自動車メーカーの顔とも言えるエンブレム。各社のエンブレムに対する熱い思いに、思わず胸アツになりました。Part.3

車の情報

こんにちは、SCPです。

2021年に入って、早くも1ヶ月が経とうとしています。

寒波の影響で、クルマが立ち往生などのニュースもあったり、自然の驚異は計り知れないものになっています。

その他にも、新型コロナウイルスによる感染も止まらず、出口が見えない状態になっています。

とにかく、普通の日常が早く戻ってくるように祈るばかりです。

それでは、当サイトでも人気記事の一つである自動車メーカーのエンブレムの由来について第3弾をお伝えします。

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ロールス・ロイス(Rolls-Royce)

エンブレム由来3 ロールス・ロイス

世界的にも超高級車として知られる、イギリスのメーカー「ロールス・ロイス」には、車体に取り付けられている、エンブレムの他にもボンネットマスコットが特に有名である。

ロールス・ロイスのエンブレムは、RとRの組み合わせによってデザインされているが、この様なデザインになった経緯は後に創業者となる、技術者のフレデリック・H・ロイスが作った試作車に感銘を受けた貴族でビジネスマンのチャールズ・S・ロールの二人の名前の頭文字に由来します。

現在ではエンブレムの文字は黒であるが、1934年にフレデリック・H・ロイスが亡くなり、ロイスの喪に服してエンブレムの文字を元々付けていた赤から黒に変わった経緯があります。

元々は赤色のエンブレムが取り付けられていたことには驚きました。

現代における、スポーツグレードには赤色のエンブレムが採用されるなど、一般的ですがロールス・ロイスもスポーティーカーを出して赤色のエンブレム復刻!とかなれば個人的には面白いと思います。

エンブレム由来3 SOE
光るスピリット・オブ・エクスタシー。約100万円

ロールス・ロイスのエンブレム以上に有名なのは、ボンネットマスコットになっている羽根を広げた精霊像「スピリット・オブ・エクスタシー」だ。
※一般には「フライング・レディ」とも呼ばれる。

この立体的なエンブレムは、1910年頃の自動車雑誌「The Car」の編集者であったジョン・ダグラス・スコット・モンタギューが自分のロールス・ロイス・シルヴァーゴーストに相応しいマスコットを装着しようと考え、 友人の彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスに製作を依頼しました。

サイクスは過去に手がけていた「シルバー・ファンシー」という作品を元にイメージを膨らませ、モンタギューとモンタギューの父の秘書であったエレノア・ヴェラスコ・ソーントンをモデルとし、ギリシャ神話のニケに似たマスコットを完成させ「スピリット・オブ・エクスタシー」と名付けたのが始まりです。
その後、1911年もしくは1912年からロールス・ロイスの正式なエンブレムとなり現代に継承されています。

スピリット・オブ・エクスタシーは、高価でいたずらや盗難の的にされがちだが、施錠されている状態でスピリット・オブ・エクスタシーをもぎ取ろうとすると、ボンネット内に自動で収納されるので、いたずらや盗難から自分自身で守る機能が付いているので、ロールス・ロイス社としても、エンブレムについてのこだわりが強いことを主張している。

ベントレー(BENTLEY)

エンブレム由来3 ベントレー

ベントレー、こちらも今や日本でも知名度の上がっているイギリスの高級車メーカーの1つだ。

ベントレーは、1931年~1998年までロールス・ロイス社の傘下として活動していたが、1971年にロールス・ロイス社が倒産に陥り、ヴィッカーズに売却。後の、1998年ヴィッカーズがフォルクスワーゲンにベントレーを含むロールス・ロイスを売却し2003年1月には生産・販売の権利をBMWに移動させている。

ベントレーのエンブレムといえば、アルファベットの「B」に両側に羽が広がるデザインで有名だが、ロールス・ロイス同様ボンネットマスコットもあるメーカーだ。

平面のエンブレムは、「ウイングドB」と呼ばれ、1919年にベントレー・モーターズが設立された際、パフォーマンスの限界を広げるという哲学の表現を目指し、創業者の友人のゴードン・クロスビーがデザインした。

