日本の道路事情は一切無視!日本車メーカーによる、海外専売モデルのフルサイズSUVを紹介

我が国、日本では車のメーカーが多数存在し、国内のみならず多くの海外「日本車」が活躍しています。

そして、海外で活躍する車種には、日本国内では販売されていないが、海外市場の需要に応じて専用設計・仕様変更が行われる「海外専売モデル」が存在します。

未だにSUVブームが続いていて、日本国内でもSUVのラインアップは多いですが、各メーカーのラインアップを見ても、「日本の道路事情に合ったボディサイズ」であることが、当然とされています。

しかし、海外に目を向けてみると、日本の道路事情は一切無視した「フルサイズSUV」のラインアップが存在するのです。

今回は、日本車メーカーによる海外専売モデルのフルサイズSUVを紹介します。

ムームードメイン

日本車メーカーによる海外専売モデルのフルサイズSUV

トヨタ

Sequoia(セコイア)

海外専売モデルのフルサイズSUV セコイア

Sequoia(セコイア)は、北米市場を中心に展開されるフルサイズSUVで、ランドクルーザーやタンドラをベースに開発された海外専売モデルです。

堂々とした存在感を放つボディサイズは全長5.2m級と圧倒的で、家族や仲間との長距離ドライブ、アウトドア、けん引といった幅広いシーンに対応できる懐の深さが魅力です。

最新モデルではトヨタの新世代プラットフォーム「TNGA-F」を採用し、軽量化と高剛性を両立。

パワートレインには3.5L V6ツインターボハイブリッド「i-FORCE MAX」を搭載し、437馬力と最大トルク約790Nmを発揮します。

力強い走りと燃費性能を両立し、トレーラーけん引能力も約4トンに達するため、まさに北米ユーザーのライフスタイルに寄り添った1台といえます。

インテリアは高級感と実用性を兼ね備え、最大8人乗車が可能で、レザーシートや大型インフォテインメントシステムを備え、後席にはゆったりとしたスペースを確保しています。

上級グレードではキャプテンシート仕様も選べ、快適性をさらに高めています。

また、安全面では「Toyota Safety Sense」を標準装備し、先進運転支援機能が充実し、高速道路走行から街中での安全確保まで幅広くサポートします。

Sequoia(セコイア)は、日本市場には正規導入されていないものの、大排気量ハイブリッドSUVとしての存在感、北米らしいゆとりあるサイズ、タフさと快適性を兼ね備えたモデルとして高い人気を誇る1台です。

Sequoia(セコイア)のボディサイズ:全長5,286mm×全幅2,022mm×全高1,885~1,974mm

Sequoia(セコイア)の価格:$64,025~(9,460,200円~) ※2025年8月20日

Grand Highlander(グランドハイランダー)

海外専売モデルのフルサイズSUV グランドハイランダー

Grand Highlander(グランドハイランダー)は、北米市場を中心に展開される海外専売の3列シートSUVで、人気SUV「Highlander(ハイランダー)」をベースにボディを拡大し、より広い室内空間と快適性を実現した上級モデルです。

ファミリーユースや長距離ドライブに最適な、ゆとりあるサイズと最新装備を備えています。

全長約5.1mと、通常のハイランダーより大きなボディを採用しており、3列目シートでも大人が快適に座れるスペースを確保。

最大8人乗車が可能で、ラゲッジスペースも広く、家族旅行やアウトドアにも対応できる高い実用性が特徴です。

パワートレインはガソリン仕様に加えて、トヨタの最新技術を採用したハイブリッドモデルも用意。

特に「Hybrid MAX」システムでは2.4Lターボエンジンと電動システムを組み合わせ、362馬力を発揮し、力強い加速と優れた燃費性能を両立し、都会から高速道路、さらにアウトドアシーンまで幅広く活躍します。

インテリアは高級感と先進性を兼ね備え、12.3インチの大型タッチスクリーン、デジタルメーター、パノラマサンルーフなどを装備し、上級グレードでは本革シートやキャプテンシートも選択でき、快適性を重視した設計となっています。

