時が経つのは早いもので、11月に入り2023年も残り2ヶ月となりました。
11月は各地で紅葉シーズンを迎え、きれいな景色を見ながらドライブなど楽しい季節です。
お出かけの際は安全運転でお願いします!
それでは、今回は2023年10月分のリコール情報についてお伝えします。
- 2023年10月のリコール届出情報(国産車)
- 2023年10月のリコール届出情報(輸入車)
- トライアンフ トライデント 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
- ポルシェ Macan 他 計6型式 計4車種を対象(5日)
- ベントレー ベンテイガ W12 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
- プジョー 2008 他 計11型式 計8車種を対象(12日)
- アウディ アウディ A3 30T 他 計7型式 計7車種を対象(12日)
- アウディ アウディ Q3 35T 計1型式 計1車種を対象(12日)
- フィアット 500 他 計1型式 計2車種を対象(18日)
- ボルボ ボルボ XC40 他 計3型式 計3車種を対象(19日)
- ロールスロイス ロールスロイス ゴースト 計2型式 計2車種を対象(20日)
- シトロエン ベルランゴ 他 計3型式 計2車種を対象(26日)
- DS DS7 計4型式 計1車種を対象(26日)
- BMW R1250RS 他 計2型式 計2車種を対象(31日)
- 2023年10月の改善対策届出情報(国産車)
- 2023年10月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2023年10月のリコール届出情報(国産車)
スバル WRX 他 計10型式 計3車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
車体(リヤスポイラー)
・状況及びその原因
リヤスポイラーにおいて、締結ボルトの長さが不適切なため、使用過程で車体取付けステーに固定されているブラケットとリヤスポイラーを締結している取付けボルトが緩み、最悪の場合スポイラーが脱落するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ブラケットとリヤスポイラーを締結している取付けボルトを対策品に交換する。
スバル WRX 他 計10型式 計3車種のリコール届出一覧表
ホンダ N BOX Custom 他 計2型式 計2車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(低圧燃料ポンプ)
・状況及びその原因
交換修理用部品の低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。
そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。
ホンダ N BOX Custom 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ホンダ N BOX Custom 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
日野 日野デュトロ 他 計100型式 計7車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(機械式自動変速機制御コンピュータ)
・状況及びその原因
小型ハイブリッドトラックの機械式自動変速機制御コンピュータにおいて、自動クラッチ作動用モータの制御プログラムおよびモータ交換時期の設定が不適切なため、モータが寿命に近い状態の場合、
①モータチェックに時間が掛かり異常と誤検知して、クラッチ作動を停止し、警告灯が点灯するとともに走行不能となるおそれがある。
②ギヤを入れて駐車した場合、始動時にクラッチが切れず、エンジン始動不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
また、当該制御プログラム書き換え後に、モータを交換警報が表示したものから新品に交換する(1回限り)。
日野 日野デュトロ 他 計100型式 計7車種のリコール届出一覧表
日野 日野デュトロ 他 計100型式 計7車種の改善箇所説明図
トヨタ アクア 計4型式 計1車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
座席ベルト(巻取装置)
・状況及びその原因
後部座席ベルトにおいて、巻取機構内部品の製造管理が不適切なため、誤った仕様のシャフトを組付けたものがある。
そのため、衝突等でフォースリミッタが作動した際、ベルト引き出し量が意図せず増加して、乗員保護性能を満足しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、左右の後部座席ベルトの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換する。
トヨタ カローラ スポーツ 他 計6型式 計4車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(高圧燃料ポンプ)
・状況及びその原因
高圧燃料ポンプにおいて、設計検討が不十分なため、構成品の圧入組付け後に必要な強度が不足し、使用過程でポンプ内部が摩耗や損傷することがある。
そのため、ポンプ溶接部に応力が集中して、亀裂が発生し燃料漏れに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、高圧燃料ポンプの製造番号を点検し、該当する場合は対策品に交換する。
トヨタ カローラ スポーツ 他 計6型式 計4車種のリコール届出一覧表
トヨタ カローラ スポーツ 他 計6型式 計4車種の改善箇所説明図
いすゞ エルフ 計1型式 計1車種を対象(19日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(冷凍機アイドルプーリボルト)
・状況及びその原因
小型トラックの冷凍機架装車において、冷凍機アイドルプーリ締結部の形状が不適切なため、ベルト張力によりアイドルプーリボルトに過大な応力がかかり折損するものがある。
そのため、ベルトが外れて冷凍機が作動しなくなり、最悪の場合、走行中プーリが路面に落下するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、アイドルプーリブラケット、プーリボルト、ベルト等一式を対策品に交換する。
三菱 ふそうエアロスター 計8型式 計1車種を対象(19日)
・不具合の部位(部品名)
排出ガス発散防止装置(尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプ)
・状況及びその原因
