プジョー 508(PEUGEOT 508)は、2011年より販売され2018年に現行型である2代目が登場した。
日本へは2018年11月に、まずサルーンの「ファーストエディション」が60台限定で先行投入され、2019年3月より本格導入を開始し、同年6月にSWの導入を開始した。
エクステリアデザインは、既存のプジョー車と継承している部分は多く見受けられるものの、セダンということもあり、どこか落ち着き感が高級感を演出する形の装いが目を引くクルマだ。
今回は、プジョー 508について紹介します。
508の価格は
グレード | エンジンタイプ | 価格 |
508 Allure | 1.6L直列4気筒ターボガソリンエンジン | 430万2,000円~ |
508 GT Line | 1.6L直列4気筒ターボガソリンエンジン | 473万6,000円~ |
508 GT BlueHDi | 2.0L直列4気筒ターボディーゼルエンジン | 507万6,000円~ |
落ち着いた中にもスポーティさを感じ、上品さも兼ね備えるエクステリアデザイン
ダイナミックで挑発的なフロントフェイスに、ファストバックと称されるエレガントなルーフラインを持ち軽量化が図られた流麗なロー&ワイドボディは、スポーツクーペらしい存在感溢れる。
そして全身に息づく圧倒的な高品質は、クラスやセグメントの概念を過去のものにしてしまい、躍動的なスポーツマインドと大人の品格を併せ持つ、美しく新しいセダンのあり方を提供する。
フルLEDヘッドライト
昼夜を問わず、車の中からも外からも十分な視認性を確保するために、オートライト付きフルLEDヘッドライト、LEDデイタイムランニングライト、固定式コーナーリングランプを装備している。
パノラミックサンルーフ[GT Line、GT BlueHDiにオプション設定(パッケージオプション)]
爽快なドライビングをもたらす広大なパノラミックサンルーフは前半分がオープンタイプで、後席からでも頭上の景色を覗くことができる大型のものを採用。
紫外線や熱線をカットする特殊ガラスを使用し、電動メッシュシェードを装備することで、陽射しが強くても室内の快適性は損なわれません。
フレームレスドア
エレガントなフレームレスドアは、ローボディに貢献しながら、巧みなデザインで造形的な美しさと高い品質感、十分な視界の確保を両立している。
シートマテリアル
運転者を支えるサポート性能とともに上質な仕上げを追求したシートは、ファブリック/テップレザー(Allure、GT Line)、アルカンタラ/レザー(GT BlueHDi)、ナッパレザー(GT Line、GT BlueHDiにオプション設定)の3タイプのマテリアルを設定。
フルLEDリアコンビネーションランプ
ライオンの鉤爪をモチーフにデザインされたフルLEDリアコンビネーションランプは、ボディの幅一杯に広がるブラックアクセントに浮かび上がる赤い爪跡により、走り去るリアビューに鮮烈な印象を与える。
プジョーの代名詞と言えるi-Cockpitにより、利便性にこだわり美しいドライビングが生まれる場所へ
デジタルグラフィックの美しさが目を奪うヘッドアップインストルメントパネル、必要な機能へスムーズにアクセスできる8インチタッチスクリーン&トグルスイッチ、俊敏なハンドリングと理想的なドライビングポジションを実現する小径ステアリングホイール、すべてに質感も操作性も洗練を極めている。
プジョーミラースクリーン
508にはスマートフォン接続機能「ミラースクリーン」を搭載しているので、対応するスマートフォンをUSBケーブルで接続するだけで、マップ、通話、メッセージ、音楽などのスマートフォンアプリを車載のタッチスクリーンで利用することができ、音声認識機能を使ったボイスコントロール操作も可能となっている。
FOCALプレミアムHi-Fiシステム[GT Line、GT BlueHDiに標準装備]
フランスを代表するハイエンドオーディオブランド、FOCAL(フォーカル)のサウンドシステムを搭載し、車内10ヵ所に配置されたスピーカーから、臨場感あふれる、クリアで高精度なリスニング体験をお届けする。
ストレージスペース
アクセスしやすいセンターコンソールや、各ドアポケットなど、便利に使える収納スペースを各所に効果的に配置している。
シートコンフォート
あらゆるシチュエーションで最大限の快適性を実現するため、各シート形状は最適化され十分な調整幅を確保している。
さらにフロントシートにはシートヒーターや、電動調整、ポジショニングメモリー(運転席のみ)機能やマルチポイントランバーサポートを装備。
マルチポイントランバーサポートは内蔵された8つのマルチポイントが空気圧により膨張・収縮し、肩から腰部をサポートし、複数のパターンから動きを選択することができ、ロングドライブ時のストレスを緩和します。
※フロントシート8ウェイ電動調整、マルチポイントランバーサポートはGT Line、GT BlueHDiに標準装備、運転席ポジショニングメモリー機能はGT BlueHDiに標準装備
ラゲッジルーム
開口部を広く取った積み下ろしのしやすいラゲッジスペースは、リアシートの一部または全体を倒すことでさらに便利に、大容量になりシートアレンジも多彩となっている。
ダッシュボードやスマートキーのボタン、またはバンパーの下で足を少し動かすだけでテールゲートが自動的に開く、ハンズフリー電動テールゲート[GT Line、GT BlueHDiに標準装備]も装備されています。
低ダストが実現、定評のあるディクセル製のブレーキパッドになります。
プジョー508に!
