2022年10月分の各メーカーのリコール・改善対策届出一覧

11月に入り、急激に寒くなりましたね。

こんな急に寒くなったので、秋あったかな？と思う感じです。

温暖化の影響で、四季が感じにくくなったのは私だけでしょうか？笑

季節の変わり目ですので、皆様お体には是非、ご自愛ください。

それでは、今回は2022年10月分のリコール情報についてお伝えします。

2022年10月のリコール届出情報(国産車)

日産　リーフ 計1型式 計1車種を対象(6日)

・不具合の部位(部品名)
車体(バックドアヒンジ)

・状況及びその原因
バックドアヒンジにおいて、一部製作工程での作業指示および検査指示が不適切なため、車体への締結ナットが規定以上の締付トルクで締結されたものがある。

そのため締結ボルトが変形し、最悪の場合、ヒンジの片側が外れて、保安基準第18条に規定された堅ろう性の基準に抵触するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、バックドアヒンジと締結ナットを交換する。

日産　リーフ 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

日産　リーフ 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

トヨタ　bZ4X　他 計4型式 計2車種を対象(6日)

・不具合の部位(部品名)
①車体(カーテンシールドエアバッグ)
②走行装置(ディスクホイール・ハブボルト)

・状況及びその原因
①カーテンシールドエアバッグにおいて、車両工場での作業が不適切なため、展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていないものがある。

そのため、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。

②ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩むことがある。

そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。

・改善措置の内容
①全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正する。

②全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換する。

また、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換する。

トヨタ　bZ4X　他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表

トヨタ　bZ4X　他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図①

トヨタ　bZ4X　他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図②

トヨタ　ヤリス 計2型式 計1車種を対象(6日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(ハイブリッドビークルコントロールコンピュータ)

・状況及びその原因
ハイブリッドシステムにおいて、制御プログラムが不適切なため、急加速等でトランスアクスルのインプットダンパに一時的な滑りが生じて警告灯が点灯した際、フェールセーフモードに移行できない。

そのため、ハイブリッドシステムが停止するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ハイブリッドビークルコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。

トヨタ　ヤリス 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表

トヨタ　ヤリス 計2型式 計1車種の改善箇所説明図

ホンダ　X-ADV 計1型式 計1車種を対象(13日)

・不具合の部位(部品名)
施錠装置(電動式ハンドルロック)

・状況及びその原因
施錠装置の電動式ハンドルロックにおいて、ハンドルロック機構部のロックピン位置設定が不適切かつ構成部品の強度が不足しているため、ハンドルロック時にロックピンがロックホールに入らないと、構成部品のギヤに衝撃が加わり破損することがある。

そのため、ロックピンが動かなくなり、最悪の場合、ハンドルロックの施錠又は解錠ができなくなるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、電動式ハンドルロック機構部を対策品と交換する。

ホンダ　X-ADV 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

ホンダ　X-ADV 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

カトウ　カトウ KR-25H型ラフター　他 計5型式 計5車種を対象(19日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(ハイカレントヒューズ接続端子)

・状況及びその原因
ホイール・クレーン等の電気装置において、ハイカレントヒューズに接続しているケーブル接続端子の選定が不適切なため、ケーブル接続端子がヒューズホルダ筐体の一部と干渉し、固定が不確実となり緩みが生じるものがある。

そのため、そのまま使用を続けると、

①ケーブル接続端子固定ボルトが緩み、接触不良となりバッテリーが充電されず、チャージ不良の警告灯が点灯し、最悪の場合走行不能となるおそれがある。

②ケーブル端子接続部の電気的な接触抵抗の増加によりケーブル接続端子部が発熱し、ヒューズホルダが溶損、最悪の場合火災に至るおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ハイカレントヒューズに接続しているケーブル接続端子とヒューズ間にワッシャを追加し、ヒューズホルダ筐体との干渉を解消する。

また、ヒューズホルダの状態を点検し、溶損している場合は新品に交換する。

カトウ　カトウ KR-25H型ラフター　他 計5型式 計5車種のリコール届出一覧表

カトウ　カトウ KR-25H型ラフター　他 計5型式 計5車種の改善箇所説明図

ダイハツ　ハイゼット　他 計36型式 計7車種を対象(20日)

・不具合の部位(部品名)
かじ取り装置(ステアリングギヤ)

・状況及びその原因
ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。

水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。

ダイハツ　ハイゼット　他 計36型式 計7車種のリコール届出一覧表

ダイハツ　ハイゼット　他 計36型式 計7車種の改善箇所説明図

三菱　GOE25　他 計14型式 計41車種を対象(21日)

・不具合の部位(部品名)
方向指示器(ターンユニット)

