レクサス UX(ユーエックス)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスが販売する、コンパクトSUVである。
2016年パリモーターショーにて、レクサスのコンパクトクロスオーバーの将来像を示すコンセプトカー「UX Concept」を世界初公開し、時を経て2018年3月にレクサスUXを発表し、2018年11月27日に日本市場にて発売されました。
UXは、レクサス初の女性チーフエンジニアの主導によって開発が進められており、女性にも乗り降りしやすく、小回りが利く車をめざして開発が進められ、レクサスの中で最小のSUVとなった。
よって、SUVながら立体駐車場での駐車を考慮し、車高は1,540mmに抑えられているなど実用性の向上にもつながる形となっている。
今回は、レクサスUXについてお伝えしていきます。
車名の由来は、「都会派クロスオーバー」を意味する「Urban Cross(=X)over」、開発コンセプトである「Creative Urban Ex(=X)plorer」より採られている。
UXの価格は
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
UX200 | ガソリン | 2WD(FF) | 397万3,000円 |
UX200 version C | ガソリン | 2WD(FF) | 421万7,000円 |
UX200 F SPORT | ガソリン | 2WD(FF) | 451万2,000円 |
UX200 version L | ガソリン | 2WD(FF) | 482万8,000円 |
UX250h | ハイブリッド | 2WD(FF) | 432万9,000円 |
UX250h version C | ハイブリッド | 2WD(FF) | 457万3,000円 |
UX250h F SPORT | ハイブリッド | 2WD(FF) | 486万0,000円 |
UX250h version L | ハイブリッド | 2WD(FF) | 518万4,000円 |
UX250h | ハイブリッド | AWD | 459万4,000円 |
UX250h version C | ハイブリッド | AWD | 483万8,000円 |
UX250h F SPORT | ハイブリッド | AWD | 513万3,000円 |
UX250h version L | ハイブリッド | AWD | 544万9,000円 |
- レクサスのアイデンティティが詰まったエクステリアには、空力性能にもこだわりを魅せる
- 二律双生はインテリアデザインにも採用され、日本の美しさをイメージした上質なものへ
- 無駄や遅れのないレスポンスを誇り、優れた燃費性能を両立するドライビングパフォーマンス
- 走りの基本は、ボディや足回りの強さから
- Lexus Safety System +による予防安全装備の充実
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- レーントレーシングアシスト[LTA]
- 車線維持支援機能
- 車線逸脱警報機能/車線逸脱抑制機能
- アダプティブハイビームシステム(AHS)[version Lに標準装備・F SPORT/version Cにメーカーオプション]
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- オートマチックハイビーム(AHB)[F SPORT/version C/UX250h/UX200に標準装備]
- 先行車発進告知機能(TMN)
- ロードサインアシスト(RSA)
- パノラミックビューモニター[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
- パーキングサポートブレーキ(PKSB)[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
- ブラインドスポットモニター(BSM)[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
- LEDコーナリングランプ[version L/F SPORT/version Cに標準装備・UX250h/UX200にメーカーオプション]
- タイヤ空気圧警告表示
- ITS Connect[version Lに標準装備・F SPORT/version C/UX250h/UX200にメーカーオプション]
- ドライブスタートコントロール
- SRSエアバッグシステム(運転席・助手席デュアルステージ/ニー/サイド、前後席カーテンシールド)
