2020年4月も終わり新社会人や学校などの新入生はもちろん、会社を退職していく方、学校を卒業していく方など出会いや別れの月が終わったことですが、今年はコロナウイルスが流行した為、全国に緊急事態宣言が発令し、外出など自粛する状況になってしまい、味気のないイベントとなってしまいました。
今も、前線で活動し続ける医療従事者の方、コロナウイルスで闘病している方、1日でも早く通常を取り戻せるように祈っております。
話がそれてしまいましたが今回は、2020年4月分の各メーカーのリコール及び改善対策についてまとめました。
- 2020年4月のリコール届出情報(国産車)
- いすゞ ギガ 1車種、計60型式を対象(2日)
- クボタ DR595・DR6130の2車種、計2型式を対象(6日)
- トヨタ カローラツーリング他、計3車種、計4型式を対象(8日)
- トヨタ カローラスポーツ、1車種、計3型式を対象(8日)
- 日立建機 CP220-3、計4車種、計4型式を対象
- クボタ M105D他、計12車種、計8型式を対象(16日)
- 三菱 ek、日産 DAYZ他、計4車種、計20型式を対象(16日)
- 極東開発工業株式会社 日野 プロフィア他、計4車種、計27型式を対象(22日)
- ダイハツ タント他、計2車種、計8型式を対象(23日)
- 日野 レンジャー、1車種、計41型式を対象(23日)
- カトウ カトウKR-75H型ラフター他、計2車種、計2型式を対象(24日)
- ヤンマー V4-7他、計5車種車種、計5型式を対象(28日)
- ヤンマー V4-7他、計6車種車種、計6型式を対象(28日)
- コマツ WA470-8、1車種、1型式を対象(30日)
- 2020年4月のリコール届出情報(輸入車)
- キムコ RACING S 125他、計2車種、計3型式を対象(1日)
- フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計21車種、計25型式を対象(2日)
- ランボルギーニ アヴェンタドール LP740-4、1車種、1型式を対象(2日)
- キャデラック エスカレード、1車種、1型式を対象(3日)
- ストッケ イージーゴーX1 BY ビーセーフ、1種、1型式を対象(6日)
- メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計8車種、計8型式を対象(9日)
- メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、計2型式を対象(9日)
- BMW BMW X6 xDrive 35i他、計3車種、計5型式を対象(13日)
- ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
- ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
- ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
- DS DS3 クロスバック、1車種、1型式を対象(16日)
- トライアンフ スピードツイン、1車種、1型式を対象(17日)
- メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計2車種、計2型式を対象(22日)
- メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、1型式を対象(22日)
- フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計29車種、計33型式を対象(23日)
- ジープ ラングラー・アンリミテッド、1車種、計2型式を対象(28日)
- 2020年4月の改善対策届出情報
- さいごに
2020年4月のリコール届出情報(国産車)
いすゞ ギガ 1車種、計60型式を対象(2日)
排出ガス発散防止装置(尿素水ホース)に不具合があり、大型トラックの排出ガス発散防止装置において、尿素水ホースの耐熱性が不足しているため、DPD(粒子状物質除去装置)の熱により当該ホースが熱変形し破損するものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、尿素水が漏れ、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)の排出値が基準値を超えるおそれがある。
クボタ DR595・DR6130の2車種、計2型式を対象(6日)
①動力伝達装置(ドライブスプロケット固定ボルト)に不具合があり、刈取脱穀作業車において、ドライブスプロケット固定ボルトの締付力が不足しているため、走行等の負荷により当該ボルトが緩むことがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボルトとドライブスプロケットが脱落し、最悪の場合、走行装置に噛み込み、走行不能となるおそれがある。
