであらゆるシーンで、ダイナミックかつ余裕のある走りを実現している。
キャプチャーの燃費は
モード | 数値 |
WLTCモード | 17.0km/L |
パドルシフト付電子制御7速AT(7EDC)
電子制御7速AT(7EDC)は、デュアルクラッチ式トランスミッションとなっており、湿式を採用し7段に多段化している。
先進的な造形のシフトレバーe-シフターによって操作し、オートマチックモードでは自動で最適なギアを選択し、トルクコンバーター式のAT車同様の滑らかさを実現している。
パドルシフトの操作によりマニュアルトランスミッション以上とも言えるスポーティな走りを実感することも可能だ。
CMF-B プラットフォーム
CMF-Bプラットフォームは、ルノー・日産・三菱アライアンスにより新設計されたモジュールプラットフォームを採用しています。
先代のプラットフォームより約50kg軽量化しながら、高い剛性を実現し、高出力を受け止め、しなやかなサスペンションの動きやハンドリングの正確さを引き出します。
快適な乗り心地の実現、先進の運転支援システムの搭載など、卓越した新型キャプチャーの基本性能向上に貢献しています。
先進の運転・駐車支援システム「ルノーイージードライブ」を搭載
クラスの水準を超えたテクノロジーを豊富に装備し、運転者の運転意図に呼応して運転・駐車をサポートします。
また万一の衝突の際に、乗員の被害を軽減するための装備も充実しており、自動車の安全性能を評価するユーロNCAPにおいて5スターを獲得している。
アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
高速道路や自動車専用道路などを走行する際、同一車線を走る先行車を感知します。
運転者が設定した速度と車間距離に基づき加速・減速し、先行車が停車したときは自車も停車・減速し、先行車が3秒以内に発進すると自動的に再発進します。
渋滞時の走行に対応するので、疲労軽減にも繋がります。
※約0~170km/hでの走行中に機能
レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)
道路上の白線や黄線を検知し、車線をはみ出しそうになった場合、インジケーター表示で警告し、必要に応じて車線を維持するようハンドル操作をアシストします。
ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト
アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)とレーンセンタリングアシストを組み合わせたシステムで、車線の維持、速度、他車との間隔をチェックし、高速道路や自動車専用道路などで、長距離の高速走行や渋滞時に運転者の疲労を低減します。
360°カメラ
カメラが車両の周囲の状況を撮影し、真上から見下ろしたような映像を、タッチスクリーンに表示します。
前進時はフロントビュー、後退時はリアビューが俯瞰映像とともに表示されるので駐車時に、自車と周囲の状況との関係をひと目で確認できます。
エンジン動作時にシフトレバーをリバースに入れると自動的に起動し、タッチスクリーン下のスイッチを押すことでも起動します。
アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者・自転車検知機能付
アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は、前方の車両、歩行者・自転車に衝突する可能性を感知し、アラーム音や表示灯による警告を行います。
さらに衝突の危険が高まると、ドライバーのブレーキ操作をサポートし、衝突時の被害や衝撃を軽減するサポートを行う。
※検知対象:前方を同一方向に走行する車両〈約7~170km/hでの走行時〉/静止車両・歩行者・自転車〈約7~80km/hでの走行時〉
ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)
左右後方の死角ゾーンに車両を検知すると、隣接車側のドアミラー内に表示灯を点灯・点滅させ、運転者に注意を促すので、交通量の多い複数車線でも、安心して車線変更ができます。
※約15km/h以上での走行中に機能
トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)
制限速度、追い越し禁止の交通標識を7インチ デジタルインストゥルメントパネル内に表示することで、運転者の交通標識の見落としを減らし、安全運転を促す。
様々なライフスタイルにフィットする使い勝手の良いユーティリティ
クラストップの広いラゲッジスペース&ロングスライド式リアシート
大容量536Lの用途に応じた使い方が可能なラゲッジスペースを確保しています。
リアシートを前倒しした状態では、ラゲッジスペースの容量は1,235Lと拡大し、リアシート(2座連結側)を倒すと、ゴルフバッグ3個を収納可能。
収納スペースを上下に仕切ることのできるマルチポジションラゲッジフロアボードも装備しているので積載性を向上している。
Boseサウンドシステム
音響システムは、世界のサウンドシステムをリードするBoseとの10年以上のパートナーシップのもとに、クラストップレベルの音響効果を実現するスピーカーシステムを開発しました。
低域を再生する4つのウーファー、高域を再生する4つのトゥイーターとともに、世界で初めてルノー ルーテシアに採用されたFresh Air Speakerが搭載され、車外からの空気を取り入れることで豊かでパワフルな低音を再生します。
この革新的な小型サブウーファーは、ホイールアーチに収まり、ラゲッジスペースに影響しないように配慮されています。
7インチ マルチメディア EASY LINK(スマートフォン用ミラーリング機能)
スマートフォンをUSBポートに接続すれば、Apple CarPlayやAndroid Autoを介して、7インチ マルチメディア EASY LINKのタッチスクリーンにスマートフォンが連係します。
スマートフォン内の各種アプリにアクセスできるので、日頃から使い慣れたスマートフォン内のナビゲーション機能、音楽再生、通話機能などが使用できます。
ルノー・マルチセンス
ルノー・マルチセンスは、7インチ マルチメディア EASY LINKのタッチスクリーンの操作で、運転モード(My Sense/Sport/Eco)を変更し、エンジンの出力特性や電子制御7速AT(7EDC)の自動変速特性、ステアリングフィール、室内環境(エアコン・アンビエントライト)をコントロールします。
ルノー キャプチャー専用のルームランプ5点セットになります。
5色のカラーバリエーションから、それぞれ色を選ぶことができます。
例: フロントルームランプ/ブルー
フロントマップランプ/ホワイト
リアルームランプ/オレンジ
ラゲッジランプ/ホワイト
さいごに
新型ルノー キャプチャーはいかがだったでしょうか?
先代に比べ、ボディサイズは大きくなったが新プラットフォームの採用により軽量化され、高剛性となったシャシーに1,3Lエンジンの豊かなトルク感でなめらかなドライブフィールを実感することができる。
充実の運転支援システムに、衝突安全性能でもユーロNCAPにて最高ランクの5スターを獲得している点でも安心してこのクルマを選ぶことができる。
ルノーらしさが全面に出た、新型キャプチャーで優雅に走ろう。
この記事の参考URL:https://www.renault.jp/car_lineup/captur/index.html
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