チューニングをしたいけど、どこですればいい?メーカー公式のチューニングカーがあるってご存知ですか?~TRD編~

TRDアイキャッチ 車の情報

クルマが欲しい。どうせなら見た目も走りも楽しめる、チューニングカーが良いなぁ。でもどこでクルマのチューニングをしたらいい?なんて思ったモーターファンは、たくさんいるのではないだろうか?

筆者も、クルマ好きになるきっかけというのは偶然、深夜テレビで見た「頭文字D」を見て、それ以来どっぷりクルマの魅力に取りつかれてきた(笑)

その後、「頭文字D」から始まり、「湾岸MID NIGHT」、「オーバーレブ」等の漫画・アニメに触れる機会が自ずと増えてきた。

TRD頭文字D
頭文字Dの1シーン
ドリフト好きのバイブル

映画では、「The Fast and the Furious, Fast & Furious」いわゆる、ワイルドスピードだ。この作品も続編が出ている、有名映画だがこの作品を機に、筆者が好きなクルマのジャンルも確立した、多く影響を受けた作品でもあります。

TRDワイスピ
ワイルドスピードの1シーン
かっこいいですね。

そんなアニメ・漫画や映画に登場してくるクルマは「チューニングカー」。派手な外装に、爆音を轟かせる排気音、低い車高など見た目からして走れる!と言ったチューニングカーはかっこいいものです。

TRDチューニングカーイメージ
チューニングカー

自分のクルマにも、かっこいいチューニングカーにしたい!けどショップも分からないし、お金もどのくらいかかるのか、分からない(不安)

しかし、既存の車メーカーにはメーカー公式のチューニングしたクルマがパッケージされて売られていたり、アフターパーツにもラインアップされている。

チューニングはしたいけど、手軽に性能や見た目も他のクルマと違ったテイストのクルマに乗りたい。といった要望に応えるのが、メーカー公式のチューニングカーだ。

今回は、メーカー公式(TRD)のチューニングブランドを紹介していく。

TRD(トヨタレーシングディベロップメント)が、発表した名車たち

TRDとは、トヨタ自動車グループに存在した完全子会社である、トヨタテクノクラフト株式会社が手掛けるモータースポーツやカスタマイズパーツのブランドであるTRD(Toyota Racing Development)を所有していた会社であり、2018年4月1日付けで、株式会社トヨタモデリスタインターナショナル及び株式会社ジェータックスと統合し、新会社の「株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント」と現在なっている。

TRDロゴ

そんな、TRDが手掛けるクルマには、2008年10月にカローラアクシオをベースにした「カローラアクシオ”GT”TRD Turbo」を発表したことを皮切りに、2010年4月に「カローラフィールダー”GT”TRD Turbo」を追加で発表した。

カローラGT アクシオ&フィールダー
左:カローラアクシオGT
右:カローラフィールダーGT

セダン型の車両に搭載し、その後ステーションワゴンタイプにも同様のチューニングが施せるなんてボディ形状に問われないところが、ユーザー目線でもうれしい。

2011年の東京オートサロンでは、オーリスRSをベースにスーパーチャージャーや空力パーツなどを装着した「AURIS GT Concept」を展示し、話題となった。この車両の開発を生かしたパーツ「AURIS TRD Performance Line」が発売となった。
オーリスをベースに刺激の強いパフォーマンスカーを発表したことで、TRDの強気な姿勢がみられた。

TRDオーリス
オーリスGTコンセプト

2011年9月には、2012年にヴィッツワンメイクレースのベースモデルである、「ヴィッツRS Racing」を発表した。
筆者も、ヴィッツRSに乗っていた経歴もあり、このモデルは喉から手が出るほど欲しい『代物』でしたね。

TRDヴィッツRSレーシング
ヴィッツRS Racing

2012年1月には、トヨタ 86をベースとしたコンセプトカー「86 TRD Performance Line Concept」を東京オートサロンにて発表し、その車両に装着されているパーツのほとんどが市販されている。

TRD86 TRD Performance Line Concept
86 TRD Performance Line Concept

同年10月には2013年から開催予定であった、ナンバー付きワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」用のベース車両となる「86 Racing」を発表した。

