「車のリコール」とは、自動車メーカーが製造・販売した車両に、安全や環境に関わる不具合や設計上の問題が発覚した際に、その不具合を無償で修理・改善するために実施する制度のことです。
リコールは、国土交通省に届け出がなされ、公的に発表される仕組みとなっており、対象車の所有者には通知が送付されます。
2025年12月分のリコール情報、改善対策届出一覧をお伝えします。
月額121円から。WordPressも簡単にインストールできるレンタルサーバー- 2025年12月のリコール届出情報(国産車)
- 2025年12月のリコール届出情報(輸入車)
- フェラーリ Purosangue 計1型式 計1車種を対象(1日)
- KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種を対象(1日)
- ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種を対象(4日)
- ボルボ ボルボ V60 他 計6型式 計3車種を対象(4日)
- ジープ ラングラーアンリミテッド 計1型式 計1車種を対象(4日)
- プジョー 2008 計1型式 計1車種を対象(9日)
- ドゥカティ パニガーレV4 他 計10型式 計17車種を対象(12日)
- メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC 他 計5型式 計5車種を対象(18日)
- ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[1] 計6型式 計4車種を対象(23日)
- ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[2] 計3型式 計2車種を対象(23日)
- KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種を対象(26日)
- 2025年12月の改善対策届出情報(国産車)
- 2025年12月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2025年12月のリコール届出情報(国産車)
ダイハツ ハイゼット 他 計14型式 計6車種を対象(4日)

・不具合の部位(部品名)
乗降口(スライドドア)
・状況及びその原因
手動式スライドドアにおいて、ドアストッパの設計検討が不十分であったため、スライドドアを強く開くと、ドアストッパが変形することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、変形が徐々に大きくなり、最悪の場合、スライドドアがドアストッパを越えて引っ掛かり、スライドドアを閉めることができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ドアストッパを点検するとともにストッパゴムを対策品に交換する。
なお、点検でドアストッパに変形が認められた場合は修正する。
ダイハツ ハイゼット 他 計14型式 計6車種のリコール届出一覧表
ダイハツ ハイゼット 他 計14型式 計6車種の改善箇所説明図
カワサキ Ninja ZX-6R 計1型式 計1車種を対象(10日)

・不具合の部位(部品名)
原動機(クランクシャフトベアリング)
・状況及びその原因
原動機のアッパークランクケースとロアクランクケースを締結するボルトにおいて、締め付け方法の検討が不十分なため、締め付け軸力がばらつき、ボルトが過剰な軸力で締め付けられたものがある。
そのため、クランクシャフトベアリングとクランクシャフトの間に適正なオイルクリアランスが確保できず、最悪の場合、クランクシャフトベアリングが焼き付き、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
未走行車両はクランクケース締め付けボルトを適正な方法で締め付ける。
既走行車両はクランクシャフトベアリングを点検し、異常があれば修理し、異常がなければクランクケース締め付けボルトを適正な方法で締め付ける。
カワサキ Ninja ZX-6R 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
カワサキ Ninja ZX-6R 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
スズキ DR-Z4SM 計1型式 計2車種を対象(15日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置(リヤブレーキマスタシリンダ)
・状況及びその原因
リヤブレーキマスタシリンダのリザーバタンクキャップを固定するスクリュにおいて、締付け作業指示が不適切なため、当該スクリュの締付けトルクが不足しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該スクリュが緩んでブレーキ液が漏れ、最悪の場合、リザーバタンク内のブレーキ液が無くなり制動距離が伸びるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ブレーキ液の量と漏れを点検・清掃し、当該スクリュを正規のトルクで締付ける。
なお、ブレーキ液が不足している場合はブレーキ液を規定量まで補充する。
スズキ DR-Z4SM 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表
いすゞ フォワード 他 計6型式 計2車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
かじ取り装置
・状況及びその原因
パワーステアリングポンプとオイルホースを接続するジョイントにおいて、ジョイントの組付け方法が不適切なため、組付け時にOリングが損傷することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、当該接続部からパワーステアリングオイルが漏れ、最悪の場合、操舵力が増大するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該Oリングを新品に交換するとともに、潤滑剤を塗布して再度組付けを行う。
いすゞ フォワード 他 計6型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ CBR600RR 他 計3型式 計5車種を対象(18日)

