こんにちは、SCPです。
タイトルにもある通り、以前も記事にした内容の第2弾をお届けしたいと思います。
前回は、国産メーカーをメインに3社お届けしましたが、今回は外国メーカーのクルマをメインに3社お伝えできればと思ってます。
前回の記事を書きながら、思ったのですがクルマのグリルって本当にデザインの中で大きなウエイトを持つひとつだなと思いました。
グリルのデザインは各社、各車種でかなり変わるものもあるので、受け入れたらどっぷり好きになるか、全く受け入れられないといったデザインも個人差で出てくるでしょう。
この記事から、良いと思えるグリルデザインの参照になればと思っております。
アルファロメオ 盾を模したデザイン
アルファロメオは、1910年にイタリア・ミラノで設立した100年以上歴史のある高級自動車メーカーとなる。
アルファロメオも、今や国内でもそこまで珍しくないくらい街中を走っているメーカーのひとつでもあるだろう。
この、アルファロメオのグリルも現行車種には共通の逆三角形の盾をイメージしてデザインがされている。
グリルの上にある丸い形をしたエンブレムは、赤い十字架と大蛇をデザインしていて、イタリアのミラノ市章とヴィスコンティ家の紋章を表しています。
そしてこの盾型のグリルはこのエンブレムを戴く盾をイメージしているデザインとなっている。
個性的で、日本車には無いデザインですよね。
だからこそ、日本で走っているとやっぱりその個性的なグリルデザインに目が行っちゃいますね。
これを言うと、怒られちゃうかもしれませんが、なんか見たことある形なんだよなぁと考えて思い出したのが、カップ焼きそばの湯切り口と似ているなぁと思ってます(笑)
BMW キドニーグリル
BMWは、日本でも人気のあるドイツの高級車メーカーですがこのBMWも言わずもがな、グリルデザインに特徴のあるメーカーのひとつになります。
あのグリルは「キドニーグリル」と称され、キドニーとは「腎臓」を意味しており、左右に2つ並んだフロントグリルが腎臓に似ていることから、キドニーグリルと呼ばれるようになりました。
キドニーグリルは、1933年に発表された初のオリジナル車BMW 303から採用され、今現在でもテイストは変わらずもデザイン自体は進化しつつ採用され続けていて、BMWのフロントマスクのアイコンのひとつである。
アウディ ダブル→シングルフレーム
アウディのフロントグリルは、90年代終わり頃のA8に採用された2分割のグリルによって、アウディにおけるグリルデザインのアイコンとなっていた。
この2分割のグリルを採用した理由は、グリルを美しくデザインし強調することで、その背後にあるエンジンルーム内のパワープラントを暗示し、緻密な技術によって開発され組み上げられたエンジン(そしてその先のクワトロシステムを含む駆動系)の存在を印象づける狙いもあり、この様なグリルとなった。
しかし、2000年代ではシングルフレームとよばれる、大型グリルのデザインが採用され今現在もシングルフレームグリルが採用されている。
縦に長い大型グリルは、アウディの前身ともいえるアウトウニオンが、戦前に手がけていた16気筒のグランプリマシンを彷彿させるものでもあり、歴史的な引用としても成功した。
同時に、グリルを中心に左右にヘッドランプと補助的開口部が設けられ、アウディの言葉でいう「5エレメント モチーフ」となる。
最新のアウディは、シングルフレームを発展させ、上の左右両端を切り落としたような六角形グリルを備えるようになり、これをデザイナーは「シングルフレームの最適化」と呼ぶ。
アウディのような、大開口部を持つグリルとボディと一体化したようなデザインを持つグリルも顔を見た瞬間アウディだと分かるデザインだ。
さいごに
今回は、前回の国産メーカーとは変わって外国メーカーのフロントグリルについてお伝えしてきましたが、やはり国産車にはないデザインっていうのが、第一印象にきます。
クルマのデザインとは、クルマのメーカーの歩んできた歴史などを踏まえて、デザインイメージとして使う傾向にあり各社の思いが伝わります。
アウディの場合、途中でグリルデザインを大きく変えてくるところは、メーカーとしても勇気のいる事ですよね。
前回、記事にしたレクサスのスピンドルグリルを採用したのも、以前使われていた地味なデザインを刷新することで成功を収めていますし、今回のアウディの様にグリルデザインを変更して今現在でもしっくりくるデザインになっていて、本当にデザイナーは凄いんだなと思います。
今後も、フロントグリルについての記事は更新していきたいと思ってますので宜しくお願いいたします。
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