2024年12月分のリコール情報、改善対策届出一覧をお伝えします。
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- トヨタ ハリアー 他 他 計13型式 計6車種を対象(5日)
- レクサス RX450h 他 計10型式 計3車種を対象(5日)
- ダイハツ ムーヴ キャンバス 他 計20型式 計6車種を対象(5日)
- ホンダ ジャイロ キャノピーe: 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
- クボタ DR6130 他 計3型式 計3車種を対象(6日)
- ニッサン パラメディック 計2型式 計1車種を対象(12日)
- マツダ MAZDA ROADSTER 計2型式 計1車種を対象(12日)
- スズキ バーグマン 計1型式 計1車種を対象(12日)
- スズキ フロンクス 計2型式 計1車種を対象(12日)
- 三菱 ふそう キャンター 他 計45型式 計2車種を対象(12日)
- ホンダ N-VAN 計1型式 計1車種を対象(13日)
- 日野 日野 プロフィア 計15型式 計1車種を対象(16日)
- 2024年12月のリコール届出情報(輸入車)
- 2024年12月の改善対策届出情報(国産車)
- 2024年12月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2024年12月のリコール届出情報(国産車)
トヨタ ハリアー 他 他 計13型式 計6車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(AHS制御用コンピュータ)
・状況及びその原因
運転支援装置のAHS※において、前照灯の配光を制御するプログラムの検討が不足していたため、すれ違い用前照灯から走行用前照灯に切替わる際の信号を異常と誤判定することがある。
そのため、警告メッセージが表示され、走行用前照灯が点灯しなくなるおそれがある。
※アダプティブハイビームシステム:周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの配光を制御し、前方視界確保を補助するシステム
・改善措置の内容
全車両、左右前照灯の製造番号を点検し、該当する場合はAHS制御用コンピュータを対策品と交換する。
トヨタ ハリアー 他 他 計13型式 計6車種のリコール届出一覧表
トヨタ ハリアー 他 他 計13型式 計6車種の改善箇所説明図
レクサス RX450h 他 計10型式 計3車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(AHS制御用コンピュータ)
・状況及びその原因
運転支援装置のAHS※において、前照灯の配光を制御するプログラムの検討が不足していたため、すれ違い用前照灯から走行用前照灯に切替わる際の信号を異常と誤判定することがある。
そのため、警告メッセージが表示され、走行用前照灯が点灯しなくなるおそれがある。
※アダプティブハイビームシステム:周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの配光を制御し、前方視界確保を補助するシステム
・改善措置の内容
使用者に当該不具合について周知し、警告メッセージが表示された場合は、左右前照灯の製造番号を点検し、該当する場合はAHSユニットを対策品と交換する。
なお、交換用部品の準備に時間を要することから、部品の準備ができ次第、使用者に改めて案内し対策品に交換する。
レクサス RX450h 他 計10型式 計3車種のリコール届出一覧表
レクサス RX450h 他 計10型式 計3車種の改善箇所説明図
ダイハツ ムーヴ キャンバス 他 計20型式 計6車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(フロントコイルスプリング)
・状況及びその原因
フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、フロントコイルスプリングを対策品と交換する。
ダイハツ ムーヴ キャンバス 他 計20型式 計6車種のリコール届出一覧表
ダイハツ ムーヴ キャンバス 他 計20型式 計6車種の改善箇所説明図
ホンダ ジャイロ キャノピーe: 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
電動機用電源装置(高電圧バッテリケーブル)
・状況及びその原因
高電圧バッテリケーブルにおいて、当該ケーブルコネクタの端子表面処理及びコネクタの支持スプリング荷重が不適切なため、段差乗り越え時に車体下部が干渉した際、端子が摺動して摩耗することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、端子が酸化し、抵抗が増大して導通不良となり、システム警告灯が点灯して走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、高電圧バッテリケーブル及びコネクタ支持スプリングを対策品に交換する。
ホンダ ジャイロ キャノピーe: 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ ジャイロ キャノピーe: 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
クボタ DR6130 他 計3型式 計3車種を対象(6日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(テンションボルト)
・状況及びその原因
刈取脱穀作業車の動力伝達装置において、設計検討が不十分なため、走行ベルトにテンションを掛けるテンションボルト構成部品の寸法精度が不適切となり、ホルダに強干渉することがある。
そのため、機械稼働による振動や衝撃により、干渉部へ繰り返し応力が掛かり、最悪の場合、テンションボルトが折損し、走行ベルトにテンションが掛からず走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
以下対策を実施した部品へ全数交換する。
①L字金具開き角度に幾何公差を追加したもの。
②ホルダにおいて、前後方向に加え、左右方向にも回動するよう支点を追加し、形状変更したもの。
③テンションボルトのネジ部サイズをM12⇒M14へ変更し、併せてネジ部と本体を溶接接続から削り出しの一体物としたもの。
クボタ DR6130 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
クボタ DR6130 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
ニッサン パラメディック 計2型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(警光灯)
・状況及びその原因
警光灯において、ハーネスの防水性が不適切なため、電線内に雨水等が浸入し、車両側面用の警光灯制御ユニットの回路ショートが発生することがある。
そのため、側面および後部等の警光灯用のヒューズが溶断し、車両前側上部の警光灯は問題ないが、それ以外の警光灯が点滅しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、車両側面の警光灯(制御ユニットおよびハーネス一体)を対策品に交換する。
