2024年3月分の各メーカーのリコール・改善対策届出一覧

車の情報

4月に入り、各地で桜の開花のお便りが届いてきました。

筆者は関東圏に住んでいますが、まだ満開とは言えない状態で、早く満開のきれいな桜が見たいなと思うこの頃です。

新生活が始まる方は、楽しく良い門出になれば幸いです!

それでは、今回は2024年3月分のリコール情報についてお伝えします。

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2024年3月のリコール届出情報(国産車)

三菱 ふそうファイター 計2型式 計1車種を対象(7日)

・不具合の部位(部品名)

動力伝達装置(後前軸デフ)

・状況及びその原因

リヤ2軸駆動の中型トラックにおいて、後前軸インターデフ部へのオイル潤滑構造が不適切なため、走行中に後前軸のデフオイルが過度に高温になることで後前軸内部の圧力が上昇して、エアブリーザやオイルシール部からオイル漏れが生じることがある。

また、デフオイルが過度に高温になることで早期にオイル劣化が進行するため、インターデフと後前軸デフのベアリングやギヤの摩耗が促進されて異音が生じることがある。

・改善措置の内容

全車両、インターデフ内部を点検し、ベアリングやギヤに異常が認められなかった場合は、インプットカバーとデフケースセットを対策品に交換すると共にオイルセパレータを取り外してオイルポンプを取付け、異常が認められた場合は、対策品のインターデフ一式に交換する。

また、後前軸のデフを点検し、ベアリングやギヤに異常が認められた場合は、新品のデフ一式に交換する。

三菱 ふそうファイター 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表

三菱 ふそうファイター 計2型式 計1車種の改善箇所説明図

三菱 アウトランダーPHEV 計1型式 計1車種を対象(14日)

リコール情報2024.3 アウトランダーPHEV

・不具合の部位(部品名)

後写鏡等(直前直左確認鏡)

・状況及びその原因

ナビゲーションシステムにおいて、制御プログラムの設定不備により、起動時にシステム内の情報処理が完了せず、再起動を繰り返す場合がある。

そのため、液晶画面に直前直左確認用のカメラ映像が表示されず、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しなくなるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、ナビゲーションシステムの制御プログラムを対策仕様に書き替える。

三菱 アウトランダーPHEV 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

三菱 アウトランダーPHEV 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

いすゞ ギガ 他 計3型式 計2車種を対象(19日)

・不具合の部位(部品名)

リヤコンビランプ取付ブラケット

・状況及びその原因

スワップボディコンテナキャリアのリヤコンビランプ取付ブラケットにおいて、振動における検討が不十分なため、当該取付ブラケットの強度が不足している。

そのため、走行振動などにより当該取付ブラケットに亀裂が生じ、最悪の場合、当該取付ブラケットが破断し、リヤコンビランプと共に脱落することで、他の交通の妨げとなるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、リヤコンビランプ取付ブラケットを対策品に交換する。また、リヤコンビランプを点検し、破損がある場合は新品に交換する。

いすゞ ギガ 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表

いすゞ ギガ 他 計3型式 計2車種の改善箇所説明図

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種を対象(26日)

リコール情報2024.3 eCantaer

・不具合の部位(部品名)

制動装置(電動式パーキングブレーキ(EPB:Electric Parking Brake)

・状況及びその原因

電気自動車の小型トラックにおいて、EPB ECUの制御プログラムが不適切なため、キーオンによるEVシステム起動途中に、EPBの解除操作を行うと、EPBおよびヒルスタートアシスト(HSA:Hill Start Assist)の警告灯が点灯することがある。

そのため、EPB作動警告灯が消灯しているにもかかわらず、EPBが解除されずに車両が走行出来なくなる。

・改善措置の内容

全車両、EPB ECUの制御プログラムを対策品に書き換える。

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種のリコール届出一覧表

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種の改善箇所説明図

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種を対象(26日)

リコール情報2024.3 eCantaer2

・不具合の部位(部品名)

電気装置(VCU(Vehicle Control Unit:セントラルECU))

・状況及びその原因

電気自動車の小型トラックにおいて、VCUの制御プログラムが不適切なため、通信エラーが生じていると誤判定し、安全のために高電圧システムをシャットダウンすることがある。

このため、走行中に運転者が予期せぬタイミングで、メーター内に表示されている高電圧バッテリーの充電率が 0%を示して走行を継続できなくなる。

・改善措置の内容

全車両、VCU の制御プログラムを対策品に書き換える。

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種のリコール届出一覧表

三菱 ふそうeCANTER 計5型式 計1車種の改善箇所説明図

カワサキ Ninja ZX-4R SE 他 計2型式 計3車種を対象(27日)

