2024年10月分のリコール情報、改善対策届出一覧をお伝えします。
エンタープライズプランの詳細はこちら- 2024年10月のリコール届出情報(国産車)
- スズキ バーグマン 他 計2型式 計1車種を対象(3日)
- スズキ スペーシア 他 計2型式 計2車種を対象(3日)
- ニッサン セレナ 他 計10型式 計3車種を対象(3日)
- ニッサン セレナ 計5型式 計1車種を対象(3日)
- ホンダ ZR-V 他 計8型式 計2車種を対象(3日)
- トレクス FFS121AL 他 計2型式 計1車種を対象(7日)
- ヰセキ FM468 他 計2型式 計3車種を対象(9日)
- UDトラックス クオン 計1型式 計1車種を対象(10日)
- ホンダ ZR-V 他 計3型式 計2車種を対象(10日)
- ホンダ ACCORD 計1型式 計1車種を対象(10日)
- ホンダ ODYSSEY 計1型式 計1車種を対象(10日)
- スズキ ハヤブサ 計1型式 計1車種を対象(17日)
- トヨタ ハイエース 計6型式 計1車種を対象(23日)
- 日野 日野プロフィア 計6型式 計1車種を対象(23日)
- ニッサン NV350 キャラバン 他 計12型式 計3車種を対象(24日)
- ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種を対象(24日)
- いすゞ エルフ 他 計131型式 計4車種を対象(24日)
- ホンダ タクト 他[1] 計4型式 計5車種を対象(31日)
- ホンダ タクト 他[2] 計8型式 計6車種を対象(31日)
- ホンダ Gold Wing 他 計1型式 計2車種を対象(31日)
- ホンダ タクト 他[3] 計2型式 計2車種を対象(31日)
- 2024年10月のリコール届出情報(輸入車)
- マッセイ・ファーガソン MF5710-4C 他 計4型式 計4車種を対象(1日)
- フィアット 500 他 計3型式 計2車種を対象(2日)
- ポルシェ 911 Dakar 計1型式 計1車種を対象(3日)
- ベントレー ベンテイガ V8 計1型式 計1車種を対象(10日)
- マクラーレン マクラーレン GT 計1型式 計1車種を対象(15日)
- BMW BMW X5 xDrive 40d 他 計4型式 計4車種を対象(15日)
- BMW BMW R18 Pure 他 計2型式 計5車種を対象(18日)
- BMW BMW X7 xDrive40d 他 計4型式 計4車種を対象(28日)
- BMW BMW X3 xDrive20d 他 計2型式 計2車種を対象(30日)
- 2024年10月の改善対策届出情報(国産車)
- 2024年10月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2024年10月のリコール届出情報(国産車)
スズキ バーグマン 他 計2型式 計1車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料ポンプ)
・状況及びその原因
燃料ポンプにおいて、燃料ホースとの接続構造が不適切なため、塩害を受ける環境で使用した場合、樹脂製吐出口表面に亀裂が発生することがある。
そのため、長期間使用を続けると、亀裂が進行して燃料が漏れるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料ポンプを新品に、燃料ホースを対策品に交換し、燃料ポンプの吐出口部にゴムカバーを追加する。
スズキ バーグマン 他 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
スズキ スペーシア 他 計2型式 計2車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
乗車装置(後席シートベルト)
・状況及びその原因
後席シートベルトにおいて、作業指示が不適切だったために製造時に左右の組付けを誤っているものがある。
そのため、車両の傾きを感知するセンサが正しく作動せず保安基準第22条の3に適合しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、後席シートベルトを点検し、左右が誤って組付けられている場合は正規位置に組み直しをする。
スズキ スペーシア 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ニッサン セレナ 他 計10型式 計3車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ボディコントロールモジュール)
・状況及びその原因
電気装置(ボディコントロールモジュール)において、制御プログラムが不適切なため、降車時オートロック機能作動灯の点灯時間が保安基準を満足しない。
・改善措置の内容
全車両、ボディーコントロールモジュールの制御プログラムを修正する。
E13型車については取扱説明書に降車時オートロック作動灯点灯時間の記載がある為、合わせて修正した一頁を取扱説明書に差し込む。
ニッサン セレナ 他 計10型式 計3車種のリコール届出一覧表
ニッサン セレナ 計5型式 計1車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
車体(ルーフトリム)
・状況及びその原因
ルーフトリムにおいて、成形設備の設定が不適切なため規格より厚みがあるものがある。
そのため、ルーフトリム裏側に取り付けられているカーテンエアバッグが正常に展開しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ルーフトリムを良品へ交換する。