- ランフラットタイヤ[version L/F SPORTに標準装備・version C/UX250h/UX200にメーカーオプション]
- マルチなデバイスにも対応する最新のナビゲーションシステムと移動がより楽しくなるサウンドシステム
- さいごに
レクサスのアイデンティティが詰まったエクステリアには、空力性能にもこだわりを魅せる
これからの豊かさを求める人々に、新たなライフスタイルを探求するきっかけを提供する「Creative Urban Explorer」として誕生したUXのデザインには、相反するものの掛け合わせによってこれまでにない価値を生むレクサスの基本哲学「二律双生」が基本コンセプトにあります。
この二律双生には、凝縮した塊感や安心感といった「secure(セキュア)」と、俊敏な走りを思わせる「agile(アジャイル)」を掛け合わせ、凝縮感のあるボディから大径タイヤに向かってフェンダーが張り出した動的なフォルムにより、頑強でありながら俊敏なパフォーマンスを予感させるデザインとなっている。
空力性能の向上を図りながらも美しさを備えたディティール
UXではさらにデザインと機能の二律双生を深め、空気の流れを走行安定性の確保に利用し、すぐれた空力性能を実現させたエアロスタビライジングブレードライト、エアロスタビライジングアーチモールを生み出した。
エアロスタビライジングブレードライトは、レーシングカーのリヤウイングをイメージし、ランプ機能と空力操安機能を組み合わせることでデザインと空力性能を両立しました。
レクサスの象徴とも言える左右のL字形状をひとつなぎとし、進化させた真一文字のテールランプがデザインの独自性を印象づけるとともに、空力性能に大きな影響を与えるランプ両端は、最適な形を求めてシミュレーションや風洞で無数の検証を重ねた。
またホイールアーチモールは本来、タイヤが巻き込んだ砂利などでフェンダーが傷つかないようにする保護装備ですが、UXにおいては「風を味方にする」という考え方でデザインと空力性能のベストバランスを追求し、形状をミリ単位で調整しました。
その結果、ロール方向の挙動を抑え、操舵時の安定性を高めています。
さらに、空力視点で開発されたエアロベンチレーティングアルミホイールでは、ブレーキ冷却と空気抵抗低減という両立が難しい機能を同時に実現させるため、F1車両のリヤウイングにあるガーニーフラップと同じ発想の機構を導入している。
ホイール内部のディスクブレーキが発する熱を排出しながら、ホイール側面に風を引き寄せて整流することで、相反する機能の両立を実現させた。
レクサスのメインの象徴とも言えるスピンドルグリル
見る角度によって表情が刻々と変化する、生命感溢れる立体的な「ブロックメッシュパターン」(F SPORTは除く)により、力強さとともに華やかさを表現しています。
アンダーガードをモチーフとしたスピンドルグリルフレームにより、クロスオーバーらしい力強さも兼ね備えています。
二律双生はインテリアデザインにも採用され、日本の美しさをイメージした上質なものへ
インテリアにおいては、内と外の境界を曖昧にする日本の建築思想から着想した、インストルメントパネルの上部からフード、フェンダーへと車内外が連続して見えるような造形や、外形が持つ強さを感じられるような内装の骨格など、「内と外の双生」を体現したデザインによって、人とクルマの一体感を創出しています。
運転席からのタイヤ位置の認識のしやすさや視覚的な開放感を実現し、ナビゲーションや、インストルメントパネルが運転席側に向いており、ドライビングの高揚感を演出するUX独自のコックピットを生み出している。
上質さを常に感じ、細やかな技術によって作り込まれたインテリア
インテリアには、レクサスらしい日本の美意識が満ちている。
インストルメントパネルの和紙調シボは、微細な繊維が織りなす和紙の風合いを、思わず指で触れたくなるほどのクオリティで丁寧に再現し、穏やかな温もりで目の前の空間を包み込みます。
また、体を預けるシートには、伝統的な刺繍技法のひとつである刺し子をモチーフにしたステッチを採用しており、趣を感じさせます。
革に食い込むタイトな縫い目は、柔道や剣道で用いられる丈夫な道着に由来し、グリップの良さや視覚的な強さを感じさせる。
そしてセンタークラスターなどには、塊から削り出した際にあらわれる金属の素材感を表現しました。
このように、細部にわたって磨き上げた互いを引き立て合う質感のコントラストが、感性をくすぐる相乗効果を生み出し、室内空間の随所に施したUX独自の深い味わいを、感じることができる。
レクサスUX専用設計のドリンクホルダー
見た目も純正的で、違和感なくお使いいただけます。
無駄や遅れのないレスポンスを誇り、優れた燃費性能を両立するドライビングパフォーマンス
