ボルボ XC40は、新世代プラットフォームのCMA(Compact Modular Architecture)を最初に導入した車種となり、ラインアップされているSUVの中でもエントリーモデルにあたるコンパクトSUVだ。
都市生活をコンセプトとして、開発されたXC40のエクステリアデザインは、正統派のSUVらしく、力強さにあふれた佇まいに、大胆な造形のフロントグリルからテールライトに至るまで、ボルボそのものの造形を施している。
洗練されたデザインに、予防安全技術の充実、高いボディ剛性とポテンシャルの高いボルボ XC40についてお伝えしていきます。
車名の由来は、「XC」はSUVで、「40」はコンパクトサイズを意味する。
XC40の価格は
XC40 T4 | 396万2,037円 |
XC40 T4 Momentum | 457万3,148円 |
XC40 T4 AWD Momentum | 477万6,852円 |
XC40 T4 AWD R-Design | 508万2,407円 |
XC40 T4 AWD Inscription | 518万4,259円 |
XC40 T5 AWD R-Design | 559万1,666円 |
XC40 T5 AWD Inscription | 569万3,519円 |
- 最新の環境適合技術の詰まった、エンジン
- 運転支援や事故回避、万が一の衝突の際にも乗員を保護する革新的なセーフティ・テクノロジー
- 歩行者・自転車・大型動物検知機能(夜間含む)
- インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
- 対向車対応機能
- 被追突時警告機能(静止時ブレーキ維持機能付)
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)
- 全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
- パイロット・アシスト(車線維持支援機能)
- LKA(レーン・キーピング・エイド)
- LEDヘッドライト
- オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
- ステアリング・アシスト付BLIS(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
- LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
- RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
- DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
- 360°ビューカメラ
- パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援機能)
- 電動プリクラッシュ・テンショナー付フロントシートベルト
- 衝撃吸収機構付フロントシート
- デュアルモード・エアバッグ(運転席/助手席)/ニー・エアバッグ(運転席)
- ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護機能)
- ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援機能)
- 世界最高水準のボディ構造
- 快適で、ドライブが一段と楽しめる装備品と収納力にもこだわった車内空間
- さいごに
最新の環境適合技術の詰まった、エンジン
意のままに引き出せるパワーにクリーンで高い燃費効率、心ゆくまで楽しめるドライビングを実現する為に、Drive-Eは、そのすべてに妥協することなく生み出されたパワートレーンとなっている。
いずれのエンジンにも、ボルボが誇る最新の環境適合技術が注がれている。
T4(ガソリンエンジン)
最高出力140kW(190ps)を発揮するDrive-E 2.0リッター4気筒直噴ガソリンターボエンジンで、1,400rpmから4,000rpmの幅広い回転域で最大トルク300Nmを発生します。
常用回転域でゆとりある走りを実感できる。
最高出力:140kW(190PS)/4,700rpm
最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1,400-4,000rpm
燃費:JC08モード 13.6km/L
T4 AWD(ガソリンエンジン)
上記のT4に、4WDシステムを搭載したモデル。
最高出力:140kW(190PS)/4,700rpm
最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1,400-4,000rpm
燃費:JC08モード 13.2km/L
T5 AWD(ガソリンエンジン)
