ダイハツ ミライース(Mira e:S)は、ミラをベースにした5ドアハッチバック型乗用車(軽セダン)であり、昨今の環境意識や低価格志向の高まりを受け誰もが気軽に乗れる「第3のエコカー」をコンセプトに開発された車である。
2009年に発表したコンセプトカー「イース」の市販(量販)バージョンであり、現行型である2代目は2017年より販売され、2018年には特別仕様車などのラインアップの拡充に成功した。
ダイハツの軽自動車の中でも、知名度の高いミライースについてお伝えします。
ミライースの価格は
B | 85万8,000円(2WD) | 99万円(4WD) |
L | 89万1,000円(2WD) | 102万3,000円(4WD) |
B“SA Ⅲ” | 92万4,000円(2WD) | 105万6,000円(4WD) |
L“SA Ⅲ” | 95万7,000円(2WD) | 108万9,000円(4WD) |
X“SA Ⅲ” | 110万円(2WD) | 123万2,000円(4WD) |
特別仕様車 X“リミテッドSA Ⅲ” | 111万6,500円(2WD) | 124万0,800円(4WD) |
G“SA Ⅲ” | 123万円2,000円(2WD) | 136万4,000円(4WD) |
特別仕様車 G“リミテッド SA Ⅲ” | 124万円8,500円(2WD) | 137万2,800円(4WD) |
B | 87万4,500円(2WD) | 99万円(4WD) |
L | 90万7,500円(2WD) | 102万3,000円(4WD) |
B“SA Ⅲ” | 94万0,500円(2WD) | 105万6,000円(4WD) |
L“SA Ⅲ” | 97万3,500円(2WD) | 108万9,000円(4WD) |
X“SA Ⅲ” | 111万6,500円(2WD) | 123万2,000円(4WD) |
特別仕様車 X“リミテッドSA Ⅲ” | 111万6,500円(2WD) | 124万0,800円(4WD) |
G“SA Ⅲ” | 124万8,500円(2WD) | 136万4,000円(4WD) |
特別仕様車 G“リミテッド SA Ⅲ” | 124万円8,500円(2WD) | 137万2,800円(4WD) |
低燃費で軽やかな走りを実現させるためのテクノロジーが満載
ダイハツのエコに対する技術の結晶である「イーステクノロジー」が更に進化し、大胆な軽量化などで進化したイーステクノロジーを採用し、低燃費と加速のよさを両立している。
パワーユニット
熱の最大活用でエンジンやCVTの効率を高め、低燃費を実現
クールドi-EGR
イオン電流で燃焼状態を把握することで再循環ガスを最大化するダイハツ独自の低燃費技術「i-EGRシステム」を搭載し水冷式のEGRクーラーで、排気ガスを冷却して燃焼室に戻すことでノッキングを抑制し、熱効率を向上する。
吸気バルブの遅閉じ
吸気バルブの閉じるタイミングを遅らせることで、圧縮時の負荷を低減している。
デュアルインジェクタ
インジェクタを1気筒当り2本にし、燃料を微粒化することで燃焼を安定させ、燃焼効率を向上する。
気筒別燃焼制御
気筒毎の点火タイミングをコントロールし燃焼状態を最適化させる。
CVTサーモコントローラー
エンジン冷却水とCVTフルードを熱交換させることで最適温度化にし、エンジンの燃焼効率、CVTの変速効率を高め、燃費を向上させる。
低粘度CVTフルード
CVTフルードを低粘度化し、フリクションを低減させる。
リヤ デファレンシャルギヤ(4WD車)
低粘度ギヤオイル採用と、ギヤの噛み合い損失の低減により、動力の伝達効率を向上。
車両にも低燃費に寄与する技術を採用
車両側にも、低燃費を実現する為の工夫がされている。
樹脂パーツ
バックドアやフロントフェンダー、燃料タンク(2WD)などを鉄から樹脂にし、車体を軽量化させている。
高い空力性能
風の抵抗を減らすデザインや工夫を重ね、従来のミラ イースから-3%の空気抵抗値を達成した。
Dモノコック(軽量高剛性ボディ)