選べる2種類のエンジンに、EAT8を組み合わせた圧倒的なパフォーマンスを魅せる
アクティブサスペンションを採用し、プジョー伝統のしなやかな乗り心地とハンドリング、ロードホールディング性能はさらに進化させている。
路面状況やドライブモード(エコ/コンフォート/ノーマル/スポーツ)に応じてショックアブソーバーの減衰力、ステアリング、ATシフト、アクセルレスポンス、エコドライブ機能などを制御します。
パワートレインには、トルクフルなガソリンとディーゼル2種類のエンジンにEAT8を組み合わせ、鮮烈なライドフィールとパフォーマンス、そして効率性の両立を実現している。
1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン[GT Line・Allureに搭載]
軽量コンパクトで、優れた燃費性能を持ちながら、自然吸気2.0Lクラスのエンジンを凌ぐパワーとトルクを誇るプジョーの中核を成す1.6Lガソリンターボエンジンを508に採用。
燃料を直接シリンダー内に噴射し燃焼効率を高めるダイレクトインジェクション、すべての回転域で効率の良い過給を行うツインスクロールターボチャージャーなど、数々の先進テクノロジーを搭載。
新たに施されたチューニングにより、出力、トルクともにアップし、最高出力133kW(180ps)/5,500rpm、最大トルク250Nm/1,650rpmを発揮する。
また、ガソリン専用微粒子フィルターGPFを採用しクリーン性能も向上させた。
2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン[GT BlueHDiに搭載]
ディーゼルエンジンを作り続けてきた長い経験と技術、そして革新的なクリーンテクノロジーの融合、それがBlueHDiです。
エンジンの基本構造は、コモンレール式高圧直噴システムを持つ2.0L直列4気筒DOHCターボディーゼル。
16.7という高圧縮比のシリンダー内に、コモンレールを介して2,000バールの高圧燃料を直接噴射、可変ジオメトリーターボチャージャーの効果も併せて、最高出力130kW(177ps)/3,750rpm、最大トルク400Nm/2,000rpmという強力なパワースペックを誇っている。
特に低回転域から立ち上がり、広い回転域で持続するそのトルク特性は、ダイナミックな加速性能を実現し、また同レベルの性能のガソリンエンジンに比べCO2排出量と燃費にも優れ、高度な環境性能を身につけている。
EAT8(8速エフィシェント・オートマチック・トランスミッション)
新設計による軽量コンパクト化とシフトバイワイヤ技術によりスムーズな変速と燃費の向上を実現した最新世代の8速オートマチックトランスミッション、EAT8は、電子制御化され向上したシフトクオリティ、ワイドでクロースしたギアレシオが、全速度域に渡りエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出します。
508の燃費は
グレード | エンジン | JC08モード | WLTCモード |
508 Allure | ガソリン | 14.7km/L | 14.1km/L |
508 GT Line | ガソリン | 14.7km/L | 14.1km/L |
508 GT BlueHDi | ディーゼル | 19.3km/L | 16.9km/L |
先進の運転支援システムで、より安全でドライブを楽しむ
6エアバッグやABS、ESPなどに加え、12個の超音波センサーや赤外線カメラ、レーダーなど、安心してドライブを楽しむため幾重にも張り巡らされたテクノロジーを搭載。
最新のドライビングアシスタンスの数々が、運転者を手厚くサポートします。
ナイトビジョン[GT Line、GT BlueHDiにオプション設定(パッケージオプション)]
夜間を走行中、フロントグリルの赤外線カメラが前方の歩行者や動物を検知し、デジタルインストルメントパネルに前方の状況をグレースケールで表示しながら、進路上に進?するリスクのあるターゲットをハイライトして運転者に知らせます。
アクティブセーフティブレーキ
前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
508のアクティブセーフティブレーキはカメラの性能が引き上げられ、二輪車や、夜間の検知精度が向上しています。
その他、レーンキープアシスト、スピードリミットインフォメーション、アクティブブラインドスポットモニター、ドライバーアテンションアラートなど、運転者をサポートする先進安全機能を数多く標準装備している。
アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)&レーンポジショニングアシスト
前方車両の速度と自車との距離を検知し、一定の車間距離を保つアクティブクルーズコントロールは停止・発進機能を搭載。
前方車両が停止すると車間距離を保ちながら自動で停車し、その後前方車両が再発進した場合、停止後3秒以内であれば自動的に再発進、3秒以上経過した場合はワンタッチで設定速度まで回復する。
レーンポジショニングアシストは、アクティブクルーズコントロールの作動中ほぼ全速度域でステアリング補正を行い、車線内の一定の位置を保ったまま走行できるシステムとなっている。
フルパークアシスト[GT Line、GT BlueHDiにオプション設定(パッケージオプション)]
ボタンを押すだけで、システムが駐車スペースを検出し、縦列駐車、車庫入れを自動的に行います。
ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジいずれの操作も不要で、また、狭い駐車スペースから安全に車を発進させるアシスト機能も利用可能です。
プジョー508などに。
ワイパーブレード交換DIYなどに
さいごに
プジョー 508はいかがだったでしょうか?
正直、プジョーという社名は知名度が高いもののこの508は街中で見る機会が少ないかと思います。
現在は、SUV人気が衰退せずに推移しているのもあり、このようなセダンタイプのクルマは売れにくいというのは、実際仕方のないところだが、個人的にはクルマの基本形であるセダンタイプは好きなので、この508はそんなに走っていない部分も考えると、選択肢のひとつとしてあっても良いのではないかと思う。
508は他のプジョーよりも、プジョーらしさをいい意味で目立たせない、高級感の溢れるデザインにしたのが見受けられる。
アイデンティティが見えるデザインには、そこまで主張したものは感じられず高級感があるという方にまず印象を受ける。
インテリアにもプジョーらしさを与えながら、高級感を高めて上品なものにしている。
輸入車で、セダンタイプを検討している方にも勧められる1台となっている。
この記事の参考URL:https://www.peugeot.co.jp/range/peugeot-508-hybrid.html
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