アメリカンSUVの雄としても人気の高いジープ(Jeep)社が、2030年までの電動化計画を発表!2023年以降には、フルエレクトリックSUVも続々登場

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ラングラー、チェロキーなど日本国内でも人気の高い「ジープ(Jeep)社」が、2022年9月8日にYouTubeの公式チャンネルで公開した動画の中で、「2025年末までに北米とヨーロッパでフルエレクトリックSUVを4モデル導入する」といった計画を掲げました。

さらに、包括的な製品計画の一環として2030年までに販売する新車を、アメリカでは50%、ヨーロッパでは100%をフルエレクトリックにする予定と発表しました。

また、北米をはじめとする世界各地で販売する2台のフルエレクトリックSUVの新型「リーコン」と新型「ワゴニア」、さらに2023年初めにヨーロッパの各市場に加え、日本などでも発売する新型「アベンジャー」を公開しました。

各メーカーが、EV車のリリースを積極的に行っている中、ジープ社も追随する形でEV車のラインアップを強化してきました。

今回は、ジープ社からラインアップされるEV車についてお話します。

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ジープはエレクトリックSUVのリーダーになることを目標と掲げる

ジープ電動車 給電

ジープは、アメリカで最も売れているプラグインハイブリッドのラングラー 4xeや、グランドチェロキー 4xeが成功した背景に、エレクトリックSUVのラインアップを拡充しており、ジープ独自の4×4性能をさらに拡張するための製品開発を進めているとしている。

このEV化計画によって、日本市場では未導入ではあるが、ジープ社のフラッグシップモデルである「ワゴニア」も2023年に新型の発表予定をしており、これまでのモデルと異なりEVのみのラインアップとなる見込みだ。

さらに、2030年には全製品レンジでバッテリーEVを提供する計画となっていて、モデル数、セグメントシェア、販売台数の面でジープがエレクトリックSUVのリーダーとなると掲げています。

ジープ社のEV化計画への本気度がうかがえる内容だ。

2023年以降に登場予定のEV車とは?

2023年以降にリリースされる、ジープ社の新型車について紹介します。

ブランド初のフルエレクトリックSUV「アベンジャー」は日本でも導入予定

ジープ電動車 アベンジャー

ジープ社初のフルエレクトリックコンパクトSUVであるアベンジャー」は、2022年10月17日に開幕するパリモーターショーでワールドプレミアを予定しています。

ワールドプレミア同日に、ヨーロッパで予約注文の受付をスタートし、2023年初めにはショールームでの展示を開始するとし、ヨーロッパの各市場に加え、日本などでも販売を予定しているなど、注目されるモデルの1つとなるだろう。

アベンジャーはヨーロッパ向けに最適化されながら、ジープならではの性能を備え、最大航続距離は400キロとなっている。

モダンなインテリアにジープの最先端のテクノロジーを満載し、広々とした室内空間も実現していることから、ジープ社初となるフルEV車としては気合いの入ったモデルと期待している。

北米市場でのデビュー作となる、「リーコン」

ジープ電動車 リーコン

北米市場での、フルエレクトリックSUVとしてはじめにデビューするのが、「リーコン」になります。

新型となるリーコンの開発コンセプトは、極限のアドベンチャーを静寂の中で、4×4性能を兼ね備えたEVで成し遂げたい人たちに向けて開発したという経緯があり、本格的なオフロード性能によりアメリカでもっとも過酷と言われる、ネバダ州からカリフォルニア州にかけて続くルビコン・トレイルを走破する性能を備え、走り抜いたあとに市街地へ戻るのに十分な電費性能も備えているのが特徴。

2023年に実車を発表し、2024年に北米で生産をスタートします。

予約注文の受付は北米で2023年初めより開始する予定で、その後ヨーロッパ含む世界各地で販売される。

新開発となるフルエレクトリック「ワゴニアS」

ジープ電動車 ワゴニアS

ワゴニアシリーズに加わるフルエレクトリックSUVとしてコードネーム「ワゴニアS」が新たに登場しました。

プレミアムSUVセグメントの新たなベンチマークになるとし、ユニークかつ空力に優れたデザイン性とジープならではの4×4性能を兼ね備えたモデルだとしている。

最大出力は、驚愕の600馬力を絞り出し、0-100km/hではわずか3.5秒という俊敏さを持ち、フル充電状態では約640キロの航続可能距離を実現するパフォーマンスを持った高効率なプレミアムSUVに進化している。

リーコン同様、2023年に実車を発表し、2024年に北米で生産をスタートし、予約注文の受付は北米で2023年初めより開始する予定で、その後ヨーロッパ含む世界各地で販売される。

さいごに

各メーカーのEV化が激化している中、遂にジープもEV車のラインアップを強化し、今後のスケジュールについても明確になってきました。

個人的なイメージでは、無骨でパワフルで、悪路走破性の高い運動性能を持ち合わすSUVというイメージだが、EV車になってもここの部分は無くしておらず、EVになっても今までと同様、もしくはエレクトリックパワーを活かして、さらにパワーの向上が図られると同時に、実用性も兼ね備えるといった正常進化版と言えるだろう。

なお、今回の発表は主に北米とヨーロッパを対象としたものだが、他の地域の具体的な計画は後日発表される予定となっている。

4xeこそが新たな4×4と謳うジープは、そのデザインと比類なき4×4性能、そして電動化との組み合わせによって、SUVのマーケットをまったく新たな境地へと開拓している。

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