②制動装置(駐車ブレーキ)に不具合があり、刈取脱穀作業車の駐車ブレーキのレバーカムにおいて、製造工程の作業管理が不適切なため、レバーカムが熱処理されていないものがある。
そのため、使用過程においてレバーカムの嵌合部が摩耗し、駐車ブレーキ調整用ワイヤーの引き代が大きくなり、駐車制動力が低下するおそれがある。
クボタ DR595・DR6130の2車種、計2型式のリコール届出一覧表
クボタ DR595・DR6130の2車種、計2型式の改善箇所説明図①
クボタ DR595・DR6130の2車種、計2型式の改善箇所説明図②
トヨタ カローラツーリング他、計3車種、計4型式を対象(8日)
制動装置(ブレーキマスターシリンダ)に不具合があり、ブレーキマスターシリンダにおいて、組付設備が不適切なため、ゴム製シールの表裏を正しく検出できず、逆向きに組付けてシールリップ部が損傷するものがある。
そのため、当該リップ部がシール不良となり、ブレーキペダルをゆっくり踏む際に制動力が低下するおそれがある。
トヨタ カローラツーリング他、計3車種、計4型式のリコール届出一覧表
トヨタ カローラツーリング他、計3車種、計4型式の改善箇所説明図
トヨタ カローラスポーツ、1車種、計3型式を対象(8日)
電気装置(電気配線)に不具合があり、バックドアの電気配線において、製造工程での導通検査設備が不適切なため、電気配線の端子が変形して接触圧が低下し、温度や湿度の影響により当該端子に酸化物が生成されて導通不良が生じることがある。
そのため、後退灯等が機能しなくなるおそれがある。
トヨタ カローラスポーツ、1車種、計3型式のリコール届出一覧表
日立建機 CP220-3、計4車種、計4型式を対象
動力伝達装置(走行用油圧ポンプ)に不具合があり、タイヤローラの走行用油圧ポンプにおいて、ポンプ内で使用されているピンリンクを加工する設備の管理が不適切なため、加工不良により強度が不足するものがある。
そのため、当該ピンリンクの摩耗が進行し、ポンプ内で脱落することによりピンリンクが他の内部部品を損傷させ、最悪の場合、駐車ブレーキの解除ができなくなり走行不能となるおそれがある。
日立建機 CP220-3、計4車種、計4型式のリコール届出一覧表
日立建機 CP220-3、計4車種、計4型式の改善箇所説明図
クボタ M105D他、計12車種、計8型式を対象(16日)
①②③④電気装置(エンジンワイヤーハーネス)に不具合があり、
①農耕用トラクタにおいて、電気配線の取り回しが不適切なため、電気配線と油圧配管固定用ステーのエッジ部が接触しているものがある。
そのため、走行振動等により、当該電気配線の被覆が摩耗し短絡して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
②農耕用トラクタにおいて、エンジンのスタッドボルト先端が突出しているため、電気配線と干渉するものがある。
そのため、走行振動等により、当該電気配線の被覆が摩耗し短絡して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
③農耕用トラクタにおいて、電気配線の取り回しが不適切なため、電気配線とリレー及びヒューズ固定用ブラケットのエッジ部、または電気配線同士が接触しているものがある。
そのため、走行振動等により、当該電気配線の被覆が摩耗し短絡して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
④農耕用トラクタにおいて、電気配線の取り回しが不適切なため、電気配線とパワーステアリングコントローラ固定用ブラケットのエッジ部が接触しているものがある。
そのため、走行振動等により、当該電気配線の被覆が摩耗し短絡して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
クボタ M105D他、計12車種、計8型式のリコール届出一覧表
クボタ M105D他、計12車種、計8型式の改善箇所説明図①
クボタ M105D他、計12車種、計8型式の改善箇所説明図②
クボタ M105D他、計12車種、計8型式の改善箇所説明図③
クボタ M105D他、計12車種、計8型式の改善箇所説明図④
三菱 ek、日産 DAYZ他、計4車種、計20型式を対象(16日)
原動機(エンジンECU)に不具合があり、エンジン制御装置(ECU)において、発電機の制御ロジックが不適切なため、バッテリーの充電率が低い状態で、冷機始動直後の走行や長い下り坂を走行した場合、エンジンの負圧が低下する場合がある。
そのためブレーキ倍力装置への負圧供給が不足して、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動停止距離が長くなるおそれがある。
