世界的にもコロナ禍が落ち着き、物流や自動車部品の供給が正常化に向かっており、2021年、2022年内で起きていた、いわゆる新車の納期遅れが緩和されつつある状況になっています。
とはいえ、コロナ禍以前ほど正常化しているとは言いづらく、人気の車種では「1年以上」の納期が設定されている車種も多く存在しています。
その反面、納期がグッと短縮された車種があるのも事実です。
納期が早ければ、やはりユーザーとしては嬉しい限りです。
それでは今回は、2023年7月の最新版である新車の納期の早いランキング(トヨタ・日産・ホンダ)についてお伝えしますので、是非参考にしてください。
トヨタ
第1位 プリウス 平均納期1.5~2ヶ月(Uグレード)
ハイブリッド車の代表格とも言えるのがプリウスですよね。
1997年に初代が誕生し、2023年1月には最新型となる5代目が登場し、2代目から続く「モノフォルムシルエット」を継承しつつ、第2世代のTNGAプラットフォームの採用による更なる低重心化がなされ、スポーツカーのような低いエクステリアデザインは、巷でも「カッコいい」との声が多く上がっています。
そんな、最新型のプリウスがUグレードに限り、1.5~2ヶ月という早い納車時期となっています。
Uグレードとは、トヨタのサブスクリプションサービスである、「KINTO Unlimited」専用グレードとなっており、エントリーモデルとなっている「X」グレードの装備内容に加え、防眩インナーミラー、バックガイドモニター、8インチディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)、ETC2.0ユニット(VICS機能付)が追加され、17インチホイールはアルミ(樹脂フルキャップ[ダークグレーメタリック+マットブラック塗装]付)となっています。
また、納車後も安全性能などのソフトウェアをOTA(Over The Air)により最新版へ更新可能なソフトウェアアップデート、トヨタ初となる「アップグレードレディ設計」を採用したことで従来は新車注文時しか装着できなかったアシスト機能や快適装備を後から追加装備可能なハードウェアアップデート、アクセルやブレーキの踏み方などの基本的な挙動からステアリング操作・ウインカーを出すタイミングなどの運転時の癖なども見える化してより安全に運転できるようにアドバイスする「コネクティッドドライブトレーナー」やユーザーごとに異なる消耗品の劣化状態を推測して入庫のタイミングを通知する「コネクティッドカーケア」で構成されたコネクティッド機能が備わっており、月額料に全て含まれています。
サブスクリプションサービスであるが、ユーザーが求めている装備品を細かく設定できるので自由度が高いのも魅力的です。
価格:月額16,610円~(2WD) 月額18,480円~(E-Four)
第2位 MIRAI(ミライ) 平均納期2~3ヶ月
第2位には、水素を燃料として使用する燃料電池車、MIRAIとなりました。
2023年4月時点では、3~4ヶ月となっていましたが、さらに1ヶ月ほど短縮し、2~3ヶ月の納期となりました。
MIRAIの特徴は、燃料電池システムを使用して走ることで、燃料電池は水素と酸素を反応させることで電力を生み出し、その電力をモーターに供給してクルマの動力としています。
燃料電池を動力にしていることから、排出ガスは全く無く、水を排出することで地球環境に優しいクルマとしています。
MIRAIは、トヨタが持続可能なモビリティに向けた取り組みの一環として開発された革新的な車両で、燃料電池技術の進歩と普及により、より環境に優しい自動車社会を実現する一助となることが期待されています。
価格:710.6~805.0万円
第3位 コペン GR SPORT 平均納期3~4ヶ月
コペン GR SPORTは、ダイハツからのOEMによって供給される、コンパクトオープンスポーツカーです。
GR SPORTは、トヨタの「GR(ガズーレーシング)」ブランドとのコラボレーションにより、スポーティなデザインとパフォーマンスを備えた特別仕様車となっています。
エクステリアには、エアロダイナミクスに配慮したデザインが特徴で、フロントには大型のグリルと専用デザインのバンパーが装備され、よりスポーティな印象を与えます。
また、専用のサイドスカートやリアスポイラー、専用デザインのアルミホイールなどが装着されています。
インテリアでは、スポーツカーらしい雰囲気を演出するために、レカロ製のバケットシートや専用デザインのステアリングホイール、スポーティーなメーター類が採用されています。
また、最新のインフォテイメントシステムや快適装備が装備されているので、ドライバーの快適性と機能性も高いのが魅力的です。
価格:238.2(CVT)~243.7万円(5MT)
第4位 ピクシス エポック 平均納期4ヶ月
ピクシス エポックは、ダイハツからOEMによる供給される軽自動車です。
コンパクトなサイズにより、小回りが効きやすく都市部での取り回しや駐車での取り扱いがしやすいため、日常の移動に大活躍します。