大型路線バスにおいて、尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプのコネクタ端子の配列が不適切なため、エンジン停止直後のDPF高温時に当該ウォーターポンプが作動せず、尿素水噴射ユニットの尿素水バルブが冷却されず溶損する。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、尿素水が漏れだし、最悪の場合、排気ガス浄化処理が適切に行われないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプのコネクタ端子の配列を正規状態に修正し、尿素水噴射ユニット一式を新品に交換する。
三菱 ふそうエアロスター 計8型式 計1車種のリコール届出一覧表
三菱 ふそうエアロスター 計8型式 計1車種の改善箇所説明図
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
車体(フロントバンパクリップ)
・状況及びその原因
左ヘッドランプに締結されるフロントバンパクリップの固定用スクリュにおいて、組立時に使用する締結工具の締付けトルク設定が不適切なため、正しく締結されていないものがあり、フロントバンパにガタが発生することがある。
そのため、歩行者との衝突時にフロントバンパに固定されている歩行者衝突検知センサが正常に作動せず、ポップアップフードが正常に作動しないおそれがあり、最悪の場合、歩行者との衝突時に歩行者頭部及び脚部保護の基準を満足しないおそれがある。
・改善措置の内容
フロントバンパクリップ固定用スクリュを正規トルクで締付ける。
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
ニッサン フェアレディZ 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
①②原動機(エンジン制御コンピュータ)
③原動機(電気駆動制御コンピュータ)
④⑤後退時車両直後確認装置、後写鏡等(ビューモニターユニット)
・状況及びその原因
①エンジン制御コンピュータにおいて、ハイブリッドシステムの起動条件が不適切なため、プッシュボタンスタートをオフしてから約8秒後にオンして再始動した場合、マイルドハイブリッド用バッテリーのリレー回路が接続できないことがある。
そのため、メータに「ハイブリッドシステム異常」のメッセージが表示され、エンジン警告灯も点灯してトランスミッションがNレンジに固定され、走行できなくなるおそれがある。
また、プッシュボタンスタートをオフしてから約90秒以内はエンジンを始動できない。
②エンジン制御コンピュータにおいて、故障判定する条件が不適切なため、アイドリングストップによりエンジンが停止する際、アクセル操作等でエンジン停止が中断されると、一時的に、燃料噴射気筒を正しく判定できなくなることがある。
そのため、その時に故障として誤判定することで、燃料噴射を禁止し、燃料噴射気筒を正しく判定するまで燃料が噴射できず、走行中の場合は車両が減速し、停車中の場合はエンジンが再始動できないおそれがある。
③電気駆動制御コンピュータにおいて、フェイルセーフの作動条件が不適切なため、プラグインハイブリッド用インバータの冷却異常が発生した場合にモータの運転を制限しても、インバータが過熱することがある。
そのため、そのまま使用を続けた場合、エンジン警告灯やハイブリッドシステム警告灯が点灯し、フェイルセーフが作動してモータの運転を停止する際、同時にエンジンの運転も停止し、走行できなくなるおそれがある。
④ビューモニターユニットにおいて、システムの起動条件が不適切なため、起動時にサイド及びバックカメラに切り替えるシステムが起動しないことがある。
そのため、i-ACTIVSENSE 警告灯が点灯し、ビューモニターユニット異常を知らせるメッセージがメータ内ディスプレイに表示される。
また、サイド及びバックカメラの映像が表示できないおそれがある。
⑤ビューモニターユニットにおいて、システムの処理条件が不適切なため、再起動時にメモリをリセットできないことがある。
そのため、メモリ不足により画像処理が遅くなり、センターディスプレイの映像が乱れ、黒画になることで、サイド及びバックカメラの映像が表示できないおそれがある。
・改善措置の内容
①②全車両、エンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
③全車両、電気駆動制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
併せてエンジン制御コンピュータの制御プログラムを、電気駆動制御コンピュータの対策プログラムに適応したプログラムに更新する。
④⑤全車両、ビューモニターユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種のリコール届出一覧表
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種の改善箇所説明図①
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種の改善箇所説明図②
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種の改善箇所説明図③
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種の改善箇所説明図④
マツダ CX-60 他 計8型式 計2車種の改善箇所説明図⑤
クボタ MR1000 他 計5型式 計21車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
原動機・動力伝達装置(シャトルバルブ)
・状況及びその原因
農耕トラクタの前後進制御用電磁バルブ(シャトルバルブ)において、以下①②の内容により、検出スイッチの誤作動によりエラーが検出され、フェールセーフ機能により走行停止することがある。
また、そのまま使用を続けると徐々にエラーの発生頻度が高くなり、最終的に走行停止後に走行不能に至るおそれがある。
①シャトルバルブ内部の構造が適切でないため、バルブ内部に発生した極微小な油圧の圧力差によりスイッチ作動部部品が押されることで、検出スイッチが誤作動する。
②シャトルバルブの検出スイッチ内部のガスケットに誤った材料を使用したものがあったため、ガスケットがシャトルバルブ内部の作動油により膨潤し、膨潤したガスケットがスイッチ内部の接点を押し上げ、接触不良により検出スイッチが誤作動する。
・改善措置の内容
①対象車両について、シャトルバルブの検出スイッチ作動部の部品を、圧力差の発生を防止する対策部品に交換する。
②対象車両について、シャトルバルブの検出スイッチの製造ロット番号を確認し、誤材料を使用した製造ロットである場合は正規品のスイッチに交換する。