・状況及びその原因
方向指示器のターンユニットの設計が誤っているため、方向指示器が断線等不具合を起こした場合に運転者にその警告が示されない。

そのため、方向指示器の故障に気づかず運転し続けるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ターンユニットを交換し規定の機能を持つ方向指示器にする。

三菱　GOE25　他 計14型式 計41車種のリコール届出一覧表

三菱　GOE25　他 計14型式 計41車種の改善箇所説明図

三菱　GA552　他 計6型式 計24車種を対象(21日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(ワイヤハーネス)

・状況及びその原因
農耕トラクタのメータパネル内のワイヤハーネスに於いて、ワイヤハーネス図面の保護指示が不適切なため、ワイヤハーネスとブレーキペダルの戻りスプリングを掛けるプレートが接触しているものがある。

そのため、走行中の振動等により、当該ワイヤハーネスが摩耗により損傷して内部電線の短絡を起こし、最悪の場合、ワイヤハーネスが焼損して火災となるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ワイヤハーネスのコネクタ根元の素線部へ保護材を貼り付けワイヤバンドで固定し、ブレーキペダルの戻りスプリングを掛けるプレートの角部へ保護ゴムを追加し配策経路の点検を行う。

また、ワイヤハーネスに損傷が見られるものは、補修またはワイヤハーネスを新品に交換する。

三菱　GA552　他 計6型式 計24車種のリコール届出一覧表

三菱　GA552　他 計6型式 計24車種の改善箇所説明図

共立　SSV6053FS 計1型式 計1車種を対象(24日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置(パーキングブレーキレバー)

・状況及びその原因
農業用薬剤散布車のパーキングブレーキレバーの強度が不足しているため、フックとギヤの噛み合わせが不適切になり当該フックが変形する場合がある。

そのため、そのままの状態で使用を続けるとフックとギヤが噛み合わず、最悪の場合、パーキングブレーキが解除され駐車出来なくなるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、パーキングブレーキレバーを対策品に交換する。

共立　SSV6053FS 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

共立　SSV6053FS 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

日野　日野レンジャー 計41型式 計1車種を対象(24日)

・不具合の部位(部品名)
警音器(警音器)

・状況及びその原因
中型トラックにおいて、警音器のボディの材質が不適切なため、インナーフェンダの隙間から侵入した融雪剤を含む水分が警音器にかかると、警音器内部が腐食することがある。

そのため、警音器が作動しないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、警音器を対策品に交換する。また、一部の車両はインナーフェンダの隙間にシール剤を塗布する。

日野　日野レンジャー 計41型式 計1車種のリコール届出一覧表

日野　日野レンジャー 計41型式 計1車種の改善箇所説明図

日産　GT-R 計1型式 計1車種を対象(27日)

・不具合の部位(部品名)
前席座席ベルト装置(シートベルトリトラクタ)

・状況及びその原因
前席の座席ベルトの巻取り装置(リトラクタ)において、内部の部品加工が不適切なため、乗員拘束力制御機構(シートベルトの拘束力を一定レベルに保つもの)が正しく機能しないものがある。

そのため、衝突等による衝撃を受けた場合の乗員の保護性能を満足しないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、前席座席ベルトを良品に交換する。

日産　GT-R 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

日産　GT-R 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

2022年10月のリコール届出情報(輸入車)

ポルシェ　911 Carrera　他 計9型式 計11車種を対象(5日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置(ブレーキブースター警報)

・状況及びその原因
ブレーキブースター警告装置において、インストルメントクラスタのプログラムが不適切なため、ブレーキブースターの故障時に警告灯が点灯せず、警告メッセージ確認後には誤った警告灯が点灯し、保安基準に適合しないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、インストルメントクラスタを対策プログラムに書き換える。

ポルシェ　911 Carrera　他 計9型式 計11車種のリコール届出一覧表

ポルシェ　911 Carrera　他 計9型式 計11車種の改善箇所説明図

キャデラック　エスカレード 計1型式 計1車種を対象(7日)

・不具合の部位(部品名)
乗員拘束装置(シートベルト)

・状況及びその原因
3列目シートのシートベルトバックルAssy製造時において、マウントブラケットにバックルを保持するためのリベットが適切に形成されてない可能性がある。

この場合、衝突時に乗員を適切に拘束できず、怪我するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、リベットの形成状態を点検し、形成不良があるものはシートベルトバックルAssyを良品に交換する。

キャデラック　エスカレード 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

キャデラック　エスカレード 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

シボレー　コルベット　他 計2型式 計2車種を対象(7日)

・不具合の部位(部品名)
電装品装置(前照灯：ヘッドランプ)

