【自転車の交通違反】自転車の違反行為に、反則金付きの「青切符」を2026年に導入へ。知らなかったでは済まされない取締りの内容とは【青切符反則金】

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最近、テレビニュースや動画サイトなどでも、自転車の事故や、危険な自転車の運転などが取り上げられ、社会問題になっております。

筆者は、自転車にはほとんど乗らずにクルマばかり乗っていますが、逆走してくる自転車や、平気で信号無視をしている自転車が交差点を横切って、あわや衝突しそうになりかけたこともありました。

自転車は、軽車両に位置づけられていることから、「クルマの仲間」であるので、車道通行が原則ですし、信号はもちろん、一時停止がある場所では、クルマと同様ルールを守らなくてはなりません。

このように、自転車の悪質な交通違反が後を絶たないことから、警察庁が開催する有識者検討会で「良好な自転車交通秩序を実現させるための方策に関する中間報告書」が作成され、2023年12月21日に国家公安委員会へ提出されました。

この内容は、交通反則通告制度が導入されるなど、自転車の新たな交通ルールの概要が記載されており、警察庁は来年度の通常国会での成立に向けて道路交通法の改正などに着手することになりました。

今回は、自転車における交通反則通告制度や新たな交通ルールについてお話します。

反則金を課す、青切符による取締りを導入へ

今現在の違反に対する処遇の実態

自転車の青切符導入 警告カード
警告カード

現在、自転車の交通違反の取締りの多くは、交通ルールが書かれたカードを違反者に見せる「警告」などが行われていて、2022年は全国で131万件ありましたが、罰則は伴いません。

しかし、悪質な違反には交通切符である、「赤切符」が交付されており、刑事罰の対象として検察庁に送られることになっており、2022年は全国で2万4,549件検挙されましたが、大多数は「起訴」されず、罰則が適用されるケースは少ないのが実情です。

導入の背景には、自転車側に違反行為が多発していたことが挙げられる

自転車の青切符導入 自転車事故

警察庁によると、全国の交通事故の発生件数は年々減少している一方で、自転車が関係する事故の占める割合は増加傾向が続いている上に、去年、自転車が関係した死亡・重傷事故のうち、およそ4分の3で自転車に違反行為があったということです。

こうした状況を受けて、警察庁は、識者会議で取締りのあり方などについて検討した結果、自転車にも自動車やオートバイのように反則金を課すいわゆる青切符による取締りを導入する方針を固めたのです。

青切符となる取締りの対象、反則金はどうなる?

自転車の青切符導入 主な違反内容

青切符の取締りを受ける年齢は、「16才以上」となります。

その理由には、最低限の交通ルールを知っていると考えられることや、原付き免許などを取得できる年齢であること、そして、電動キックボードを運転できる年齢であることなどが考慮されているからです。

対象となる違反には、100余りの項目があり、このうち重点的に取り締まるのは事故につながるおそれのある重大な違反行為としています。

主な違反内容は下記の通り

・信号無視

・一時不停止

・右側通行などの通行区分違反

・自転車の通行が禁止されている場所を通ること

・遮断機が下りている踏切に立ち入ること

・例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと

・ブレーキが利かない自転車に乗ること

・傘を差しながらや、イヤホンを付けたりしながら運転するなど都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反すること

が対象となり、反則金は5,000円から1万2,000円程度が予想されます。

取締りは、通勤や通学の時間帯や事故が増える薄暮時間帯に自転車が多い駅の周辺や過去に自転車の事故が発生した場所などで重点的に行われることが想定されています。

警察官の警告に従わずにこうした違反行為を続けた場合や事故に繋がるような危険を生じさせた場合に「青切符」を交付し、取締りを行う方針になります。

青切符ですまされない、赤切符となる刑事罰の対象

赤切符の交付対象となる違反はこれまで通り、酒酔い運転や酒気帯び運転などの飲酒運転、携帯電話を使用しながら事故につながるような危険な運転をした場合となっており、刑事罰の対象となります。

青切符による違反取締りを導入することで生まれるメリットとは

その違反が危ないと気づかせてくれる機会に、と自転車に関わる政策の調査・提言などをしているNPO法人「自転車活用推進研究会」の理事長で、警察庁の有識者検討会で委員を務める小林成基氏は言う。

自転車は何をしてもいいと勘違いしている人や、車用の信号や標識に従わなくてもいいと思っている人が増えていると感じる。反則金の制度を導入することで、これまでよりも注意されることが多くなるかもしれないが、それは、その違反が危ないことなんだと気付かせてくれる機会なので、事故が減ることを期待したい」と話しました。

その上で、自転車の交通違反の背景には、路上駐車など道路の状況にも課題があると指摘し「自転車が安心して快適に走れる環境づくりをすることが大事だと思う。警察の取締りと環境整備は両輪だと思うので、うまく連携しながら進むことを期待する」と述べています。

さいごに

交通事故は年々減少している中で、自転車の交通違反の増加が顕著になってきているので、このような取締りが制定されることは個人的には良いことだと思います。

全ての方ではないですが、上述した専門家の方が仰ているように、自転車は何をしてもいい、交通弱者だからクルマが守ってくれている、と思っている方が多くいるのも事実だと思います。

さらにひどいケースだと、交通ルールを知っているが守らないケース、これは一番たちが悪いと思います。

今回の青切符導入で、クルマやオートバイ、自転車、歩行者の全ての方が安全で事故が減少することを期待したいです。

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