偽造防止目的で左右の翼の羽根が異なる数で設定されていたが、一時期は10枚羽根の左右対称に変えられたが、1990年代にオリジナルのアシンメトリーが復活した。

ベントレーのエンブレムも、偽造などに対する対策をしっかりと行っています。

エンブレム由来3 フライングB
2019年新型のフライングスパーに採用されたフライングB

ボンネットマスコットとなっているエンブレムは、「フライングB」と呼ばれ、ベントレーデザイナーのコンペで優勝したHoe Young Hwang氏によりデザインされ、その形状はフクロウからインスピレーションを得たものとされており、フクロウは何もない時は静止した状態だが、動き出すと驚くほどのパワーと俊敏さを発揮する、その性質が新型フライングスパーの特徴と似ていることに由来します。

穏やかな湖の上を滑空して獲物を追いかけるフクロウを表現したもので、羽根の広がりはフクロウが滑空で水面に描く航跡をイメージしています。

「フライングB」は1920年頃から採用されていたが、1970年頃に衝突時の歩行者保護の関係で廃止、その後2006年に完全に格納可能な機構を採用したことで法規制をクリアして復活した。

なお、創立100周年となる2019年には、新型フライングスパーには発光機構を備えた新デザインが採用されており、ベントレーも自社のエンブレムについて相当なこだわりによって進化し続ける。

ランドローバー(LAND ROVER)

エンブレム由来3 ランドローバー

ランドローバーは、日本市場でも多くの支持を得る高級セダンなどにも匹敵するSUVをメインに展開するイギリスのメーカーだ。

ランドローバーのエンブレムは、シンプルに「LAND ROVER」と書かれているものだが、掘り下げるとしっかりと意味のあるエンブレムになっている。

エンブレムの基調となっている「緑色」は、活力や自然を表現し、白い文字は純粋さや尊厳を表現していると言われています。

さらに、ROVER(走り回るもの、さすらう者)という意味に、大地という意味のLANDを組み合わせたもので、自然と大地の中をしっかりと優しく走るというランドローバーのポリシーを象徴しているのだ。

力強く洗練された同社のラインアップされるクルマに相応しいエンブレムだったのですね。

ジャガー(JAGUAR)

エンブレム由来3 ジャガー

ジャガーは、昔から日本市場でも活躍する、イギリスのメーカーです。

エンブレム由来3 ジャガー平面

昔から知っている方は、かつてボンネットマスコットとしてジャガー「The Leaping Jaguar(Leaping Catとも呼ばれる)」が取り付けられている事が馴染みとなっていたが、現在では安全基準の問題で取り付けられず、代わりにフロントにはジャガー顔を正面から見た平面のエンブレム・ロゴが、リアには「The Leaping Jaguar」を横から見た平面のエンブレム・ロゴが取り付けられている。

ジャガーをデザインに採用した経緯は、ジャガーという動物のイメージであるスピード感とスマートさ、スタイルが相応しいと創設者ウィリアム・ライオンズによって採用された。

マクラーレン(Mclaren)

エンブレム由来3 マクラーレン

マクラーレンと聞くと、F1をはじめとするモーターファンにとっては馴染みのあるメーカーではないでしょうか?

マクラーレンは、1963年に設立されたイギリスのレーシングチームとして発足され、後の2009年に高性能スポーツカーをラインアップするマクラーレン・オートモーティブとして活動を開始した。

500馬力以上を絞り出すクルマがほとんどで、中には1,000馬力を出すスーパーカーも存在するマクラーレンのエンブレムには、3つの由来があり、1つ目は車の空気力学に由来する「渦、風洞」の渦巻きの形を表現し、2つ目には1981年にF1の重要スポンサーとして契約されていたマルボロの赤いロゴの形が変化したもの、3つ目は創業者のブルース・マクラーレンの故郷であるニュージーランドに生息する飛べない鳥類キーウィの形に由来すると言われている。

レーシングスピリット満載のマクラーレンのエンブレムの3つ目の理由が、鳥をイメージしている部分が、少し抜け感が出てかっこいいですね。

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回は、イギリス車をメインにお伝えしてきましたが、以前や現代でもボンネットマスコットを採用しているメーカーが多かったのに驚きましたね。

文中でもお伝えしましたが、今では安全面によってボンネットマスコットを採用するメーカーが少なくなってきましたが、ロールス・ロイスやベントレーなどは、今の安全面をクリアして取り付けているので、メーカー内ではボンネットマスコットの存在は大きい存在であることが分かった。

ジャガーに至っては昔から、ジャガーのクルマだとひと目分かるアイコンがボンネットマスコットだけあって、現代のジャガーはボンネットマスコットが付いていないことに、寂しくなる気持ちもありますね。
当たり前ですが、国が変わるとエンブレムを制作する際の考え方が違って楽しいですね。

今後も、エンブレムについて記事にしていきますので宜しくお願い致します。

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