伸びのある加速にスマートなハイブリッドシステム
新たにハイブリッドユニットの最適設計と小型・軽量・高効率化技術を投入し、すぐれた燃費性能を実現している。
また、車速とエンジン回転数がシンクロした伸びのある自然な加速感により、運転者の思い通りにクルマが反応する心地良さを実現している。
状況に応じ、安心できる操縦安定性をもたらすE-Four(電気式AWDシステム)
GA-Cプラットフォーム用のE-Fourを搭載することで、タイヤのスリップやクルマの姿勢等の情報を元に、前後輪の駆動力配分をスマートに制御し、雪路など滑りやすい路面での操縦安定性と走行安定性、および燃費の向上に寄与する。
先読みエコドライブによって、賢く燃費向上に貢献する
乗れば乗るほど効率良くエネルギーを回収する「先読み減速支援」と、下り坂と渋滞の両方に対応した世界初(2018年11月時点)の「先読みSOC(State Of Charge)制御」が燃費向上に貢献する。
先読み減速支援
日々の運転履歴から、ナビゲーションが減速・停止する地点を蓄積し、その地点に接近した際、アクセルOFF後に効率的にエネルギーを回生するよう制御し、ハイブリッドバッテリー充電を行う。
先読みSOC(State Of Charge)制御(ナビゲーションシステムでの経路案内中のみ)
下り坂SOC制御:ナビゲーションの地図データ(勾配情報)から長い下り坂を見つけた場合、事前に積極的にEV走行を行い、下り坂走行中の充電量を増加させ、この積極的なEV走行と充電量増加により、実用燃費の向上に貢献する。
渋滞SOC制御: ナビゲーションから受信した道路交通情報を利用し、渋滞に入る前に積極的にハイブリッドバッテリーを充電し、渋滞時に強制的に充電する頻度を減少させる。
爽快な加速感を味わえる2.0L直噴エンジンと、効率よく素早く変速するCVT
高速燃焼による熱効率向上を目指し、性能・燃費・エミッションを高次元で調和させた。
約40%という最大熱効率の追求、小型のGA-Cプラットフォームに搭載するための徹底した小型化・軽量化、高回転域まで軽快に回る爽快な加速フィーリングと心地良いエンジンサウンドなど、優れた特徴を有している。
Direct Shift-CVT
従来のCVTのメリットであるスムーズで低燃費な走りを生むプーリーとベルトに、発進用ギヤを追加し、発進から高速域まで力強くダイレクトな走りと低燃費を実現するDirect Shift-CVTを新たに開発し、UX200全車に標準装備しました。
素早い変速によるスポーティな走りも可能になり、さらに、Sportモードや10速シーケンシャルシフトマチックなどにより、走行シーンに応じた走りを楽しむことができます。
走りの基本は、ボディや足回りの強さから
GA-Cプラットフォームによる基本性能の向上
「走る・曲がる・止まる」といったクルマの基本性能を決める骨格には、GA-Cプラットフォームを採用しています。
重心位置や慣性モーメントなど基本諸元の向上を追求した新プラットフォームは、操舵に対して遅れのない追従性や上質な乗り心地、そしてよりいっそうの安心感を実現させた。
低重心からなる、スポーティな走りを予感させるドライビングポジション
低重心と力強さの両立を狙ったプロポーションで、クロスオーバーらしいシルエットでありながら、ハッチバックのようなキビキビとした走りを予感させる低いドライビングポジションを確保している。
マルチマテリアルボディ
主要骨格部材への高張力鋼板の最適配置や、左右サイドドアとバックドア開口部の環状構造、レーザースクリューウェルディングや構造用接着剤などの大幅な使用部位増加により、徹底的に剛性を高めた。
また、アルミニウムサイドドアや樹脂バックドアによる軽量化に取り組み、さらなる低重心化を追求している。
乗降性
降車の際、ロッカーモールの張り出しで足が地面に着きにくくなるのを防ぐため、ロッカーモールの位置をドア下の見切り位置に設定しました。
さらに、ヒップポイントの位置やシートの造形にもこだわり、足を楽に出し入れできるようにすることで、雨でも裾が濡れにくくなるなど、乗り降りの動作を快適にしました。
走りの安心感と快適なドライビングへ導くサスペンション
上質な乗り心地と運転のしやすさ、そして走りの安心感を追求し、フロントには高剛性かつ軽量な新開発のマクファーソンストラット式、リヤには操縦安定性と乗り心地にすぐれた新開発のダブルウイッシュボーン式を採用している。
さらに走行安定性を高めるパフォーマンスロッド(フロント)
上質な走りに貢献するパフォーマンスロッド(フロント)を全車標準装備し、走行安定性向上を図り、シャープな走りをもたらす。
アクティブコーナリングアシスト(ACA)
