真の成功者のみが体験できる、ショーファードリブンとは?どんな車種がある?

ショーファードリブンの車種 アイキャッチ 車の情報

ショーファードリブンとは「オーナー自らが運転するのではなく、専属運転手が運転し、オーナーは後席に乗ることを前提としたクルマ」のことを指します。

英語の、chauffeur(運転手)+driven(運転される)から来た言葉で、日本では主に高級セダンやリムジンの世界で使われます。

単なる「後席が広い車」ではなく、後席の快適性を最優先に設計、乗り心地の徹底追求、静粛性の高さ、VIP向け装備の充実といった特徴を持つモデルが該当します。

また、ショーファードリブンは「乗る人の快適性と格」を最優先するため、後席リクライニング、オットマン、マッサージ機能、シャンパングラスホルダー、パーティション(仕切り)などが装備されることもあります。

では、どのような車種がショーファードリブンとなるのか?

ショーファードリブンの代表的モデルを紹介します。

ムームードメイン

ショーファードリブンの代表的モデルとは?

セダンタイプ

セダンは「威厳と格式の象徴」。

低く伸びやかなボディラインは、「迎賓車」という役割において今なお特別な存在です。

トヨタ センチュリー

ショーファードリブンの車種 センチュリー

センチュリーは単なる高級車ではない。

それは「後席に座る人のために存在するクルマ」という、日本独自の哲学を体現したショーファードリブンの完成形である。

センチュリーの開発思想は明確で、「運転する人より、乗る人を優先する」。

ロングホイールベース設計、後席優先のサスペンションセッティング、遮音材を惜しみなく投入、ドアの開閉音すら「静かさ」を追求。

ドライバーズカーとは真逆の思想が貫かれている。

センチュリーの後席はまさに「動く応接室」。

電動リクライニング、オットマン、マッサージ機能、専用空調、極上のウールシート(本革よりも静粛性重視)を採用しています。

特筆すべきは静粛性で、アイドリング中でもエンジン音はほぼ意識されない。

現行モデルはハイブリッド化され、滑らかさはさらに向上している。

欧州のショーファーカーが「豪華さ」を競うのに対し、センチュリーは「控えめな威厳」を重んじる。

過度に主張しない外観、鳳凰エンブレム、水平基調の堂々たるフォルムは、日本的な美徳を象徴する存在でもある。

センチュリーは、「運転して楽しい」車ではなく、「乗る人の時間を守る」車である。

ショーファードリブンという言葉を日本で最も体現している1台で、それは単なる移動手段ではなく、格式そのものを運ぶ存在なのである。

センチュリーの価格:23,000,000円

レクサス LS EXECUTIVE

ショーファードリブンの車種 LS

レクサスLSの中でもExecutiveグレードは、明確に「ショーファードリブン」を意識して仕立てられた最上級仕様だ。

主役はドライバーではなく、後席に座るオーナーである。

LSはもともと静粛性と乗り心地に定評のあるフラッグシップだが、Executiveではさらに一段上へ。

専用チューニングのエアサスペンション、徹底した遮音対策、滑らかなハイブリッドパワートレーン(LS500h)。

加減速は極めてシームレス。

移動していることを忘れる感覚」が、このモデルの本質だ。

Executive最大の特徴は、助手席側後席を主役に据えた設計で、電動リクライニング(最大約48度)、オットマン、マッサージ機能、後席専用7インチコントロールパネル、専用エンターテインメントモニターを装備。