TRD86レーシング
86 Racing

86は、元々トヨタがラインアップされるトレノ/レビンのAE86からの後継車であり、走りへの追求が惜しみなく詰め込まれた、ピュアスポーツカーだ。

2014年10月には、トヨタテクノクラフト創立10周年記念車として、86をベースにした「14R-60」というコンプリートカーを100台限定で発売された。

TRD8614R-60
車名の14は2014年
RはRacing
60は60周年を意味する

このクルマは、オートサロン2013で展示された、「86 TRD Griffon Concept」の開発で培ったノウハウを凝縮して造りあげたm究極の86といっても過言ではない、スペシャリティカーなのである。

TRD86グリフォン
86 TRD Griffon Concept

このクルマの価格は、630万0,000円と高級車価格と、6MTのみとなる完全に走りにベクトルを合わせた、本格的な86である。こんな車、一度は乗ってみたいですよね。

この様に、TRDはトヨタでラインアップされるクルマをベースに走りや空力特性の考えられたエアロなどのチューニングをし、走りたい人や普通じゃ物足りないと思うユーザーには非常にウケるクルマなのだ。

レクサスにもTRDに供給し、ラグジュアリーからスポーツへ

TRDが発足されてから、トヨタ車においてTRDチューニング及びカスタムが施されてきたが、2011年8月に「IS F」の一部改良に合わせてレクサス向けのパーツを初リリースさせた。

TRD ISF
CCS-P満載のIS F

このパーツ類には、CCS-P(Circuit Club Sport Parts)と呼ばれる、「IS F」のポテンシャルをTRDの技術でさらに高めるハイパフォーマンスパーツパッケージであり、2012年1月発表の「GS」2012年10月発表の「LS」、2013年5月発売した、その当初新型になった「IS」にも設定され、レクサスディーラーオプションにも掲載された。

「IS F」なんて、ただでさえハイパフォーマンスカーなのに、TRDが加わったらとてつもない走りが実現しそうです。

TRDの、モータースポーツにおける活動

1980年以降日本国内とアジア地域におけるトヨタのレース用車両の開発・製造・メンテナンスの最大拠点となっており、ル・マン24時間レースに参戦したグループCカーや、全日本ツーリングカー選手権(JTC/JTCC)、全日本GT選手権(JGTC)などのレース車両を開発している。

SUPER GTでは、トヨタ・スープラ、レクサス・SC430、レクサス・RC F、レクサス・LC500と連なるGT500クラス用車両を供給している。GT500とスーパーフォーミュラのエンジン開発も並行して行っている。

TRDスーパーGT LC500
SUPER GT LC500

ワンメイクの入門カテゴリとしてスターレットカップ(1981年-1984年)、フォーミュラ・トヨタ(1991年-2007年)、ネッツカップ(2000年-)を企画・開催している。

TRDネッツカップ
ネッツカップ

ラリーにおいてもTRDヴィッツチャレンジ(2002年-2011年)、TRDラリーチャレンジ(2012年-2015年)、GRラリーチャレンジ(2016年-)を催しており、ヴィッツや86のワンメイク車両の開発・販売も担当している。

TRDラリーチャレンジ
GRラリーチャレンジ

TRDが向かうチューニングには、誰からも受け入れられる基盤があるからこそ

TRDの本格的なチューニングはもちろん、コンパクトカーからミニバンまでと多くのTRD製品がラインアップされ、それぞれのクルマのフォルムにあったスポーツパーツを送り出すTRDのチューニング意識は本物だ。

TRDエスクァイア
TRDパーツが装着されたエスクァイア

TRDがラインアップされている、パーツは単体だけでも選べることができるので、全てTRDで賄わなくても良いのが、またユーザーのスポーツマインドを掻き立てるのではないだろうか?

カスタマイズやチューニングを楽しむには、それぞれ個々の趣味・嗜好があると思うし、ハードにチューニングしたい人、そこそこ形を作りたい人、ワンポイントのかっこいいカスタマイズをしたい人など、チューニング・カスタマイズには完成形への思いが違う。

このようなユーザーの思いのいくままのチューニング・カスタマイズって便利で気軽に行えますよね。

しかも、トヨタの一般的なディーラーでカタログにも掲載されているし、安心して注文することが出来る。

メーカー公式、言わばメーカーお墨付きのチューンニング・カスタマイズなので、ほとんどのパーツが、そのままで保安基準適合するパーツなので、装着した後に外さないといけない等の煩わしさもなくなる。

チューニングやカスタマイズは、色々めんどくさいと思っている方も、安心安全でチューニングを楽しめるので、是非自動車ディーラーに行った際は、カタログに目を向けてもいいのではないでしょうか?

新たなクルマの発見ができるかもしれません。

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