ワインディング走行等のシチュエーションで、思い描いたラインを走行できるようにサポートするシステムでコーナリング中、アクセルを踏み込んだときに発生しやすい車両のアンダーステアを抑制し、すぐれた旋回性能を確保するので、高い車両安定性を実現します。
エアロベンチレーティングアルミホイール
ブレーキ冷却と空気抵抗低減を両立した空力アルミホイールを開発しました。
スポークのフィンで気流をコントロールし、制動時に発生するホイール内部のディスクブレーキの熱を排出。同時にホイール側面に風を引き寄せることで、気流の乱れを抑制する。
Lexus Safety System +による予防安全装備の充実
人・クルマ・交通環境の「三位一体の取り組み」とともに、実際の事故から学び、改善を繰り返す「実安全の追求」の推進から生まれた予防安全システムが「Lexus Safety System +」です。
ミリ波レーダーと単眼カメラによる2種類のセンサーにより、高い認識性能と信頼性、事故低減効果の高い予防安全装備のパッケージ化、そして、世界トップレベルの歩行者検知機能付衝突回避支援を実現しながら、これまで取り組んできた安全システムの連携を進化させた。
なお、UXは2019年度JNCAP予防安全性能評価において最高ランクの「ASV+++賞」を受賞し、合わせて衝突安全性能評価の「ファイブスター賞」を受賞している。
UXの高い予防および衝突安全性能が評価された。
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
進路上における車両や歩行者、自転車運転者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突する可能性が高いと判断した場合に警報やブレーキの制御により衝突回避、あるいは衝突被害の軽減を支援する。
万が一、車両や歩行者、自転車運転者と衝突しそうな場面に遭遇した場合には、警報の後、運転者がブレーキを踏むと、プリクラッシュブレーキアシストによりブレーキ力をアシストし、運転者の回避行動をサポートします。
また、仮に運転者がブレーキを踏めなかった場合でも、プリクラッシュブレーキが作動します。
例えば停止車両に対し自車の速度が約50km/hの場合は、衝突回避または衝突被害軽減を支援し、また、例えば歩行者、自転車運転者との速度差が約40km/hの場合には、衝突回避または衝突被害軽減を支援します。
レーントレーシングアシスト[LTA]
高速道路や自動車専用道路を走行中、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の作動時、車線維持に必要なステアリング操作支援を行う。
また、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を使用していない場合でも、車線逸脱警報機能、車線逸脱抑制機能は作動可能となっている。
車線維持支援機能
緩やかなカーブでの支援に加え、滑らかにふらつき少なくレーン中央をキープする走行が可能です。
白(黄 線が検出困難な場合でも先行車に追従する支援を行い、また、曲がりきれず車線を逸脱する可能性がある場合には、表示による注意喚起を行い、運転者のステアリング操作を促す。
車線逸脱警報機能/車線逸脱抑制機能
車線から逸脱するおそれがある場合にカラーヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションディスプレイへの表示、およびステアリングの振動または警報ブザーにより警告するとともに、車線からの逸脱を避けるためのステアリング操作を支援します。
さらに、車線の判断については、白線だけでなくアスファルトと草・土・縁石などの境界から逸脱すると判定した場合も支援する。
アダプティブハイビームシステム(AHS)[version Lに標準装備・F SPORT/version Cにメーカーオプション]
すぐれた視認性を確保するLED点消灯式AHSは、片側11個のLEDの点灯・消灯を制御することで、細やかに照射/遮光します。
単眼カメラにより前方の車両光源を検出し、ヘッドランプの配光を先行車両や対向車両に直接ハイビームを当てないように、最適な状態に切り替えます。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、設定した車間距離を保ちながら追従走行を支援します。
先行車が停止した時は自車も停止して停止状態を保持し、先行車が発進した時はドライバー操作により発進し、追従走行を再開します。
高速道路の渋滞走行時など、停止・発進を繰り返すシーンで、運転者の運転負荷を大幅に軽減し、また、ミリ波レーダーの検知角度広角化と、単眼カメラによる広い前方認識範囲により、特に前方車両に対する割り込み検知にすぐれた認識性能を確保しています。