ニッサン パラメディック 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
ニッサン パラメディック 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
マツダ MAZDA ROADSTER 計2型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
後退時車両直後確認装置(パーキング・アシスト・ユニット)
・状況及びその原因
パーキング・アシスト・ユニットにおいて、ホイールの車輪速センサからの信号処理が不適切なため、後進時に超音波センサが検出した障害物との距離と、車輪速センサからの信号で算出した移動距離に不整合が出ることがある。
そのため、障害物の位置と距離を知らせるパーキングセンサインジケータとブザーが正しく作動しないおそれがある。また、スマート・ブレーキ・サポートの後方検知機能※1も作動しないおそれがある。
さらに、自動変速機を搭載した車両については、AT誤発進抑制制御(前進時/後進時)※2も作動しないおそれがある。
※1 スマート・ブレーキ・サポートの後方検知機能とは、後進時にブレーキ制御をすることで衝突回避および衝突時の被害軽減を図る機能のこと。
※2 AT誤発進抑制制御(前進時/後進時)とは、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を抑制して衝突時の被害軽減を図る制御のこと。
・改善措置の内容
全車両、パーキング・アシスト・ユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
マツダ MAZDA ROADSTER 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
マツダ MAZDA ROADSTER 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
スズキ バーグマン 計1型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料ホース)
・状況及びその原因
燃料ホースにおいて、製造時の組付け作業が不適切なため、燃料ホースの金具部分が変形し、正しい位置に配管されていないものがある。
そのため、当該ホースが燃料蒸発ガス抑制装置のキャニスタパージホースと接触することで摩耗し、最悪の場合、穴が開いて燃料が漏れるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料ホース(金具部分も含む)とキャニスタパージホースを新品に交換する。
スズキ フロンクス 計2型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(リヤブレーキキャリパの取付けボルト)
・状況及びその原因
リヤブレーキキャリパにおいて、当該キャリパの取付けボルトの締め付け作業が不適切なため、締め付けトルクが不足しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、制動時や段差乗り越え時に異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落して、制動力が低下するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ボルトを点検し、締め付けトルクが不足している場合は、当該ボルトを新品と交換し、規定トルク値で締め付ける。
三菱 ふそう キャンター 他 計45型式 計2車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
その他の装置(メータークラスター)
・状況及びその原因
トラックのメータークラスターにおいて、ソフトウェアが不適切なため、マルチインフォメーションパネルが突然消灯する、または何も表示されなくなるおそれがある。
そのため、走行距離を確認できなくなる。
・改善措置の内容
全車両、メータークラスターのソフトウェアを点検し、不具合品の場合は対策品のソフトウェアに書き換える。
三菱 ふそう キャンター 他 計45型式 計2車種のリコール届出一覧表
三菱 ふそう キャンター 他 計45型式 計2車種の改善箇所説明図
ホンダ N-VAN 計1型式 計1車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(サイドカーテンエアバッグ)
・状況及びその原因
サイドカーテンエアバッグにおいて、インフレータ(膨張装置)とエアバッグを固定するクランプリングのかしめ荷重の設定が不適切なため、過大な荷重でかしめられ、クランプリングの強度が不足しているものがある。
そのため、車室内高温時にサイドカーテンエアバッグが展開した際、インフレータ内圧が増加し、クランプリングが破断してエアバッグが正常に展開できず、乗員保護性能を満足しないおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、左右のサイドカーテンエアバッグを対策品と交換する。
②全車両、右のサイドカーテンエアバッグを対策品と交換する。
日野 日野 プロフィア 計15型式 計1車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
排出ガス発散防止装置(排気管固定用ブラケット)
・状況及びその原因
大型トラックの排気管固定用ブラケットにおいて、取付けボルト締結部の塗装膜厚が不適切なため、エンジンからの熱により膜厚が薄くなり、当該ボルトが緩むことがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラケットが脱落し他の交通を妨げるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ブラケットを対策品に交換する。
日野 日野 プロフィア 計15型式 計1車種のリコール届出一覧表
日野 日野 プロフィア 計15型式 計1車種の改善箇所説明図
2024年12月のリコール届出情報(輸入車)
ポルシェ Taycan 他 計10型式 計6車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
高電圧装置(高電圧バッテリーモジュール)
・状況及びその原因
高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。
そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがあ
る。
・改善措置の内容
全車両、OTA または専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。
また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムを専用テスターによりインストールする。
ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知を行う。
ポルシェ Taycan 他 計10型式 計6車種のリコール届出一覧表