助手席が電動で前方へスライドし、広大なレッグスペースを確保するなど、まさに「動くファーストクラス」だ。

LS Executiveの魅力は、派手さよりも繊細さ。

和紙調オーナメント、切子ガラス風加飾、丁寧に仕立てられた本革など、欧州勢のような誇示的豪華さではなく、静かに満足感を積み重ねるタイプの高級感である。

LS Executiveは、静かに、しかし確実に、最上級の時間を提供するセダン。

過度な威圧感はなく、それでいて明確に特別。

ショーファードリブンとしての完成度は、世界基準に堂々と並ぶ1台である。

LS500 EXECUTIVEの価格:15,790,000円~16,270,000円

LS500h EXECUTIVEの価格:17,250,000円~17,730,000円

メルセデス マイバッハ Sクラス

ショーファードリブンの車種 マイバッハSクラス

メルセデス マイバッハ Sクラスは、単なる上級仕様ではない。

それはショーファードリブンという思想を極限まで突き詰めた存在である。

ベースはSクラス。しかし目的は明確だ。

「運転する車」ではなく、乗る人のための最高峰セダン。

マイバッハはロングホイールベースをさらに延長することで、後席はまさにファーストクラスの個室空間だ。

電動リクライニング(最大約43.5度)、格納式オットマン、マッサージ機能(ホットストーン含む)、冷温機能付きカップホルダー、専用シャンパングラスホルダー、電動ドア(後席から操作可能)などを装備する。

静粛性はSクラスをさらに上回り、路面からの振動はほぼ遮断される。

搭載エンジンは強力なV8(S580)やV12(S680)を用意。

しかしそのパワーは誇示するためではなく、余裕ある加速で、揺れを感じさせないためなのである。

エアサスペンションと高度な車体制御により、まさに「魔法の絨毯」のような乗り心地を実現している。

ベースとなるメルセデス・ベンツ Sクラスが、最新技術とバランスの王者なら、マイバッハは、さらに上の静粛性、さらに贅沢な素材、さらに広い後席を追求した別次元の存在です。