さらに、約80km/h以上で、右車線へ車線変更する場合、ウインカーと連動して設定速度まで早めに加速することで、追い越しを支援します。
オートマチックハイビーム(AHB)[F SPORT/version C/UX250h/UX200に標準装備]
夜間走行時に、周囲の明かりの状況によりハイビームで走行可能と判断した場合、ロービームをハイビームに自動的に切り替え、前方視界確保を支援します。
先行車発進告知機能(TMN)
先行車の動きをミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、自車が先行車に続いて停止後、先行車が発進し一定距離を走行してもなお自車が停止し続けている場合に、カラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイ表示、およびブザーで先行車の発進をお知らせする。
ロードサインアシスト(RSA)
単眼カメラで認識した「最高速度」「はみ出し通行禁止」「車両進入禁止」「一時停止」の道路標識を、マルチインフォメーションディスプレイに表示します。
カラーヘッドアップディスプレイには、「最高速度」もしくは「車両進入禁止(告知時)」の道路標識を表示し、道路標識の見落としを減らし、安全運転を促します。
また、単眼カメラによって認識された「最高速度」「はみ出し通行禁止」「車両進入禁止」の道路標識に対し、違反動作を行っているとシステムが判断した場合、表示の反転や点滅で運転者に告知する機能もあります。
パノラミックビューモニター[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
車両の前後左右に搭載したカメラから取り込んだ映像を合成し、車両を上から見たような映像を10.3インチワイドディスプレイに表示します。
狭い道での車両周辺の安全確認をサポートするサイドクリアランスビューとコーナリングビューによって、運転席から目視しにくい車両周囲の状況をリアルタイムで確認できます。
パーキングサポートブレーキ(PKSB)[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
静止物: 低速走行時に壁などの静止物までの距離と危険度を、カラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイ、およびフロント・リヤブザーなどでお知らせします。
低速走行時に壁などの静止物と衝突する可能性が高いと判断した場合、自動(被害軽減)ブレーキをかけます。
後方接近車両:後退して出庫する際、自車後側方から接近する車両の存在を、ドアミラー、10.3インチワイドディスプレイ、およびリヤブザーでお知らせします。
自車後側方から接近する車両と衝突する可能性が高いと判断した場合、自動(被害軽減)ブレーキをかけます。
ブラインドスポットモニター(BSM)[version L/F SPORT/version Cにメーカーオプション]
走行中、ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車両に加えて、隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。
車両を検知するとドアミラー内のインジケーターが点灯、車両を検知した状態でウインカーを操作するとインジケーターが点滅し、より注意を喚起する。
LEDコーナリングランプ[version L/F SPORT/version Cに標準装備・UX250h/UX200にメーカーオプション]
右左折時に、車両進行方向や側方へより多く配光することで、コーナリング時の安全運転に寄与します。
タイヤ空気圧警告表示
空気圧が低下したタイヤがあると、メーター内のインジケーターランプ点灯とともに、マルチインフォメーションディスプレイに空気圧の数値を反転表示します。
イグニッションONで空気圧を検出するため、走行前に確認が可能となってます。
ITS Connect[version Lに標準装備・F SPORT/version C/UX250h/UX200にメーカーオプション]
クルマのセンサーでは捉えきれない見通し外の情報や信号等の情報を、道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信し、カラーヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイでの表示、ブザー音で運転者に知らせ、安全運転を支援するシステムです。
ドライブスタートコントロール