また、快適な乗り心地を提供するために設計されており、乗員の快適性を重視し、シートのクッション性や振動吸収性を向上させています。
また、室内空間も広く設計されており、軽自動車ながらも十分な室内スペースを確保しています。
使いやすさや燃費の良さ、快適性、安全性など、さまざまな要素がバランスよく組み合わさっていいるのが特徴です。
価格:86.0~136.4万円
第5位 bZ4X 平均納期4ヶ月
bZ4Xは、トヨタとスバルの共同開発による、電動(EV)SUVです。
スバルと共同開発したEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用し、ショートオーバーハング・ロングホイールベース化による、特徴的なスタイリングと広い室内空間を実現しています。
異形ハンドルによるステアバイワイヤを、量産車としては世界初採用していて、これにより、ハンドル操作によるタイヤ切れ角を自由に変化させることができ、持ち替え不要なハンドル操作を実現しています。
装備面では、最新の先進技術が搭載されており、高度な運転支援システムや安全機能、快適なインテリアなどが特徴です。
※bZ4Xは、リース専用車となっています。
価格:月額利用料106,700円
日産
第1位 サクラ 平均納期1~2ヶ月
サクラは、2022年から販売されている軽トールワゴン型の二次電池式電気自動車(BEV)です。
最大で195N・mのトルクを発揮するMM48型モーター、および20kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。
アクセルペダルの操作のみで加減速を可能にする「e-Pedal」は、クリープ機能を備えた「e-Pedal Step」として搭載しており、減速の際にはブレーキペダルを踏んだ場合と同等の減速感を発揮し、一定以上の減速度が発生する場合はブレーキランプも点灯し、視認性も高めています。
エクステリアでは、フロントウインドウ、ドアミラー、ドアハンドルを除いた外板のすべてが新造となるほか、フロントフェイスにシールドが採用され、ヘッドランプは軽自動車で初となるプロジェクター式の薄型3眼LEDを採用していて、最新装備が魅力的です。
価格:254.8~304.0万円
第2位 ノート 平均納期1~2ヶ月
ノートは、ハッチバック型のコンパクトカーです。
ユニークでスタイリッシュな外観が特徴で、ダイナミックなボディラインとシャープなエッジが組み合わさり、洗練された印象を与えます。
コンパクトな外観ながら広い室内空間を持っていて、リアシートのスライド機構により、荷物の積載容量や後席の乗員の足元スペースを調整することができます。
また、質感の高い素材と快適なシートが備わっており、長時間のドライブでも快適さを提供します。
使いやすさと快適性を両立させた車両であり、幅広いユーザーに人気のあるモデルです。
価格:224.9~292.8万円
第3位 ノートオーラ 平均納期1~2ヶ月
ノートオーラは、ノートをベースに、内外装などの質感を向上させることにより、これまでの国産車には少ないプレミアムコンパクトクラスとして登場しました。
上質な装備とエレガントなデザインが特徴で、よりプレミアムな雰囲気を持つノートのバリエーションとして位置付けられています。
エクステリアでは、ヘッドランプをノートよりシャープな形状を採用し、LED式が標準装備となり、シグネチャーLEDポジションランプにはアクセントを、そしてターンレンズには日産車では初となるシーケンシャル機能を追加しています。
メーカーオプション設定されている、「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」は、日本初となるヘッドレスト内蔵型BOSE製スピーカーを搭載し、ワイドレンジドアスピーカーやツイーターと組み合わせた8つのスピーカーとDSP内蔵アンプで構成されたハイクオリティな仕様が選択できるのも魅力的である。
価格:269.9~304.1万円
第4位 エルグランド 平均納期1~2ヶ月
エルグランドは、日産のフラッグシップミニバンになります。
広々とした室内空間が特徴で、乗車定員も多く、快適な座席や豪華な装備が充実しており、長距離の移動や家族連れの旅行も快適に過ごすことができます。
また、フラッグシップらしい力強いエンジンが搭載されており、スムーズな加速と高い走行性能が特徴です。
搭載されるスライドドアが多機能で、電動スライドやリモコン操作が可能となっており、乗降のしやすさや荷物の出し入れの際にも利便性が高いです
4月時点では、2~5ヶ月という納期だったので、だいぶ短縮されているので、狙い目かもしれません。
価格:403.8~837.8万円
第5位 キャラバン 平均納期1~2ヶ月
キャラバンは、日産自動車が販売している商用車ならびに乗用車になります。
キャブオーバー型のバン(1・4ナンバー)とコーチと呼ばれるバス(2ナンバー)、ワゴン(3・5・7ナンバー)が販売されているので、様々な用途に対応します。