クボタ MR1000 他 計5型式 計21車種のリコール届出一覧表
クボタ MR1000 他 計5型式 計21車種の改善箇所説明図
2023年10月のリコール届出情報(輸入車)
トライアンフ トライデント 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
エンジンマネージメントシステム(MAPホース)
・状況及びその原因
エンジンマネージメントシステムにおいて、MAPセンサー(吸入負圧センサー)用ホースの設計が不適切なため、吸入空気負圧を正しく測定できなくなることがある。
そのため、エンジンECMに誤作動が生じ、そのまま使用を続けると、エンジンストールを起こすおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、MAPホースを対策品に交換する。
トライアンフ トライデント 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
トライアンフ トライデント 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
ポルシェ Macan 他 計6型式 計4車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(ブレーキブースター警報)
・状況及びその原因
ブレーキブースター警告装置において、インストルメントクラスタのプログラムが不適切なため、ブレーキブースターの故障時に警告灯が点灯せず、警告メッセージ確認後には誤った警告灯が点灯し、保安基準に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、インストルメントクラスタのプログラムを書き換える。
ポルシェ Macan 他 計6型式 計4車種のリコール届出一覧表
ポルシェ Macan 他 計6型式 計4車種の改善箇所説明図
ベントレー ベンテイガ W12 他 計2型式 計2車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料供給モジュールのフランジ)
・状況及びその原因
燃料装置の燃料タンクにある燃料供給モジュールにおいて、燃料供給モジュールフランジ部の部品設計が不適切なため、周囲の温度が高く、品質が悪い燃料を使用した際、過剰な電流が流れるとフランジ上部の電気コネクターが過熱し、フランジが溶損することがある。
そのため、フランジの溶損箇所から少量の燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、コネクター・ハーネス付き燃料供給モジュールのフランジを対策品に交換する。
ベントレー ベンテイガ W12 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ベントレー ベンテイガ W12 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
プジョー 2008 他 計11型式 計8車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットにおいて、ソフトウエアが不適切なため、アドブルー噴射圧異常が検知された場合、アドブルーの噴射を停止するが警告灯が点灯しない。
このため、運転者が故障に気づかず、排気ガス規制値を満足しない状態で走行し続けてしまうおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットのソフトウエアを対策プログラムに書き換える。
プジョー 2008 他 計11型式 計8車種のリコール届出一覧表
プジョー 2008 他 計11型式 計8車種の改善箇所説明図
アウディ アウディ A3 30T 他 計7型式 計7車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ヒューズホルダー)
・状況及びその原因
車室内のヒューズホルダーにおいて、製造工程の管理が不適切だったため、ヒューズホルダーの電源供給用のコネクターが正しく取り付けられていないものがある。
そのため、コネクターが緩み、ヒューズホルダーへ電源が供給されなくなることにより、エンジンの制御、インストルメントディスプレイの表示、ライト類の作動等、種々の車両機能に影響を与えるおそれがあり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ヒューズホルダーのコネクターの取り付け状態を点検し、必要に応じてコネクターを正しく取り付ける。
アウディ アウディ A3 30T 他 計7型式 計7車種のリコール届出一覧表
アウディ アウディ A3 30T 他 計7型式 計7車種の改善箇所説明図
アウディ アウディ Q3 35T 計1型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
かじ取装置(フロントカメラ)
・状況及びその原因
運転支援システムのレーンガイド機能(アダプティブクルーズアシストシステムの一部)の制御プログラムにおいて、開発時の評価が不十分なため、プログラムに不備がある。
このため、ステアリングのハンズオフ検知時のシステム無効化に関する作動が、保安基準に適合していない。
・改善措置の内容
全車両、当該システム用のフロントカメラのコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。
アウディ アウディ Q3 35T 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
アウディ アウディ Q3 35T 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
フィアット 500 他 計1型式 計2車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(トランスミッション)
・状況及びその原因
トランスミッション(デュアロジック)において、製造工程が不適切だったため、オイルリザーバータンクのホース差込口が製造工程で損傷したものがある。
このため、オイルが洩れて警告灯が点灯すると共にギアがニュートラルに固定され、走行できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、オイルリザーバータンクのホース差込口を点検し、オイル洩れや差込口の損傷がある場合は、リザーバータンクとホースを良品に交換する。
フィアット 500 他 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表
ボルボ ボルボ XC40 他 計3型式 計3車種を対象(19日)
・不具合の部位(部品名)
潤滑装置(ターボインレットパイプのOリング)
・状況及びその原因