さらに、安全性能も充実しており、最新の「Toyota Safety Sense」を標準装備、プリクラッシュセーフティ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどがドライバーをサポートします。

Grand Highlander(グランドハイランダー)は、広大な室内空間、強力なパワートレイン、北米らしい快適性と実用性を兼ね備えたSUVで、まさに「大型ファミリーSUVの新基準」といえる存在です。

Grand Highlander(グランドハイランダー)のボディサイズ:全長5,116mm×全幅1,989mm×全高1,781mm

Grand Highlander(グランドハイランダー)の価格:$40,860~(6,037,388円~) ※2025年8月20日

ホンダ

Pilot(パイロット)

海外専売モデルのフルサイズSUV パイロット

Pilot(パイロット)は、北米を中心に販売されている大型SUVで、広大な室内空間と高い快適性を備えた、ファミリーユースに特化したモデルです。

1990年代後半から展開され、北米市場でのホンダを代表するフルサイズSUVとして進化を続けています。

全長5mを超える堂々としたボディを持ち、3列シートを備えることで最大8人乗車が可能で、角ばった力強いエクステリアデザインは近年の北米SUVらしい存在感を放ち、ファミリー向けでありながらもアウトドアシーンにも映えるスタイルです。

最新モデルでは、3.5L V6 i-VTECエンジン(285馬力)を搭載し、10速ATを組み合わせています。

力強い加速性能と高速巡航時の余裕を両立し、長距離ドライブに適したパワーユニットです。

駆動方式はFFのほか、ホンダ独自のi-VTM4 AWDシステムを選択でき、雪道や悪路でも高い安定性を発揮します。

Pilot(パイロット)の魅力の1つは、広大な室内空間と豊富な収納力です。

シートアレンジは柔軟性が高く、3列目まで大人が快適に座れるスペースを確保、グレードによってはキャプテンシート仕様の7人乗りも用意されています。

インフォテインメントは最新のタッチスクリーンを中心に、Apple CarPlay・Android Autoに対応。

上級モデルではパノラマサンルーフや高級オーディオシステムなども備え、上質な移動空間を提供します。

先進安全運転支援システム Honda Sensingを全車標準装備し、衝突軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどを備え、大型SUVでありながら安心感の高い走行を実現しています。

Pilot(パイロット)は、「大人数で快適に移動できるSUV」という明確なコンセプトを持ち、家族や仲間とのロングトリップ、キャンプなどのアウトドア、さらには日常使いまで幅広く対応できる万能モデルです。

力強いV6エンジン、大容量の室内空間、最新の安全装備を備え、北米市場における「ホンダのフラッグシップSUV」として高い人気を誇っています。

Pilot(パイロット)のボディサイズ:全長5,077mm×全幅1,994mm×全高1,803mm

Pilot(パイロット)の価格:$40,200~(5,939,867円~) ※2025年8月20日

日産

Armada(アルマーダ)

海外専売モデルのフルサイズSUV アルマーダ

Armada(アルマーダ)は、北米市場を中心に展開されているフルサイズSUVで、日産のフラッグシップSUVとして位置付けられています。

北米や中東などの市場で高い人気を誇り、その堂々とした存在感と高級感あふれる仕立てが特徴です。

力強さと上質さを兼ね備えたエクステリアは、直線的で重厚なフロントマスクやワイドなボディラインによって、圧倒的な存在感を放ちます。

最新のLEDヘッドライトや大型グリルを採用し、都会的でありながらオフロードSUVとしてのタフさも演出しています。

搭載されるエンジンは、3.5L ツインターボ V型6気筒エンジン(最大出力約460馬力)で、余裕のある走行性能を実現。

9速ATとの組み合わせにより、高速道路での力強い加速や、キャンピングトレーラーやボートを牽引する場面でも頼れる性能を発揮します。

また、4WDシステムを備えることで、悪路や雪道にも対応可能です。

車内は高級感を重視した設計で、本革シートやウッド調パネル、メタリックアクセントなどを採用し、ラグジュアリーな雰囲気を演出。

最大8人乗りのシートレイアウトを備え、広大な室内空間を確保しています。

後席はゆとりあるレッグスペースを誇り、ファミリーや長距離ドライブにも最適です。

最新のインフォテインメントシステムや大画面ディスプレイを採用し、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応。