・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジン)
・状況及びその原因
エンジンを高回転の状態からエンジンブレーキによる減速を繰り返すと、エンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられて燃焼し、オイル消費量が増えることがある。
そのため、そのまま使用を続けると、オイルの潤滑不良で異音が発生し、最悪の場合、走行中にエンジンが破損し、後輪がロックして転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当面の措置として、エンジンオイル量を点検し不足していれば規定量まで補充して、エンジンに異常がある場合は修理する。
また、使用者に不具合内容を通知し、エンジンオイル量の点検を注意喚起するとともに、車両へ注意ラベルを貼り付ける。
なお、対策が決定次第、改善措置を実施する。
ホンダ CBR600RR 他 計3型式 計5車種のリコール届出一覧表
ホンダ CBR600RR 他 計3型式 計5車種の改善箇所説明図
クボタ ER448N 他 計6型式 計13車種を対象(24日)

・不具合の部位(部品名)
その他の装置(刈取昇降シリンダおよびアンローダ昇降シリンダ)
・状況及びその原因
刈取脱穀作業車の刈取昇降シリンダおよびアンローダ昇降シリンダにおいて、構成部品であるポートブロックの加工が不適切なため、シリンダと接手(エルボ)の接続部からオイルが漏れることがある。
そのため、油圧が不足することでシリンダが上昇しづらくなり、そのまま使用を続けると、機械を走行させる油量が不足して走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、刈取昇降シリンダを良品に交換する。
オイル漏れが生じ、オイルが不足している場合はオイルの補充を行う。
②全車両、アンローダ昇降シリンダを良品に交換する。
オイル漏れが生じ、オイルが不足している場合はオイルの補充を行う。
クボタ ER448N 他 計6型式 計13車種のリコール届出一覧表
クボタ ER448N 他 計6型式 計13車種の改善箇所説明図
クボタ DR6130 他 計2型式 計4車種を対象(24日)

・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(静油圧式無段変速機(HST))
・状況及びその原因
刈取脱穀作業車の静油圧式無段変速機(HST)において、内部構成部品であるシリンダブロックの製造工程が不適切なため、シリンダブロックの硬度が不足しているものがある。
そのため、刈取作業時の負荷によりシリンダブロックが破損し、走行に必要な動力が得られなくなることで、走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、良品のHSTへ交換する。
クボタ DR6130 他 計2型式 計4車種のリコール届出一覧表
クボタ DR6130 他 計2型式 計4車種の改善箇所説明図
2025年12月のリコール届出情報(輸入車)
フェラーリ Purosangue 計1型式 計1車種を対象(1日)

・不具合の部位(部品名)
乗降口(後席ドア)
・状況及びその原因
後席アウタードアハンドルにおいて、製造工程が不適切なため、スイッチのシーラント塗布が不十分なものがある。
そのため、雨等により水が浸入してスイッチ回路が劣化することで、外から後席ドアを開けられないおそれがある。
また、最悪の場合、ドアロックされていない状態での車両停止時または時速4km未満で走行中に後席ドアが開くおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、後席アウタードアハンドルを良品に交換し、メーターパネル及びドアラッチのソフトウェアを対策プログラムに書き換える。
フェラーリ Purosangue 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
フェラーリ Purosangue 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種を対象(1日)

・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料タンクキャップ)
・状況及びその原因
燃料タンクキャップにおいて、製造工程が不適切なため、ガソリンに対する耐性が低いゴム製パッキンが組付けられているものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、パッキンに亀裂が発生し、燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料タンクキャップのゴム製パッキンを対策品に交換する。
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種のリコール届出一覧表
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種の改善箇所説明図
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種を対象(4日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(パワーインバーターモジュール)
・状況及びその原因
パワーインバーターモジュールにおいて、内蔵しているハイブリッド制御プログラムが不適切なため、バッテリーパックモジュールのメモリーリセットをハイブリッド制御プログラムがバッテリー不具合と誤認することがある。
そのため、セーフモードに切り替わり、走行中にエンジンとモーターが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ハイブリッド制御プログラムを対策仕様に更新する。
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種のリコール届出一覧表
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種の改善箇所説明図
ボルボ ボルボ V60 他 計6型式 計3車種を対象(4日)

