独特な外観に、思わず目を引くシトロエン C3。質感の高い乗り心地やユニークな装備で、ドライブの楽しさを追求した。

新車レビュー

シトロエン C3(CITROEN C3)は、2002年に初代モデルが登場し、2016年より3代目となる現行型を販売している。

C3 C4ピカソ
C4ピカソ

現行型から、フロントマスクをC4ピカソ、グランドC4ピカソと共通するイメージのフロントデザインを採用し、現在ではシトロエンでラインアップされる全ての車種にこのフロントデザインが用いられている。

他メーカーでも採用されている様に、ひと目で〇〇(メーカー名)と分かる手法を、シトロエンでもこの流れを汲んでいる。

シトロエンと言えば、「空飛ぶ魔法の絨毯」に乗っているかのような、質感の高い乗り心地で有名だが、もちろんその伝統的な乗り心地をC3でも実感できるものとなっている。

今回は、シトロエン C3についてお伝えしていく。

C3の価格は

C3 FEEL229万0,000円
C3 SHINE(内装:グレー)254万0,000円
C3 SHINE(内装:アーバンレッド)256万0,000円
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ユニークさが光るエクステリアデザインに、遊びゴコロ満載のカラーコーディネート

C3は、全長3,990mm・全幅1750mm・全高1495mmとコンパクトながら、ワイド&ローなボディサイズながら、SUVライクなホイールアーチデザインで、ただのコンパクトカーと思えぬデザインが魅力的だ。

C3 AIRBUNP(エアバンプ)

ボディのサイドには、AIRBUNP(エアバンプ)と呼ばれる、一際目を引く画期的なデザインを採用し、見た目ばかりではなく、空気入りの衝撃吸収パネルとなっており、軽い接触からボディを守るプロテクション機能も兼ね備えている。

これも、シトロエンであることの個性的なデザインである。

多彩なカラーバリエーションで、それぞれの個性を表現

C3 カラーバリエーション

C3には、7色のカラーバリエーションにSHINEグレードにはバイトーンルーフにより、ルーフ、ドアミラー、フォグランプベゼル、エアバンプに同様の差し色が施され、個性的なカラーリングを楽しめる。

インテリアカラー

インテリアカラーには2色のパターンを設定し、ボディカラーとの組み合わせでより楽しめる。

グレー[FEEL全色・SHINE(サーブル・アーモンド グリーン・コバルト ブルー・オレンジ パワー)に設定]

C3 インテリア グレー

シンプルで光沢のあるグレーのパターンで、アクセントトリムが印象的な水平基調のダッシュボードは、簡潔で無駄のないレイアウトを実現している。

アーバンレッド[SHINE(ブラン バンキーズ・ノアール ペルラネラ・ルージュ ルビ)に設定]

C3 アーバンレッド

エネルギッシュでダイナミックなアーバンレッドのパターンで、シートとドアアームレストはファブリック素材となり、ダッシュボートパネルはテップレザーを採用し、ステアリングはレザーステアリングとなる。

1.2L PURETECH 3気筒ターボエンジン

C3 1.2L PURETECH 3気筒ターボエンジン

2015年~2018年と、4年連続インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの最優秀賞に輝く定評あるガソリンエンジンで、最高出力81kW(110ps)/5,500rpm、最大トルク205Nm/1,500rpmとし、小排気量ながら200バールの高圧燃料噴射システムによって極めて高い燃焼効率を実現している。

1,500rpmという低回転域から1.6Lの自然吸気エンジンをも上回る強大なトルクを発生し、同時に優れた燃費性能も併せ持っている。

また軽量でコンパクトなサイズも大きな特長で、1.6L 4気筒自然吸気エンジンに比べ-12kgの単体重量により優れた回頭性を生み、同時にボディ全体の軽量化に大きな役割を果たしている。

INTELLIGENT TECHNOLOGY(インテリジェント テクノロジー)

C3 INTELLIGENT TECHNOLOGY(インテリジェント テクノロジー)

最新のテクノロジーを誰にとっても分かりやすく、使いやすくしました。

シトロエンのアドバンストコンフォートの思想は、コックピットにまで及び、直感的な操作性や視認性の高いディスプレイ、スイッチひとつの扱いやすさ、そしてドライビングポジションにいたるまで、ディテールにも目配せしたデザインの洗練は、乗る人の感覚を最優先して、たどり着いた結論となっている。

CITROEN MIRROR SCREEN(シトロエン ミラースクリーン)

C3 CITROEN MIRROR SCREEN(シトロエン ミラースクリーン)

シトロエン車をさらに便利で楽しくするスマートフォン接続機能「ミラースクリーン」を新たに搭載した。

Apple CarPlayやAndroid Auto対応スマートフォンをケーブル接続するだけで、タッチスクリーンにアプリを表示し、目的地の検索、通話、メッセージの送受信、音楽を聴くなど、アプリの機能をボタンタッチでシームレスに活用できる。