ターボインレットパイプのOリングにおいて、部品製造機器の管理が不適切なため、Oリングがねじれて取り付けされているものがある。
そのため、Oリングが損傷し、オイル漏れによりエンジンオイルレベル低下メッセージが表示され、そのまま走行を続けると最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ターボインレットパイプのOリングを良品に交換する。
ボルボ ボルボ XC40 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
ボルボ ボルボ XC40 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
ロールスロイス ロールスロイス ゴースト 計2型式 計2車種を対象(20日)
・不具合の部位(部品名)
計器盤(インストルメントクラスター)
・状況及びその原因
計器盤(インストルメントクラスター)のガラスにおいて、車体側面からの衝撃を受けたときの検討が不十分のため、重度の衝突事故発生時に当該ガラス面が割れて細かな破片が運転席へ飛散する可能性がある。
そのため、当該破片により運転者が怪我をするおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、計器盤(インストルメントクラスター)のガラス面に保護フィルムを取り付ける。
ロールスロイス ロールスロイス ゴースト 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ロールスロイス ロールスロイス ゴースト 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
シトロエン ベルランゴ 他 計3型式 計2車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
車幅灯(ポジションランプ/デイタイムランニングランプ)
・状況及びその原因
ポジションランプ/デイタイムランニングランプにおいて、製造管理が不適切なため、製造工程でLEDの回路を損傷させたものがある。
そのため、使用過程において回路が断線し、ポジションランプ/デイタイムランニングランプが点灯しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ポジションランプ/デイタイムランニングランプのラベルに記載されている製造番号を確認し、対象の製造番号の場合は、ポジションランプ/デイタイムランニングランプを良品に交換する。
シトロエン ベルランゴ 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表
シトロエン ベルランゴ 他 計3型式 計2車種の改善箇所説明図
DS DS7 計4型式 計1車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
制動灯等(テールランプ)
・状況及びその原因
テールランプにおいて、組み付けが不適切なため、テールゲートパネルと強く干渉しているものがある。
そのため、テールランプのハウジングが損傷し、雨水等がランプ内部に侵入するおそれがある。
最悪の場合、テールランプが点灯しなくなる。
・改善措置の内容
全車両、テールランプのスタッド部にスペーサーを追加する。
なお、シャワーテストを行い、テールランプ内に水入りが認められる場合にはテールランプを良品に交換する。
BMW R1250RS 他 計2型式 計2車種を対象(31日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(デイタイム・ランニング・ランプ)
・状況及びその原因
デイタイム・ランニング・ランプにおいて、ソフトウエアが不適切なため、基準の明るさを下回っているものがある。
そのため、保安基準第34条の3に定める基準に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、改善されたソフトウエアでプログラムを書き換える。
BMW R1250RS 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
BMW R1250RS 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
2023年10月の改善対策届出情報(国産車)
トヨタ カローラ スポーツ 計2型式 計1車種を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
窓ふき器(ワイパーモータ、ワイパーリンク)
・状況及びその原因
前面ガラスの窓ふき器(ワイパー)において、生産指示が不適切なため、寒冷地仕様の車両に標準仕様のワイパーモータおよびワイパーリンクが組付けられたものがある。
そのため、着雪状態によっては払拭不良となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ワイパーモータおよびワイパーリンクを寒冷地仕様に交換する。
トヨタ カローラ スポーツ 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
トヨタ カローラ スポーツ 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
マツダ CX-60 計4型式 計1車種を対象(26日)
・不具合の部位(部品名)
安全運転支援システム(サイドレーダーセンサ)
・状況及びその原因
サイドレーダーセンサにおいて、情報処理プログラムが不適切なため、センサが電波を出す角度を補正するための記録情報が、システム遮断時に消失することがある。
そのため、センサが対象物の位置を正しく認識できず、前進あるいは後退時に警報音や被害軽減ブレーキが作動しないおそれがある。
また、衝突の可能性がないにもかかわらず、警報音が鳴り、最悪の場合、急制動がかかるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、サイドレーダーセンサの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
なお、サイドレーダーセンサの記録情報が消失している場合は、サイドレーダーセンサを対策品に交換する。
2023年10月の改善対策届出情報(輸入車)
対象車両なし
さいごに
以上が、2023年10月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
季節の変わり目ですので、体調にもお気をつけください。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
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