・不具合の部位(部品名)
乗降口(ドアラッチ)
・状況及びその原因
前後左右のドアラッチにおいて、構成部品の設計検討が不十分なため、車両が長期間高温の気候環境にさらされると、ドアを開けた際にリテンションフックが破損することがある。
そのため、ドアを確実に閉めることが出来なくなり、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、前後左右のドアラッチを対策品と交換する。
ボルボ ボルボ V60 他 計6型式 計3車種のリコール届出一覧表
ボルボ ボルボ V60 他 計6型式 計3車種の改善箇所説明図
ジープ ラングラーアンリミテッド 計1型式 計1車種を対象(4日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(TPMS)
・状況及びその原因
TPMS(タイヤ空気圧監視システム)アンテナにおいて、部品組付け順序が不適切なため、アンテナ線がリアシートベルトリトラクター(左)と車体との間に挟まれて組付けられているものがある。
そのため、使用過程で受ける走行振動によりアンテナ線が損傷し短絡すると、警告灯が点灯してTPMSが適切に機能せず、保安基準に適合しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、アンテナ線の取り付け状態を確認し、リアシートベルトリトラクター(左)と車体の間に挟まれている場合は、TPMSアンテナ(アンテナ線一体)を新品に交換する。
ジープ ラングラーアンリミテッド 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ジープ ラングラーアンリミテッド 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
プジョー 2008 計1型式 計1車種を対象(9日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(ESC ユニット)
・状況及びその原因
ESC(走行安定性電子制御)ユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)が適切に機能しない。
そのため、タイヤ空気圧が減少しても適切に警告灯が点灯せず、保安基準に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、ESC ユニットの制御プログラムを対策仕様に更新する。
ドゥカティ パニガーレV4 他 計10型式 計17車種を対象(12日)

・不具合の部位(部品名)
後輪車軸
・状況及びその原因
後輪車軸において、強度検討が不十分なため、切欠部に過度な応力が生じることがある。
そのため、走行中に後輪車軸に亀裂が入り、異音が発生し、最悪の場合、後輪車軸が破断し、転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、後輪車軸を対策品に交換し、ホイールベアリングを新品に交換する。
なお、後輪車軸の関連部品を点検し、損傷があれば新品に交換する。
ドゥカティ パニガーレV4 他 計10型式 計17車種のリコール届出一覧表
ドゥカティ パニガーレV4 他 計10型式 計17車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC 他 計5型式 計5車種を対象(18日)

・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットの制御プログラムにおいて、車両設定値が不適切なため、触媒暖機時にインジェクタの製造公差に対応できず失火することがある。
そのため、失火の回数によってはエンジン警告灯(MIL)が点灯して対象気筒の燃料噴射が停止することでエンジン振動が増加し、最悪の場合、排出ガス値が規制値を超えるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策された制御プログラムに書き換える。
メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC 他 計5型式 計5車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC 他 計5型式 計5車種の改善箇所説明図
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[1] 計6型式 計4車種を対象(23日)

・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(インフレータ)
・状況及びその原因
助手席エアバッグにおいて、製造工程が不適切なため、適切に折り畳まれずに収納されているものがある。
そのため、衝突時にエアバッグが正しく展開されずに破れ、本来の展開とは異なり、乗員を完全に保護できないおそれがある。
または、高温ガスが漏れ出して乗員に火傷を負わせるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該エアバッグを良品に交換する。
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[1] 計6型式 計4車種のリコール届出一覧表
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[1] 計6型式 計4車種の改善箇所説明図
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[2] 計3型式 計2車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
後方視界確認用カメラ(リアカメラ)
・状況及びその原因
後方視界確認用のリアカメラにおいて、防水機能の設計検討が不十分なため、洗車時に圧力のかかった水をリアカメラにかけると、カメラの内部に水が浸入することがある。
そのため、内部の電子基板で不具合が発生し、リアカメラが使用出来なくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、リアカメラを対策品に交換する。
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[2] 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表
ランドローバー レンジローバー イヴォーク 他[2] 計3型式 計2車種の改善箇所説明図
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジン制御コンピュータ)
・状況及びその原因
エンジン制御コンピュータにおいて、燃料噴射制御プログラムが不適切なため、インジェクタによる燃料噴射量を正しく制御できないことがある。
そのため、燃焼に必要な燃料噴射量が不足し、最悪の場合、減速時や低回転時にエンジンが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジン制御コンピュータの燃料噴射制御プログラムを対策されたものに書き換える。
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種のリコール届出一覧表
KTM 390DUKE 他 計5型式 計6車種の改善箇所説明図
2025年12月の改善対策届出情報(国産車)
該当なし
2025年12月の改善対策届出情報(輸入車)
該当なし
さいごに
以上が、2025年12月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
格安ドメイン取得サービス─ムームードメイン─


コメント