シフト操作時における急発進・急加速を抑制し、衝突時の被害軽減に寄与します。
例えば、後退時に衝突して慌てた運転者が、アクセルを踏み込んだままシフトを「R」から「D」へ変更した際、表示で注意を促し、エンジン出力/ハイブリッドシステム出力を抑える。
SRSエアバッグシステム(運転席・助手席デュアルステージ/ニー/サイド、前後席カーテンシールド)
運転席と助手席には、前方からの衝撃力に応じて展開するデュアルステージSRSエアバッグを採用。
さらに、下肢を受け止めることで身体への衝撃力を分散・緩和するSRSニーエアバッグを設定。
側方衝突に対してはSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンシールドエアバッグを備えている。
ランフラットタイヤ[version L/F SPORTに標準装備・version C/UX250h/UX200にメーカーオプション]
タイヤサイド部の補強ゴムによりパンクしても80㎞/h以下で160kmまで走行できるメリットを持ちながら、通常のタイヤと同等の上質な乗り心地と操縦性もしっかり確保するため、外側の硬い層と内側の柔らかい層の2層となっているトレッド面のゴムのチューニングにより、相反する性能を高いバランスで両立している。
マルチなデバイスにも対応する最新のナビゲーションシステムと移動がより楽しくなるサウンドシステム
iPhoneやAndroidスマートフォンを10.3インチワイドディスプレイに連携することで画面操作や音声操作が可能に。音楽再生やハンズフリー通話、メッセージの送受信など、お気に入りのアプリケーションを車内でもスムーズに使うことができる。
センターの最新ナビゲーションと車載ナビゲーションを融合させたハイブリッドナビには、G-LinkセンターにてVICSによる最新の道路交通情報に加え、ユーザーの走行情報から生成した独自のプローブコミュニケーション交通情報をもとに、道路状況を予測し、より短時間で到着する最適なルートを車載機に配信します。
ルート案内中は、ナビゲーション画面にはつねにG-Linkセンターの最新地図を表示し、また、地下駐車場など通信環境の悪いエリアでは、車載機でルート探索を行うハイブリッドナビゲーションシステムとなっており、使用の幅を拡げます。
マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステム[version L/F SPORTにメーカーオプション]
ハイエンドオーディオというジャンルを確立し、40年以上にわたり君臨し続けているマークレビンソンをメーカーオプションに設定し、UXでは、13スピーカーレイアウトと音響チューニングテクノロジー「Quantum Logic Surround(QLS)」により、自然な包まれ感、正確なステージ感・定位・ダイナミクス再生を実現しています。
さらに、Clari-Fi(クラリファイ)圧縮音源復元テクノロジーにより、音楽ファイルの圧縮時に失われた低音・高音の補完、圧縮時に生じた歪の除去を可能にし、自然なボーカルの質感やステレオ感までも復元します。
レクサスUXプレミアムサウンドシステム
天然の竹から抽出した植物由来オパールを使用した、竹炭プラントオパール樹脂振動板を8スピーカーシステムに採用し、歪みの少ないクリアで華やかなボーカル再生を実現しています。
中高音域の収束性を高め、原音を忠実に再生するクリアで美しい高音質を室内空間にもたらします。
レクサスロゴ入りイルミネーションドアシルプレートになります。
海外仕様純正アクセサリーのため、国内では手に入らない希少なパーツになります。
さいごに
レクサスUXはいかがだったでしょうか?
ここ最近、街中でも見ることが多くなってきた感じがしますが、やはりこのパッケージングで売れないわけが無いですよね。
価格面でも、300万円台から購入できるのでコストパフォーマンスは高いと感じます。
レクサスの中で最小SUVではありますが、レクサスのSUVの中でも一番新しいラインアップとなっており、これまで培ってきた技術を惜しみなくUXに採用しているので、完成度は高い。
冒頭でもお伝えしたが、レクサス初の女性チーフエンジニアの主導によって開発が進められたことによって、女性ユーザーをターゲットにしていることもあり、ボディサイズや乗降性のしやすさなど、女性目線での便利が詰まっているので、これまで比較的コンパクトボディとはかけ離れていたレクサスのラインアップに大きすぎないUXが導入されたことは、ユーザーにとっても選択肢が広がり、レクサス車の高品質さを体感できる裾野的存在として、今後とも重要なポジションになりそうだ。
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