リコール情報2024.3 Ninja ZX-4R SE

・不具合の部位(部品名)

点火装置(スパークプラグ)

・状況及びその原因

スパークプラグの組付け工程において、作業指示が不適切であった為、スパークプラグが損傷している可能性がある。

そのため、低回転時にスパークプラグが失火し、アイドリング不安定や加速時の息つき、最悪の場合はエンジンストールが発生するおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、スパークプラグ4本すべてを新品に交換する。

カワサキ Ninja ZX-4R SE 他 計2型式 計3車種のリコール届出一覧表

カワサキ Ninja ZX-4R SE 他 計2型式 計3車種の改善箇所説明図

2024年3月のリコール届出情報(輸入車)

アウディ アウディ Q8 55Tq エアサス 他 計28型式 計28車種を対象(7日)

リコール情報2024.3 アウディ Q8 55Tq

・不具合の部位(部品名)

かじ取装置(ドライバーアシストコントロールユニット)

・状況及びその原因

ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、ソフトウェア開発時の検証が不十分だったため、アクティブレーンアシスト作動時に、車線区分線を超える前にステアリング操作の介入が行われた際、インフォテイメントディスプレに表示される最低警告表示時間が保安基準に適合していない。

・改善措置の内容

全車両、ドライバーアシストシステムコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。

アウディ アウディ Q8 55Tq エアサス 他 計28型式 計28車種のリコール届出一覧表

アウディ アウディ Q8 55Tq エアサス 他 計28型式 計28車種の改善箇所説明図

ポルシェ 911 Carrera 他 計48型式 計26車種を対象(7日)

リコール情報2024.3 911カレラ

・不具合の部位(部品名)

ドライバーアシストシステムコントロールユニット

・状況及びその原因

ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、ソフトウェア開発時の検証が不十分だったため、アクティブレーンアシスト作動時に、車線区分線を超える前にステアリング操作の介入が行われた際、インフォテイメントディスプレに表示される最低警告表示時間が保安基準に適合していない。

・改善措置の内容

全車両、インストルメントパネルのソフトウェアを対策プログラムに書き換える。

ポルシェ 911 Carrera 他 計48型式 計26車種のリコール届出一覧表

ポルシェ 911 Carrera 他 計48型式 計26車種の改善箇所説明図

テスラ Model 3 他 計6型式 計3車種を対象(13日)

リコール情報2024.3 モデル3

・不具合の部位(部品名)

車両接近通報装置

・状況及びその原因

車両接近通報装置において、過去に配信されたアップデートプログラムの設計が不適切であったため、車両の初期化を行った場合、車両の前進及び後退時に当該装置の音が鳴らず、車両接近通報装置の基準を満たさない。

・改善措置の内容

全車両、対策がなされたプログラムの配信を行う。

テスラ Model 3 他 計6型式 計3車種のリコール届出一覧表

テスラ Model 3 他 計6型式 計3車種の改善箇所説明図

マセラテイ グレカーレ 計3型式 計1車種を対象(13日)

リコール情報2024.3 グレカーレ

・不具合の部位(部品名)

インストルメントクラスター

・状況及びその原因

インストルメントクラスター(以下、「インスト」)において、ソフトウエアが不適切なため、イグニッションをオンにした際、速度計の単位がkm/hからmphに切り替わることがある。

そのため、保安基準に抵触するおそれがある。また、以下の不具合も発生するおそれがある。

?イグニッションをオンにした際、パークアシスト警告が瞬間的にインスト上に誤表示される。
?ターンシグナル作動時に電気ノイズ(ビープ音)が発生する。

・改善措置の内容

全車両、インストルメントクラスターのソフトウエアを対策プログラムに書き換える。

マセラテイ グレカーレ 計3型式 計1車種のリコール届出一覧表

マセラテイ グレカーレ 計3型式 計1車種の改善箇所説明図

インディアンモーターサイクル Chief Dark Horse 他 計5型式 計9車種を対象(15日)

リコール情報2024.3 インディアンモーターサイクル Chief Dark Horse

・不具合の部位(部品名)

エンジン制御コンピューター(ECU)、燃料蒸発ガス排出抑制装置(キャニスター)