メルセデス マイバッハ Sクラスは、「最高級」ではなく、「超越級」。

後席に座る人のために、技術・素材・空間すべてを惜しみなく注ぎ込んだ1台で、ショーファードリブンの世界的頂点のひとつである。

メルセデス マイバッハ S580の価格:32,520,000円~32,850,000円

メルセデス マイバッハ S 680 Edition Northern Lightsの価格:57,000,000円

ロールス ロイス ファントム

ショーファードリブンの車種 ファントム

ファントムは単なる高級セダンではない。

それはショーファードリブンという概念そのものを定義してきた存在である。

主役は常に後席で、運転席はあくまで「黒子」だ。

ロングホイールベース仕様では、後席は完全に独立したラウンジ空間となる。

深く厚みのあるシート、電動リクライニング、マッサージ機能、専用シャンパンクーラー、格納式テーブル、羊毛のディープパイルカーペットなどを装備する。

ドアは後ろ開き(コーチドア)となり、優雅に乗り込み、優雅に降りる。

その所作までも設計の一部となっている。

ファントムの真骨頂は乗り心地。

6.75L V12ツインターボ、衛星ナビ連動サスペンション制御、徹底的な遮音設計は、路面状況を先読みし、衝撃を事前に吸収。

静粛性は「音が消える」レベルに達する。

加速は強烈だが、それを感じさせない。

ショーファーカーとして理想的な「滑らかさ」を極めている。

ファントムは、ショーファードリブンの完成形。そして、世界の頂点のひとつ。

運転して楽しいかどうかは本質ではない。

後席に座った瞬間、そこは別世界になる。

それがロールス ロイスの哲学である。

ファントムの価格:約75,000,000円~

ファントム エクステンデッド(ロング)の価格:約90,000,000円~

ベントレー フライングスパー

ショーファードリブンの車種 フライングスパー

フライングスパーは、ショーファードリブンの世界において少し異色の存在だ。

主役は後席。しかしその内側には、ベントレーらしいスポーツスピリットが息づいている。

後席は、伝統的なクラフトマンシップに包まれる。

電動リクライニング、マッサージ機能、専用タッチスクリーンリモコン、ベニヤウッドとレザーの組み合わせ、精緻なダイヤモンドキルティングを装備する。

空間演出は華やかで、ドイツ勢よりも感性に訴える豪華さが特徴だ。

エアサスペンションと48Vアクティブスタビライザーを搭載し、ショーファーカーとしての快適性は十分以上。

一方で、V8、W12(※世代により設定)、ハイブリッド(V6 PHEV)といった強力なパワートレーンを持つ。

加速は圧倒的。それでも後席は不快な揺れを感じにくい。

「速さを感じさせない速さ」がフライングスパーの美学だ。

純粋な後席至上主義ではファントムに及ばない。

しかし、後席快適性、豪華な内装、圧倒的パフォーマンス、この3要素を高次元で両立する点が最大の魅力です。

フライングスパーは、「乗せられるだけ」では物足りない、「時には自分でも走らせたい」。

そんなオーナーに向けたショーファードリブン。

伝統とスピードを兼ね備えた、英国流ラグジュアリーセダンの完成形である。

フライングスパーの価格:約38,000,000~約50,000,000円

SUVタイプ

従来のショーファードリブンは高級セダン中心でしたが、SUVの需要拡大に伴い後席重視の高級SUVもショーファードリブンとして成立するようになっています。

大きな室内空間、高い乗り降り性、安定した乗り心地。これらがSUVでの後席優先設計につながっています。

ロールス ロイス カリナン

ショーファードリブンの車種 カリナン

カリナンは、ロールス ロイスが伝統的なショーファードリブン思想をSUVのフォーマットで具現化した究極の存在です。

セダンだけがショーファードリブンではなく、空間・快適性・静粛性を最優先したSUVという新たな領域を拓きました。

カリナンは、「走りの主役は後席に座る人」という明確な価値観を持っています。

SUVでありながら、後席の快適性はセダン級。

そしてロールス ロイスが得意とする静粛性と滑らかさが、SUVショーファーとしての完成度をさらに高めています。

深く包み込む高級レザーシート、リクライニング+オットマン、セパレート・リアシート(可選)、後席専用タッチスクリーン、冷温機能付きカップホルダー、ボトルクーラーやシャンパングラスホルダー(オプション)を装備する。

まるでプライベートサロンのような空間が広がり、移動中であっても「くつろぎの時間」を確保します。

カリナンには、ロールス ロイス独自のサスペンション制御が採用されています。

路面の凹凸を読み取り、衝撃をほとんど感じさせない滑らかな乗り味を実現。

これは単に快適なだけでなく、長時間ドライブでも疲れない、音や振動が極めて少ない、高速でも室内が静かという、ショーファードリブンSUVならではの要求を完璧に満たしています。

カリナンはただのラグジュアリーカーではありません。

SUVの特徴もしっかり持っています。

高いアイポイント、AWD(全輪駆動)による安定感、悪路走破性(倫理的な配慮の範囲内だが高いレベル)、大きな荷室スペース。

つまり、「後席快適性」+「SUV実用性」を両立しているわけです。

ショーファーカーとしてだけでなく、多用途で使えるショーファードリブンSUVです。

カリナンの価格:約46,450,000~約54,150,000円

メルセデス マイバッハGLSクラス

ショーファードリブンの車種 マイバッハGLS

GLSはもともとメルセデス ベンツのフラッグシップSUVであり、さらに、マイバッハ仕様になることで「本格ショーファードリブンSUV」へと進化しました。

従来のSUVとは一線を画す、後席中心の高級空間と静粛性が最大の特徴です。

マイバッハ GLSは、単なる高級SUVではなく、ショーファードリブンとしての完成度を持つSUVです。

その思想は次のような要素に表れています。

後席の快適性を最優先、優れた静粛性能とエアサスペンション、威厳と存在感を兼ね備えたデザイン、オーナー乗車時の満足度を高める装備があります。

SUVでありながら、後席で過ごす時間そのものが価値になるよう設計されています。

後席は、まさに「ラグジュアリーリビング」。

電動リクライニング+オットマン、後席専用タッチコントロール、シートマッサージ&ベンチレーション、専用インテリアトリム(レザー・ウッド)、後席専用エンターテインメントなどを装備し、セダンではなくSUVの高い着座位置と合わせて、
広い視界とゆとりある空間が得られるのが大きな魅力です。

SUVらしい安定感と動作性能を備えつつ、マイバッハ仕様では静粛性能と乗り心地が一段高く調整されています。

エアマティックエアサスペンション、アクティブロールスタビリゼーション、高遮音ガラスなど、こうした装備は、単なる「乗り心地の良さ」を超え、「後席での静寂と快適さ」を最優先した設計です。