ホンダ ZR-V 他 計8型式 計2車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
かじ取装置(電動パワーステアリングギヤボックス)
・状況及びその原因
電動パワーステアリングギヤボックスにおいて、ギヤ同士の噛み合わせ荷重設定が不適切なため、噛み合い部に塗布したグリースが押し出され、摺動抵抗が増加することがある。
そのため、ステアリングを操作するときの操作力が増大するおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、ギヤを噛み合わせるためのスプリングを対策品に交換するとともに、グリースをウォームホイールの噛み合い部に塗布する。
②全車両、ステアリングギヤボックスを対策品のスプリングが組み込まれたものと交換する。
なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
ホンダ ZR-V 他 計8型式 計2車種のリコール届出一覧表
トレクス FFS121AL 他 計2型式 計1車種を対象(7日)
・不具合の部位(部品名)
自動車の両側面の中央部に備える方向指示器及び非常点滅表示灯
・状況及びその原因
コンテナフルトレーラの両側面の中央部に備える方向指示器及び非常点滅表示灯において、設計検討が不十分だったため、自動車の前端からの距離が超過している。
このため、保安基準第41条及び第41条の3の基準に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、当該灯火器を前方に移設する。
トレクス FFS121AL 他 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
トレクス FFS121AL 他 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
ヰセキ FM468 他 計2型式 計3車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(駐車ブレーキ)
・状況及びその原因
刈取脱穀作業車の制動装置において、製造工程が不適切なため、駐車ブレーキペダルとブレーキアームを連結するスプリングピンが抜け出すことがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該スプリングピンが完全に抜け駐車ブレーキが作動しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、正規のスプリングピンに交換する。
ヰセキ FM468 他 計2型式 計3車種のリコール届出一覧表
UDトラックス クオン 計1型式 計1車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(プロペラシャフト)
・状況及びその原因
大型トラクタ(後輪1軸)のプロペラシャフトにおいて、ヨークシャフトとチューブを正規と異なる操作で溶接したため、当該部位の溶接溶け込み量が不足しているものがある。
そのため、使用過程で繰り返し応力を受けると溶接部に亀裂が発生し、そのまま使用を続けると、破断・分離し動力が伝わらなくなり走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、プロペラシャフトを良品と交換する。
UDトラックス クオン 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ホンダ ZR-V 他 計3型式 計2車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(高圧燃料ポンプ)
・状況及びその原因
ハイブリッド車において、高圧燃料ポンプ構成部品の加工工程が不適切なため、加工時の金属粉が当該ポンプの構成部品と加工治具の間に噛み込むものがある。
そのため、加工部端面に亀裂が発生し、そのまま使用を続けるとポンプ作動時の振動で亀裂が貫通し、燃料漏れに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、高圧燃料ポンプ付近の HC 濃度を測定し、濃度が基準を超えているものは対策品と交換する。
ホンダ ZR-V 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ ACCORD 計1型式 計1車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(高圧燃料ポンプ)
・状況及びその原因
ハイブリッド車において、高圧燃料ポンプ構成部品の加工工程が不適切なため、加工時の金属粉が当該ポンプの構成部品と加工治具の間に噛み込むものがある。
そのため、加工部端面に亀裂が発生し、そのまま使用を続けるとポンプ作動時の振動で亀裂が貫通し、燃料漏れに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、高圧燃料ポンプ付近の HC 濃度を測定し、濃度が基準を超えているものは対策品と交換する。
ホンダ ACCORD 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ホンダ ODYSSEY 計1型式 計1車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(コンビネーションメータ)
・状況及びその原因
コンビネーションメータの警告表示プログラムが不適切なため、踏み間違い衝突軽減システムの各機能(近距離衝突軽減制動機能、誤発進抑制機能及び後方誤発進抑制機能)の故障時に、コンビネーションメータ内のブレーキシステム警告灯が点灯しない。
