普段の交通網としてはもちろん仕事やお出かけ、国内に限らず海外旅行などの際にも利用するシーンの多い、「タクシー」
筆者は、普段生活している中でタクシーに乗る機会は少ないですが、海外旅行などに行った際には必ずと言っていいほど、タクシーを利用する機会が多いです。
筆者は、これまで10カ国ほど海外旅行に行ったことがありますが、国ごとにメインのタクシーとして使われている車種が異なり、海外旅行に行く度に「この国はこの車種が使われているんだ」と、勝手に思っていたりします。
様々な国で、使われているタクシーにはどんな車種があるのか気になったことはありませんか?
今回は、世界各国のメインで使われているタクシーの車種についてご紹介します。
第1弾目は我が国日本も入る、「東アジア」の各国で使われているタクシーの車種についてお話します。
世界各国で使われているタクシー車種(東アジア編)
日本
我が国、日本でタクシーと言ったら「クラウンコンフォート」を誰もが思い浮かべるのではないでしょうか?
なぜ、クラウンコンフォートが定番車種となっているのでしょうか?
実は、クラウンコンフォートには燃料に「LPガス」を使用していることから、ガソリンよりも3割程度安いことからコスト面での大きなメリットがあるからです。
また走行の安定性や、修理、メンテナンス面でも優れていて、何よりも人気車種となっていることから取り扱いのある工場も多く、突然の故障にも対応できることから多くの指示を得ており、なんとタクシーシェア率も90%と高い支持率を得ています。
そして、今現在では2017年10月より販売が開始された、タクシー専用車種のトヨタ「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」が多くのタクシー会社で導入が進んでいて、街中でもよく見る機会が増えてきました。
メイン車種となっているクラウンコンフォートの全高が150cmに対し、JPN TAXIは175cmでさらに電動スライドドアとなっている乗降口のため、非常に乗り降りがしやすいのも特徴的です。
またユニバーサルデザインタクシーの基準を満たしており、車椅子や高齢者、ベビーカーの利用もできるというメリットを備えています。
筆者もJPN TAXIに乗ったことがあるが、見た目からは想像できないほど車内の広さと、ハイブリッド車特有の静粛性も兼ね備えており良いクルマだなと思ったことがある。
今後も、使い勝手の良いタクシー車種が出てくると面白いかもしれませんね。
韓国
韓国のタクシーには、大きく分けて2種類ありますが、それは「一般タクシー」と「模範タクシー」となっていて、大きな特徴は車体の色にあります。
一般タクシーは、その名の通り基本的なタクシーとなっており、料金は安い分サービスは普通のグレードになっています。
車体の色は、シルバーやオレンジがあり、シルバーの車体は「個人タクシー」、オレンジは「タクシー会社のタクシー」と分けられています。
一方、「模範タクシー」は、車体色が黒色になっていて高級感のある車種になります。
模範タクシーは、一般タクシーに比べ料金も高いが、日本語ができる運転手も多いので旅行者にとっては利用しやすいのが特徴的です。
そんな、韓国でタクシーに使われている車種は、ヒョンデ(ヒュンダイ)の「ソナタ」という車種がメインに使われているようです。
日本国内では、中々見ない車種だけに韓国に行った際に乗るタクシーは新鮮な感じがするかもしれません。
中国
中国では、大都市として「北京」と「上海」が挙げられますが、この2つの地域によって使用されているタクシーの車種が異なります。
首都である、北京ではヒョンデ(ヒュンダイ)の「イーランド」と「ソナタ」が北京のメインで使われているタクシーの車種となっている。
しかし、今ではEV車両を使ったタクシーが勢いを顕著に現れているので、今後はEV車両がメインになっていくと推測できる。
変わって経済の中心となる、「上海」ではセダンタイプではなく、フォルクスワーゲンの「トゥーラン」がメインで使われておりワゴンタイプが主流となっています。
トゥーランは日本では3列シートミニバンの「ゴルフ・トゥーラン」として販売されていますが、上海のタクシーは2列シート仕様となっていることから、荷室をステーションワゴンのように広くしており、スーツケースを複数積むといった使い方にも適していることから、タクシーとしての理想的なパッケージングとなっている。
地域によって、使用用途が分かれるため同じ国でも地域によって車種が変わってくるのも面白い特徴だ。
台湾
観光地としても人気の高い「台湾」だが、旅行などでもタクシーを利用する機会が多い。
筆者は、7年前に仕事で台湾に住んでいた経験があり、タクシーも身近な交通網として利用していたが、台湾でタクシーとして使われている車種といえば、やはりトヨタの「ウィッシュ」がよく走っており、メインとなっている車種であった。
こういったミニバンタイプは、観光地として有名な台湾ですから荷物もたくさん載せれるし、その気になれば人もたくさん載せられます。
もちろん、セダンタイプも走っていますが、やはり圧倒的「ウィッシュ」が多いと感じます。
しかし、現代ではウィッシュ一辺倒ではなくなっており、マツダやホンダ、日産などのメーカーもタクシーの車種として名乗りを上げてきている。
今では、ウィッシュの生産が終わっていることから、どんどん減っていくことは否めないが、最近ではこのウィッシュに変わるタクシー車種として「シエンタ」が存在感を出してきているらしい。
シエンタもウィッシュと同じ様なテイストのクルマなので、タクシーに使うには最適な車種とも言えるだろう。
それから台湾に行くことがなくなったので、今後台湾に行ったらタクシーの車種に対して新鮮な気持ちになるだろう。
さいごに
世界の各国を見ると、タクシーの車種が豊富なのが分かりましたね。
国産のメーカーを使っている国もあれば、輸入車を使っている国など様々でしたね。
中国のように、EV車両を今後のメインとなって導入することなども世界規模で見ていけば、各国がやっていかなければならないことなので、EV車両の導入もメインとなってくるのが予想されます。
世界各国のEV車両の進化が著しいので、我が国日本でもEV車両の進化が望まれます。
そうしていけば、より快適で安価にタクシーが乗れるようになるかもしれません。
今後の、タクシーに使われる車種の変化が楽しみですね。
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