こんにちは、SCPです。
7月に入り、東京オリンピックが開催される月に突入しました。
各国から選手が続々と日本へ入国していますが、日本も含め各国の感染対策をしっかりして、少しでも安全なオリンピック開催を願います。
しかしながら、個人的な意見としては、オリンピック開催によって感染が拡大することが一番の懸念点です。
選手含め、観戦者も多くなるので道理で考えたら感染拡大は否めないですよね・・・。
それでは、前置きが長くなりましたが、今回は2021年6月に発表されたリコール対象となった車種についてお伝えします。
【KINTO】頭金0円!- 2021年6月のリコール届出情報(国産車)
- トヨタ ノア 他 計10車種 計10型式を対象(1日)
- ヤマハ tricker XG250 計1車種 計1型式を対象(1日)
- UDトラックス クオン 計1車種 計18型式を対象(1日)
- UDトラックス クオン 計1車種 計29型式を対象(3日)
- ニッサン ノート 計1車種 計2型式を対象(10日)
- ニッサン ノート 計1車種 計1型式を対象(10日)
- SN FB09PSXIII 他 計5車種 計1型式を対象(11日)
- トヨタ YDN-A8FDL25 他 計1車種 計6型式を対象(15日)
- いすゞ ギガ 他 計3車種 計109型式を対象(17日)
- いすゞ ギガ 他 計3車種 計176型式を対象(17日)
- クボタ C229 他 計-車種 計2型式を対象(18日)
- 三菱 ふそうスーパーグレート 他 計5車種 計49型式を対象(22日)
- コマツ WA40-8 他 計2車種 計2型式を対象(22日)
- トヨタ クラウン 計1車種 計4型式を対象(24日)
- ダイハツ ハイゼット 他 計7車種 計20型式を対象(24日)
- ダイハツ タント 他 計21車種 計54型式を対象(24日)
- 共立 共立スピードスプレーヤ 計1車種 計1型式を対象(28日)
- 2021年6月のリコール届出情報(輸入車)
- 2021年6月の改善対策届出情報
- さいごに
2021年6月のリコール届出情報(国産車)
トヨタ ノア 他 計10車種 計10型式を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(DC-ACインバータ)
・状況及びその原因
ハイブリッドシステムにおいて、電力変換モジュール制御基板の電気ノイズ耐性不足により、高電圧回路の電圧変動で発生する電気ノイズを電源制御回路が異常と誤検知し瞬間的に停止する場合がある。
そのため、電源電圧が一瞬低下して、エンジン警告灯の点灯とともに、一時的な動力損失が発生するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、電力変換モジュールを点検し、対象となるものは対策品に交換する。
トヨタ ノア 他 計10車種 計10型式のリコール届出一覧表
ヤマハ tricker XG250 計1車種 計1型式を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
速度計
・状況及びその原因
速度計において、正規の仕様と異なる指針保持ピンを組付けたものがある。そのため、計器盤内の温度が上がると、当該保持ピン表面の塗料が粘性を帯び、最悪の場合、指針が当該保持ピンに固着し、速度計が作動しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、計器盤の製造ロット番号を確認し、該当するものは計器盤を正規品と交換する。
また、計器盤を交換する際は、その時点の走行距離をメンテナンスノートに記録する。
ヤマハ tricker XG250 計1車種 計1型式のリコール届出一覧表
ヤマハ tricker XG250 計1車種 計1型式の改善箇所説明図
UDトラックス クオン 計1車種 計18型式を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(プロペラシャフトセンターベアリング固定金具)
・状況及びその原因
大型トラックの動力伝達装置において、センターベアリング固定金具の曲げ加工が不適切なため、プロペラシャフトの回転振動等により、当該固定金具に亀裂が発生するものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂の進行により当該固定金具が破断し、最悪の場合、プロペラシャフトが脱落して走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、センターベアリング固定金具を対策品に交換する。
なお、当該固定金具が破損している場合は、センターベアリングを新品に交換する。
UDトラックス クオン 計1車種 計18型式のリコール届出一覧表
UDトラックス クオン 計1車種 計18型式の改善箇所説明図
UDトラックス クオン 計1車種 計29型式を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(コーナリングランプ)
・状況及びその原因
平成28年排出ガス規制対応の大型トラックの側方照射灯において、取付位置が不適切である。
また、自動点灯(オートライト)機能を装備した車両の自動点灯/消灯プログラムが不適切なため、操作条件によりすれ違い用前照灯が消灯した際に側方照射灯が消灯しないことがある。
そのため、道路運送車両法の保安基準第33条の2(側方照射灯)で定める要件に満足しない。
・改善措置の内容
全車両、当該灯火器から電球および配線を取り除き側方照射灯としての機能を廃止する。
UDトラックス クオン 計1車種 計29型式のリコール届出一覧表
UDトラックス クオン 計1車種 計29型式の改善箇所説明図
ニッサン ノート 計1車種 計2型式を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンマウントブラケット)
・状況及びその原因
エンジンマウントブラケット取付ボルトにおいて、取付方法が不適切なため、ボルトが緩むおそれがある。
そのままの状態で使用を続けると、ボルトが破断することにより原動機が傾き、フロントサスペンションメンバーと干渉して異音が発生し、最悪の場合、ドライブシャフトが抜けて走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、左右のエンジンマウントブラケットの取付けボルトの締め付け状態を点検し、規定のトルクで締め付けする。