さらに、音声コントロールにも対応しているので、安全で快適に操作ができます。

CONNECTEDCAM CITROEN(コネクテッドカム)[SHINEに標準装備]

C3 CONNECTEDCAM CITROEN(コネクテッドカム)

ドライブ中の印象的なシーンや出来事を、チャンスを逃さず撮影できる、標準装備としては世界初のコネクテッドカムです。

ルームミラー基部に装着された16GBのメモリーとGPSを搭載した一体型のフルHDカメラで、前方視界120°の写真、動画、いずれもワンタッチで撮影及び、保存が可能となっている。

さらに専用アプリによってスマートフォンと接続し、保存データをSNSでシェアするなど、さまざまな楽しみ方が可能で、ドライビング体験を広く共有できるコミュニケーションツールとなっています。

さらには、ドライブレコーダーの機能としての役割を持ち、専用のセンサーが衝撃を感知すると、その30秒前から60秒後までの90秒間、自動的に動画を録画し保存します。

また、内蔵のGPSによる位置情報をスマートフォンに送信することで、広大な駐車場などで駐車位置を簡単に見つけ出す機能も備えている。

遊び心と実用性を兼ねた、C3の新しいユニークな試みとなっている。

洗練された安全装備と、快適性を備えたC3のテクノロジー

アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)

C3 アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)

カメラが前方の車両や障害物を検知して警告を発し、運転者が回避操作を行わない場合に、危険回避、被害軽減のため自動的にブレーキを作動させます。

作動速度域は5~約80km/hで、約60km/h以下では歩行者も検知する。

スマートキー&プッシュエンジンスタートボタン

C3 スマートキー&プッシュエンジンスタートボタン

キーを携帯していれば、ドアハンドルに触れるだけで自動的に解錠。

さらにセンターコンソール上のプッシュボタンでエンジンをスタートできる。

ヒルスタートアシスタンス

C3 ヒルスタートアシスタンス

3%以上の勾配のある坂道で発進する際、ブレーキペダルから足を離しても約2秒間ブレーキの作動状態を維持するので、アクセルに踏み替える前にクルマが動き出すことを防止して、スムースな発進をサポートする。

ブラインドスポットモニター(SHINEに標準装備)

C3 ブラインドスポットモニター

斜め後方の死角に存在する後続車両を超音波センサーが感知し、ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯させます。

レーンデパーチャーウォーニング

c3 レーンデパーチャーウォーニング

走行中に車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作をせずに車線からはみ出しそうになると、インジケーターと音で警告を発します。

バックカメラ(SHINEに標準装備)

C3 バックカメラ

バックする際に車両後方の状況をタッチスクリーンに映し出し、さらに距離や角度が認識できるガイドラインにより、停車状況が正確に把握できる。

ドライバーアテンションアラート

C3 ドライバーアテンションアラート

ステアリングやアクセルの操作、車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発します。

さらに平均速度65km/h以上での連続運転が2時間を超えると、コーヒーカップマークが点灯し警告音とともに休憩を促す。

スピードリミットインフォメーション

C3 スピードリミットインフォメーション

走行中、車載カメラが道路標識の制限速度を認識して、インストルメントパネルに表示します。

運転者はクルーズコントロール及びスピードリミッターの速度設定に、任意で連動させることが可能となっている。

広大なラゲッジスペースや快適装備

C3 ラゲッジスペース

ラゲッジスペースは300Lという広大なスペースを持つので、スーツケースなども楽々収納できます。

他にも大型グローブボックス、12V電源ソケットやUSBポート付きのセンターコンソールなど、現代における実用性にも抜かりはありません。

シトロエン C3に適合するシトロエン純正のフロントサンシェードになります。

さいごに

C3 リヤビュー

シトロエン C3はいかがだったでしょうか?

筆者の感想としては、まずエクステリアデザインが秀逸である事や日本の道路状況にマッチしたボディサイズ、多彩なカラーバリエーションによって、ユーザーの個性を引き出せる事など、オシャレなクルマだと、素直に思った。

FEELグレードでも、十分に個性をアピールできるが、やはりSHINEグレードを選択するのがベストバイだ。

そこには、バイトーンルーフの設定があることにより、多彩なカラーパターンを楽しめることに重要性を感じるからだ。

この個性的なエクステリアデザインを様々なカラーで、より自分らしいC3を体験できることが、このクルマに乗ることの楽しみであると思う。

上述でもお伝えしたコネクテッドカムは、現代では当たり前となりつつあるSNSをさらに身近なものとしているし、SNSを利用していなくても思い出作りなどでも役立つ、他メーカーにはない画期的なアイテムとひとつと言っていいだろう。

エクステリアのユニークさだけではなく、テクノロジーにも遊び心を備えたC3は、今後楽しいクルマのベンチマークとなり得る優秀なクルマだ。

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