三菱 ek、日産 DAYZ他、計4車種、計20型式のリコール届出一覧表
三菱 ek、日産 DAYZ他、計4車種、計20型式の改善箇所説明図
極東開発工業株式会社 日野 プロフィア他、計4車種、計27型式を対象(22日)
電気装置(格納式リアバンパにおける保護ヒューズ)に不具合があり、脱着装置付きコンテナ自動車において、電動格納式リアバンパの電源回路の図面指示が不適切なため、ヒューズが取り付けられていないものがある。
そのため、配線がショートした際に過電流が流れ、最悪の場合、配線被覆が溶融し、発煙または発火に至るおそれがある。
極東開発工業株式会社 日野 プロフィア他、計4車種、計27型式のリコール届出一覧表
極東開発工業株式会社 日野 プロフィア他、計4車種、計27型式の改善箇所説明図
ダイハツ タント他、計2車種、計8型式を対象(23日)
座席(シートレール)に不具合があり、運転者席または後席のシートレールにおいて、位置調整用穴の加工治具が不適切なため、当該調整用穴の幅が狭いものがある。
そのため、座席が適切に固定されず、最悪の場合、衝突時に座席が動き、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。
日野 レンジャー、1車種、計41型式を対象(23日)
①排出ガス発散防止装置(DPRフィルタ詰まり検知用パイプ)に不具合があり、中型トラックにおいて、DPRフィルタ詰まり検知用パイプの固定方法が不適切なため、DPR本体の熱膨張・収縮等によりパイプ固定部に亀裂が発生するものがある。
そのため、亀裂部から排気ガスが漏れ、DPRフィルタに煤が堆積してもDPR警告灯が点灯しなくなり、最悪の場合、DPRフィルタが損傷するおそれがある。
②電気装置(オルタネータ)に不具合があり、中型トラックにおいて、60A仕様のオルタネータプラス端子部の絶縁用ブッシュ形状が不適切なため、融雪剤等を含んだ水分が当該端子部とオルタネータ本体の間に付着すると漏電が発生するものがある。
そのため、バッテリ充電警告灯が点灯し、当該端子付近が焼損することで充電不能となり、エンジンが停止するおそれがある。
カトウ カトウKR-75H型ラフター他、計2車種、計2型式を対象(24日)
作業装置(主ブーム)に不具合があり、ホイール・クレーンのブーム装置において、ブームを縮小させるワイヤーロープ固定部材の形状が不適切なため、縮小用ワイヤーロープとロープガイドが接触するものがある。
そのため、ロープガイド固定用ボルトの緩み又は折損によりロープガイドが脱落し、最悪の場合、脱落したロープガイドがブーム間に挟まり、ブームが最縮小状態にならず、保安基準第55条の規定に基づく基準緩和認定を受けた全長を超える。
カトウ カトウKR-75H型ラフター他、2車種、計2型式のリコール届出一覧表
カトウ カトウKR-75H型ラフター他、2車種、計2型式の改善箇所説明図
ヤンマー V4-7他、計5車種車種、計5型式を対象(28日)
電気装置(ワイヤーハーネス)に不具合があり、ショベルローダのワイヤーハーネスにおいて、止水処理が不適切なため、ジョイント部から水が浸入するものがある。
そのため、防水コネクタ内部が腐食し、そのままの状態で使用を続けると、通電しなくなり、エンジンが始動できなくなるおそれがある。
ヤンマー V4-7他、計5車種車種、計5型式のリコール届出一覧表
ヤンマー V4-7他、計5車種車種、計5型式の改善箇所説明図
ヤンマー V4-7他、計6車種車種、計6型式を対象(28日)
走行装置(フロントアクスル)に不具合があり、ショベルローダーのフロントアクスルにおいて、オイルシールの組み付け作業指示が不適切なため、当該オイルシールが変形しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、オイルシール部よりオイルが漏れるおそれがある。
ヤンマー V4-7他、計6車種、計6型式のリコール届出一覧表
コマツ WA470-8、1車種、1型式を対象(30日)
走行装置(フロントアクスルシャフト)に不具合があり、ショベル・ローダのフロントアクスルにおいて、アクスルシャフトの鋼材製造工程の水素含有量の管理が不十分なため、アクスルシャフト内部で亀裂が生じ、最悪の場合、アクスルシャフトが折損し、前輪タイヤが脱落するおそれがある。
2020年4月のリコール届出情報(輸入車)
続けて、輸入車のリコール情報についてです。
キムコ RACING S 125他、計2車種、計3型式を対象(1日)
①制動灯(制動灯スイッチ)に不具合があり、制動灯において、製造工程管理が不適切なため、前後輪の制動灯スイッチに接点不良が生じることがある。
そのため、制動灯が点灯しなくなる、又は前後輪の制動灯スイッチが作動不良になった場合にスターターモーターが動かずエンジンが始動できなくなるおそれがある。
