2023年～2024年にかけての今年の冬は、エルニーニョ現象や正のインド洋ダイポールモード現象の影響が残ることにより、「暖冬」になる予想となっています。
例年では雪深い地域である、日本海側でも降雪量は少ない予報が出ています。
しかし、暖冬予報とはいえ、一時的に寒気が流れ込み、大雪になる心配がないとはいえない状況となっています。
そんな雪が降る、冬の季節に欠かせないのが、「スタッドレスタイヤ」への履き替えです。
スタッドレスタイヤと一概に言っても、各メーカーから様々な種類のスタッドレスタイヤがラインアップされ、消費者としてはどれを選べばよいのか悩む事もしばしばあるかと思います。
そこで、今回はスタッドレスタイヤの売れ筋ランキングTOP5を紹介しますので、スタッドレスタイヤを購入するときに役立てていただけたらと思います。
それでは、ランキングTOP5を御覧ください！
今売れているスタッドレスタイヤはこれだ！スタッドレスタイヤTOP5
1位 ブリヂストン BLIZZAK VRX3(ブリザック ブイアールエックススリー)
ブリヂストン史上最高性能を誇るBLIZZAK VRX3が第1位となっております。
BLIZZAK VRX3(以下、VRX3)の最大の特徴は、「氷上ブレーキ性能の高さ」と、「耐摩耗性能の高さ」と、「効き持ちの高さ」が言えます。
「氷上ブレーキ性能の高さ」には、VRX3に搭載された「フレキシブル発泡ゴム」による、毛細管現象により円形断面よりも吸水力を向上させ、さらにミクロの接地面積が大幅アップさせたことにより、氷上グリップが大幅に向上しています。
また、トレッド表面に施した微細な凹凸(マイクロテクスチャー)が、路面の水膜を効果的に除去することで、装着初期から優れた氷上性能を発揮します。
また、VRX3には新トレッドパターンを採用したことによって、突起や端止めを施したことによって、タイヤ接地路面内への水の侵入を抑制し、接地を向上させています。
「耐摩耗性能の高さ」には、ブロックサイズの均等化により局所的な接地圧の集中を抑制し、均一な接地ですべりを低減させた事と、ブロック形状、向きに応じてサイプの角度を適正に配置し、サイプのエッジ効果を増加させ氷雪上での力強いグリップを確保しながらブロック剛性を向上しています。
「効き持ちの高さ」には、ゴム部分に分子量の多い、ロングステイブルポリマーを配合したことにより、ゴム内の気泡(空気)が経年により抜けにくいため、ゴムの柔らかさを維持することにより、グリップ性能の低下を抑制し、効き持ちが向上しています。
サイズのライアップは、12インチ～21インチまであり、全てのボディタイプに適しています。
2位 LINGLONG TIRE(リンロンタイヤ) GREEN Max Winter Ice I-16(グリーンマックス ウィンターアイス アイジュウロク)
リンロンタイヤとは、1975年に設立された中国のタイヤメーカーで、乗用車用、ライトトラック用、トラック・バス用などが主要製品で、ヨーロッパにテスト拠点を置き、世界180ケ国以上で販売しています。
GREEN Max Winter Ice I-16は、氷雪面での優れたグリップ力とトラクション性能はもちろん、制動性と加速性が向上します。
サイズのラインアップは、12インチ～19インチまであり、あらゆる車種に対応し、他メーカーより比較的安価なのが特徴です。
3位 ダンロップ GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)
GRANDTREK XS1は、冬でもカスタム、ドレスアップを楽しみたい方に向けたSUV専用スタッドレスタイヤになります。
GRANDTREK XS1の特徴は、まるでマッドテレーンタイヤのような、大きなブロック形状のパターンでアグレッシブな外観イメージを持たせながら、優れた深雪性能を発揮します。
さらに、ドレスアップの方向性を高めるため、サイドデザインには「ホワイトレター」を採用したスタリッシュなデザインと、3Dロゴデザインの「ブラックレター」に、雪山をイメージしたバットレスデザインの2種類から選ぶことができます。
雪上性能は、ポケット状の広い空間の溝を配列することで雪を掴みながらグリップが効き、幅広いラグ溝が排雪性能を高め、ブロックパターンが雪をしっかり掴み優れたトラクション性能を実現しています。
また、大型のショルダーブロックがしっかりと踏ん張ることで、トラクション性能を発揮させます。
氷上性能では、ベースコンパウンドに「ナノフィットゴム」を採用しており、マクロ領域の剛性とナノ領域の柔軟性を両立したことにより、氷上でのエッジ効果を発揮し、ゴムの柔軟性にを活かし、アイスバーンの凹凸に密着し、グリップ性能を高めます。
サイズラインアップは、16インチサイズのみとなっておりますが、デザイン性の高さを持ちながらしっかりとスタッドレスタイヤとしての性能を発揮するタイヤになります。
4位 ミシュラン X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)
X-ICE SNOWは、氷も雪も、全ての冬道に対応し、長く続く安心感を届けるスタッドレスタイヤになります。
氷上性能は、剛性の高いポリマーベースの材質を配合した、新コンパウンド、EverWinterGrip(エバー・ウインター・グリップ)コンパウンドを採用し、ベースコンパウンドとの摩耗差により微小な凹凸を生成します。
生成された凹凸が、エッジ効果と、水膜を破って接地しアイスグリップを高める効果を生みます。
雪上性能は、新コンパウンド、EverWinterGrip(エバー・ウインター・グリップ)によって生成される微小な凹凸が雪上に対して雪踏み効果を発揮し、高い雪上性能に貢献します。
新世代になり増加したボイドレシオと特徴的なVシェイプがシャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを実現しています。
サイズラインアップは、13インチ～21インチと多くのサイズがあるので、様々な車種に適合します。
5位 ダンロップ WINTER MAXX 02(ウィンターマックス ゼロニー)
WINTER MAXX 02は、トータルバランス型スタッドレスとなっており、凍結、雪上、ウエット、ドライなど様々な路面での走行性やライフ性能含む経済性において高いレベルでバランスの取れたスタッドレスタイヤになります。
「液状ファルネセンゴム」を配合した「超密着ナノフィットゴム」の採用により、タイヤが冷えている状態でも柔らかく、走り出しから凍結路面により密着し、安定したグリップ性能を実現します。
液状ファルネセンゴムによって、氷上性能が約4年後まで長続きします
耐摩耗に関しては、混ぜ物が少ない「高密度ゴム」によって、摩耗のきっかけを減らすことで摩耗の発生を抑制し、氷上性能同様、約4年使えるロングライフを実現し、高い経済性を誇ります。
サイズラインアップは、12インチ～20インチまであり、全てのボディタイプの車種に対応します。
さいごに
あなたのお気に入りのスタッドレスタイヤは見つかりましたでしょうか？
第1位には、やはり安定のブリヂストン社のブリザックとなりました。
ブリザックはかなり信頼性が高く、北海道・北東北主要5都市での装着率が22年連続ナンバー1となっており、約50%がブリザック装着車となっています。
また、3位のグラントレックは、人気の衰えないSUV専用で、しっかりとした性能を持ちながらドレスアップ効果も高い、現代に合ったタイヤとなっています。
第2位のリンロンタイヤのGREEN Max Winter Ice I-16は、知名度が低いものの、安価でしっかりとした性能を持っているので、特にこだわりがなく、とりあえずスタッドレスタイヤにしようという方にはぴったりの商品になっています。
今回紹介したTOP5は、どれもスタッドレスタイヤとしての性能は間違いないものになっていますので、ぜひ検討していただけたらと思います。
コメント