プジョー e-2008(PEUGEOT e-2008)は、2019年2代目となる2008と同時に販売を開始したフルEV小型SUVだ。
フランス車メーカーの中でも、特にEV化が進んでいるプジョーだが、現在のラインアップの中でEVモデルを過半数以上設定があり、EVモデルが急速に広まりつつあります。
e-2008は、ガソリン/ディーゼル車の2008と同等の快適性や走行性能など対等な関係としながらも、EV車ならではの新感覚なドライビングプレジャーやCO2排出量が全く無く、環境にも応えた次世代のクルマとなっている。
今回は、プジョー e-2008について紹介します。
e-2008の価格は
グレード | エンジン | 価格 |
e-2008 Allure | フルEV | 433万2,000円~ |
e-2008 GT | フルEV | 472万4,000円~ |
未来的で躍動感のあるエクステリアデザイン
プジョーe-2008のフロントフェイスには、水平基調で高めに位置されたボンネットによって、SUVらしい迫力のあるデザインとなっている。
プジョーのアイデンティティでもある「ライオン」の牙をモチーフとしたLEDデイライトが、街中での圧倒的なアピールとなっており、デザイン性と被視認性を両立したものとなっている。
尚、GTには3本の鉤爪LEDを備えたフルLEDヘッドライトを採用し、夜間でも安心できる視界を提供する。
リアには、光沢のあるブラックバンドによってスポーティさを演出し、点灯すると3本の鉤爪が浮かび上がるリアLEDコンビネーションランプによって、フロント・リアともにプジョーの独創的な存在感を演出します。
GTのオプション設定にある、パノラミックガラスルーフは後席の頭上まで広がり、前半分は外気を取り込めるオープンタイプとなっている。
特殊加工のガラスによって紫外線や熱線をカットし、それでも日差しが強い場合でも電動メッシュシェードによって遮断することもできるので、オールシーズン気持ちよく過ごせるのは高いポイントだ。
プジョーのEVであることを主張する、ツートーンに塗り分けられ見る角度によって色を変化させるライオンエンブレムとボディ同色の大型フロントグリルや、フロント側のサイドパネルと、テールゲートに配置される「e」のエンブレムが、e-2008の個性を演出している。
新しいドライビング体験を生み出す最新世代の3D i-Cockpitを持つインテリア装備
エレクトリックドライブ
e-2008に採用されている、3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネルには、ドライブモード・バッテリー残量・回生ブレーキ作動状況などEVならではのドライブ情報をグラフィカルに表示し、シンプルで直感的に表示されるので、運転者のサポートに繋がっている。
3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネル
ドライブ中の情報を奥行きのあるグラフィカルな表示で実現する3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネルは、重要性や緊急性に応じて、2階層に分けることで視認性を高め、運転者は瞬時に情報を読み取ることができる。
視線移動を極力少なくし、安全面の高さが伺える。
7インチタッチスクリーン
エアコンやオーディオをはじめ、ハンズフリー通話、ADAS(先進運転支援システム)などを直感的に操作できる7インチタッチスクリーンには、Apple CarPlay、Android Autoに対応するPEUGEOTミラースクリーンを採用。
スマートフォンを接続すれば、タッチスクリーンからアプリを起動・操作でき普段使い慣れているデバイスでドライブをもっと楽しくする。
コンフォートインテリア
グレード別によってテイストを変更しているシートは、GTにはアルカンタラ&テップレザーを採用した、ホールド性の高いダイナミックシートを装備し、Allureにはファブリック&テップレザーを採用した快適性重視のコンフォートシートが装備される。
EVならではの静粛性や優れたエコノミー性を兼ね備える、新世代フルエレクトリックパワー
高効率電動モーター
e-2008に搭載される電動モーターは最大出力136PSを発揮し、走り出した瞬間から最大トルク260Nmを発生させることで、ドライバーの意のままに操れるダイナミック感を実現し、尚且静粛性に富んだドライブ体験を提供する。
大容量リチウムイオンバッテリー
50kWhの大容量で高電圧リチウムイオンバッテリーは、最大限の居住空間とラゲージスペースを確保するために、ボディの内側に巧妙に配置されている。
一充電走行距離は、JC08モードで385km走行することができる。
充電について(普通充電と急速充電に対応)
e-2008には、普通充電と急速充電2つの充電方法に対応しており、どちらもボディ左側後方に充電口が設置されている。
普通充電(自宅や勤務先などでの充電)
e-2008にはコンセントタイプの3kW普通充電器で利用できる専用の充電ケーブルが付属されており、所要充電時間はe-2008の場合、50km走行分であれば約3時間、満充電では約18時間となっている。
