シトロエン C4 SPACETOURER(CITROEN シーフォー スペースツアラー)は、2014年10月に登場したミニバンになる。
登場当初は、車名に「グランドC4ピカソ」となっており、2018年9月より現在の車名へと変更された。
同社のMPVモデルである、ベルランゴが2020年8月より販売開始され、一目置かれる存在となり、ファミリー層がベルランゴ目的でシトロエンのディーラーへ足を運んだ際に、3列シートを持ち7人乗りのミニバンのC4 SPACETOURERの存在を知り、改めて注目されることとなった。
今回はシトロエン C4 SPACETOURERについて紹介していきます。
C4 SPACETOURERの価格は
グレード | 駆動方式 | エンジン | 価格 |
GRAND C4 SPACETOURER SHINE BlueHDi | FF | 2.0L BlueHDi ターボディーゼル | 420万0,000円 |
環境性能とパワーを併せ持つ2.0L BlueHDiエンジン
ディーゼルエンジンを作り続けてきた長い経験と技術、そして革新的なクリーンテクノロジーの融合、それがC4 SPACETOURERに搭載されるBlueHDiです。
エンジンの基本構造は、コモンレール式高圧直噴システムを持つ2.0L直列4気筒DOHCターボディーゼル、16.7という高圧縮比のシリンダー内に、コモンレールを介して2,000バールの高圧燃料を直接噴射、可変ジオメトリーターボチャージャーの効果も併せて、最高出力120kW(163ps)/3,750rpm、最大トルク400Nm/2,000rpmを発揮します。
特にその強力なトルクは、7シーターをフルに活用した時でも軽快な走りをもたらすとともに、優れた加速性能も実現しています。
ドライビングプレジャーにおいても飛躍的な進化をもたらし、また同レベルの性能のガソリンエンジンに比べ、CO2排出量、燃料消費量ともに優れた環境性能を誇る。
C4 SPACETOURERの燃費は
モード | 数値 |
JC08モード | 18.8km/L |
WLTCモード | 16.3km/L |
シトロエンのアイコンを継承したシックで落ち着いたエクステリアデザイン
フロントフェイス
左右に伸びるクロームラインはLEDポジションランプの手前でアクセントが加えられ新しいニュアンスを生み出している。
フロントグリルは上下にセパレートされたダブルグリルとなり、大胆なデザインが個性的な印象を醸し出している。
Cライン
Aピラーから伸びやかなラインを描き、ルーフバーと一体化しながらリアエンドへと降りてゆくシルバーのアーチが、際立ったビジュアル効果を演出、彫りの深いプレスラインとともにサイドビューを個性的に演出します。
どのカラーリングを選択しても、このCラインが絶妙なアクセントとなっている。
LEDリアライト
3D効果を発揮する立体的なLEDリアランプはフロントビュー同様にハイテク感を醸し、個性を鮮やかに演出します。
ホイール
ホイールは17インチのアロイホイールを標準装備
リア
シトロエンの伝統的である、ダブルシェブロンエンブレムの中央部をブラック塗装し、モダンかつ立体的な視覚効果を与える。
全ての乗員が寛げる広々とした室内空間に、最新のデジタルを兼ね備えるインテリアデザイン
どんな家族構成やライフスタイルにも応える、GRAND C4 SPACETOURERの広く機能的な室内空間は、夢も、可能性も、大きく広がる。
寛ぎに満ちたナッパレザーシート[オプション設定]
オプション設定のナッパレザーシート仕様車には、助手席電動カーフレスト、フロント電動シート&シートヒーター、フロントアクティブランバーサポートなどを装備することで、ファーストクラスの寛ぎを提供します。
※助手席シートスライドは手動となっている。
豊富な収納スペース
フロントにはエアコンの吹き出し口を備えた大型グローブボックス、中央部には取り外しができる大型のリムーバブルセンターコンソールが装備されています。
さらに2列目シート足元にはフロア収納ボックスと、多彩で機能的な収納スペースが設けられており、小物などの収納に嬉しい装備だ。
ファーストクラスの7シート
GRAND C4 SPACETOURERは多彩なシートアレンジが可能な7人分の3列独立シートを採用しており、2列目シートは足元、ニースペース、座面幅とも大人がゆったりと過ごせるゆとりを持たせ、さらに個別に前後スライドとリクライニングが可能となっている。
1列目、2列目に比べ高めに配置された3列目シートは、その開放感がロングドライブにも使える快適さを生んでいます。
ハンズフリー電動テールゲート&大容量ラゲッジルーム
リアバンパーの下に片足を差し出すだけで、まるで魔法のようにテールゲートが自動で開く、ハンズフリー電動テールゲートを標準装備しているので、荷物などで両手がふさがっていても、問題なくテールゲート開けられる。
その中には、537Lのスペース、2列目シートを折りたためば最大1,709Lのスペースが広がります。
さらに、3列目シート格納時には645L、2列目シートまで折りたためば最大2,181?という大容量となり、ショッピングから家族そろってのキャンプまで、さまざまなニーズに余裕で応える器の大きさを誇っている。
インテリジェントコックピット
クロームとブラックのアクセントをあしらったシックなダッシュボードに、その上部にはフルデジタルの12インチパノラミックスクリーンを搭載している。