②その他(USB充電コントローラー)に不具合があり、USB充電コンセントにおいて、使用条件の評価が不十分なため、2アンペア以上の機器を接続した場合に過剰電流が流れることがある。
そのため、USB充電コントローラーが過熱し溶融して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
キムコ RACING S 125他、計2車種、計3型式のリコール届出一覧表
キムコ RACING S 125他、計2車種、計3型式の改善箇所説明図
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計21車種、計25型式を対象(2日)
自動変速機油圧制御システム(メカトロニクス)に不具合があり、7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アキュムレータ取付け部のハウジング加工精度が不適切なため、始動時や渋滞走行などの大きな油圧変動が繰り返されると、ハウジングに微細な亀裂が発生するものがある。
そのため、油圧が低下するとともに警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行できなくなるおそれがある。
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計21車種、計25型式のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計21車種、計25型式の改善箇所説明図
ランボルギーニ アヴェンタドール LP740-4、1車種、1型式を対象(2日)
原動機(エンジンコントロールユニット)に不具合があり、燃料噴射を制御するエンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、アイドリング状態で停車時にエンジン最小回転数を維持出来ないことがある。
そのため、エンジンストールが発生するおそれがある。
ランボルギーニ アヴェンタドール LP740-4、1車種、1型式のリコール届出一覧表
ランボルギーニ アヴェンタドール LP740-4、1車種、1型式の改善箇所説明図
キャデラック エスカレード、1車種、1型式を対象(3日)
制動装置(ブレーキアシスト)に不具合があり、ブレーキコントロールモジュールのプログラムが不適切なため、低速時にハイドロリックブレーキブースト機能が作動しない。
そのため、低速状態で繰り返しブレーキ操作を行った場合等にバキュームポンプからの負圧が十分に得られず、倍力作用が不足して制動距離が延びるおそれがある。
キャデラック エスカレード、1車種、1型式のリコール届出一覧表
ストッケ イージーゴーX1 BY ビーセーフ、1種、1型式を対象(6日)
年少者用補助乗車装置(フランジ付きブラケット)に不具合があり、年少用者補助乗車装置(チャイルドシート)において、フランジ付きブラケットの公差の設定が不適切なため、ISOFIX器具に取り付けるための装置(ベース)とチャイルドシートの接続部に隙間が生じているものがある。
そのため、衝突時の衝撃により、当該接続部のフランジ付きブラケットが変形し、最悪の場合、ベースからチャイルドシートが外れるおそれがある。
ストッケ イージーゴーX1 BY ビーセーフ、1種、1型式のリコール届出一覧表
ストッケ イージーゴーX1 BY ビーセーフ、1種、1型式の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計8車種、計8型式を対象(9日)
原動機(ターボチャージャーのオイル供給ホース)に不具合があり、ターボチャージャーのオイル供給ホースにおいて、エラストマーの製造管理が不適切なため、耐熱性が不足しているものがある。
そのため、熱負荷により亀裂が生じ、オイル漏れが発生して、最悪の場合、漏れたオイルが排気管に付着することで火災に至るおそれがある。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計8車種、計8型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計8車種、計8型式の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、計2型式を対象(9日)
動力伝達装置(オートマチックトランスミッションコントロールユニット)に不具合があり、オートマチックトランスミッションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、急減速を行うと変速が遅延することがある。
