世界的な半導体不足に加え、ロシア・ウクライナ問題や未だに収まりのつかない新型コロナウイルスの影響を受け、新車の納期が全体的に遅れています。
筆者も以前、プジョーとルノーに試乗に行った際に納期の件を伺ったら、プジョーは4ヶ月でルノーは6ヶ月という話を聞いて、驚いた経験があります。
フェアレディZや、シビックタイプRなどの人気スポーツカーに至っては、納期が3年後となる異常な遅延が見受けられる。
新型コロナウイルス以前では、相当な人気モデルでもない限り1カ月から長くても3カ月程度が新車の納期の相場となっていたこともあり、現状は「未曾有の事態」と言っても過言ではないだろう。
しかし、クルマは早く納車されなければ意味がなく、使いたい時に使えないのは不便だろう。
そこで、今回は各自動車メーカーの新車で納期が早いランキングをお伝えします。
少しでも早く新車を手に入れたい方は是非、参考にしてください。
各自動車メーカーの納期が早いランキングTOP3
トヨタ
1位 パッソ 3~4ヶ月
「街乗りスマートコンパクト」をコンセプトに開発された、パッソはダイハツから出している「ブーン」のOEM車種である。
2016年より現行の3代目となり、2代目まで設定されていた1.3L車が廃止となり、1.0L車のみの設定となる、コンパクトカーです。
トヨタ1位となったパッソですが、それでも3~4ヶ月かかってしまうということなので、早めに検討したいところだ。
新車価格:127.5~191.3万円
2位 カローラフィールダー 3~4ヶ月
2位は、カローラフィールダーとなり、1位のパッソの3~4ヶ月となり、同率になりました。
11代目となる、ステーションワゴンの「カローラフィールダー」は、カローラの原点に戻り、「大人4人が、安心・安全、快適に長距離を移動できるミニマムサイズのクルマ」をテーマに全てを見直し、日本の市場環境にベストフィットするコンパクト車として開発されました。
今や、SUV人気で納期も遅れているのを考慮したら、同じくらい使い勝手が良く走りも軽快なステーションワゴンという選択肢もありかと思います。
新車価格:161.2~217.7万円
3位 ピクシスエポック 3~4ヶ月
ピクシスエポックは、日常の足という軽自動車の原点に帰り、軽本来の魅力である低燃費・低価格を追求した軽乗用車になり、ダイハツとの間で合意した軽自動車OEM供給の第三弾モデルとなっています。
歩行者にも対応する緊急ブレーキや、オートハイビームなど先進安全機能を進化させた衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載するなど、安全機能も強化されたモデルとなり、老若男女が安心して運転ができるクルマになっている。
新車価格:86.0~136.4万円
日産
1位 マーチ 1ヶ月
2022年8月31日に、日本向けの生産を終了しており、在庫がなくなり次第販売を終了することになったマーチが1ヶ月という早い納期が可能だ。
日本では最後のモデルとなる日産の代表的なコンパクトカーを乗るチャンスでもあり、納期も1ヶ月となっているので直ぐに新車が欲しい人にはうってつけだろう!
新車価格:128.9~187.7万円
2位 ルークス 1~3ヶ月
ルークスは、スーパーハイトワゴンの軽自動車で、「技術の日産」が家族のために、広い室内、便利で快適な使い勝手、誰もが楽しい移動空間、そして安全性を考え抜いて、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産が企画、開発を行ったモデルになっている。
運転支援技術の「プロパイロット」を搭載するハイスペックながらも1~3ヶ月での納車は、お得感もある。
新車価格:146.3~216.4万円
3位 セレナ 1~4ヶ月
5ナンバーサイズのミディアムクラスミニバンで人気の高いセレナが3位に入りました。
グレードにより、時期が前後しますが最長でも約4ヶ月程。
安全装備では、「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全車標準装備し、運転支援技術「プロパイロット」を一部のグレードに標準装備するなど、安全装備も充実しています。
新車価格:257.6~419.2万円
ホンダ
1位 シャトル 1ヶ月
「趣味やレジャーを愉しむユーザーに合った独自の価値を最大限に反映させた車種」として開発された5ナンバーサイズのステーションワゴンがこのシャトルだ。
全車に先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を採用し、ミリ波レーダーと単眼カメラによる車両前方の状況認識と、ブレーキ、ステアリングの制御技術が協調し、安心・快適な運転や事故回避を支援します。
さらに、前走車や対向車を検知してハイ/ロービームを自動で切り替え、良好な視界確保に貢献するとともに、切り替え操作の頻度の低減にもつながる機構を採用するなど、最新の装備もバッチリだ。
2022年8月末にて、生産終了しているため以後は、流通在庫分のみの販売となるため、早期の納車が実現している。
新車価格:180.8~277.2万円
2位 インサイト 1~2ヶ月
ホンダのハイブリッドカーのパイオニア的存在であるインサイトが2位になりました。
2代目までのファストバックスタイルのハッチバックから一転し、ファストバックスタイルはほぼそのままにキャビンから完全独立したトランクルームとトランクリッドを持ったクーペ風スタイルの4ドアセダンに変更し、一気に高級車らしい出で立ちとなった。
しかし、日本市場におけるセダン型乗用車の低迷の煽りを受け、日本向けのモデルを生産終了しており、流通在庫分限りで販売を終了します。
新車価格:335.5~372.9万円
3位 CR-V 1~3ヶ月
5代目となる、現行型CR-Vは2016年10月の北米市場での販売を皮切りに、中国・東南アジア・南米・ロシアに随時投入され、2018年には欧州市場向けが5代目にフルモデルチェンジされた。
世界の主要市場で唯一系譜が途絶えていた日本においては、2018年8月に5代目を発表し、2年振りに日本国内市場への復活を果たしたモデルとなっている。
少し大型のSUVになりますが、威風堂々とした見た目もかっこいいSUVです。
新車価格:336.2~418.9万円
さいごに
納車遅れが当たり前になっている感じがしますが、意外と中には3か月以内で納車されるクルマもあるものですね。
基本的には、クルマの納車は早いほうが良いと全員思っていると思うので、すぐに新車がほしい方には参考になったのではないでしょうか?
個人的には、このSUV人気の中ホンダCR-Vの納期の早さに驚きました。
実際に、どのくらいなら待てますか?
私は、半年が限界ですね。
パンデミック前の平時を知っているだけに、今の納期の遅延は異常かと思います。
是非参考にしてみてください。
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