下部には7インチタッチスクリーンがレイアウトされていて、優れた視認性、機能性、直感的な操作性がもたらすドライビング感覚は、クルマとの一体感をさらに高める。
フレンチミニバンならではの洗練されたデザインと最新のデジタルインフォメーションシステムの美しい融合により、クルマを走らせる新しい歓びがここにあります。
CITROEN MIRROR SCREEN(シトロエン ミラースクリーン)
シトロエン車をさらに便利で楽しくするスマートフォン接続機能、「ミラースクリーン」を新たに搭載した。
Apple CarPlayや、Android Auto対応スマートフォンをケーブル接続するとタッチスクリーンにアプリを表示し、マップ、通話、メッセージ、音楽など、お気に入りのアプリをスマートフォン同様に操作できるミラースクリーンを搭載しています。
タッチスクリーン
ダッシュボード上部の12インチパノラミックスクリーンには運転者の必要情報すべてが視界内に表示されます。
スピードメーター、タコメーター、トリップコンピューター表示に加え、360°ビジョンなどの走行情報を見やすく表示し、また表示カラーは、4色から選ぶことができます。
ダッシュボード上部の7インチの大型タッチスクリーンには、多彩な情報と操作機能を集約し、指先ひとつでスマートフォンのように操作が可能だ。
画面は日本語表記が選択可能となり、解像度も反応速度も向上し、表示カラーのアンビエンス設定などあらたな機能も加わりました。
またインターフェイスとしての画面デザインも洗練され、直感的な操作性はさらに高まっている。
運転者の安心や疲労軽減に大きく寄与する最新のアシストシステム
アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)
フロントバンパーのレーダーが前方車両の速度と距離を検知し車間距離を一定に保つアクティブクルーズコントロールは、アクセルとエンジンブレーキに加え、ブレーキを併用して設定された車間距離を保ち、前方車両が停止した場合には車間距離を保ちながら停車または減速します。
このシステムは約30~180km/hの速度域で作動します。
ドライバーアテンションアラート
ステアリングやアクセルの操作、車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発します。
さらに平均速度65km/h以上での連続運転が2時間を超えると、コーヒーカップマークが点灯し警告音とともに休憩を促す。
レーンキープアシスト
走行中に車載カメラによって車線を検知し、ウィンカー操作をせずに車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力を生じさせ、はみ出しを防止します。
アクティブブラインドスポットモニター
斜め後方の死角に存在する後続車両を超音波センサーが感知し、ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯させます。
さらに後続車両の進路に入ろうとした場合には、ステアリングの反力によって車線変更を抑制します。
アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)
走行中、フロントウィンドウ上部に内蔵されたカメラが前方の車両や障害物を検知、ドライバーが回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
作動範囲は約5~140km/h。約80km/h以下では停止車両を、約60km/h以下では歩行者も検知して追突事故などの危険を回避、あるいは衝突の衝撃を軽減します。
スピードリミットインフォメーション
走行中、車載カメラが道路標識の制限速度を認識して、パノラミックスクリーンに表示します。
運転者はクルーズコントロール及びスピードリミッターの速度設定に、任意で連動させることができます。
ディスタンスアラート
時速30km以上の走行時に、フロントレーダーにより、前方車両との距離を検知。
接近しすぎている場合にはリスクに応じて、視覚と音声による警告で、運転者に注意をうながします。
シトロエンC4スペースツアラーに適合する、スタッドレスタイヤ&ホイール一式になります。
名門トーヨータイヤ社製の、ウィンタートランパスになります。
さいごに
シトロエン C4 SPACETOURERはいかがだったでしょうか?
シトロエンらしい特徴的で、モダンなエクステリアは、ひと目でシトロエン車で分かるデザインだが、同社の「C3」や「C5エアクロス」のようなポップさは抑えており、落ち着いた印象であるところが、全年代のファミリー層にもぴったり合うエクステリアデザインは秀逸である。
乗り心地に関しては、初代C4ピカソは、リアのみエアサスを使っていたのに対し、このグランドC4スペースツアラーは前後ともにメカニカルなコイル/ダンパーだが、シトロエンらしいフワッとした乗り心地は健在である。
まさに、大人数でレジャーを楽しむ際には乗員全てが快適で、まるで魔法の絨毯に乗っているかのような感覚さえ実感できるだろう。
これからミニバンを検討している方は、是非シトロエンC4 SPACETOURERを検討の一つに入れてみてはいかがだろうか?
この記事の参考URL:https://www.citroen.jp/car/grand-c4-spacetourer/
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