そのため、ギアがニュートラルに入りそのまま変速ができなくなり、エンジンを再始動するまで走行不能になるおそれがある。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、計2型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、計2型式の改善箇所説明図
BMW BMW X6 xDrive 35i他、計3車種、計5型式を対象(13日)
年少者用補助乗車装置(固定ブラケット)に不具合があり、チャイルドシートを後部座席に据え付けるISOFIX固定ブラケットの耐久性が不足しているため、チャイルドシートを固定した状態で繰り返し負荷がかかると、当該ブラケットが破損することがある。
そのため、チャイルドシートを適切に固定できなくなるおそれがある。
BMW BMW X6 xDrive 35i他、計3車種、計5型式のリコール届出一覧表
BMW BMW X6 xDrive 35i他、計3車種、計5型式の改善箇所説明図
ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
車体(ボンネットラッチ)に不具合があり、ボンネットラッチにおいて、ボルトの締め付け作業管理が不適切なため、固定ボルトの締め付けトルクが不足しているものがある。
そのため、走行振動等により当該ボルトが緩み、最悪の場合、走行中にボンネットが開くおそれがある。
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式のリコール届出一覧表
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式の改善箇所説明図
ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
原動機(排気管)に不具合があり、マフラーにおいて、排気音質を切り替える電動フラップ制御配線の防熱対策が不適切なため、マフラーの放射熱で当該配線が損傷することがある。
そのため、配線がショートしてヒューズが切れ、最悪の場合、エンジンが始動できなくなるおそれがある。
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式のリコール届出一覧表
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式の改善箇所説明図
ルノー アルピーヌ A110、1車種、計1型式を対象(15日)
原動機(エンジンオイル油圧調整用ソレノイドバルブ)に不具合があり、エンジンオイルの油圧を調整するソレノイドバルブの配置位置が不適切なため、エンジン内で発生した微細金属がノズル内部に入り、バルブを固着させることがある。
そのため、油圧調整不良となり、油圧警告灯が点灯したり異音が発生し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがある。
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式のリコール届出一覧表
ルノー アルピーヌ A110、1車種、1型式の改善箇所説明図
DS DS3 クロスバック、1車種、1型式を対象(16日)
制動装置(ブレーキパイプ)に不具合があり、リアのブレーキパイプにおいて、組み付け方法が不適切なため、ブレーキパイプがサポートに適切に組み付けられていないものがある。
そのため、走行時の振動等によりブレーキパイプに過大な負荷がかかり、ブレーキパイプが破損しブレーキフルードが漏れて、最悪の場合、制動力が低下するおそれがある。
DS DS3 クロスバック、1車種、1型式のリコール届出一覧表
トライアンフ スピードツイン、1車種、1型式を対象(17日)
変速装置(ギヤチェンジリンケージ)に不具合があり、ギヤチェンジリンケージのネジ部において、製造工程の作業手順が不適切なため、ネジロック剤の効果がなくなっているものがある。
そのため、ギヤチェンジ操作を繰り返すとネジが緩み、最悪の場合、リンケージが外れ、ギヤチェンジ操作ができなくなるおそれがある。
トライアンフ スピードツイン、1車種、1型式のリコール届出一覧表
トライアンフ スピードツイン、1車種、1型式の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計2車種、計2型式を対象(22日)
燃料装置(燃料パイプ)に不具合があり、燃料パイプにおいて、PA(ポリアクリレート)コーティングが不十分なため、フランジ加工の際に亀裂が生じているものがある。
そのため、燃料パイプの接続部から燃料が漏れるおそれがある。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計2車種、計2型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他、計2車種、計2型式の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、1型式を対象(22日)