・状況及びその原因
自動ヘッドランプシステムに使用している周囲光センサーが、明るい環境下での出力電圧が設定よりも低いため、ボディコントロールモジュールが周囲照度の状態を正しく判定できなくなり、すれ違い用前照灯が常時点灯してしまう可能性がある。

・改善措置の内容
全車両、ボディコントロールモジュールのソフトウェアを点検の上、必要に応じてアップデートする。

シボレー　コルベット　他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表

シボレー　コルベット　他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図

BMW　BMW 220i　他 計2型式 計2車種を対象(12日)

・不具合の部位(部品名)
その他(ルーフライニング)

・状況及びその原因
ルーフライニングにおいて、Cピラー固定用ホルダーの設計が不適切なため、ホルダーの固定が不十分である可能性がある。

そのため、衝突事故等でサイドエアバッグが作動した際に、ホルダーが外れ乗員が負傷するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ルーフライニングのC ピラー固定用ホルダーをリベットで固定する。

BMW　BMW 220i　他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表

BMW　BMW 220i　他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図

BMW　BMW CE 04 計-型式 計1車種を対象(13日)

・不具合の部位(部品名)
警音器(ホーン)

・状況及びその原因
車両前部のホーンステー取り付けボルトが不適切なため、走行中の振動によってボルトが緩み、当該ホーン付きステーが規定位置から外れるものがある。

そのため、そのまま走行を続けると、最悪の場合、部品がフロントフォーク部に挟まり、ハンドルの舵角に影響をおよぼし転倒するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、ホーンステー取付ボルトを対策品と交換する。

BMW　BMW CE 04 計-型式 計1車種のリコール届出一覧表

BMW　BMW CE 04 計-型式 計1車種の改善箇所説明図

フェラーリ　F8 Tributo　他 計26型式 計24車種を対象(13日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置

・状況及びその原因
制動装置において、マスターシリンダーのブレーキブースター側に装着されている油圧シール部からブレーキフルードがブレーキブースター内に漏れ、ブレーキの一次回路のブレーキフルードがなくなった場合、制動力は二次回路のみで作動する状態となることがある。

その状態でブレーキリザーバータンクのキャップを強く締めすぎていると、ブレーキリザーバータンクの換気が減少してタンク内に負圧が発生し、ブレーキの二次回路のブレーキフルードがブレーキリザーバータンクに戻る可能性があり、最悪の場合、ブレーキが効かなくなるおそれがある。

・改善措置の内容
①全車両、二次回路の制動力を保証するために、ブレーキリザーバータンクのキャップを対策品に交換する。

②メーターパネルに警告メッセージが表示される車種は、メーターパネルのソフトウェアを書き換え、ブレーキフルードの残量不足の警告灯が点灯した場合は、けん引でフェラーリ正規ディーラーに入庫をするように警告メッセージで注意喚起すると共に、ブレーキフルードの残量不足の警告メッセージについて記載したオーナーズマニュアルの補足のリーフレットをお渡しする。

なお、対策品の準備に時間を要することから、まずは全ての使用者に対しダイレクトメールにより連絡し、対策品が準備できた段階で再度連絡し、交換作業を行う。

フェラーリ　F8 Tributo　他 計26型式 計24車種のリコール届出一覧表

フェラーリ　F8 Tributo　他 計26型式 計24車種の改善箇所説明図

フォード　リンカーンMKX 計1型式 計1車種を対象(14日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置(インフレータ)

・状況及びその原因
運転席用エアバッグのインフレータ（膨張装置）において、高い湿度の環境下で温度変化を繰り返すと、ガス発生剤が劣化することがある。

そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損して構成部品が飛散し、乗員が負傷するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、運転席用エアバッグのインフレータを対策品と交換する。

フォード　リンカーンMKX 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

フォード　リンカーンMKX 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

BMW　BMW i4 M50　他 計2型式 計2車種を対象(24日)

・不具合の部位(部品名)
電気装置(高電圧バッテリー)

・状況及びその原因
高電圧バッテリーのセルモジュールの製造不良により、高電圧バッテリーが誤作動するおそれがある。

そのため、稀にではあるが高電圧バッテリーが放電し、最悪の場合、火災につながる可能性がある。

・改善措置の内容
全車両、高電圧バッテリーのセルモジュールを良品に交換する。

BMW　BMW i4 M50　他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表

BMW　BMW i4 M50　他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図

ジャガー　F-PACE　他 計3型式 計2車種を対象(25日)

・不具合の部位(部品名)
灯火装置(後部灯火器モジュール)

・状況及びその原因
テールゲート側に装着されている後部灯火器モジュールにおいて、仕様の間違ったものが装着されていることがある。

そのため、方向指示器並びに非常点滅表示灯が点滅しないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、後部灯火器モジュールを点検し、仕様の異なるものが装着されている場合は良品に交換する。