そのため、協定規則第13H号に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、コンビネーションメータの警告表示プログラムを対策プログラムに書き換える。
ホンダ ODYSSEY 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
スズキ ハヤブサ 計1型式 計1車種を対象(17日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(フロントブレーキマスタシリンダ)
・状況及びその原因
フロントブレーキマスタシリンダにおいて、ダイヤフラムの原材料に含まれる添加剤が不適切なため、ブレーキ液中に溶け出した添加剤によりシールが膨潤すると、液圧調整用の油路を閉塞したままとなることがある。
そのため、特定の条件下でブレーキレバーの遊びが大きくなり、最悪の場合、制動距離が伸びるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ダイヤフラム、およびフロントブレーキマスタシリンダボデーセットを対策品と交換する。
トヨタ ハイエース 計6型式 計1車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
乗車装置(後席シート脚部)
・状況及びその原因
後席シート脚部において、溶接設備の管理が不十分なため、取付ブラケットの溶接強度が不足しているものがある。
そのため、使用過程で当該溶接がはがれてガタが生じ、最悪の場合、衝突時に乗員を保護できないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、後席シート脚部を良品に交換する。
日野 日野プロフィア 計6型式 計1車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
その他(エアドライヤ)
・状況及びその原因
大型トラックのエアドライヤにおいて、圧縮エア排出時の騒音に対する検討が不十分なため、騒音規制値を超えるものがある。
そのため、協定規則第51号に適合しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エアドライヤを対策品に交換する。
日野 日野プロフィア 計6型式 計1車種のリコール届出一覧表
ニッサン NV350 キャラバン 他 計12型式 計3車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
その他(PTCヒータ)
・状況及びその原因
暖房を補助するPTCヒータにおいて、制御が不適切なため、ヒータが最大出力で作動する状態で繰り返し使用した場合、PTCヒータの発熱により、PTCヒータハーネスコネクタ端子が変形することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、端子部が接触不良により高温となりコネクタが溶損し、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、PTCヒータを新品に交換するとともに、PTCヒータハーネスを対策品に交換する。
なお、交換部品の準備ができるまで、一時的に機能停止の措置をする。
ニッサン NV350 キャラバン 他 計12型式 計3車種のリコール届出一覧表
ニッサン NV350 キャラバン 他 計12型式 計3車種の改善箇所説明図
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(バンパーハーネス)
・状況及びその原因
ポップアップフードの電気配線において、バンパーハーネスのコネクタ端子配列が不適切なため、歩行者衝突検知センサの入力値が正しく演算されない。
そのため、歩行者との衝突時にポップアップフードが正常に作動しない場合があり、最悪の場合、歩行者との衝突時に歩行者頭部保護の基準を満足しないおそれがある。
・改善措置の内容
正しい端子配列のバンパーハーネスに交換する。
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
いすゞ エルフ 他 計131型式 計4車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(電動パーキングブレーキ)
・状況及びその原因
小型トラックにおいて、電動パーキングブレーキシステムの制御プログラムが不適切なため、
①停止直前の電動パーキングブレーキ作動操作により、パーキングブレーキの引きずりを誤検知して電動パーキングブレーキ警告灯が点滅し、パーキングブレーキが解除できなくなるおそれがある。
②電動パーキングブレーキ作動時に、正常なパーキングブレーキケーブルのストローク量を異常と誤検知し、電動パーキングブレーキ警告灯が点灯するおそれがある。
③電動パーキングブレーキ作動時に、パーキングブレーキケーブルのストローク量を正しく認識できないことがある。そのため、電動パーキングブレーキ作動操作の繰り返しによりケーブルが緩み、周辺部品と干渉することで、ケーブルの損傷やライニングの摩耗が生じ、最悪の場合、ケーブルが切断し、電動パーキングブレーキ警告灯が点灯するとともに、駐車中の車両が動き出すおそれがある。
・改善措置の内容
①②全車両、電動パーキングブレーキコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
③全車両、電動パーキングブレーキコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正する。また、パーキングブレーキケーブルを点検し、損傷が認められた場合には、ケーブルを新品に交換するとともに、ブレーキライニングの摩耗量を測定し、摩耗が認められた場合には、ライニングを新品に交換する。
