今回は、前回の2023年(1~12月)年間販売台数ランキング30位~21位に引き続き、「20位~11位」をお伝えします。
いよいよ、トップランキングも佳境に入ってきました。
トップ10前の20位~11位までのランキングをどうぞ!
- 2023年、年間販売台数ランキング20位~11位
- 第20位 トヨタ クラウン 43,029台 242.2%(前年比)
- 第19位 ホンダ ステップワゴン 44,157台 116.3%(前年比)
- 第18位 スズキ ソリオ 47,983台 115.4%(前年比)
- 第17位 トヨタ アルファード 53,086台 88.1%(前年比)
- 第16位 トヨタ ランドクルーザー 55,263台 156.2%(前年比)
- 第15位 ホンダ フィット 57,033台 94.6%(前年比)
- 第14位 ホンダ ヴェゼル 59,187台 116.7%(前年比)
- 第13位 トヨタ ライズ 64,995台 77.7%(前年比)
- 第12位 トヨタ ハリアー 75,211台 220.0%(前年比)
- 第11位 日産 セレナ 75,673台 131.6%(前年比)
- さいごに
2023年、年間販売台数ランキング20位~11位
第20位 トヨタ クラウン 43,029台 242.2%(前年比)
クラウンは、1955年に初代モデルが販売され、現行型は16代目となり2022年より販売されています。
先代の15代目までは、正統派セダンといった車種であったが、16代目よりボディタイプを刷新し、全く新しいクラウンとして登場しました。
現行型より、4つのボディタイプのバリエーションをもたせ、セダンとSUVを融合させたクーペライクシルエットを特徴とする「クロスオーバー」、ハッチバックモデルの「スポーツ」、SUVモデルとして約15年ぶりの名称復活を果たす「エステート」、「セダン」というラインアップとなる。
さらに、これまで日本国内専売モデルとして販売されていたが、16代目より海外へグローバル販売される事になりました。
クラウンシリーズの躍進に期待がかかります。
第19位 ホンダ ステップワゴン 44,157台 116.3%(前年比)
ステップワゴンは、初代モデルが1996年より販売され、現行型は6代目となり2022年より販売されています。
グレード体系は、5代目から踏襲する「SPADA(スパーダ)」と、標準グレードは「AIR」としています。
先代モデルから、全長と全幅が拡大され、歴代初となる全タイプ3ナンバー仕様になり、ロングホイールベースに加え、トレッドを前後共に拡大することで大型ボディでありながら直進や旋回時の安定性を高めたほか、静粛性を高めるため、遮音材や吸音材をリアを中心に追加し、フロアを高剛性化しています。
ボディシルエットは、初代や2代目のようなボックスシェイプになり、リアコンビネーションランプも縦基調となり、原点回帰したことにより人気となっています。
第18位 スズキ ソリオ 47,983台 115.4%(前年比)
ソリオは、コンパクトなボディサイズにスペースと快適性を重視しており、都市部での使いやすさや燃費の良さを追求し、実用性と経済性を兼ね備えた車種です。
2020年に4代目とフルモデルチェンジとなり、ファミリー層を中心とした「後席の快適性向上」「荷室の拡大」「安全装備の充実」を求める顧客の声を重視したことにより、最大の変更点はボディサイズの拡大で、先代よりも全幅を20mm、全長を80mm(ソリオ)または70mm(バンディット)拡大したことにより、居住性の向上に貢献しています。
一方、最小回転半径は先代と同じ4.8mとし、小回り性能は維持されています。
ソリオは、シンプルでモダンなデザインが特徴で、洗練された外観とスタイリッシュな内装が組み合わさり、都会的な印象を与えます。
第17位 トヨタ アルファード 53,086台 88.1%(前年比)
アルファードは、トヨタ自動車が生産・販売している大型LLクラスのミニバンである。
内外装の高級感や、車内空間の広さと居住性の確保、高出力エンジンの搭載など、トヨタが量販するミニバンにおいては最上級に位置しています。
2023年より、4代目としてフルモデルチェンジを行い、プラットフォームはGA-Kプラットフォームとなり、ミニバンへの最適化に加え、ロッカーをストレート構造とし、車体底部後方にV字型のブレースを設けています。
サスペンションはフロント・リアともに2代目から踏襲されるものの、フロントはプラットフォームに合わせて刷新され、さらに乗り心地を高めています。
昨今のアルファード人気により、納期が1年以上となっており、人気は衰えておりません。
第16位 トヨタ ランドクルーザー 55,263台 156.2%(前年比)
ランドクルーザーは、豪華で頑丈なSUVであり、オフロード能力や高級感を追求した車種です。
日本国内では、「ランクル」の愛称が広く通用しています。
ランドクルーザーは世界的に有名なクロスカントリー車のひとつであり、その耐久性は世界中で高い評価を受けています。
そのため特に、高価格で高級感が高まった80系以降のモデルが自動車盗難の筆頭として広く知られているほどです。
現行型は2021年より発表され、日本国内においては公式発表前の予約の段階で注文が相次ぎ、年間計画台数(5,000台)の3.6倍となる18,000台の受注を記録し、納車は5年待ちになるという異例の事態となり、納車を待っている最中に仕様変更が行われ「新車なのに仕様が古い」という事態を避けるためにトヨタ自動車は受注を一旦停止するほどの人気ぶりが伺えます。
盗難対策として、スマートキーを携帯し、ブレーキを踏みながらスタートスイッチに搭載された指紋センサーをタッチすると車両に登録されている指紋情報と照合し、指紋情報が一致しなければエンジンが始動しない仕組みとなっている、トヨタ車で初となる指紋認証スタートスイッチを採用(「GX」はメーカーオプション、その他のグレードは標準装備)しています。