高回転域の優れたレスポンスと伸びやかなドライビングフィールが特徴のハイパワー2.0リッター4気筒直噴ガソリンターボエンジンとなり、最高出力185kW(252ps)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)を1,800rpmから4,800rpmの幅広い回転域で発生する。
最高出力:185kW(252ps)/5,500rpm
最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1,800-4,800rpm
燃費:JC08モード 12.4km/L
運転支援や事故回避、万が一の衝突の際にも乗員を保護する革新的なセーフティ・テクノロジー
XC40には、16種類以上のボルボ・セーフティ機能を標準装備し日常に潜む危険な場面や、ドライブをより安全で快適に過ごすための先進技術が充実しています。
ボディ剛性の高さにも定評のある、ボルボ社ですがXC40には最新のボディ構造となっており、乗員の安心に寄与します。
なお、XC40は2018年ユーロNCAPテストにおいて五つ星および最高評価を獲得し、道路上で最も安全な車のひとつとして認められることとなった。
歩行者・自転車・大型動物検知機能(夜間含む)
昼間だけでなく薄暗い環境下でも自車前方の歩行者や自転車を識別し、衝突の危険が生じた際には運転者へ警告し、適切な回避操作が行われなければ被害軽減ブレーキを作動させる。
大型動物検知機能は、前方のヘラジカやトナカイ、馬などの大型動物を検知し、衝突の危険を察知した際には運転者へ警告を行い、必要に応じ被害軽減ブレーキを作動させる。
インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
交差点を右折しようとしている際に対向車の動向を監視し、対向車と衝突する危険度が高いと予測された場合は被害軽減ブレーキを作動させ、交差点内での対向車との衝突被害の軽減をサポートする。
こうした状況では、車両が危険を検知してから衝突を回避する操作を実行するまでに時間的な余裕がないため、衝突警告を発すると同時にフルブレーキを作動させる。
対向車対応機能
対向車線から自車の走行車線へと進入してきた対向車の接近を検知する、ボルボ初の革新的な安全機能となっている。
衝突を回避できないと判断された場合、衝突による被害を抑えるため、被害軽減ブレーキを作動させる。
被追突時警告機能(静止時ブレーキ維持機能付)
後方から接近する車両が自車に追突する危険を検知すると、ハザードランプを通常よりも速く点滅させて後方のドライバーに注意を促す。
衝突の危険が迫ると、フロントのシートベルトを自動的に巻き取り乗員を衝撃から保護し、さらに、自車が停止している状態ならあわせて被害軽減ブレーキを作動させ、2次被害の衝突を防ぎます。
衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)
駐車スペースから後退して出庫するときの安全を確保するための装備で、リアバンパーに内蔵されたミリ波レーダーによって、接近する車両、歩行者や自転車の存在を検知し、検知された場合は警告音で運転者に知らせるとともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の低減をサポートする。
全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
設定した速度を上限として、前方車両との車間距離を自動的に調整しながら加速、巡航、減速を交通の流れに合わせて自動で行い、長距離ドライブの疲労を軽減します。
渋滞などで停止した場合は、ブレーキ作動状態を維持する機能も搭載。
車速70km/hを超えて先行車に追従している際にウインカーを操作して追い越す意思を示すと、車両を一時的に加速させてスムーズな追い越しを支援する「追い越しアシスト」機能も備えている。
パイロット・アシスト(車線維持支援機能)
全車速追従機能付ACCを設定して高速道路などを走行中にパイロット・アシストを作動させると、車線を維持するためにステアリングを穏やかに自動修正するステアリング・アシストが働き、わずかなステアリング操作で車線の中央を保持できるよう支援する。
この機能は渋滞中でも車線を維持するようにステアリング操作をアシストし、前走車や隣接車線の他車と接触するリスクを低減させて運転者の疲労を軽減となる。
単独走行中でも作動させることができるので、より便利となっている。
LKA(レーン・キーピング・エイド)
進行方向の車線を監視し、無意識のうちに走行中の車線を逸脱しそうになっていると判断された場合に、走行中の車線を保持できるようにステアリングを穏やかにアシストします。
ステアリングのアシストでは不十分な場合、あるいは隣接する車線へと進入してしまった場合は、警告音やステアリングホイールの振動で運転者に注意を促す。
LEDヘッドライト
北欧神話の雷神が手に持つ「トールハンマー」をモチーフにした、ひときわ印象的なLEDヘッドライトは、新世代のボルボを象徴するユニークなアイコンとなっている。
LEDデイタイム・ランニング・ライトやウインカーの機能を内蔵しているほか、ステアリングを切った向きに合わせてヘッドライトの照射方向を最大30°の範囲で自動的に動かし、進行方向前方の視界を確保する、アクティブベンディング機能も備えています。