いすゞ エルフ 他 計131型式 計4車種のリコール届出一覧表
ホンダ タクト 他[1] 計4型式 計5車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
制動灯(ストップスイッチ)
・状況及びその原因
ストップスイッチ接点潤滑用グリースの材質及び当該スイッチのブレーキレバーブラケット組付作業が不適切なため、スイッチ接点間のアーク放電によりグリースが炭化することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、炭化したグリースによる発熱でスイッチ内の樹脂が溶けて、接点部の可動接点が作動不良により、ブレーキレバーを握らなくても制動灯が点灯する。
または、接点部の導通不良により、ブレーキレバーを握っても制動灯が点灯せず、エンジンが始動できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ストップスイッチを対策品と交換する。
なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
ホンダ タクト 他[1] 計4型式 計5車種のリコール届出一覧表
ホンダ タクト 他[1] 計4型式 計5車種の改善箇所説明図
ホンダ タクト 他[2] 計8型式 計6車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(クランクケース及びミッションケース)
・状況及びその原因
原動機において、クランクケースとミッションケースの製造工程での管理方法が不適切なため、当該ケースの合わせ面の密着性が不足し、ミッションオイルが漏れることがある。
そのため、オイルの潤滑不良で異音が発生し、そのまま使用を続けるとケース内のベアリングが破損して、最悪の場合、走行中に後輪がロックし、転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ミッションオイル量を測定し、基準未満の場合はミッションケースを良品に交換するとともに、ベアリング等を新品に交換する。
基準以上の場合はケースの合わせ面を清掃し、ガスケットを塗布して再組付けを行う。
なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
ホンダ タクト 他[2] 計8型式 計6車種のリコール届出一覧表
ホンダ タクト 他[2] 計8型式 計6車種の改善箇所説明図
ホンダ Gold Wing 他 計1型式 計2車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(ドライブギヤ固定ボルト)
・状況及びその原因
原動機において、ドライブギヤをクランクシャフトに固定するボルトの耐久性が不足しているため、急加速時に当該ボルトのねじ部に過大な応力が集中し、亀裂が生じることがある。
そのため、そのまま使用を続けると、ボルトが折損し、クランクシャフトの回転を検知しているパルスロータが外れて、点火及び燃料噴射を適正に行えずにエンストして、最悪の場合、ボルトの破片が?み込み、エンジンがロックするおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ドライブギヤ固定ボルトを対策品に交換する。
なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
ホンダ Gold Wing 他 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ Gold Wing 他 計1型式 計2車種の改善箇所説明図
ホンダ タクト 他[3] 計2型式 計2車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(クランクケース及びミッションケース)
・状況及びその原因
原動機において、クランクケースとミッションケースの製造工程での管理方法が不適切なため、当該ケースの合わせ面の密着性が不足し、ミッションオイルが漏れることがある。
そのため、オイルの潤滑不良で異音が発生し、そのまま使用を続けるとケース内のベアリングが破損して、最悪の場合、走行中に後輪がロックし、転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ミッションオイル量を測定し、基準未満の場合はミッションケースを良品に交換するとともに、ベアリング等を新品に交換する。
基準以上の場合はケースの合わせ面を清掃し、ガスケットを塗布して再組付けを行う。
なお、部品の準備に時間を要することから、不具合内容を周知し、準備でき次第、改めて連絡する。
ホンダ タクト 他[3] 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ タクト 他[3] 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
2024年10月のリコール届出情報(輸入車)
マッセイ・ファーガソン MF5710-4C 他 計4型式 計4車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
作業装置(ヒューズ)
・状況及びその原因
農耕トラクタの作業装置の電気配線において、設計検討が不十分なため、PTOスイッチ及びPTOブレーキ電磁バルブの保護ヒューズの容量が大きいため、高電流が発生した際、ヒューズが切れるまでに時間がかかることがある。
