チューニングをしたいけど、どこですればいい?メーカー公式のチューニングカーがあるってご存知ですか?~AMG編~

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こんにちは、SCPです。

5月に入り、気温も暖かくなり過ごしやすくなってきましたね。

今回は、街中で見る輸入車でも圧倒的に多いメルセデス・ベンツですが、稀にメルセデス・ベンツという事は分かるけど、街中に溢れているメルセデス・ベンツとは外装や排気音が普通のメルセデス・ベンツとは少し違うなぁ。というクルマを見た事が、ありませんか?

今回は、メルセデス・ベンツをメインにカスタムやチューニングを行う、AMGについてお話していきます。

メルセデスAMG(Mercedes-AMG)とは

AMG C36
C36

AMGは1967年、レース用自動車エンジンの設計会社として、創業した。

元々は、独立しているチューニングメーカーだったが、主にメルセデス・ベンツの乗用車をチューニングを手掛けるようになり、1980年代半ばからは公式にメルセデス・ベンツへの部品供給が始まり、1993年には初の共同開発車C36を発売した。

1999年にダイムラー・クライスラー(当時)に吸収され、さらに2014年からは「メルセデスAMG」としてメルセデス・ベンツのサブブランドとされている。

現在では、メルセデス・ベンツのオフィシャルチューニング屋さんとなっているわけですね。

通常モデルとの違い

AMGモデルの特徴は、極めて強力なエンジンと強化された車体やサスペンションを持ち、サーキットなどスポーツ走行にも適合しており、通常モデルよりも強固でハードな乗り味の車に仕立てられていることである。

AMG 4本出しマフラー
4本出しマフラー

専用パーツとして強化ブレーキシステムやAMGスポーツサスペンション、チューニングされたエンジン、4本マフラー等が搭載される。

加えて、一部の日本販売モデルにはAMGモデルをさらにチューニングした「パフォーマンスパッケージ」が用意されている。

なお、2006年よりAMGの各モデルをさらに強化した特別なモデルをブラックシリーズとして限定販売している。

外観の特徴

AMG S63
左にAMG 右にS63

かつてのAMGモデルは、ボディ同色のフロントグリルやホイール、低い車高、そして大型エアロパーツなど威圧感を強調した外観が特徴だったが、メルセデスの傘下に入ってからはオリジナルのボディ造形に馴染むような落ち着いたスタイリングとなっている。

更に、通常モデルとの違いを表すためにリアエンドに取り付けられるエンブレムによって差別化を図っている。

現行車種では、リアエンド左上に「AMG」のエンブレム、リアエンド右上には「S63」や「G63」等の車種名プラス数字の2桁のエンブレムが付くのが一般的となっている。

日本国内ですと、ディーラーでもAMGのラインアップがありますし街中で見る機会は圧倒的に多いですね。

内装や仕様について

AMG 内装
高級素材のアルカンターラが多く使われている

内装やシートにも通常モデルと比べて高級な素材を使用することが多く、質感も向上している。

AMG A45メーター
320km/hまで刻まれたメーター

AMGのロゴが入ったスピードメーターは300km/h以上刻まれているが、実際には一般の欧州車同様250km/hでスピードリミッターがかかるが、ドイツ本国では有償オプション扱いでリミッターを外すことも可能だが、その場合は使用するタイヤをはじめとして、コンディションを厳格に維持することが求められる。

日本においては、モデルによって追加オプションで最高速度の引き上げが可能となっている。

ただでさえ、250km/h出るクルマをオプションによりさらにパワーを引き出すことができるなんて、パッケージングされたものだけではないユーザーの好みのバリエーションを増やしている事が
すごいですね。

AMGとしてのラインアップの拡大

AMGは創業以来から長らく、FRの車両のみにAMGモデルを発表し、SUV以外での4WDのAMGモデルや、FFのクラスにはAMGモデルは用意されてなかったが、2013年にEクラスがマイナーチェンジしたことに伴い、初めてセダン・ステーションワゴンタイプで4WDのAMGモデルであるE63 AMG 4MATICを発表した。