さらに「Nissan Safety Shield 360」による先進安全技術を搭載しており、自動緊急ブレーキ、ブラインドスポットモニター、レーンディパーチャーアラートなどが運転をサポートします。

Armada(アルマーダ)は、パワフルなV8エンジンと余裕あるボディサイズ、高級感あふれる内外装を兼ね備えたフルサイズSUVです。

ラグジュアリー志向でありながら実用性も高く、アウトドアから都市部での移動まで幅広いシーンで活躍します。

まさに「日産の最高級SUV」と呼ぶにふさわしいモデルです。

Armada(アルマーダ)のボディサイズ:全長5,324mm×全幅2,116mm×全高1,946~1,981mm

Armada(アルマーダ)の価格:$57,520~(8,499,035円~) ※2025年8月20日

スバル

Ascent(アセント)

海外専売モデルのフルサイズSUV アセント

Ascent(アセント)は、北米市場専売のフルサイズSUVで、スバルが手掛ける最大級のモデルとして登場しました。

3列シートを備え、最大8人乗車が可能な広大な室内空間を持ち、ファミリー層を中心に高い人気を集めています。

デザインはスバルらしい力強さと先進性を兼ね備え、堂々としたフロントマスクや大きなグリル、SUVらしい逞しいボディラインが特徴です。

インテリアは上質かつ機能的に仕上げられており、広々としたキャビンと充実した収納スペースを確保。

最新のインフォテインメントシステムやコネクティビティ機能も搭載され、快適なロングドライブをサポートします。

パワートレインには、2.4L 水平対向4気筒ターボエンジンを採用、スバルの象徴であるシンメトリカルAWDと組み合わされ、高い走破性と安定感を発揮します。

また、滑りやすい路面や悪路でも安心できる「X-MODE」やヒルディセントコントロールを搭載し、アウトドア志向のユーザーにも応える1台です。

安全性能面では、スバルの先進運転支援システム EyeSight(アイサイト)を標準装備し、プリクラッシュブレーキやアダプティブクルーズコントロールなど、北米市場でも高い評価を得ています。

Ascent(アセント)は、広大なアメリカ市場において「家族で使える安全で信頼性の高いSUV」としての地位を確立しており、スバルブランドの存在感を大きく高める役割を担っています。

Ascent(アセント)のボディサイズ:全長4,998mm×全幅1,930mm×全高1,818mm

Ascent(アセント)の価格:$39,995~(5,909,577円~) ※2025年8月20日

マツダ

CX-90(シーエックスナインティ)

海外専売モデルのフルサイズSUV CX-90

CX-90(シーエックスナインティ)は、北米を中心に展開されるフラッグシップSUVで、ブランドの新世代ラージ商品群のひとつとして開発されました。

3列シートを備える大型SUVで、洗練されたデザイン、上質な走行性能、そして最新のテクノロジーを融合させ、マツダの「走る歓び」とプレミアム性を体現するモデルです。

エクステリアは、マツダのデザイン哲学「魂動(KODO)」を進化させたスタイルが特徴。

伸びやかで力強いプロポーションと、繊細な面の移ろいが高級感を演出しています。

室内は広々とした3列シートを備え、最大8人乗車が可能で、ナッパレザーや本杢パネルを使用したインテリアは上質で、静粛性や快適性も徹底して追求されています。

パワートレインは、新開発の3.3L 直列6気筒ターボエンジン や、2.5Lプラグインハイブリッド(PHEV)をラインナップ。

いずれもマツダ独自の8速ATと組み合わされ、余裕のある走りと高効率を両立しています。

さらに、後輪駆動ベースの「ラージプラットフォーム」を採用することで、ドライバーが一体感を得られる自然なハンドリングを実現し、マツダらしい走行性能が大型SUVでも健在です。