そのため、そのまま使用を続けると、当該電磁バルブの配線が発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該電磁バルブの配線に電気配線の容量に適合した保護ヒューズを追加で取付ける。
マッセイ・ファーガソン MF5710-4C 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
マッセイ・ファーガソン MF5710-4C 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
フィアット 500 他 計3型式 計2車種を対象(2日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(リバースギアスイッチ)
・状況及びその原因
リバースギアスイッチにおいて、内部部品の組付け不良のため、ギアをリバースにした際にスイッチが適切に作動しないことがある。
そのため、後退灯が点灯せず、メーターに警告メッセージが表示され、また、後方カメラとパーキングセンサーが作動しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、リバースギアスイッチに刻印されている製造番号を確認し、不具合品に該当する場合は良品に交換する。
フィアット 500 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表
ポルシェ 911 Dakar 計1型式 計1車種を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
車体装置(前面及び後面ガラス)
・状況及びその原因
前面及び後面ガラスにおいて、ガラス製造時の洗浄工程が不適切なため、ガラスの接着が不十分なものがある。
そのため、ガラス接着面からの水浸入や走行中の風切り音が発生し、最悪の場合、車両衝突時にエアバッグの衝撃で前面ガラスが外れ、エアバッグによる乗員保護性能を担保することができない。
・改善措置の内容
全車両、前面及び後面ガラスを点検し、異常がある場合は該当するガラスを良品と交換する。
ポルシェ 911 Dakar 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ポルシェ 911 Dakar 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
ベントレー ベンテイガ V8 計1型式 計1車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットにおいて、故障診断プログラムが不適切なため、エンジン冷間時で回転数2,500rpm以上となる場合に正しくクランク角度を検出できず、失火検知診断が制限されることがある。
そのため、失火を検知できず、エミッションコントロールシステム警告灯(MIL)が点灯しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。
ベントレー ベンテイガ V8 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ベントレー ベンテイガ V8 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
マクラーレン マクラーレン GT 計1型式 計1車種を対象(15日)
・不具合の部位(部品名)
ボンネットラッチ、ワイヤー
・状況及びその原因
ボンネットのラッチ及びワイヤーにおいて、ワイヤーの設計が不適切なため、走行時の振動等によりワイヤーにテンションが掛かることがある。
そのため、ラッチが作動し、最悪の場合、走行中にボンネットが開き、運転者に必要な視野が塞がれるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ボンネットラッチ及びワイヤーを対策品に交換する。
マクラーレン マクラーレン GT 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
マクラーレン マクラーレン GT 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
BMW BMW X5 xDrive 40d 他 計4型式 計4車種を対象(15日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(フラップ操作調整用アクチュエーターのペンドラムサポート)
・状況及びその原因
排気ガス再循環装置(EGR)において、バルブフラップ操作用アクチュエーターのペンドラムサポートの製造管理が不適切なため、経年変化によりペンドラムサポートが破損するものがある。
そのため、バルブフラップの切り替えができなくなり、エンジン警告灯が点灯する。
そのまま走行すると、排気ガスの基準を満たさなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、フラップ操作調整アクチュエーターのペンドラムサポートを良品と交換する。
BMW BMW X5 xDrive 40d 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
BMW BMW X5 xDrive 40d 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
BMW BMW R18 Pure 他 計2型式 計5車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
駆動装置(リバース制御ユニット)
・状況及びその原因