ポルシェ Taycan 他 計10型式 計6車種の改善箇所説明図
アウディ アウディ e-tron GT 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(高電圧バッテリー)
・状況及びその原因
高電圧バッテリーにおいて、不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されたものがある。
そのため、バッテリーモジュールの内部短絡が発生し、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、専用テスターで車両を点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。
また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムをインストールする。
ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、暫定措置として、ユーザーに対し定期的なバッテリーの点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知を行う。
アウディ アウディ e-tron GT 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
アウディ アウディ e-tron GT 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
BMW BMW 523i 他 計28型式 計27車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(可変バルブタイミングシステムの調整ユニットのボルト)
・状況及びその原因
インテーク側及びエキゾースト側の可変バルブタイミングシステムの調整ユニットにおいて、ボルトの強度が不足しているため、当該ボルトが破損することがある。
そのため、システムが適切に作動せず、エンジン警告灯が点灯しエンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ボルトを対策品に交換する。また、当該ボルトに緩みや破損がある場合は、対策品のボルトを組み込んだ新品の調整ユニットに交換する。
BMW BMW 523i 他 計28型式 計27車種のリコール届出一覧表
BMW BMW 523i 他 計28型式 計27車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ A180 他 計41型式 計34車種を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
操縦装置(後部霧灯の識別表示)
・状況及びその原因
インストルメントクラスタの制御プログラムが不適切なため、リアフォグランプの作動を示す識別表示が正しくなく、協定規則第121号の要件に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、インストルメントクラスタの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
メルセデス・ベンツ A180 他 計41型式 計34車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ A180 他 計41型式 計34車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ S580 4MATIC 他 計3型式 計2車種を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切ため、可変バルブ機構(カムトロニック)に故障が発生し、気筒休止が作動した場合に、設計意図に反して空燃比補正制御を停止させない。
そのため、燃料噴射量が増加することで触媒が過熱し、周囲の部品を溶損させることでエンジンが停止し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
また、触媒近傍の部品の損傷状態を確認し、必要に応じて新品に交換する。
メルセデス・ベンツ S580 4MATIC 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ S580 4MATIC 他 計3型式 計2車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT43 4MATIC+ 他 計11型式 計7車種を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
電気配線(コネクタ配線)
・状況及びその原因
トランスミッションの電気配線において、配索設計が不適切なためコネクタ配線のシール部が排気管の熱と雨水等により使用過程で劣化することがある。
そのため、シール性能が保てずコネクタに雨水等が浸入することで短絡が発生し、駐車中にバッテリ上がりが発生することがある。
最悪の場合、短絡により発熱することで、周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該部位のコネクタを廃止した長い配線へ交換し、配索しなおす。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT43 4MATIC+ 他 計11型式 計7車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT43 4MATIC+ 他 計11型式 計7車種の改善箇所説明図
ボルボ ボルボ S60 他 計4型式 計4車種を対象(19日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(ブレーキペダル)
・状況及びその原因
ブレーキペダルとブレーキブースターに連結するシャフトにおいて、部品製造機器の設定が不適切なため、当該シャフトの結合部が仕様どおりに組み付けられていないものがある。
そのため、使用過程で結合部のネジが緩むことによりブレーキペダルの操作感が変化すると共に異音が発生する場合がある。
そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、結合部が外れ、ブレーキペダルでの操作ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、シャフトの結合部を正規な仕様に組み付け直す。
ボルボ ボルボ S60 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
ボルボ ボルボ S60 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
2024年12月の改善対策届出情報(国産車)
該当なし
2024年12月の改善対策届出情報(輸入車)
該当なし
さいごに
以上が、2024年12月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
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