※アクティブベンディング機能は、R-DesignとInscriptionに標準装備
オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
ステアリング操作をアシストし、対向車との衝突回避を支援する機能となっており、意図せずセンターラインを越えて対向車線へ進入し、対向車と衝突する危険があると判断されると、速やかに元の走行車線へ復帰できるようにステアリングを自動修正します。
車線境界線がはっきりと視認できる道路で、車速60km/hから140km/hで作動可能となっている。
ステアリング・アシスト付BLIS(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・インフォメーション・システム)
リアバンパー左右に内蔵されたミリ波レーダーにより、後方から接近する車両の存在を知らせるBLISに、ステアリング・アシストが加わりました。
ドアミラーガラスに内蔵されたインジケーターが点灯中に車線変更または無意識に自車線から逸脱した際に、隣接車線の車両と衝突する危険度が高いと判断されると、元の車線へ戻るようにステアリングを自動修正し、衝突回避を支援します。
LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
リアバンパーの左右コーナーに内蔵されたミリ波レーダーにより、隣接する車線の自車後方に急接近する車両の存在が検知された場合、左右ドアミラーガラスに内蔵されたインジケーターの該当する側を点灯させて運転者に注意を促す。
さらに、インジケーターが点灯中にもかかわらず車線変更のウインカーを作動させると、点灯していたインジケーターを点滅させて運転者に警告します。
RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
制限速度や追い越し禁止などの重要な道路標識をカメラで読み取り、デジタル液晶ドライバー・ディスプレイ内に表示します。
刻々と変化する道路標識の情報をわかりやすく伝え、運転に必要な情報の見逃しを防ぎ、速度警告機能では、制限速度を超過したときに標識のシンボルを一時的に点滅させるように設定することが可能となっている。
DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
左右車線(走行区分線)と自車の位置関係をカメラで監視するとともに、ドライバーのステアリング操作をチェックし、運転中の眠気や注意力低下による運転のふらつきなど異常な走行状況を感知すると、警告音で運転者の注意を喚起し、休憩を促すメッセージとコーヒーカップのマークをデジタル液晶ドライバー・ディスプレイ内に表示します。
360°ビューカメラ
車両の周囲に装備されている4個のカメラを使用して真上から見下ろしている映像を作成し、センターディスプレイに表示することで、自車と周囲との位置関係をひと目で確認することができ、障害物の有無などの周辺状況を把握しやすくなります。
リバースギアにシフトすることで、センターディスプレイに360°ビューの映像を表示できるほか、ステアリングホイールの操作に応じて自車の予想進路をガイドラインで案内するリアビューカメラの映像を表示することも可能です。
パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援機能)
運転者に代わってステアリング操作を自動で行い、駐車を支援します。
駐車可能なスペースがあることを検知すると、センターディスプレイとデジタル液晶ドライバー・ディスプレイパネルに自動操舵の開始を表示し、運転者は周囲の安全を確認し、ステアリングから完全に手を離して、ブレーキとアクセル、シフトレバーの操作をするだけで駐車できる。
縦列駐車だけでなく並列駐車にも対応しており、縦列駐車の場合は、駐車だけでなく発進も支援します。
※R-DesignとInscriptionに標準装備、Momentumにオプション設定
電動プリクラッシュ・テンショナー付フロントシートベルト
フロントシートベルトにはプリテンショナーとフォースリミッターに加えて、電動式のシートベルト巻き取り装置(電動プリクラッシュ・テンショナー)を採用しています。
各種センサーが衝突の危険を察知すると、事前にフロントシートベルトを巻き取ることで乗員をシートに拘束し、衝撃に備える。
巻き取る力は状況により変化し、最大10秒間、乗員の身体を適切に保持して安全を確保します。
衝撃吸収機構付フロントシート
事故の種類によっては、シートクッションに向かって下方向の非常に強い力が乗員の身体に加わります。
それにより、一見したところではそれほど深刻ではないと思える事故でも、重大な脊椎損傷へとつながる危険性がある。
ボルボ車のフロントシートクッションは、そのような重大事故においても衝撃のエネルギーを吸収することのできる機構を備えており、衝突や事故の際に乗員が負傷するリスクを低減する。
デュアルモード・エアバッグ(運転席/助手席)/ニー・エアバッグ(運転席)
