プジョー 5008(PEUGEOT 5008)は、2009年に初代モデルが登場し、2017年に現行型である2代目が登場した。
初代モデルでは、ミニバンスタイルを持つモデルであったが、2代目から一転SUVスタイルへと変更された。
しかし、乗車定員は7名の3列シートとなっており、先代と変わらないパッケージングで利便性を失わず使い勝手の良いものとしている。
2021年1月27日に、現行型となる2代目にマイナーチェンジを行い、発表・販売を開始しました。
リデザインされたエクステリアに、刷新されたシート、先進運転支援システムの強化など生まれ変わった5008はいかがなものか?
今回は、プジョー 5008について紹介します。
5008の価格は
グレード | エンジン | 価格 |
5008 Allure BlueHDi | 2.0L BlueHDiディーゼルターボ | 460万0,000円~ |
5008 GT | 1.6L PureTechガソリンターボエンジン | 467万2,000円~ |
5008 GT BlueHDi | 2.0L BlueHDiディーゼルターボ | 501万6,000円~ |
よりSUVらしいダイナミックなフォルムのロングボディが存在感を放つエクステリアデザイン
彫刻的なフレームレスグリルとライオンの牙をモチーフにしたLEDデイライト、その横に配されたサイドスクープの迫力が織りなす、大胆でモダンな顔つきによって、たくましさとエレガンスの完璧な調和を演出します。
フロントフェイス
精緻にデザインされた大型のフレームレスグリルは、ヘッドライトの下部にまで広がるサイドのフィンとつながり、ワイド感を強調しています。
GTには、繊細なグリッドがダイナミックに広がるスポーツグリルを、Allureには、洗練された印象のグリルデザインを採用している。
ボンネットの先端には5008のエンブレムを配置しています。
フルLEDヘッドライト
GTにはフルLEDヘッドライトを採用し、夜間運転時の視認性、安全性を向上させるスタティックコーナリングランプ、リアフォグ点灯時に光度と角度を自動調整するフォグモードも備えている。
Allureには、精悍なLEDヘッドライトを採用している。
LEDリアコンビネーションランプ
プジョーのシンボルである、ライオンのかぎ爪から着想を得たリアコンビネーションランプは、新たに立体的な造形とシーケンシャルインジケーターを採用しました。
ボディ左右にわたるブラックバンドとともに、モダンな印象のリアセクションを構成しています。
パノラミックサンルーフ[GTにオプション設定]
リアシート頭上まで広がり、すべての乗員に圧倒的な開放感をもたらすパノラミックサンルーフは、ガラスルーフの前半分は開閉可能で、外気の取り入れなどに便利だ。
紫外線や熱線をカットするスーパーティンテッドガラスと電動メッシュシェードは陽射しが強い時でも室内を快適に保ち、四季を問わず爽快なドライビングが楽しめる。
パークアシスト[GTにオプション設定]
車庫入れや縦列駐車時に駐車可能なスペースを検知し、そのステアリング操作を自動で行うパークアシストを採用しています。
運転者はシフトチェンジとアクセル/ブレーキ操作だけで駐車ができるので、運転操作の負担が軽減されます。
縦列駐車からの発進、車庫入れのパターンは、タッチスクリーンで選択することが可能だ。
ラゲッジスペース
3列目シートを格納すれば702L、さらに2列目シートバックをすべて折りたためば1,862Lの大容量スペースを持つラゲッジスペースを有する。
さらにワンタッチで脱着可能な3列目シートを完全に取り外せば、床下には約38Lの収納スペースが現れ、また助手席シートバックを前方に折りたためば、最長約3.2mの長い荷物も積載可能です。
また、リアバンパーの下に足を入れ、少し動かすだけでゲートが自動で開くハンズフリーテールゲートを標準装備しているので、両手で荷物を抱えている時や雨の日など、さまざまな場面で役立つ便利な機能です。
開閉操作はダッシュボード、またはスマートキーのボタンでも行うことができます。
大容量ラゲッジスペースに、利便性も兼ね備えさらに使い勝手が良くなりました。
プジョーの定番となるi-Cockpitとともに、先進性と快適性を兼ね備えたインテリアデザイン
軽快なハンドリングを実現する小径ステアリングホイールと、その上に配置されることで運転中の視線移動を最小限にするヘッドアップインストルメントパネルの配置にはこだわりが見受けられる。
そして直感的な操作を可能にするタッチスクリーンやトグルスイッチを採用し、これらの要素によって構成されるi-Cockpitが、行動範囲を広げる5008の運転をさらに愉しめるものにする。
デジタルヘッドアップインストルメントパネル
コントラストを高め、精細なデジタルグラフィックスに進化した12.3インチの大型ディスプレイが、運転中の多彩な情報を分かりやすく表示します。
表示コンテンツには、標準的なメーターディスプレイモードから表示情報をカスタマイズできるパーソナルモードまで、4つのモードから自由に選択することができる。
8インチタッチスクリーン
直感的な操作を可能とするタッチスクリーンには、スマートフォン接続機能が可能な「ミラースクリーン」を搭載しているので、使い慣れているスマートフォンと連動ができドライブの快適性を演出します。
シートマテリアル
GTのシートには、テップレザー&アルカンタラで、なめらかな手触りのナッパレザーシートをオプション設定しています。
Allureには、テップレザー&ファブリックを採用している。
各シートにはスタイリッシュなステッチが施され、上質な空間を演出している。
シートコンフォート
GTには、運転席メモリー付パワーシートとシートヒーターを装備し、さらに空気圧を調整して肩から腰部を支える運転席マルチポイントランバーサポートも備え、ロングドライブでも快適に過ごすことができます。