ニッサン ノート 計1車種 計1型式を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ボディコントロールモジュール)
・状況及びその原因
ボディコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、配光可変型走行用前照灯ONかつ霧灯ONの状態でライトスイッチをスモール位置に操作した場合に、配光可変型走行用前照灯と同時に点灯すべきすれ違い用前照灯が消灯し、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しない。
・改善措置の内容
全車両、ボディコントロールモジュールの制御プログラムを改善プログラムに修正し、霧灯単独点灯モードを廃止する。
また、前照灯の作動条件に関する記載を修正した取扱説明書および簡単早わかりガイドの追補版を配布する。
SN FB09PSXIII 他 計5車種 計1型式を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(バッテリコネクタ)
・状況及びその原因
カウンタバランス式バッテリフォークリフトにおいて、バッテリディスコネクト機構部のブラケット形状が不適切なため、バッテリディスコネクトレバーとの隙間が不十分で、且つバッテリフードがたわむことにより、隙間がさらに小さくなり、バッテリディスコネクトレバーとバッテリコネクタが干渉するものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、バッテリコネクタの接触不良に伴う端子の発熱によってコネクタの溶損もしくは電源の遮断が起き、車両が停止し、再始動できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、バッテリコネクタ用ブラケットを対策品に交換し、バッテリフードたわみ防止用のストッパーを追加する。
SN FB09PSXIII 他 計5車種 計1型式のリコール届出一覧表
SN FB09PSXIII 他 計5車種 計1型式の改善箇所説明図
トヨタ YDN-A8FDL25 他 計1車種 計6型式を対象(15日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(インジェクタ)
・状況及びその原因
エンジン式フォークリフトの燃料装置において、インジェクタ本体成型時の条件管理が不適切なため、強度が不足しているものがある。
そのため、コモンレール圧力(燃料圧力)の繰り返しによりインジェクタのインレット部に亀裂が発生し、燃料漏れに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、インジェクタを良品に交換する。
トヨタ YDN-A8FDL25 他 計1車種 計6型式のリコール届出一覧表
トヨタ YDN-A8FDL25 他 計1車種 計6型式の改善箇所説明図
いすゞ ギガ 他 計3車種 計109型式を対象(17日)
・不具合の部位(部品名)
速度計(制御プログラム)
・状況及びその原因
大・中型トラックにおいて、速度計の制御プログラムが不適切なため、プログラム起動時に特定条件でのキー操作をおこなうと、警告灯が点灯し、速度計等が正しく作動しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、速度計の制御プログラムを対策プログラムに修正する。
いすゞ ギガ 他 計3車種 計109型式のリコール届出一覧表
いすゞ ギガ 他 計3車種 計176型式を対象(17日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(リレーバルブ)
・状況及びその原因
大・中型トラックの制動装置において、駐車ブレーキ用リレーバルブ内部の樹脂ピストンの材質が不適切なため、エア回路中の水分により加水分解して、ブレーキエア圧により当該ピストンが破損することがある。
そのため、ブレーキバルブからのエア漏れや、駐車ブレーキの解除不能、ブレーキ引きずりが発生するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ピストンを良品に交換する。
いすゞ ギガ 他 計3車種 計176型式のリコール届出一覧表
クボタ C229 他 計-車種 計2型式を対象(18日)
・不具合の部位(部品名)
①動力伝達装置(主変速ロッド)
②制動装置(駐車ブレーキロッド)
・状況及びその原因
①動力伝達装置において、主変速レバーに繋がった主変速ロッドと走行用HST(静油圧式無段変速機)を連結するピンの選定が不適切でスナップピンによる連結としたため、ワラ等の引っ掛かりでスナップピンが抜ける場合がある。
そのため、そのまま使用を続けると、主変速ロッドがHSTから外れ、最悪の場合、主変速レバーを中立位置にしても、イグニッションキーを“OFF”にしなければ、車両が停止しないおそれがある。
②制動装置において、駐車ブレーキペダルと駐車ブレーキアームを連結する駐車ブレーキロッドのピン選定が不適切でスナップピンによる連結としたため、ワラ等の引っ掛かりでスナップピンが抜ける場合がある。
そのため、そのまま使用を続けると、駐車ブレーキロッドが駐車ブレーキアームから外れ、駐車ブレーキペダルで駐車ブレーキが効かなくなり、車両が動き出すおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、主変速ロッドのHST抜け方向への動きを牽制する金具を追加し、HSTと連結するスナップピンをワリピンへ変更し、平座金を追加する。
②全車両、駐車ブレーキロッド部のスナップピンをワリピンへ変更する。
クボタ C229 他 計-車種 計2型式のリコール届出一覧表
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計5車種 計49型式を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(オイルポンプ)
・状況及びその原因
大型トラック及びバスのエンジンにおいて、オイルポンプの製造のばらつきにより、ポンプのギヤシャフトが傾くことがある。
そのため、ギヤの歯面が摩耗し、そのままの状態で使用を続けると、ギヤが破損してエンジンへの供給油圧が低下し、最悪の場合、エンジンが焼き付き路上故障や火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、オイルポンプ近傍の騒音値を計測し、ポンプの歯面が摩耗していると判断されたものは、対策品に交換する。