マイバッハ GLSは、SUVというフォーマットの中で成立した、真のショーファードリブンモデルです。

セダンではないからこそ得られる、視界の広さ、高い乗降性、家族や大人数での快適性といった利点を持ちながら、後席快適性の設計は文句なしの「最上級」レベルです。

マイバッハGLS600の価格:32,200,000~32,530,000円

マイバッハGLS600 Night Edition Ⅱの価格:40,800,000円

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ミニバンタイプ

ミニバンタイプのショーファードリブンとは、単に荷物や人を運ぶためのミニバンではなく、後席でくつろぐこと自体を最優先に設計された高級ミニバンを指す考え方です。

ミニバンは本来「家族で快適な移動をする」ための車ですが、ショーファードリブンの視点で見ると、「後席で過ごす時間をいかに贅沢にできるか」が評価軸になります。

レクサス LM

ショーファードリブンの車種 LM

LMは、単なる高級ミニバンではありません。

それは、後席に座る人を最優先に設計されたラグジュアリーサロンです。

ショーファードリブンとして成立するミニバンとして、世界でも稀有な存在です。

LMは、乗る人の満足を後席中心に考えて作られています。

後席優先の室内空間、リクライニング&オットマン、快適機能充実、高い静粛性と、ドライバーのための設計ではなく、後席の居心地そのものを価値にする設計思想です。

LMの最大の魅力は、後席そのものの質感と機能。

エグゼクティブパワーシート(電動リクライニング+オットマン)、後席エンターテインメントシステム(モニター&コントロール)、後席専用空調ゾーン、大型テーブルや収納スペース、プレミアム素材のインテリア(本革/木目/高級トリム)を装備し、後席は単なる座席ではなく、まるで動く応接室・個室空間のような居心地です。

この時点で、ショーファードリブンの定義を満たしています。

ミニバンは本来、貨物エリアと室内が近いため静粛性確保が難しいもの。

しかしLMは、高度な遮音材投入、風切り音対策、ガラスの厚み・シール見直しなどの工夫により、高級セダンに迫る静粛性を実現。

後席での会話・リラックスタイムが妨げられません。

LMは、ミニバンというフォーマットで成立する、ショーファードリブンの真打ち。

その価値は、後席重視の思想、個室級の居住性、静粛性・快適性、使い勝手の高さという組み合わせにあります。

LMの価格:15,000,000~20,100,000円

メルセデス ベンツ Vクラス

ショーファードリブンの車種 Vクラス

Vクラスは、伝統のラグジュアリーブランドが作るミニバン型ショーファードリブンの代表格です。

ただの高級ミニバンではなく、後席に座る時間そのものを豊かにする空間づくりが明確に意識されたモデルです。

Vクラスは、単に人を運ぶための移動手段ではありません。

「後席で過ごす時間の価値」を重視し、以下のような設計がなされています。

広大な室内空間、フラットフロアと高い天井、高級素材のインテリア、安らぎとエンターテインメント機能、遮音と乗り心地の洗練。

言い換えれば、移動中の快適さを「目的」に昇華したミニバンです。

Vクラスの最大の魅力は、後席空間の使い勝手と快適性です。

シートは高い座面と十分なクッション性、広い足元空間と高い天井のため、ストレスが少ない。回転式シートオプション(状況によって向きを変えられる)、高級ウッドトリム・本革シート、オットマン/後席テーブル/個別空調(メーカーオプション)を装備します。

これらは「快適な移動」という価値を高め、ドライバーの運転以上に「後席で過ごす時間」が主役になる設計です。

Vクラスは、元々商用車ベースであるためキャブフォワード(運転席位置が前寄り)ですが、高級仕様では次のような工夫が徹底されています。

高遮音ガラス、効果的な防振・防音対策、上級サスペンションチューン、ドライブモードによる快適性制御と、ミニバンでありながら、乗員のストレスとなるノイズや振動が大幅に抑えられており、ショーファードリブンとして求められる静かで落ち着いた空間が実現されています。

Vクラスは、ショーファードリブンの価値観をミニバンというフォーマットで成立させた稀有なモデルです。

単なる「高級バン」ではなく、動くラウンジ・動く応接室としての完成度を持っています。

Vクラスの価格:9,610,000~9,770,000円

さいごに

ショーファードリブンとは、移動を「労働」ではなく「時間価値」に変えるクルマで、後席に座る人が主役の設計思想、ステータスと快適性の融合です。

そして現在は、王道のセダン、トレンドのSUV、実用進化型のミニバンという3つの形で進化しています。

いつかは、紹介した車を所有してみたいものですね。

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