原動機(エンジンコントロールユニット)に不具合があり、エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、高回転域の高負荷時に失火が発生することがある。
そのため、シリンダの燃焼を休止させるとともにエンジン警告灯(MIL)が点灯し、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、1型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63、1車種、1型式の改善箇所説明図
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計29車種、計33型式を対象(23日)
自動変速機油圧制御システム(メカトロニクス)に不具合があり、7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。
そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計29車種、計33型式のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン VWポロ 1.2/77W他、計29車種、計33型式の改善箇所説明図
ジープ ラングラー・アンリミテッド、1車種、計2型式を対象(28日)
緩衝装置(フロントロアコントロールアームブラケット)に不具合があり、フロントアクスルにおいて、製造機器の設定が不適切なため、左フロントロアコントロールアームブラケットの溶接が不十分なものがある。
そのため、走行振動等により当該ブラケットが破損し、最悪の場合、当該ブラケットがフロントアクスルから外れて走行不能になるおそれがある。
ジープ ラングラー・アンリミテッド、1車種、計2型式のリコール届出一覧表
ジープ ラングラー・アンリミテッド、1車種、計2型式の改善箇所説明図
2020年4月の改善対策届出情報
こちらは、届出件数が少ないので国産・輸入車、一緒にしていきます。
三菱 デリカ、1車種、1型式を対象(3日)
車体(テールゲートガススプリング)に不具合があり、テールゲートのガス封入式スプリングにおいて、ロッドのメッキ処理時の温度管理が不適切なため、メッキ部分に微小亀裂が発生しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、封入されたガスがメッキの微小亀裂部分から漏れ、ガススプリングの反力が低下し、最悪の場合、テールゲートが保持できなくなるおそれがある。
ボルボ XC40他、計8車種、計27型式を対象(8日)
制動装置(衝突被害軽減制動制御装置)に不具合があり、衝突被害軽減ブレーキシステムにおいて、レーダー及びカメラを搭載したASDM(アクティブセーフティドメインマスター)のプログラムが不適切なため、前方の静止車両や歩行者をシステムが検知できないことがある。
そのため、衝突回避・被害軽減ブレーキが作動しないおそれがある。
ボルボ XC40他、計8車種、計27型式の改善対策届出一覧表
日産 NV350 キャラバン他、1車種、計6型式を対象(23日)
車体(高開度バックドアステー)に不具合があり、高開度バックドア架装車両において、右側バックドアステーを取り付ける上側取付ブラケットの加工が不適切なため、バックドア開閉の繰り返しによりブッシュが破損してナットが緩むものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ガスステーが外れてバックドアが保持できなくなるおそれがある。
日産 NV350 キャラバン他、1車種、計6型式の改善対策届出一覧表
日産 NV350 キャラバン他、1車種、計6型式の改善箇所説明図
さいごに
2020年4月分のリコール及び改善対策の届出についてお伝えしてきましたが、同車種で月に2回ほど日にちが変わっての届出があるというパターンが見られましたね。
改善すべき箇所が、それぞれ異なっているのですが2回も届出があると、さすがに該当車の所有者の方は、気が気じゃないですよね。
この様な、異常事態が発生している状況下で、なかなか修理をしにいくのも、億劫になってしまいますが、クルマを使用するときは不要不急の行動ではあまり乗ることもないでしょうから、要件があったり急いで使わなくちゃいけない時もあると思うので、しっかり届出を受けた該当するクルマは、早めに直して使いたい時に安心して使えるように、対策しましょう。
クルマのサブスクはKINTO
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