2つの膨張パターンが設定されたフロントシート用デュアルモード・エアバッグを採用しており、衝突時に加わる衝撃が極めて小さい場合、エアバッグは開かず、プリテンショナー付シートベルトを介して運転者や同乗者を拘束します。
ニー・エアバッグはドライバーの膝元に装着され、主に正面衝突の際に、膝や足がダッシュボード下部に衝突することを防ぎ、負傷の程度・可能性を軽減させる。
ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護機能)
道路逸脱を回避できないと判断された場合、衝撃に備えてシートベルトを締めつけて安全な着座姿勢を確保するとともに、エアバッグと連携し、乗員が負傷するリスクを低減します。
道路からの転落などによる強い衝撃に対しては、衝撃吸収機構付フロントシートが衝撃を緩和して、乗員の脊椎を保護する。
ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援機能)
道路からの逸脱を防止するため、ステアリング操作をサポートする機能となっており、車速65km/hから140km/hの範囲で走行中、意図せず道路から逸脱するようなステアリング操作が行われたことを検知すると、ステアリング操作への介入とともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させて危険回避をサポートする。
世界最高水準のボディ構造
ボルボ最新のボディ構造は、強度を高めながら軽量化を図ることのできるウルトラ高張力鋼(ボロンスチール)を多用し、さらに多重層構造や圧延技術、レーザー溶接等の最先端技術を駆使して、ボルボ史上最も安全なボディ構造の設計を実現している。
XC40に適合する、フロントサンシェードになります。
快適で、ドライブが一段と楽しめる装備品と収納力にもこだわった車内空間
ワイヤレス充電
センタータッチスクリーンのすぐ下には、スマートフォン置き場があり、この場所はスマートフォンを取りやすいだけでなく、ワイヤレス充電もしてくれます。
スマートフォンインテグレーション
Apple CarPlayやAndroid Autoを使って、スマートフォンの機能をセンタータッチスクリーンで操作できるので、お気に入りのアプリが使いやすくなり、Apple SiriやGoogle Assistantにつなぐことができます。
パノラマ・ガラス・サンルーフ
チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフから自然光がたっぷり車内に降り注ぎ、暖かい日にはルーフを開けて日光を楽しむこともできます。
※一部にオプション設定
プレミアム・サウンド
XC40は緻密で力強い低音を生み出すエアウーファーテクノロジーを全車に標準装備している。
よりリアルな臨場感をお求めの方には、harman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムを用意しています。
高音質で世界に知られ、ハイエンドのひとつに数えられるオーディオブランドとのコラボレーションによって完成した、クラス最高水準のオーディオシステムです。13個のスピーカーによって紡ぎ出される、バランスに優れたパワフルなサウンドが堪能できる。
至る所に、収納スペースを持つのでスッキリと収納が可能
ドアの収納スペースには、ノートパソコン一台、又は1リットルサイズのペットボトル3本が入り、センターアームレストの下には、持ち物を入れる場所があり、さらにゴミ箱も付いている。
グローブボックスにはフックまでついており、かばんや食べ物のテイクアウトをかけることができるなど、あらゆるものに置き場所を用意している。
ラゲッジルームには、フロアはロック可能な折りたたみ式になっており、載せるものに合わせて変えられます。
大きなものを載せる際には、折りたたむことも可能なので自由自在に広く使いやすいモノとしている。
さいごに
XC40についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
XC40は、個人的に体感で他のボルボシリーズより見る機会が多いなぁ。と感じていてのですが、やはりこの体感は間違っておらず、2019年に日本におけるボルボのラインアップの中で最も売れたモデルとなっており、全モデルの1/4を占める割合なので、いかに人気車種であることが分かるであろう。
特に、新規ユーザーが選択したことが大きいウエイトを持っており、サイズ感やパッケージングが認められたと言っていいだろう。
未だに、SUV人気は衰えず、むしろXC40の様なコンパクトSUVが頭角を現しているので、XC40はまさに今の流行の最先端となっているクルマだ。
今後、このXC40もどんどん改良し良いクルマになるのは間違いないので、注目していきたい。
この記事の参考URL:https://www.volvocars.com/jp/v/cars/xc40
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