金属製と同等の性能を発揮する、布製タイヤチェーンが今注目!取り付け時間は驚異の3分で完結する、簡単装着も魅力。

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いよいよ冬シーズン到来ですが、クルマを冬用に向けて準備はされていますか?

今年の冬(2022年12月~2023年2月)は、ラニーニャ現象が続く可能性が高く、日本付近では冬型の気圧配置が強く、西日本、東日本を中心に寒さが厳しく、日本海側では雪が多くなる見込みとなっております。

クルマを冬用に準備するとなると、一般的には「スタッドレスタイヤ」に交換するか「タイヤチェーン」を取り付けて走行するなどの対策がありますが、皆さんはどのように今冬の準備をしますか?

そこで、今回は雪道の滑り止めとして従来の金属製タイヤチェーンとは異なる、布製のタイヤチェーンであるイッセ社の「スノーソックス」を紹介します。

布製でありながらも金属チェーンと同等のパフォーマンスを発揮し、軽量、コンパクト、劣化しないという素晴らしい特徴を兼ね備えているのが魅力的。

装着の所要時間も、わずか3分で行えることからタイヤチェーンの装着に慣れていない方でも簡単に装着できるのも魅力的だ。

それでは、スノーソックスの特徴を見ていこう。

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スノーソックスの特徴とは?

スノーソックス 取り付けイメージ

取付方法は、わずか3分で老若男女問わず簡便である

スノーソックスの取り付けは非常に簡単になっており、タイヤカバーを被せるようにしていくだけ。

地面についていない部分を被せたら、クルマを少し移動させ残りの半分を被せるだけの、簡単操作で取り付けが可能となる。

ジャッキアップの必要性もなく、製品の重さ自体もパッケージ込みで1.5kg以下であるため、力の弱い女性や年配の人でも問題無く使用できます。

イッセ社のパンフレットに記載されている所要時間は「3分」となっているが、これはかなり余裕を持った時間になっており、実際に取り付けるとなると、2分もかからず取り付けられてしまうのだ。

ただし、実際に取り付けるとなると、雪のあるシーンで尚且つ坂道などの条件が悪いところで装着することを考慮して、メーカーは3分という取り付け時間を設定している。

スノーソックスの性能、サイズバリエーションについて

スノーソックス 性能

布製のタイヤチェーンと聞いて、気になるのは性能面だ。

スノーソックスは、制動・加速・登坂性能で金属チェーンと同等の性能をもち、日本のチェーン規制にも適合しているのだ。

さらには、日本の基準をクリアしているだけでなく、欧州標準化委員会が2020年に制定した規格EN16662-1にも準拠し、アメリカ運輸局認定チェーンにも選ばれているので、性能面ではお墨付きの信頼性となっている。

スノーソックスのサイズについては、軽自動車から高インチタイヤを履いているSUVまで、ほぼ全タイヤサイズに適合している。

さらに、トラックやバスなどの大型車両用も展開されており、国土交通省の除雪車などへの提供も行っている。

また、これまでタイヤとタイヤハウスとのクリアランスが狭い車にも対応しているため、これまでタイヤチェーンを諦めていたオーナーにも朗報となっている。

スノーソックスのラインアップには、「標準モデル」「高品質モデル」「トラックモデル」と3種類あり、高品質モデルは制動性や耐久性に優れているのが特徴だ。

スノーソックス開発には、フォークリフトの滑り止めとして開発されたことがルーツ

スノーソックスの開発には、フォークリフトが工場内の雪によりスリップしたことから始まったそうで、フォークリフトのスリップを止めるために、地面に布を敷いたところ普通にフォークリフトを操縦できたのであった。

この発想をもとに、地面に敷くのではなくタイヤに取り付けてもスリップせずに走れるのではないか、と考え出された。

グリップする仕組みは、まずスノーソックスが水分を吸収してタイヤと路面の摩擦面積が拡大します。

吸収した水分はタイヤが回転したときの遠心力で排出され、水分が少ないアイスバーンなどでは繊維が張り付いてグリップ力が増すという仕組みとなっている。

日本仕様には、最高の商品を提供するために努力を惜しまない

イッセ社のスノーソックスの開発プロジェクトがスタートして、製品テストはスペインだけでなく、ヨーロッパ各国、様々な場所で行われました。

販売の際には、特許の取得や各国の認定を取得しなければならないため、かなり苦労した経緯もある。

そしてヨーロッパでの販売が安定したのち、日本市場に参入することを決めました。

ただ、日本市場に参入するにあたり、日本は世界一製品の信頼性など要求度が厳しい国であり、つねに最高の商品を提供し続けるために大きな努力を要したといいます。

日本市場参入は3年前に始まったが、日本市場向けにパッケージを変え、商品を改良し、世界一厳しい日本の品質標準を満たすための努力を重ねたのだ。

その結果、日本で発売されているスノーソックスの仕様については、他国で発売されているものよりも、縫合部分の糸の強度が10倍だったり、黒いゴムバンド部分の強化が計られていたりなど、日本の高い製品信頼度の要求に応えるべく、改良を施しているようで、商品の信頼性は高いものとなっている。

さいごに

クルマを冬用に準備するにあたって、選択肢が増えた気がしますね。

やはり、冬になるとクルマのタイヤをどのように対策するか悩みますが、今回紹介したスノーソックスは簡単に取り付けられる上、性能も従来のタイヤチェーン同等となるため、使用するシーンを選ばないことが特徴であると思います。

筆者の生活圏は、雪が多く降る地域ではないが、たまに降雪することもあるので、スノーソックスのように簡単に取り付けられる商品は利便性の高いものと感じます。

雪があまり降らない地域の方でも、雪の降ることが多い地域の方でも問題なく使えるため、選択肢の1つになるだろう。

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