プジョー リフター(PEUGEOT RIFTER)は、2018年3月6日にジュネーヴモーターショーにおいて初公開され、日本市場には2019年10月18日に日本向け仕様が発表され、翌日よりオンライン予約注文の受付を開始した。
ここ最近、リフターのようなLAV(レジャー・アクテビティ・ビークル)が人気を集め、リフターの兄弟車となるベルランゴなども注目の的となっている。
以前に、ベルランゴ発表イベントに伺ったこともあるが、平日というのに沢山の人達が興味深そうにベルランゴを見たり触ったりしていました。
元々、本国では商用車として使われているケースが多かったが、収納力の高さや日本車にはない独特なデザインが、日本市場ではウケるデザインなのだろう。
それでは、今回はリフターについてお伝えします。
リフターの価格は
グレード | エンジン | 価格 |
RIFTER Allure | 1.5L直列4気筒ターボディーゼルエンジン | 339万0,000円~ |
RIFTER GT | 1.5L直列4気筒ターボディーゼルエンジン | 361万0,000円~ |
SUVライクな力強いエクステリアデザインに、利便性に富んだインテリアデザイン
短く高いボンネットと十分に確保された最低地上高によって、様々な路面状況に対応する走破性能を予感させ、切り立ったフロントグリルから連なるLEDデイライト付ヘッドランプの造形は、ダイナミックなスタイリングをより一層引き立てているデザインとなっている。
エレガントなラインで構成されたボディに大径アロイホイール、ルーフレール、ホイールアーチモールなど、SUVの記号性を取り入れたリフターは、唯一無二のアイコニックなキャラクターを持っていおり、さらにはライオンの鉤爪をモチーフにしたテールランプなど、プジョーのアイコンともいえる意匠デザインは、リフターにも受け継がれています。
インテリアデザイン
コックピットやシートは人間工学に基づき設計・レイアウトされ、疲れにくく運転しやすい最適なドライビングポジションを取ることが可能です。
助手席やリアシートも快適性を重視してセッティングされており、すべての乗員がリラックスしてドライブできる環境が整えられている。
シートアレンジとラゲッジルーム
リフターのラゲッジルームは、積載する荷物の量や大きさに応じてフレキシブルに対応が可能となっており、5人乗車時で約597Lの荷室容量は、ラゲッジトレイを外しリアシートを折りたためば最大で約2,126Lまで広がります。
また荷物の積み下ろしがしやすいよう、荷室開口部は低く、フラットな形状となっており誰でも使いやすいので便利だ。
マルチパノラミックルーフ(GTに標準装備)
アクティブなリフターのキャラクターを象徴する、開放的で多彩な機能を持つマルチパノラミックルーフは、紫外線や熱線を大幅にカットし、眩しさや室温の上昇を防ぐ特殊ガラスを採用し、またスイッチひとつで開閉できる電動メッシュシェードも装備しているので用途にあった使い方が広がります。
天井のセンターアーチには、室内を淡い光で満たす白色のルーフライトが埋め込まれ、その上部も小物や衣類などのストレージスペースとして利用でき、ルーフ後方に設置されたリアシーリングボックスは、リアシート側とテールゲート側の双方から開閉することができ、様々な使い方に対応する。
ストレージスペース
フロント&リアドアトリム、リアシートフロア、センターコンソール、助手席グローブボックス、助手席インストルメントパネル上部など、ペットボトルや書類、小物を収納できるストレージスペースを各所に配置したほか、運転席/助手席シートバックにはリアシートの乗員が利用できるテーブルを設置しています。
買い物やレジャー、ビジネスなど用途を問わず多目的に活躍します。
参考URL:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/rifter/design.html
高い環境性能と燃費性能、そして力強さを誇るクリーンディーゼルエンジンに最新のトランスミッションやメカニズムが組み合わさったリフターの走行性能
1.5L BLUEHDI ディーゼルターボエンジン
プジョー先進のデジタル技術により設計・開発された最新鋭のディーゼルエンジン1.5L BlueHDiを搭載しており、最高出力96kW(130ps)/3,750rpmのパフォーマンスを発揮し、特に高回転域でのパワフルさとレスポンスの良さは、ガソリンエンジンに近いドライブフィールを実現している。
また燃焼システムの効率化やフリクションロスの低減によって燃費も向上、クリーンテクノロジーに関しても確実な進化を遂げており、その最大の特長は、酸化触媒、SCR、DPFを同一ユニットにまとめ、エンジン本体のすぐそばに配置したことで、これによって排気ガス処理の効率が大幅に向上し、さらなるクリーン化を達成し、2020年から適用される欧州の排ガス規制、EURO6.2も早々とクリアしています。
リフターの燃費は、WLTCモード 18.2km/L
次世代オートマチック・トランスミッションEAT8
1.5L BlueHDiエンジンに組み合わされるのは、新設計による軽量コンパクト化とシフトバイワイヤ技術により運転支援機能を進化させた最新世代の8速オートマチックトランスミッションであるEAT8を採用。