駆動方式にはマツダ独自のi-ACTIV AWDを採用し、オンロードでの安定性はもちろん、悪路や雪道でも安心の走破性を確保。

加えて、ドライビングをサポートする先進安全技術「i-ACTIVSENSE」も充実し、家族での長距離移動でも高い安全性が提供されます。

CX-90(シーエックスナインティ)は、プレミアムSUV市場で欧州ブランドに匹敵する存在感を放ちながら、マツダ独自の「人馬一体」の走りを大切にした、大型SUVの新しい選択肢として注目を集めています。

CX-90(シーエックスナインティ)のボディサイズ:全長5,100~5,121mm×全幅1,994mm×全高1,736~1,745mm

CX-90(シーエックスナインティ)の価格:$38,045~(5,621,449円~) ※2025年8月20日

CX-70(シーエックスセブンティ)

海外専売モデルのフルサイズSUV CX-70

CX-70(シーエックスセブンティ)は、北米市場を中心に展開される新世代ラージ商品群のひとつで、CX-90と同じラージプラットフォームを基盤にしながらも、より2列シートに特化したスポーティな大型SUVとして開発されました。

CX-90が3列シートを備えるファミリー志向のフラッグシップSUVであるのに対し、CX-70は走行性能やデザイン性を重視し、「大人が楽しむ余裕あるSUV」として位置づけられています。

エクステリアは、マツダのデザイン哲学「魂動(KODO)」をベースにしつつ、より精悍でダイナミックなスタイリングを採用。

ワイドなスタンスと伸びやかなボディラインにより、スポーティかつ高級感のある佇まいを実現しています。

CX-90と比較して全長はやや抑えられ、取り回しの良さも確保されているのが特徴です。

インテリアは2列シート構成で、最大5人乗りで、広大なラゲッジスペースを確保しており、アウトドアや長距離旅行でも余裕ある積載性を発揮します。

上質なマテリアルを使用したキャビンは、高級感と機能性を兼ね備え、運転席を中心にドライバーの一体感を高める設計が施されています。

パワートレインには、CX-90同様に新開発の 3.3L直列6気筒ターボエンジンや 2.5L プラグインハイブリッド(PHEV)を設定。

いずれも8速ATと組み合わせることで力強く滑らかな加速を実現し、マツダらしい「人馬一体」のドライビングフィールを提供します。

また、後輪駆動ベースのラージプラットフォームとi-ACTIV AWDにより、オンロードでのハンドリング性能や悪路での安定性も高水準に仕上げられています。

先進安全装備「i-ACTIVSENSE」も充実しており、長距離ドライブや日常での安心感を確保。CX-90ほどの乗員数を必要としないものの、大型SUVならではの存在感や走りを求めるユーザーに最適な1台です。

CX-70(シーエックスセブンティ)のボディサイズ:全長5,120mm×全幅1,971mm×全高1,732~1,744mm

CX-70(シーエックスセブンティ)の価格:$40,445~(5,976,068円~) ※2025年8月20日

さいごに

今回紹介した、日本国内にはない海外専売モデルのフルサイズSUVを紹介しましたが、基本的には日本よりも広大な道路事情を持つ、北米市場で人気のあるSUVを紹介しました。

日本市場ではミドルサイズSUVが主流ですが、北米ではフルサイズSUVの需要が高いため、専売モデルが多く存在します。

フルサイズSUVは、北米市場を中心に人気のある大型SUVカテゴリーで、広大な室内空間、高い積載性、強力なパワートレインを備えたモデルとなっています。

日本でも、並行輸入を通じて入手もできるので、気になる方は並行輸入車に特化した販売店などに相談しましょう。

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