いずれもトルクフルな加速と優れた燃費性能を発揮する2種類のエンジンに、EAT8を組み合わせたスムーズでダイナミックな走行性能
2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン
ディーゼルエンジンを作り続けてきた長い経験と技術、そして革新的なクリーンテクノロジーの融合、それがプジョーが生み出したBlueHDiです。
最高出力130kW(177PS)/3,750rpm、最大トルク400Nm/2,000rpmを発揮するクリーンディーゼルエンジンBlueHDiは、低回転からの強力なトルクは、乗員や積載量が多い場合でもそれを感じさせない優れた加速性能をもたらします。
2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン搭載車の燃費は
モード | 数値 |
JC08モード | 21.2km/L |
WLTCモード | 16.6km/L |
1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン
軽量コンパクトで、優れた燃費性能を持ちながら、自然吸気2.0Lクラスのエンジンを凌ぐパワーとトルクを誇るプジョーの中核を成す1.6Lガソリンターボエンジンを3008に採用しています。
最高出力133kW(180PS)/5,500rpm、最大トルク250Nm/1,650rpmを引き出し、すべての回転域で効率の良い過給を行うツインスクロールターボチャージャーにより、低回転からの豊かなトルクと伸びやかな加速フィーリングを実現します。
1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン搭載車の燃費は
モード | 数値 |
JC08モード | 17.5km/L |
WLTCモード | 15.6km/L |
EAT8(8速エフィシェント・オートマチック・トランスミッション)
シフトバイワイヤ技術による軽量コンパクトな設計で、なめらかなギアシフトがすべての速度域でエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出し、優れた燃費性能と小気味よい走りを可能にする。
パドルシフトを使用すれば、ステアリングから手を離すことなくマニュアル感覚の軽快なシフトワークも楽しむことが可能だ。
最新世代のADAS(先進運転支援システム)を搭載し、さらに安全でストレス軽減に寄与する
周囲の状況をつねに把握して、危険があれば警告や動きを制御することで、街乗りから高速道路まで、さまざまな場面で運転をサポートしてストレスを軽減します。
5008は、アップデートされた最新世代のADAS(先進運転支援システム)を全方位的に搭載し、万一のリスクを軽減し、純粋なドライビングの愉しさを提供します。
アドバンスドグリップコントロール
路面状況に応じて走行モードを切り替えることで、トラクションコントロールとブレーキが駆動輪を最適に制御し優れた走破性を生み出すのがアドバンスドグリップコントロールです。
急斜面の下り坂でも走行安定性を保つヒルディセントコントロールは、5%以上の勾配の下り坂を走行する際にシステムを作動させると速度を約5km/h未満に抑えることができ、運転者はブレーキングをすることなく、ステアリング操作に集中することができます。
アクティブセーフティブレーキ
前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
作動範囲は約5~140km/hとなっており、約80km/h以下では停止車両を、約60km/h以下では歩行者も検知して追突事故などの危険を回避、あるいは衝突の被害を軽減します。
検知するカメラの精度を上げることで、二輪車や夜間走行の検知能力を高めて進化させている。
アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)&レーンポジショニングアシスト
前方車両の速度と距離を検知し、一定の車間距離を保つアクティブクルーズコントロールは停止・発進機能を搭載しています。
前方車両が停止すると車間距離を保ちながら自動で停車し、その後前方車両が再発進した場合、停止後3秒以内であれば自動的に再発進、3秒以上経過した場合はワンタッチで設定速度まで回復することができる。
レーンポジショニングアシストは、アクティブクルーズコントロールの作動中ほぼ全速度域でステアリング補正を行い、車線内の一定の位置を保ったまま走行できるシステムで、ふらつきなどによる車線逸脱を防止する。
プジョー5008専用設計のフロアマットになります。
カーボンファイバー調のデザインながら、素材はラバーとなっているのでまるごと水洗いなど可能なのでお手入れも楽です。
さいごに
プジョー 5008はいかがだったでしょうか?
マイナーチェンジによって、フレームレスとなったフロントグリルや、今やプジョーのアイコンとも言える「セイバー」と呼称される縦型のデイタイムランニングランプ、リアには初のフルLEDテールランプを装備するなど、より現代らしい装備が多く含まれている。
インテリアでは、7座独立シートを採用することで全ての乗員が快適に過ごせるし、多彩なシートアレンジによって広大なラゲッジスペースを持つところも、7人乗りSUVとしてのアドバンテージは高い。
7人乗りとして、乗車定員を多く確保しながら、SUVらしい圧倒的な存在感を放つ5008は、様々なシーンで活躍するクルマとなるだろう。
この記事の参考URL:https://www.peugeot.co.jp/range/suv-peugeot-5008.html
クルマのサブスクはKINTO
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