電子制御化され向上したシフトクオリティ、ワイドでクロースしたギアレシオが、全速度域に渡りエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出し、小型軽量な設計で燃費の向上にも貢献します。
アクセルオフ時にクラッチを切るフリーホイール制御を備えたECOモードを選択すれば、さらに優れた燃費をもたらす。
参考URL:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/rifter/technology.html
ロードハンドリング
ラフロードにも対応できる地上高や乗車姿勢、足回りのセッティングと、プジョーならではのハンドリング、ロードホールディング性能を両立することで、運転者の冒険心を損なうことはありません。
アドバンスドグリップコントロール[GTに標準装備]
雪、砂、ぬかるみといった路面状況に合わせて走行モードを選択すると、トラクションコントロールとブレーキが駆動を最適に制御し、悪路での走破性を高める安心装備です。
参考URL:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/rifter/driving-experience.html
PEUGEOT i-Cockpitを中心とした快適機能
直感的かつ俊敏な操作を可能とするPEUGEOT i-Cockpitは、小径ステアリングホイール、ヘッドアップディスプレイ、8インチタッチスクリーンを人間工学に基づきレイアウトし、理想的なドライビングポジションを実現し運転席からの高い視認性を確保する。
プジョーミラースクリーン
スマートフォン接続機能の「ミラースクリーン」を搭載しており、Apple CarPlay、Android Auto?に対応するスマートフォンをUSBケーブルで接続するだけで、マップ、通話、メッセージ、音楽などのスマートフォンアプリを車載のタッチスクリーンで利用することができます。
音声認識機能を使ったボイスコントロール操作も可能となっており便利だ。
先進のドライビングアシストが日常の危険から守る
リフターの各所に搭載された超音波センサーやカメラが、市街地のドライブや駐車時の運転操作をサポートします。
テールゲートに設置されたワイドバックアイカメラは、シフトレバーをバックに入れると車両後方の状況をタッチスクリーンに表示し、距離や角度が認識できるガイドラインにより、停車状況が正確に把握できます。
同時に前後バンパーに内蔵されたセンサーが、車両の前方及び後方の障害物との距離を検知し、タッチスクリーンにスケールを表示し、障害物に近づくと、警告表示と警告音で注意を促す。
また、斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車両を超音波センサーが感知すると、ドアミラー内にオレンジ色の警告灯が点灯するブラインドスポットモニターシステムも採用しています。
アクティブセーフティブレーキ
前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
作動範囲は5~80km/hとなっており、80km/h以下では停止車両を、60km/h以下では歩行者も検知して追突事故などの危険を回避、あるいは衝突の被害を軽減し、安心で快適なドライブをサポートする。
アクティブクルーズコントロール
作動させるとフロントバンパーのレーダーが前方車両の速度と距離を検知し、車間距離を一定に保ちます。
アクセル、ブレーキ、エンジンブレーキの自動制御によって設定された車間距離を保ち、前方車両が停止した場合には車間距離を保ちながら自動停車します。
このシステムは30~180km/hの速度域で作動します。
レーンキープアシスト
走行中に車載カメラが車線を検知し、ウインカー操作をせずに車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力を生じさせ、元の車線へと戻します。
参考URL:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/rifter/technology.html
プジョーリフターに適合する、ドアステッププロテクターになります。
PEUGEOTロゴ付きの純正品です!
さいごに
プジョー リフターはいかがだったでしょうか?
日本市場でのLAV人気がじわじわときており、国産車ではトヨタ シエンタやホンダ フリードなどが人気となっている。
一方で、輸入車LAV人気のパイオニアである、ルノー カングーがここ数年でじわりと人気を出していく中、シトロエン ベルランゴやこのプジョー リフターが追従していく形となっている。
良くも悪くも、カングーに比べると後発的存在であるのは否めないが、後発故に洗練されたデザインや利便性などを高め、他車種との差別化を図っていると思う。
LAVは、国産車でも輸入車でも人気のカテゴリとなっているので、色々な車種の選択肢に、リフターを入れると新しい出会いがあるかもしれない。
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