新型コロナウイルスの影響により、国内の自動車メーカー8社が生産停止に

生産停止アイキャッチ 車の情報

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって、日系自動車メーカーの国内生産拠点に影響が広がっており、SUBARU(スバル)は2020年4月1日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるサプライチェーンへの影響や需要減退を受けて、国内外の生産拠点の操業を一時停止すると発表しました。

SUBARU(スバル)が生産停止を発表し乗用車メーカー8社全てが、操業停止もしくは稼働を減らすことを決めている。

生産停止スバル

スズキも2020年4月1日、新型コロナウイルス感染症の流行によって海外調達部品の一部で納入に影響が出ると見込まれるため、4月6日以降で稼働を減らすことを決めた。

生産停止スズキ

SUBARU(スバル)の生産工場の停止時期について

日本では、群馬製作所(群馬県太田市)の本工場と完成車を組み立てる矢島工場、エンジンやトランスミッションを生産する大泉工場(群馬県大泉町)を対象に、4月11日~5月1日まで17日間の、稼働日ベースで生産を停止する。

操業開始の時期は長期連休をはさんで5月11日に再開する予定としている。

米国インディアナ州の完成車工場であるSubaru of Indiana Automotiveは、3月23日~4月17日まで稼働日で19日間の操業を止め稼働再開は4月20日を予定している。

日本の外務省によれば、米国内では16の州政府が新型コロナウイルス感染症対応で非常事態宣言などを発出しており、インディアナ州もこれに含まれている。

スズキの生産工場の停止時期について

スズキの、人気車種「スイフト」など登録車を生産する相良工場(静岡県牧之原市)は4月6日~4月17日を1勤のみ(2勤との交代勤務なし)とした。

二輪車を生産する浜松工場(静岡県浜松市)と、湖西工場(静岡県湖西市)の船外機の生産ラインは10日間の操業を停止し、4月6日~4月9日と4月13日~4月17日は1勤となる。

鋳造部品を製造する大須賀工場(静岡県掛川市)は4月9日と4月17日に一部操業し、4月10日は操業停止とする。

軽商用車を生産する磐田工場(静岡県磐田市)と、湖西工場の軽自動車生産ラインは、4月9日と4月10日、4月17日で操業を停止し、磐田工場は4月16日も操業停止と決めた。

4月に操業停止を予定している国内メーカーの状況は

すでに、操業停止を発表している各自動車メーカーの動きについてまとめてみます。

メーカー4月の主な操業停止予定
トヨタ・高岡工場(愛知県豊田市)の第1ライン、堤工場(愛知県豊田市)の第1・第2ラインはともに4月3~7日の3稼働日を停止
・田原工場(愛知県田原市)の第1ラインは4月3~10日の6稼働日を停止。同第2ラインは4月3~14日の8稼働日を停止
・トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の第1ラインは4月3~15日の9稼働日を停止
日産・追浜工場(神奈川県横須賀市)は、同年4月3日、13日、24日、5月1日の4稼働日で操業停止
・栃木工場(栃木県上三川町)は、4月6~22日と5月1日の14稼働日について車両生産を停止する
・日産自動車九州(福岡県苅田町)は、4月2~30日の全稼働日について昼勤のみの車両生産を行い、5月1日は全日で車両生産を停止する
ホンダ・四輪車を生産する狭山工場(埼玉県狭山市)と、二輪車を生産する熊本製作所(熊本県大津町)、それぞれについて2日間の生産停止を計画している。
・狭山工場は部品調達の遅れが影響しており、4月16~17日の2日間操業を停止する
・熊本製作所は4月13~14日の2日間操業を停止する
マツダ・本社工場(広島県府中町、広島市南区)と防府工場(山口防府市)の2工場について、3月28日~4月30日の期間、13日間は操業を停止。8日間は昼勤のみ稼働する
三菱・軽自動車を製造する水島製作所(岡山県倉敷市)の第1組立ラインを一時休止すると発表した。期間は3月27日~4月10日で、計11稼働日の操業を停止することになる
ダイハツ滋賀(竜王)第2工場において、4月13〜21日の稼働を停止。その他の工場は稼働する予定だ。今後の工場稼働については、状況を見極めながら改めて判断する
※いずれの操業予定も、各社がプレスリリースでの発表時点での情報である。

新型コロナウイルス感染発生を受けて消毒作業中の生産工場も

生産停止作業員

日産自動車は2020年4月1日、日産自動車九州の製造工程で勤務する従業員1人が新型コロナウイルス感染症に感染していることが3月31日に確認されたと発表した。

感染確認に合わせて3月31日の夜勤から車両生産ラインの稼働を停止し、消毒作業を実施している。

なお、生産ラインの再稼働については、保健所の指導の下で決定するとしている。

感染した従業員は、3月24日に38℃の発熱で通院し風邪薬を処方され、服用して熱が下がったため3月25〜27日の3日間出勤したが、嗅覚の鈍さを感じて30日に帰国者・接触者外来で受診した。

その後、3月31日に陽性反応が確認され、職場内での行動履歴を確認し、濃厚接触者と思われる従業員は自宅待機としている。

今現在、都心部を中心に感染者数が増加している傾向にあります。

生活などに、必要不可欠となっている自動車ですが生産停止することで供給にタイムラグが生じる事は容易に想定できる。

しかし、現状を考えると感染爆発を抑えて安全な状況になってから稼働を再開したほうが良いと各自動車メーカーの意向からこの様な状況になっているので、まずは早く終息する事を願いつつ、従事者にエールを送りたい。

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