10年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型ハイラックス登場!タイを皮切りに、日本市場では2026年中頃に発売へ

9代目ハイラックス アイキャッチ 車の情報

トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」が、ついにフルモデルチェンジを迎えました。

2025年11月10日、タイ・バンコクにて9代目となる新型ハイラックスを世界初公開しました。

冒頭のプレゼンテーションでは、チーフブランディングオフィサーのサイモン・ハンフリーズ氏が、「2004年豊田章男さんが当時アジア本部長だった時にIMVプラットフォームを立ち上げ、その旗手としてハイラックスが登場しました。今では多くの方が「タイの国民車」と呼んでいただいていることを誇りに思います。ハイラックスは世代を重ねるごとに、道、エンジニア、そして何よりも世界中のお客様の声によって、より強く進化してきました。今回発表した新型ハイラックスには、カーボンニュートラルの実現に向けて、ひとつの答えではなく、マルチパスウェイで取り込みます」とコメントしています。

日本国内では、2015年から販売される8代目が13年ぶりに復活し、本来採算の取れない可能性もあるところ、やむなく掲げた2,000台の年間目標に対し、販売初月で2,300台の受注が得られ、受注から納車まで平均的に9~10ヶ月を要するなど、人気の車種になりました。

10年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型ハイラックスは、一体どのような進化を遂げたのか、紹介します。

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9代目ハイラックスの概要

パワートレーン選択肢を大幅に拡充

9代目ハイラックス BEV
BEVモデル

新型ハイラックスの注目すべき点としては、パワートレーンの選択肢を大幅に拡充した点であります。

従来の2.4Lディーゼルエンジンや2.7Lガソリンエンジンは、「2.8Lディーゼルエンジン」となります。

そして、大きな変更点として、BEV(バッテリー電気自動車)モデル、さらには将来的にFCEV(燃料電池車)モデルも新規に展開予定となっています。

BEVモデルのプロトタイプでは59.2kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は約300km以上を目標としており、前後に電動アクスル(eAxle)を備えた4WDシステムにより、悪路走破性も従来以上に高められている点が注目されます。

また、将来的にはFCEV(燃料電池車)仕様の投入も視野に入れられており、ハイラックスは「電動化する世界のピックアップ」を象徴する存在となりそうだ。

日本仕様ではまずディーゼルモデルが2026年中頃に投入予定とされており、BEV・FCEVモデルの日本導入時期は未確定となっていますが、ユーザーの選択肢が増えることで期待できます。

エクステリアデザインとボディサイズ

9代目ハイラックス エクステリアデザイン

エクステリアデザインは、「タフさ」を保ちつつも、よりモダンで洗練されたスタイルへと進化しています。

フロントフェイスはスリムなLEDヘッドライトと、その間に配置されたTOYOTAのレタリング入りバーを備え、グリル周りも大型化・ワイド化され、「Tough & Agile(タフ&アジャイル)」な印象を強めています。

デザインテーマとして、オーストラリアの開発チームが主導し、「Cyber Sumo(サイバー相撲)」という名称の下、相撲の立ち姿をモチーフにした強靭な体幹をイメージしたプロポーションが採用されています。

9代目ハイラックス リアデザイン

側面・リア回りにも手が加えられており、リアゲートにはアクセス用ステップが統合され、テールライトやバンパーまわりも一新され、より実用性と機能性を伴ったデザイン変更となっています。

ボディサイズは全長5320×全幅1855×全高1800mm、ホイールベースは3085mm(BEVの数値)となっており、8代目ハイラックスが、全長5340×全幅1855×全高1800mmとなっていて、全長は20mm程短くなったが、ボディサイズはほぼ同じと言えます。