ジャガー　F-PACE　他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表

ジャガー　F-PACE　他 計3型式 計2車種の改善箇所説明図

ランドローバー　DEFENDER 90　他 計19型式 計8車種を対象(25日)

・不具合の部位(部品名)
座席ベルト等(シートベルトプリテンショナ)

・状況及びその原因
運転席及び助手席シートベルトプリテンショナーにおいて、製造管理が不適切なため、点火剤が内蔵されているチューブが損傷しているものがある。

そのため、事故による展開時にシートベルトの弛みを巻き取ることができず、乗員が過度の傷害を負うおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、運転席及び助手席シートベルトプリテンショナーを点検し、当該チューブが損傷しているものはシートベルトアッセンブリを良品に交換する。

ランドローバー　DEFENDER 90　他 計19型式 計8車種のリコール届出一覧表

ランドローバー　DEFENDER 90　他 計19型式 計8車種の改善箇所説明図

ボルボ　ボルボ XC40 計1型式 計1車種を対象(26日)

・不具合の部位(部品名)
車載式故障診断装置(OBDハーネス)

・状況及びその原因
車載式故障診断装置(OBD)のハーネスにおいて、ハーネス設計工程の管理が不適切なため、配線の接続位置が仕様とあっていないことがある。

そのため汎用の診断器で車両と通信ができないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、OBD のハーネスの配線を正規の位置に修正する。

ボルボ　ボルボ XC40 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

ボルボ　ボルボ XC40 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

ポルシェ　Macan　他 計69型式 計19車種を対象(26日)

・不具合の部位(部品名)
制動装置(ブレーキブースター警報)

・状況及びその原因
ブレーキブースター警告装置において、インストルメントクラスタのプログラムが不適切なため、ブレーキブースターの故障時に警告灯が点灯せず、警告メッセージ確認後には誤った警告灯が点灯し、保安基準に適合しないおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、インストルメントクラスタを対策プログラムに書き換える。

ポルシェ　Macan　他 計69型式 計19車種のリコール届出一覧表

ポルシェ　Macan　他 計69型式 計19車種の改善箇所説明図

ルノー　ルーテシア　他 計4型式 計2車種を対象(27日)

・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料ポンプ)

・状況及びその原因
燃料ポンプのインタンクユニットにおいて、樹脂製インペラーとカバーのクリアランス設計値が不適切なため、燃料温度上昇等によって変形した樹脂製インペラーがカバーと接触することがある。

そのため燃料ポンプモーターが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、インタンクユニットを対策品と交換する。

ルノー　ルーテシア　他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表

ルノー　ルーテシア　他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図

アウディ　アウディ A6 55Tq　他 計2型式 計2車種を対象(27日)

・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(アンチロールバー)

・状況及びその原因
アンチロールバーにおいて、端部の加工工程が不適切だったため、端部に微小なひび割れが発生し、素材が損耗するものがある。

車両の使用により損耗が増加し、アンチロールバーがパイプ形状から扁平形状へ移行する端部部分で破断し、異音が発生するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、当該アンチロールバーを対策品と交換する。

アウディ　アウディ A6 55Tq　他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表

アウディ　アウディ A6 55Tq　他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図

フォルクスワーゲン　VW ゴルフ 1.2/77kW　他 計2型式 計2車種を対象(27日)

・不具合の部位(部品名)
原動機(可変バルブタイミングユニット)

・状況及びその原因
可変バルブタイミングユニットにおいて、構成部品のスプロケット表面の加工が不適切なため、取付ボルトが緩むものがある。

そのため、当該ユニットが適切に作動せず、エンジン警告灯が点灯しエンジン不調となり、最悪の場合、走行中に当該ユニットが破損して、エンストして再始動不能となるおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、可変バルブタイミングユニットを対策品と交換する。

フォルクスワーゲン　VW ゴルフ 1.2/77kW　他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表

フォルクスワーゲン　VW ゴルフ 1.2/77kW　他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図

2022年10月の改善対策届出情報(国産車)

ダイハツ　ムーヴ　他 計12型式 計6車種を対象(20日)

・不具合の部位(部品名)
その他(スマートアシスト用カメラ)

・状況及びその原因
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがある。

そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下するおそれがある。

・改善措置の内容
全車両、カメラブラケットに接着補強材を追加する。

ダイハツ　ムーヴ　他 計12型式 計6車種の改善対策届出一覧表

ダイハツ　ムーヴ　他 計12型式 計6車種の改善箇所説明図

さいごに

以上が、2022年10月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。

対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。

リコールもそうですが、日々のクルマのチェックを怠らず、いつでも安全な状態で運行ができるようにしましょう

この記事の参考URL：https://www.mlit.go.jp/jidosha/recall.html