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計5車種 計49型式のリコール届出一覧表
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計5車種 計49型式の改善箇所説明図
コマツ WA40-8 他 計2車種 計2型式を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
窓ガラス
・状況及びその原因
ショベル・ローダのキャブ仕様において、側面ガラスにレンタル会社の車両管理番号のシールが貼り付けられているものがある。
そのため、保安基準第29条(窓ガラスの基準)に適合しないおそれがある。
・改善措置の内容
対象車両のシール貼り付け位置を確認し、側面ガラスに貼り付けられていた場合はシールを剥がし、側面ガラス以外の板金部に貼り付ける
コマツ WA40-8 他 計2車種 計2型式のリコール届出一覧表
コマツ WA40-8 他 計2車種 計2型式の改善箇所説明図
トヨタ クラウン 計1車種 計4型式を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(前照灯)
・状況及びその原因
前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがある。
そのため、そのまま使用を続けると、集光不足となり、光度が徐々に低下し、最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、前照灯の反射板を対策品に、レンズを新品に交換する。
ダイハツ ハイゼット 他 計7車種 計20型式を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
かじ取り装置(ステアリングギヤ)
・状況及びその原因
ステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。
水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。
ダイハツ ハイゼット 他 計7車種 計20型式のリコール届出一覧表
ダイハツ ハイゼット 他 計7車種 計20型式の改善箇所説明図
ダイハツ タント 他 計21車種 計54型式を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料ポンプ)
・状況及びその原因
燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。
そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料ポンプを対策品と交換する。
ダイハツ タント 他 計21車種 計54型式のリコール届出一覧表
ダイハツ タント 他 計21車種 計54型式の改善箇所説明図
共立 共立スピードスプレーヤ 計1車種 計1型式を対象(28日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(油圧式無段変速機)
・状況及びその原因
農業用薬剤散布車の動力伝達装置である変速機の変速レバーの形状が不適切なため、変速を繰り返すと変速機側のレバーが破断することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると変速ができず、最悪の場合、発進が出来なくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、形状変更をした変速機のレバーへの交換を行う。
共立 共立スピードスプレーヤ 計1車種 計1型式のリコール届出一覧表
共立 共立スピードスプレーヤ 計1車種 計1型式の改善箇所説明図
2021年6月のリコール届出情報(輸入車)
メルセデス・ベンツ GLE400d4MATIC 他 計6車種 計6型式を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
その他(エアコンの排水ホース)
・状況及びその原因
エアコンのエバポレータにおいて、排水ホースの組付けが不適切なため、車室内に凝縮水が漏れ出すものがある。
そのため、床下が浸水して電気配線に腐食や短絡が発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、排水ホースの組付け状態を点検し、正しく装着されていない場合は組付けを修正する。
なお、凝縮水の漏れによって部品に損傷等が発生している場合は、当該部品を新品に交換する。
メルセデス・ベンツ GLE400d4MATIC 他 計6車種 計6型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLE400d4MATIC 他 計6車種 計6型式の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計2車種 計2型式を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
車体(サイドスポイラ)
・状況及びその原因
テールゲート上部のサイドスポイラにおいて、製造時の組み付けが不適切なため、適切に固定されていないものがある。
そのため、浮きが生じて固定が外れ、最悪の場合、走行時に脱落して他の交通の妨げになるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、サイドスポイラの固定状態を点検し、不十分なものは新品に交換する。
メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計2車種 計2型式のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLB200d 他 計2車種 計2型式の改善箇所説明図
プジョー 3008 他 計7車種 計8型式を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
排気ガス発散防止装置(粒子状物質浄化装置(DPF))
・状況及びその原因
ディーゼルエンジンの粒子状物質浄化装置(DPF)において、エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、DPF内部の温度が想定より高温になることがある。