インテリアデザイン

9代目ハイラックス インテリアデザイン

インテリアは、「ピックアップトラック」という実用車でありながら、モダンさ・快適性・先進装備を大幅に強化したものとなっています。

外観同様に「頼れる」印象を残しつつ、室内空間・装備・操作性において大幅なアップデートがなされている点が特徴です。

ダッシュボードは「水平基調」で造られており、運転席からの視界確保が意図されています。

高仕様グレードでは12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと12.3インチのマルチメディア・タッチスクリーン が採用されており、車載情報・エンターテインメント機能が充実しています。

また、多くの操作部(ドライブモード・4WD切替・エアコンなど)は物理スイッチやダイヤルを残しつつ、先進的な機能と融合しており、これにより「実用車としての使いやすさ」と「ハイテク感」の両立が図られています。

ステアリングホイールも新意匠で、ボタン配置が改善され、視界・操作性ともに向上しています。

従来の「働くトラック」という印象から一歩踏み出し、「日常もアウトドアもこなせるラギッド&モダン」なキャビンへ進化しています。

大型ディスプレイ・高機能装備・上質素材といった要素は、「走る」「使う」「見せる」全ての面で満足度を高める設計と言えます。

時代に合わせて進化した安全装備や先進運転支援装備の向上

9代目ハイラックス トヨタセーフティセンス3.0

「頑丈で信頼できるピックアップトラック」という立ち位置を維持しながら、安全性・先進運転支援技術(ADAS)を強化し、よりモダンな装備を備えています。

Toyota Safety Sense3.0のADASを搭載しており、衝突回避支援(プリクラッシュセーフティ)機能、車線維持支援/レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロール(追従クルーズ)、ロードサインアシストなど充実した安全装備が魅力的です。

また、パノラミックビュー/マルチテレインモニター(クルマの周囲をカメラで俯瞰表示し、駐車・悪路走行・荷役などでの視認性を向上)や、ブラインドスポットモニター、後方交差車両警報なども備わり、実用車であるピックアップトラックとは思えないほどの、安全装備となっています。

従来の「タフで使える」トラックとしての価値を残しつつ、「最新の運転支援・安全性」をしっかりと強化したモデルと言え、特に、ピックアップというハードな用途で使われる可能性が高い車種だけに、「先進安全装備+構造安全+用途適応性」の三位一体で安全性を高めてきている点が注目されます。

さいごに

遂に、ピックアップトラックファン、いやハイラックスファン垂涎の新型ハイラックスの登場です。

冒頭でも触れた通り、年間2,000台の目標に対し、販売初月で2,300台の受注を得るなど、非常に前モデルでも大人気の車種になっています。

9代目ハイラックスでは、さらに進化した装いになっているので、これまでのファンのみならず、新規で購入される方も多くなることは間違いないと思います。

購入に関しては、生産の兼ね合いもありますが、非常に手に入れにくいことが予想されます。

早めに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

早くも、注目されている車種だけあって、期待されます。

参考に、タイトヨタでの販売価格を記しておきます。※1バーツ=4.75円

・ハイラックスTRAVO StandardCab 4TREX(2ドア):767,000~819,000バーツ 3,643,950~3,890,997円

・ハイラックスTRAVO Smart Cab Prerunner(2ドア):789,000~909,000バーツ 3,748,470~4,318,579円

・ハイラックスTRAVO Smart Cab 4TREX(2ドア):984,000~1,029,000バーツ 4,674,898~4,888,689円

・ハイラックスTRAVO Double Cab Prerunner(4ドア):895,000~999,000バーツ 4,252,067~4,746,161円

・ハイラックスTRAVO Double Cab 4TREX(4ドア):1,090,000バーツ 5,178,495円

・ハイラックスTRAVO Overland Prerunner(4ドア):1,102,000~1,176,000バーツ 5,235,505~5,587,073円

・ハイラックスTRAVO Overland 4TREX(4ドア):1,292,000~1,366,000バーツ 6,138,179~6,489,746円

・ハイラックスTRAVO-e 4TREX(4ドア):1,491,000バーツ 7,083,611円

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