軽量・高剛性を叶えた新開発の骨格により、低燃費で優れた操縦安定性・乗り心地・静粛性を両立している。
転がり抵抗低減
駆動部の摩擦低減などにより、スムーズな走行を妨げる抵抗を低減し余計な燃料をカットする。
ミライースの燃費は
WLTCモード | 25.0km/L | 2WD車(L“SA Ⅲ”・L・B“SA Ⅲ”・B) |
WLTCモード | 25.0km/L | 2WD車(G“SA Ⅲ”・X“SA Ⅲ”) |
WLTCモード | 23.2km/L | 4WD車 |
先進の予防安全システムのスマートアシストⅢによりサポカーS(ワイド)に適合
乗る人の暮らしに身近な軽自動車だからこそ、高い安全性を供給することを徹底するため、低価格で効果的なセーフティテクノロジーを徹底追求し「スマートアシストⅢ」やコーナーセンサーなど、数々の技術を凝縮している。
スマートアシストⅢはG“SA Ⅲ”、X“SA Ⅲ”、L“SA Ⅲ”、B“SA Ⅲ”グレードに標準装備している。
衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
走行中に前方の車両と歩行者を認識し、衝突の危険性があると判断した場合にドライバーへ注意喚起する。
さらに危険性が高まった場合には緊急ブレーキで減速し衝突の回避や、衝突時の被害軽減に寄与する。
車線逸脱警報機能
約60km/h以上で走行中にステレオカメラが車線を検知している場合、道路上の車線から逸脱しそうになると運転者へ警報し、逸脱回避操作を促す。
誤発進抑制制御機能(前方・後方)
前方の場合、前方約4m以内に障害物等があることをステレオカメラが検知している時に、シフトポジションを「前進」にしたままブレーキペダルと間違えるなどして必要以上にアクセルペダルを踏み込んだ場合、急発進を抑制します。
後方の場合、後方約2~約3m先までに壁などの障害物等があることをソナーセンサーが検知している時に、シフトポジションを「後退」にしたままブレーキペダルと間違えるなどして必要以上にアクセルペダルを踏み込んだ場合、急発進を抑制します。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどで前のクルマが発進したことに気づかない時、ブザー音とメーター内表示でお知らせする。
オートハイビーム
対向車のヘッドランプなど前方の明るさを検知し、ハイビームとロービームを手をわずらわせることなく自動で切り替えし、先行車や対向車などがいない時にはハイビーム、遠くまで見通しを確保し安心感を高めます。
軽初のコーナーセンサーにより四隅の死角をサポートする
コーナーセンサーをクルマの四隅に標準装備することで障害物までの距離に応じて警告音を変えてお知らせし縦列駐車時や駐車場・車庫などでの取り回しをサポートする。
コンパクトな軽自動車とは思えぬゆとりのある室内空間
コンパクトなボディの中に、長さ・高さとも十分な室内空間を、ダイハツのパッケージ技術を駆使して両立しており特にリヤ席のひざ前は、大人がラクに座れるたっぷりとした広さを持つ。
フロントシートには、新設計のモノを採用しヒップポイントを下げ、斜め上の視界も拡大することで頭上空間のゆとりと前方視界を広げた。
参考URL:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/mira_e-s/
さいごに
ミラ イースについてお話してきたが、軽自動車の中でもコストパフォーマンスの高い車種のひとつであると考える。
価格は80万円台~120万円台で購入しやすい価格帯に、燃費性能や安全性能を充実させ日常から遠出まで安心かつローコストで行えるミラ イースは素晴らしい。
車両のパッケージングも、全高1,500mmとし立体駐車場にも入る高さで、街中でいちいち駐車場を探す手間が省けるし、最小回転半径が4.4mと取りまわしが楽に行えることも、誰が乗っても運転しやすいパッケージングが秀逸である。
安価で、機能が盛りだくさんのミラ イースは買いである軽自動車であると考える。
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