リバース制御ユニットにおいて、製造指示が不十分なため、組立工程時のシーリング不良により、ユニット内に水分が侵入し内部の電気コンタクトが腐食することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、ユニット内で過熱され電子回路が熱損傷し機能不良になり、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当面の措置として、当該ユニットの機能を停止する。なお、対策が決定しだい恒久対策を実施する。
BMW BMW R18 Pure 他 計2型式 計5車種のリコール届出一覧表
BMW BMW R18 Pure 他 計2型式 計5車種の改善箇所説明図
BMW BMW X7 xDrive40d 他 計4型式 計4車種を対象(28日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(排気ガス再循環装置モジュール)
・状況及びその原因
排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの製造不良により、排気ガス再循環装置(EGR)モジュール上のバイパスフラップのボルトが正しく締め付けられていない。
そのため、当該ボルトが緩む可能性があり、当該装置から排出ガスが漏れるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールのバイパスフラップのボルト周辺の煤の痕跡を確認し、煤がある場合は排気ガス再循環装置(EGR)モジュールを交換し、無い場合はボルトを締め付けし直す。
BMW BMW X7 xDrive40d 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
BMW BMW X7 xDrive40d 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
BMW BMW X3 xDrive20d 他 計2型式 計2車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)
・状況及びその原因
ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、耐久性の検討が不十分のため経年変化により冷却水が漏れるものがある。
その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性がある。
最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールを対策品と交換する。また、インテークマニホールドの状態を確認し、損傷が見られる場合は新品と交換する。
BMW BMW X3 xDrive20d 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
BMW BMW X3 xDrive20d 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
2024年10月の改善対策届出情報(国産車)
いすゞ ギガ 他 計99型式 計12車種を対象(17日)
・不具合の部位(部品名)
車枠及び車体(床フック)
・状況及びその原因
トラックの平ボデーにおいて、床上に取付けられている床フックの設計検討が不十分であったため、荷締め器具にて積荷を固定した際、床フックが外れることがある。
そのため、最悪の場合、走行中に荷台から積荷が落下し他の交通の妨げになるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該床フックを点検し、ナットのゆるみがあるものは正規トルクで増締めし、損傷があるものは新品と交換する。
いすゞ ギガ 他 計99型式 計12車種の改善対策届出一覧表
日野 日野プロフィア 計16型式 計1車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
その他(運転支援装置)
・状況及びその原因
大型トラックの運転支援装置において、車両制御ECUのプログラムが不適切なため、ドライバー異常時対応システム(EDSS)が作動し停車した際に制動力が保持されない。
そのため、当該システムが作動し坂路等で停車した場合、車両が動き出すおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、車両制御ECUのプログラムを対策プログラムへ書き換える。
日野 日野プロフィア 計16型式 計1車種の改善対策届出一覧表
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(バンパーハーネス)
・状況及びその原因
ポップアップフードの電気配線において、バンパーハーネスのコネクタ端子配列が不適切なため、歩行者衝突検知センサの入力値が正しく演算されない。
この場合においても、ポップアップフードの作動は保安基準を満足することを確認しているものの、社内基準の試験条件下において、正しく作動しないおそれがある。
・改善措置の内容
正しい端子配列のバンパーハーネスに交換する。
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種の改善対策届出一覧表
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
2024年10月の改善対策届出情報(輸入車)
該当なし
さいごに
以上が、2024年10月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
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