そのため、当該内部のフィルターが熱影響により亀裂が発生することで、粒子状物質の浄化性能が低下し、排気ガス規制値を満足しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、
①エンジンコントロールユニットを対策プログラムに書き換え、粒子状物質浄化装置(DPF)を新品に交換する。
②排気ガス中の粒子状物質の量を点検し、規定量以上の場合は粒子状物質浄化装置(DPF)を新品に交換する。
併せて、エンジンコントロールユニットを対策プログラムに書き換える
プジョー 3008 他 計7車種 計8型式のリコール届出一覧表
プジョー 208 他 計2車種 計2型式を対象(3日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(高圧燃料ポンプ)
・状況及びその原因
高圧燃料ポンプにおいて、製造時の溶接が不適切なため、溶接による金属粉がポンプ内部に残留し、燃圧調整バルブの作動を妨げるおそれがある。
そのため、燃料の噴射圧が不足し、警告灯点灯ならびにエンジン始動不良・出力不足になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、高圧燃料ポンプのシリアル番号を確認し、該当する場合は、高圧燃料ポンプを良品に交換し、併せて高圧燃料パイプを新品に交換する。
プジョー 208 他 計2車種 計2型式のリコール届出一覧表
BMW BMW 320d 他 計14車種 計13型式を対象(15日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジン)
・状況及びその原因
ディーゼルエンジンにおいて、タイミングチェーンの製造管理が不適切なため、表面処理がされていない部品が使用されたものがある。
そのため、使用過程においてタイミングチェーンが伸びることにより、エンジンから異音が発生し、最悪の場合、バルブタイミングがずれ走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、タイミングチェーンを良品に交換する。
BMW BMW 320d 他 計14車種 計13型式のリコール届出一覧表
BMW BMW 320d 他 計14車種 計13型式の改善箇所説明図
アウディ アウディ A7 SB 55Tq 他 計11車種 計13型式を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(ダッシュパネル)
・状況及びその原因
ダッシュパネルにおいて、製造工程が不適切なため、助手席エアバッグの開口部が正しく加工されていないものがある。
そのため、衝突時にエアバッグが完全に展開せず、最悪の場合、乗員が過度の負傷を負うおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ダッシュパネルの助手席エアバッグの開口部を点検し、不具合品が組み付けられている場合は、修正作業を行う。
アウディ アウディ A7 SB 55Tq 他 計11車種 計13型式のリコール届出一覧表
アウディ アウディ A7 SB 55Tq 他 計11車種 計13型式の改善箇所説明図
キャデラック CT5 他 計2車種 計2型式を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(シリアルデーターゲートウェイモジュール)
・状況及びその原因
車両システムにおいて、各モジュールからの通信を処理するシリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアが不適切なため、各通信を正しく処理できないことがある。
そのため、エアバックシステムに不具合が発生しても警告灯が点灯しなくなるとともにエアバックシステムの不具合に乗員が気付かず必要な点検整備を行われないことにより、最悪の場合、衝突時にエアバッグが作動せず、乗員が傷害を負うおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、シリアルデーターゲートウェイモジュールのソフトウェアをアップデートする。
キャデラック CT5 他 計2車種 計2型式のリコール届出一覧表
キャデラック CT5 他 計2車種 計2型式の改善箇所説明図
インディアン Chief Vintage 他 計14車種 計16型式を対象(25日)
・不具合の部位(部品名)
変速装置(ギアポジションスイッチ)
・状況及びその原因
ギアポジションスイッチにおいて、ギアポジションセンサーの内部抵抗の設定が不適切なため、正しく抵抗値を検知できず不正確なギア段数信号を発信し、メーターに誤ったギア段数が表示されることがある。
そのため、ギアが変速されているにも関わらずニュートラルを表示し、最悪の場合、運転者がニュートラルと誤認識して転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ギアポジションセンサーを対策品に交換する。
なお、シフトドラムピンとスプリングを点検し、損傷している場合は新品に交換する。
インディアン Chief Vintage 他 計14車種 計16型式のリコール届出一覧表
インディアン Chief Vintage 他 計14車種 計16型式の改善箇所説明図
2021年6月の改善対策届出情報
該当なし
さいごに
以上が、2021年6月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
2021年6月のリコールの対象車両を所有されている方は、早めの対応をおすすめします。
筆者は、これまで毎月恒例でリコール情報についてお伝えしていますが、月によってリコールの対象車両の増減がありますが、少なからず毎月リコールはあります。
そこで疑問が生じたのですが、これまでにリコールが1度もなかった月ってあるのですかね?
リコールは、メーカー側とユーザーのお互いにデメリットしか無いので、リコールにならないようにメーカーの努力に期待したいですね。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
参考URL:https://www.mlit.go.jp/jidosha/news.html
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