・状況及びその原因

① エンジンを制御するコンピューター(ECU)において、仕様違いのプログラムが書き込まれたため、燃料蒸発ガス対策機能が動作しない。

そのため、燃料蒸発ガスが吸気システムへ吸入されず、キャニスターの燃料蒸発ガス吸着許容量を超えると大気に解放され、燃料蒸発ガス排出量の保安基準に適合しなくなる。

また、OBDが当該異常を検知しない。

②エンジンを制御するコンピューター(ECU)において、プログラムの設定値が不適切なため、一定のエンジン回転数を超えるまで、スピードメーターに正しい速度が表示されない。

そのため、運転者が速度を認識できないおそれがある。

・改善措置の内容

①全車両、ECUプログラムを更新し、キャニスターを新品に交換する。

②全車両、ECUプログラムを更新する。

インディアンモーターサイクル Chief Dark Horse 他 計5型式 計9車種のリコール届出一覧表

インディアンモーターサイクル Chief Dark Horse 他 計5型式 計9車種の改善箇所説明図

アウディ アウディ e tron 計1型式 計1車種を対象(22日)

リコール情報2024.3 e-tron

・不具合の部位(部品名)

電気装置(高電圧バッテリー)

・状況及びその原因

高電圧バッテリーにおいて、セルモジュールの製造公差の設定が不適切なため、公差の大きいセルモジュールがある。

そのため、特定条件下で充放電特性に関して不規則性が生じることがあり、影響を受けるセルモジュールとバッテリーの充電量が上限の範囲にある場合、セルバランス制御の放電時にバッテリーが過熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、改善措置用プログラムへの更新を行う。

ただし、プログラムの準備に時間を要すことから、高電圧バッテリーの点検を行い、必要な場合は、バッテリーモジュールを良品と交換する。

また、暫定措置として、充電量を80%までに制限するとともに、バッテリーの点検を定期的(4ヶ月毎)に行う。

アウディ アウディ e tron 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

アウディ アウディ e tron 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

メルセデス・ベンツ C200 他 計42型式 計37車種を対象(26日)

リコール情報2024.3 C200

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(燃料ポンプ)

・状況及びその原因

燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。

そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、燃料供給モジュールを対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。

メルセデス・ベンツ C200 他 計42型式 計37車種のリコール届出一覧表

メルセデス・ベンツ C200 他 計42型式 計37車種の改善箇所説明図

メルセデス・ベンツ S400HYBRID 他 計47型式 計39車種を対象(26日)

リコール情報2024.3 S400ハイブリッド

・不具合の部位(部品名)

車体(ルーフパネル)

・状況及びその原因

車体に接着で取り付けられているルーフパネルにおいて、使用過程にて修理を行った際の作業指示が不適切なため、適切な接着強度で修理されていないものがある。

そのため、走行風などで剥離が進み、最悪の場合、走行中に剥がれ飛ぶことで他の交通の妨げになるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、新品のルーフパネルを使用して改定された修理の作業指示書に従って適切な接着方法で装着しなおす。

メルセデス・ベンツ S400HYBRID 他 計47型式 計39車種のリコール届出一覧表

メルセデス・ベンツ S400HYBRID 他 計47型式 計39車種の改善箇所説明図

BMW BMW K1600GTL 他 計1型式 計3車種を対象(27日)

リコール情報2024.3 BMW K1600GTL

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(燃料ホース)

・状況及びその原因

燃料装置において、組立工程が不適切なため、燃料ポンプと接続する燃料ホースの片耳ホースクランプの圧着が不十分なものがある。

そのため、エンジン始動時などに高い燃料圧力がかかる場合、燃料ホースが外れ、ガソリンが漏れるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、ホースクランプの取り付け状態を点検し、必要に応じて当該クランプの交換を行う。

BMW BMW K1600GTL 他 計1型式 計3車種のリコール届出一覧表

BMW BMW K1600GTL 他 計1型式 計3車種の改善箇所説明図

トライアンフ  トライデント 他 計1型式 計2車種を対象(29日)

リコール情報2024.3 トライアンフ  トライデント

・不具合の部位(部品名)

懸架装置(フロントサスペンション)

・状況及びその原因

フロントサスペンションのトップキャップにおいて、製造加工が不適切なため、当該キャップの固定が不十分なものがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると走行振動等によりトップキャップが外れ、サスペンションが機能しなくなり、走行不能になるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、サスペンションの製造ロット番号を確認する。対象ロットのサスペンションはトップキャップを正規品に交換する。

トライアンフ  トライデント 他 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表

トライアンフ  トライデント 他 計1型式 計2車種の改善箇所説明図

2024年3月の改善対策届出情報(国産車)

対象車両なし

2024年3月の改善対策届出情報(輸入車)

対象車両なし

さいごに

以上が、2024年3月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。

対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。

リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。

この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html

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