クルマ好きの中にも様々なジャンルがある?ルーレット族の他にも、存在している族とは?

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こんにちは、SCPです。

新型コロナウィルスが流行し始めたのが、2019年の暮れ頃からでしたが、その後政府は緊急事態宣言などの措置で不要不急な外出を控えるように、全国民が努力をしてきました。

これにより、外出する人手が大幅に減少したことにより、東京都内にある首都高速道路をサーキットのように見立て、制限速度を大幅に超過し周回する集団が増加したというニュースが報道されていました。

いわゆる「ルーレット族」と呼ばれる集団だが、未だコロナウィルスの収束が見えないことから、緊急事態宣言下よりは交通量が増えているが、依然コロナウィルスが流行する前の交通量と比べると全然少ないのが現状だ。

やはり、普段より交通量が少ない首都高はルーレット族の格好の走り場なのだろう。

しかし、ルーレット族が起こす事故により通行止めや渋滞に巻き込まれることも、ちょくちょくTVのニュースで見ることがあるので一般の方や仕事で利用しているドライバーにとっては迷惑この上ない行為だ。

ルーレット族が最近では話題になっていますが、過去を遡ると「〇〇族」と呼ばれる集団が存在していることはご存知ですか?

今回は、ルーレット族を含む〇〇族と呼ばれる集団についてお話します。

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クルマ好きにはどんな族(ジャンル)がいる?

ルーレット族

族 ルーレット族

冒頭でもお話したルーレット族ですが、東京都内にある首都高速道路の「都心環状線」をグルグルと回る集団のことを指します。

深夜帯の交通量が少ない時間を狙ってタイムアタックに繰り出し、また辰巳や箱崎などのパーキングに集結しては、情報交換をしたり走り出すチャンスを伺っていたりしていた。

ルーレット族をイメージとしたTVゲームや映画なども登場するほど、影響は大きいものであり、これにより首都高速の名前が広まった為、警察による取締も強化されました。

自動速度取締機(オービス)の大量設置や、最新の持ち運びが容易な「移動式オービス」の運用もされているということから、下火になっているのは間違いないが、完全に消滅しているといわけではないが減少傾向にあるのは確かだろう。

今後も、ルーレット族による取締や事故などが多発していけば、取締する側も厳しくせざるを得ないので、減少は免れないだろう。

環状族

族 環状族

環状族とは、大阪環状線(阪神高速1号環状線)を周回し、速さを競ったり、集団で隊列を組んで暴走行為を行うなど昭和60年代を中心とした全盛期には多くの走り屋が集結していた。

走っている車種は、ホンダのシビックを直管マフラーに改造している車両がメインとなっており、環状族の代名詞になる独特な文化を持つのが環状族である。

筆者も動画サイトで、環状族の動画を見たことがあるが、パトカーを妨害し空ぶかしによる威嚇を行っている動画を見たことがあるが、ルーレット族とは似て非なるものである。

ドリフト族

族 ドリフト族

ドリフト族には、大きく2つに棲み分けがされており、その中の1つは峠などの山道を上ったり下ったりして、カーブでは車体を横滑りさせながらコーナリングをするなどをしていた、峠のドリフト族です。

人気漫画の「頭文字D」により、ハチロクは今でもコアなファンに人気があり、ドリフト仕様のハチロクをたまに見かけることがあります。

頭文字Dの中では、レース方式でやっていますが実際のところは、コーナリングをドリフトで回る事によって、その走り姿の格好良さを追求していた部分が多いと感じられる。

ただし、現代では有名な峠(走りスポット)のカーブには、キャッツアイやコーンなどを設置し車線をはみ出すコーナリングができないよう施されているところが多く、峠の走り屋はほとんど消滅したと言っても過言ではないだろう。

もう1つのドリフト族は、夜間の埠頭などで行われるドリフト族だ。

筆者はかなり昔に大黒ふ頭でドリフト族が存在した頃、ギャラリーに行ったことがありますが、大きめの交差点を中心として交差点をドリフトで回りきり、その後の直線区間もドリフトをしながら走行をする、いわゆる「直ドリ」をして走る姿など、中々インパクトのあることをやっていました。

何度か、ギャラリーに行きましたがどんどん警察への通報が多くなり、ドリフト族が集結する前にパトカーでパトロールするなど、ドリフト族を寄せ付けないようにし、衰退していきました。

しかし、これは公道での話で、今やドリフトは競技として行われており、サーキットで行う「D1グランプリ」などが高い人気を得ており、ドリフト族もサーキットにて行うことがメジャーとなり楽しんでいることだろう。

湾岸族

族 湾岸族

湾岸族は、首都高速道路の「湾岸線」を主に走っており、直線距離の長い区間で最高速を狙って走る集団だ。

こちらも、人気漫画の「湾岸ミッドナイト」のような世界観があり、日産GT-Rやトヨタスープラなどの大排気量ターボ車が多く存在していた。

最高速を狙うのが目的であり、ハイスピード走行を続けるわけではなく、その一瞬の最高速に達したらアクセルを離して終わりにするという走り方が多いのも独特な文化である。

取り締まる側の警察もマツダRX-7のパトカーを投入するなど話題は多く、大阪においても阪神高速5号湾岸線をステージに走る人が増えた。

ゼロヨン族

族 ゼロヨン族

ゼロヨン族とは、公道で0-400mの加速タイムを競う「ゼロヨン(ドラッグレース)」を行なっていた集団だ。

埠頭で行われていることが多く、過激なチューニングを施し参加するものや、ノーマルに近い車両でも参加することが出来るため、ギャラリー含め賑わっていた。

しかし、警察の取締り強化や夜間の進入禁止などで少しずつ減少傾向にあり、他にも暴走行為を行なうことで厳しい刑事罰(2年以下の懲役/50万円以下の罰金)や行政処分(基礎点数25点)も、少なからず影響しているだろう。

音響族(ウーハー族)

族 音響族

こちらは、これまでの走り系の集団とはまた違う、カーオーディオを大型なものに改造し音楽を爆音で鳴らしクルマの周囲で踊るなどの行為をする集団だ。

設置するスピーカーは、ラゲッジスペースをビッシリと埋めるほどの大型スピーカーやサブウーファーを搭載し、さらにスピーカーの向きにもこだわりがあり、スピーカーの表側が車内の方向に向いていたら「内向き」、スピーカーの表側が車内とは反対方向に、外に向かっている場合が「外向き」となっており、外向きにすることで見た目やギャラリーのウケが良かった。

さいごに

族 さいごに

いろんな、族(ジャンル)がありましたね。

懐かしいものから、未だに人気のあるものから、クルマ好きの方にも色々なジャンルがあることが分かりました。

筆者の個人的には、若い頃よく大黒ふ頭や大黒PAに遊びに行くことがあったので、埠頭でのドリフト族やPA内の音響族など記事にしていてメチャクチャ懐かしさが込み上げてきました。

良い意味で一般の方たちが作り上げるコミュニティとなっているので、賑わうのは大いに賛成ですが、他の方に迷惑になるような行動は、自分の遊び場を自分で潰していくことになりますので、しっかりとルール内で遊ぶようにしましょう!

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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