AMG A45 4matic
A45AMG 4MATIC

また近年、FFベースの4WDであるA45/CLA45/GLA45 AMG 4MATICが発表され、さらにフラッグシップモデルのSクラスにもS63AMG 4MATICが追加発表されるなど、精力的に4WD車を展開している。

AMGスポーツ

AMGは2015年1月の北米国際オートショーにて新ラインナップであるAMGスポーツを発表した。

AMGモデルほどのハードで強烈なパフォーマンスは必要ない一般ユーザー向けに開発されたモデルというコンセプトで、AMGスポーツはメルセデスベンツのオプショングレードであるAMGスポーツパッケージ/AMGラインとメルセデスAMGモデルの間に位置し、BMWのMパフォーマンスモデルやアウディのSモデルなどに対抗するものとみられる。

強化された足回り、ベースモデルより出力を上げたエンジン、AMGスポーツ専用のエクステリアを装備し、車名の数字は3桁となる。

その後こちらもメルセデスAMGブランドとなりC450がメルセデスAMG・C43に、GLE450がメルセデスAMG・GLE43となったことでAMGスポーツは実質廃止となった。これによりリアのエンブレムは左に「AMG」エンブレム、右に車名エンブレムが冠されるようになった。

ハンドル位置事情

AMG S65カブリオレ
左ハンドルのみ設定のS65カブリオレ

日本国内においては、左ハンドル仕様のみの設定が長らく続けられ、現在もGLE43 4MATICクーペ・GLE63 S 4MATICクーペ・E63ステーションワゴン・CLS63 4MATIC・CLS63 シューティングブレーク・GLS63 4MATIC・G63・G65・S63 4MATICカブリオレ・S65カブリオレ・S63 4MATICクーペ・S65クーペ・S63 4MATIC・S65・SL63・SL65は左ハンドル仕様のみとなっている。

AMG CLA45
右ハンドルのみ設定のCLA45

最近ではGT・SLC43・C43 4MATIC・C43 4MATICステーションワゴン・C43 4MATICクーペ・C63セダン・C63クーペ・E63セダンでは左右の選択が可能になり、逆にGLE43 4MATIC・A45 4MATIC・CLA45 4MATIC・GLA45 4MATIC・C63ステーションワゴン・GLE63 S 4MATIC・S63では右ハンドル仕様のみとなり、右ハンドル仕様の設定が大幅に増やされている。

日本でも、右ハンドル車を選択するユーザーが増えたことで右ハンドル車の展開が広がりましたね。

筆者の乗っているクルマはC43 4MATICの左ハンドル車なのだが、車検の時に借りていた代車がC180のステーションワゴンだったのですが、その時に感じたのが左足のフットレスト部分が右側に寄っていて左足を置く部分がかなり窮屈であり、本国仕様と右ハンドル仕様の違いを感じました。

加えて、最小回転半径はC43左ハンドルだと、5.7mに対し右ハンドルの場合は5.8mと0.1mの差が出てきます。

さいごに

AMG E430
懐かしの丸目4灯Eクラス

AMGについてお話してきましたが、メルセデスの中でも通常のモデルとはかけ離れている別物というイメージですね。

筆者は、過去にW202のC240とW210のE430を乗ったことがあり、今現在はW205のC43に乗っていますがやはりAMGは違う。

乗り心地や静粛性では通常モデルのほうが良いですけど、AMGには心の奥底から沸く走りへのやれるぞ感がものすごく伝わり、クルマからアクセルを踏んでこいと言っているような気もします。

それでいて、アクセルを踏めばエンジンや排気音からクルマの咆哮が聞こえ、運転者としてもやる気になる感じです。

初めてC43を乗った時にスポーツ+モードで走った時の感想が「これがAMGか」と感動したのを覚えています。

皆様も、興味がありましたら是非AMGを体感してしてみてください。

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