第15位 ホンダ フィット 57,033台 94.6%(前年比)
フィットは、本田技研工業が生産・販売しているハッチバック型のコンパクトカーです。
日本では2001年6月にロゴの後継車として登場した。軽自動車を除くホンダの乗用車では最も小型であり、同時期同クラスの他車種と比べて優れた低燃費性能・立体駐車場に入庫可能な車高でありながら広い室内空間と広いラゲッジスペース・シンプルながら洗練されたスタイルなどで老若男女誰にでも適合する万能車であり、きわめて割安な価格も実現したことで空前の大ヒット、コンパクトカーのベンチマークの一つとして評されています。
現行型である4代目は、2020年より販売されており、タイプ体系はガソリンモデル・e:HEVモデル共通となるが、体系そのものが刷新され、最廉価となるシンプル仕様の「BASIC」、コンビシートやフルLEDヘッドライトなどを装備したコンフォート仕様の「HOME」、シートやソフトパッドに撥水ファブリックを採用し、16インチアルミホイールなどを装備したスポーティ仕様「NESS」、フロントグリルとバンパー(フロント・リア)を専用デザインに変えるとともに、ホイールアーチプロテクター・ガーニッシュ(サイドシル・ドアロアー)などを装備したアクティブ仕様「CROSSTAR」、ブラウンの専用内装色を設定し、本革シートなどを装備した最上位となるスタイリッシュ仕様「LUXE」の5タイプのラインアップで、ユーザーの好みに合わせたスタイルを選択することができます。
なお、「CROSSTAR」は樹脂製のホイールアーチプロテクター等の追加で全幅が+30mm拡幅されて1,725mmとなったことで、一般販売されるフィットでは初となる3ナンバー登録となっています。
第14位 ホンダ ヴェゼル 59,187台 116.7%(前年比)
ヴェゼルは、本田技研工業が製造・販売する小型のSUVで、ホンダが進める世界的業務連携改革の一翼を担う車両として、3代目フィットを基に開発されたコンパクトSUVです。
ヴェゼルは、SUV、クーペ、ミニバンの特徴を融合させた、スタイリッシュな外観と経済性の良さ、充実した装備が特徴であり、都市部での使いやすさを追求しています。
ダイナミックなラインや力強いフロントグリルが印象的で、コンパクトなサイズながらも、都会的な魅力を持っています。
ヴェゼルの室内は、広々とした空間と快適なシートが特徴で、また、最新のテクノロジーを活用した装備が充実しており、大画面のインフォテイメントディスプレイやスマートフォン連携、便利なドライバーアシスト機能などが装備されています。
ヴェゼルは、スムーズで快適な走行性能を実現していて、軽快なハンドリングと優れた操縦安定性が特徴であり、都市部の狭い道や高速道路での走行に適しています。
第13位 トヨタ ライズ 64,995台 77.7%(前年比)
ライズは、トヨタ自動車が販売する小型クロスオーバーSUVです。
「アクティブ・ユースフル・コンパクト」をコンセプトに、週末のレジャーでも普段使いでも扱いやすく、様々なシーンでアクティブな毎日をサポートする車種として開発されました。
なお、ダイハツからのOEM供給される車種になります。
フロントフェイスに関してはダイハツの2代目ロッキーとは異なる意匠が与えられており、今日のトヨタのデザインアイデンティである「キーンルック」が用いられています。
また、巷ではRAV4の縮小版と形容されることもあり、バンパーコーナーは角張った形状に、ロアグリルは大きめの台形形状が用いられている。
また、SUVらしいシルエットを表現するため、タイヤは16インチと17インチの大径サイズを装着し、フェンダーを張り出しています。
2023年、ダイハツの不正問題により、出荷を停止している状態になります。
第12位 トヨタ ハリアー 75,211台 220.0%(前年比)
ハリアーは、トヨタ自動車が製造・販売している高級中型クロスオーバーSUVです。
現行型である4代目は2020年より販売されており、実用性やスペックではなく品質やデザインを重視した、クーペフォルムのSUVとされています。
先代モデルは、日本国内専売車でしたが、4代目は本格的グローバルモデルとなっており、北米市場では、2020年に2代目ヴェンザとして販売され、2022年からは中国での現地生産が開始されております。
内装では、前席を中心に後席の頭上まで覆う大きなガラスにトヨタ車初となる調光機能を備えた調光パノラマルーフが採用されています。
第11位 日産 セレナ 75,673台 131.6%(前年比)
セレナは、ミニバンの中でも人気のある車種で、家族やグループでの移動に最適な快適性と実用性を兼ね備え、幅広いニーズに対応するために設計されています。
現行型である、6代目は2022年より販売されています。
5代目で採用された「プロパイロット」は全車標準装備となり、「e-POWER LUXION」にはセダンのV37型スカイライン(2019年7月マイナーチェンジモデル)やクロスオーバーSUV型EVのアリアにも採用されている「プロパイロット2.0」を搭載しており、高速車線同一車線走行時、時速40km/h以上のハンズオフ機能はミニバンとして世界初搭載となります。
日産車の特徴である「Vモーショングリル」は横基調のクロムバーで表現されたデザインとなり、上3段はLED化されたヘッドランプのアウターレンズが内蔵され、最新鋭の日産のフロントフェイスがかっこいいです。
さいごに
以上が、2023年(1~12月)の新規登録台数ランキング20位~11位でした。
次回は、いよいよトップ10ランキングになりますので、楽しみにしててください。
この記事の参考URL:http://www.jada.or.jp/
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