安全装備では、エアバッグ、車両安定性制御(VDC)、ブレーキ力配分(EBD)などがあり、これらの機能により、ドライバーや乗客の安全をサポートします。
価格:252.6~465.9万円
ホンダ
第1位 Honda e 平均納期1ヶ月
Honda eは、コンパクトな電気自動車(EV)で、小回りの利く操縦性が特徴的で都市を中心に使いやすく、狭い道や駐車スペースでも取り回しがしやすいEVとして注目されています。
Honda eには、先進的なテクノロジーを搭載しており、デジタルミラーとして知られるカメラによるサイドミラーや、デュアルタッチスクリーンの情報ディスプレイ、人工知能による運転支援システムなどがあり、最新の車載技術が体感することができます。
EV車ならではの、ゼロエミッションでの走行が可能であり、また、再生エネルギーを活用した充電インフラや、リサイクル素材の使用など、環境に配慮した取り組みも行われています。
4月時点では、1~2ヶ月だったので比較的早い納車が可能となっている。
価格:495.0万円
第2位 N-BOX 平均納期3ヶ月
N-BOXは、コンパクトなボディサイズにもかかわらず、広い室内空間を持っており、リアシートを倒すことで、荷室のスペースも広がります。
フラットフロア設計により、乗降や荷物の積み下ろしがしやすくなっています。
先進安全装備が充実しており、衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警告、車両接近通報などの安全装備が標準装備されており、安全性の向上に配慮しています。
日常使いや、お出かけなどをサポートする装備が多彩で、スマートキーシステムやナビゲーションシステム、バックカメラ、USBポートなどがあり、快適で便利な走行をサポートしています。
一部タイプ・カラーは1~2か月程度で納車できる場合があるので、詳しくは販売店に問い合わせください。
価格:146.8~228.8万円
第3位 N-ONE 平均納期4ヶ月
N-ONEは、レトロなデザインが特徴的であり、丸みを帯びたボディ形状や丸いヘッドライト、シンプルなグリルなどが特徴的です。
レトロな雰囲気を持ちながら、モダンな要素も組み合わせた独特なデザインが魅力的なクルマです。
軽自動車でありながら、広い室内空間を持ち、快適な乗車性を実現しています。
また、高いルーフや広い窓が見通しを良くし、居住性を向上させています。
RSグレードでは、6MTが搭載されており本格的なスポーツ走行ができるのも、大きな特徴となっています。
一部タイプ・カラーは2~3か月程度で納車できる場合があるので、詳しくは販売店に問い合わせください。
価格:159.9~202.2万円
第4位 N-WGN 平均納期4ヶ月
N-WGNは、ユニークなデザインが特徴的であり、コンパクトなボディにもかかわらず、存在感のある外観を持っています。
安全装備も充実しており、ホンダの先進安全運転支援システムである「Honda SENSING」を搭載しており、衝突軽減ブレーキ、車線維持支援などの機能が備わっています。
快適装備には、高級車にも引けを取らない装備がされており、スマートキーシステムやオートエアコン、ヒーター付きシートなどが装備されており、快適なドライブが楽しむことができます。
居住スペースも広く、乗員はもちろん荷物も多く積み込むことができる利便性の高い車になっています。
一部タイプ・カラーは1~2か月程度で納車できる場合があるので、詳しくは販売店に問い合わせください。
価格:129.8~188.2万円
第5位 フリードシリーズ 平均納期6ヶ月
フリードは、小型ミニバンながら広い室内空間と高い利便性を誇るクルマになります。
3列目シートを含む最大7人乗りのミニバンでありながら、スライド式の2列目シートや後席の独立可倒機構を備えており、柔軟なシートアレンジが可能です。
また、多数の収納スペースや便利な装備も備えており、家族や友人とのドライブに便利です。
フリードは、ハイブリッドモデルを中心にラインナップされており、高い燃費性能を持っています。ホンダ独自のハイブリッドシステムである「i-MMD(インテリジェント・マルチ・モード・ドライブ)」を搭載し、エンジンとモーターを組み合わせて効率的な走行を実現しています。
一部タイプ・カラーは1~2か月程度で納車できる場合があるので、詳しくは販売店に問い合わせください。
価格:233.0~333.3万円
さいごに
2023年7月版、トヨタ・日産・ホンダ各社の、納車の早い車種についてお話しました。
特に、日産は納期が5位まで1~2ヶ月の早さなので新車が早くほしい方には朗報です。
4月に比べ、全体的に納車時期が早くなっていることは確かですが、グレードなどにより納車の時期に差異が生じるので、詳しくは販売店に問い合わせするようにしてください。
早急に新車がほしい方は、是非参考にしてください。
【KINTO】頭金0円!
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