ウォールボックスタイプの6kW普通充電器を使用すれば、より速く充電することが可能になり、所要時間はe-208の場合、50km走行分であれば約1.5時間、満充電では約9時間と、単純に3kWの2分の1の所要時間で充電ができる。
急速充電(公共の充電スタンドでの充電)
e-2008は、チャデモ(CHAdeMO)規格の急速充電器にも対応しており、e-2008の場合約50分でバッテリー容量の80%まで充電することが可能となっている。
高速道路のサービスエリアや、各メーカーのディーラーなどを始め、今では百貨店や時間貸しパーキングなどでも充電スタンドが普及しているので、お買い物ついでや休憩の際に、気軽に急速充電できるので充電インフラの懸念を払拭することができる。
E-CMPプラットフォーム
EVモデル専用に新たに開発されたe-CMPプラットフォームは、剛性の強化や軽量化など基本性能を向上させながら、スペース効率を犠牲にすることなく電動化に対応した構造となっている。
e-208をはじめ、今後他車種のラインアップにもEV車が出てくることは間違いないので、基本的なプラットフォームとして今後も活躍していくだろう。
EVならではの3つのドライブモードと2つのブレーキモード
e-2008には、3つのドライブモードと、2つのブレーキモードが状況に応じて任意に選択ができる。
ドライブモードでは、日常使用でのバランスと快適性を重視したノーマルモードと、航続距離を重視するエコモード、最大出力、最大トルクを発揮するスポーティな走りを楽しめるスポーツモードを選択することができる。
スポーツモードでは、走り出しから圧倒的な加速感が生まれ、新感覚の走り出しを体感できるだろう。
ブレーキモードでは、ガソリン車と同等なフィーリング、減速感が得られるノーマルモードと、アクセルペダルオフでより強いブレーキングがかかる回生重視のBモードの2つから選択することができます。
Bモードでは、EV車ならではのフィーリングが味わえる。
コネクテッドサービス
e-2008では、MYPEUGEOTアプリで利用できるeリモートコントロールの機能を活用することで、より快適で利便性の高い機能が使える。
MYPEUGEOTアプリは、iOSまたはAndroid搭載のスマートフォンで利用することができます。
Eリモートコントロール
MYPEUGEOTアプリによるリモート操作によって、現在の充電状態を確認したり、車両に乗り込む前にエアコンを作動することができるなど
クラス水準を超えた先進運転支援システムADAS
各所のCCDカメラ、レーダー、超音波ソナーなどのセンサーが、車両周辺の情報をいち早く検出し、安全運転を支援します。
アクティブクルーズコントロール&レーンポジショニングアシスト
前方車両の速度と自車との距離を検知し、一定の車間距離を保つアクティブクルーズコントロールは停止・発進機能を搭載しています。
前方車両が停止すると車間距離を保ちながら自動で停車し、その後前方車両が再発進した場合、停止後3秒以内であれば自動的に再発進、3秒以上経過した場合はワンタッチで設定速度まで回復する。
※アクティブクルーズコントロールは、約0~180km/hの速度域で作動する。
レーンポジショニングアシストは、アクティブクルーズコントロールの作動中ほぼ全速度域でステアリング補正を行い、車線内の一定の位置を保ったまま走行できるシステムとなっているので、ステアリングに手を添えているだけでステアリング操作をアシストするので、疲労軽減に繋がる。
アドバンスドグリップコントロール
雪、砂、ぬかるみといった路面状況に合わせて走行モードを選択できるアドバンスドグリップコントロールをGTに搭載しています。
トラクションコントロールとブレーキが駆動を最適に制御し、悪路での走破性を高めます。
さらには、急な下り坂ではヒルディセントコントロールによって走行安定性を維持することができます。
アクティブセーフティブレーキ
前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
作動範囲は約10~140km/hと幅広い領域となっており、約80km/h以下では停止車両を、約60km/h以下では歩行者も検知して追突事故などの危険を回避し、あるいは衝突の被害を軽減し、安心で快適なドライブをサポートする。
検知するカメラの精度を上げることで、二輪車や夜間走行の検知能力を高めています。
プジョー2008に適合する7インチナビ用の保護フィルムになります。
さいごに
プジョー e-2008はいかがだったでしょうか?
2008同様に居住空間やボディサイズに変更はなく、ましてやスタイリングにも大きな変更点がなく、さりげなくEVモデルであることをディティールでアピールしているところは感心した。
街中でも、走ってる様子だけでは瞬時に見分けがつくことができないだろう。
しかし、こういったところにプジョーの美学が垣間見れる。
これから、さらにEV車が激化して行くことが予想できるが、いち早くEV車を手掛けているプジョーは今後の躍進も見逃せない。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事の参考URL:https://www.peugeot.co.jp/range/suv-peugeot-e-2008.html
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