一昔前のクルマでは、高級車を中心に運転支援システムが装備されていて、大衆車にはそういった機能が備わっていることは少なかったのですが、現代のクルマは高級車に限らず軽自動車や普通乗用車でも、運転を支援する装備が付いているクルマが多くなり、最新型のクルマのレベルの高さが伺えます。
そんな最新車さながらの運転支援システムは、「後付け」で導入することができます。
数年ほど前のクルマなので、安全装備が搭載されていなかったり、古い年式の中古車を購入されたという方でも、後付けで運転支援システムを導入できたら、さらにそのクルマに愛着が湧き、今まで以上に安心してクルマの運転ができると思います。
今回は、後付けできる運転支援システムについて紹介します。
カーセンサーnet後付できる運転支援システム5選
踏み間違い対策には「とまるんデス」
テレビニュースやネットニュースにも、コンスタントに報道されるのが、アクセルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故です。
この様な事故は、年間5,000~7,000件程度発生しており、ニュースなどで報道されているのはほんの氷山の一角に過ぎません。
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は、「65歳以上の高齢者」の割合が高いが、次いで「24歳以下の若年層」の割合も高めとなっているのが現状である。
アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、高齢者を中心に起きているが若年層でも割と起きているのは意外と思う方も少なくないのではないでしょうか?
こういった、踏み間違いを起こさないようにするのが「とまるんデス」という商品だ。
とまるんデスの特徴は、「アクセル」を過剰に踏み込むとアクセルをオフし加速を抑制、さらに「ブレーキ」を踏み込む動作に変換します。
踏み間違いの初動による、パニック状態に陥ってアクセルを踏み込んでも止まる設計になっている。
特徴は他にも、装着前と変わらない操作性と、機械式にしているため、誤作動の恐れがほぼ無いことが挙げられます。
自動ブレーキシステムは、2021年11月以降に販売される新型乗用車に義務付けられているほど重要な機能なので、装備されていないクルマに乗っている場合は、検討してみてはいかがでしょうか?
狭い駐車場や細い道でのすれ違いのストレスを解消する「コーナーセンサー」
何度も切り返さなければ止められない、出れない。なんていう狭い駐車場に入ったときや、細い道でのすれ違いなど、クルマをぶつけないか心配で、ストレスもかかりやすいのを解消してくれるのが、「コーナーセンサー」だ。
コーナーセンサーは、ボディの前後バンパー等に取り付けたセンサーを基に超音波を使って障害物との距離を計測しつつ、接触しそうになったら、音や光で警告してくれる優れものです。
言わば、自分から見えない場所の障害物などを自分の代わりに監視してくれる第3の目のような存在だ。
最新商品の中には、音と光で警告を与えるシンプルなセットに加えて、音声で注意を喚起してくれるボイスアラームタイプ、さらには障害物までの距離と位置関係を液晶モニターで示してくれる商品もあり、選択肢が多いのも特徴です。
コーナーセンサーがあることによって、クルマの視覚に入っていて目視できない小さい子供や動物などの存在もしっかり知らせてくれるので、装着されていることによって安心感が高まる商品と言っていいだろう。
苦手な駐車に安心度が増す、「バックカメラ」
運転免許を持っている方でも、バックさせる時に緊張感が高まる方も多いと思いますが、そのような緊張感を解消するのが、バックカメラです。
主に、クルマの後方のナンバープレートの上などに装着し、ギアを「R」に入れるとカーナビのモニター等と連携し、後方を映像によって映し出します。
バックカメラも、日に日に進化し続けており、夜間や暗い駐車場などでも映し出される映像は鮮明度が増し、広い視界を確保しているなど全体的に質が上がっているのも確かです。
道路の下まで映し出すことがほとんどなので、運転席からは見えない背の低い障害物や小さい子供も見えるので、未然に事故を防ぐことができます。
注意してほしいのが、ご自身のクルマのナビゲーションシステムと連動できるのか。というところと、ナビゲーションなどがない場合には、別途で画像表示用のモニターが必要となっている点を注意したい。
後続車に自分に変わって注意喚起!「エマージェンシーストップシグナル」
欧州車の一部や、国産車でも採用が広がっているのが、エマージェンシーストップシグナルだ。
一般道や高速道路などを走行中に、前方に渋滞が発生していたり障害物が落ちていたりした時に、急ブレーキをかけるとハザードランプが高速点滅をして後続車に注意を促すシステムだ。
余裕のあるときは、自らハザードランプを付け前方で起きているトラブルなどを伝えることができるが、とっさの判断のときにはハザードランプを押す余裕がないため、自分に変わって後続車に危険を促すことにより、後続車から追突される可能性を大幅に軽減できるシステムです。
シンプルなシステムだが、いざという時の危険回避効果は高いと言えるでしょう。
「ミラー型ドライブレコーダー」で、視界確保と日々の運転を録画
未だに、あおり運転による事故や事件が少なからず起きているのが現状で、ドライブレコーダーを装着される方が急増しています。
ドライブレコーダーの取り付けを検討されている方は、いっその事「ミラー型ドライブレコーダー」を導入してみてはいかがですか?
ミラー型ドライブレコーダーとは、既存のルームミラーを後方カメラによって映像化し、その映像をルームミラーに写し込み、尚且つドライブレコーダーとしても機能し、事故やあおり運転による被害などを録画する機能を併せ持つ、優れものだ。
おすすめポイントとしては、既存のルームミラーを「デジタルルームミラー」に変更することによって、後席に乗員や荷物によって遮られる視界が全く無く、雨の日や夜間でもくっきりと映し出すことができることです。
ドライブレコーダー機能も、もちろん有効的ですがデジタルルームミラーの視界の良さを知ってしまったら、普通のミラーには戻れなくなるかも。
さいごに
お、これいいね。という運転支援システムは見つかりましたか?
冒頭でもお伝えしましたが、現代のクルマに装備されているシステムの進化が著しく、新型車が出る度に最先端のシステムに舌を巻く事が多くなってきました。
しかも、事故などを未然に防ぐことに繋がる画期的なシステムによって、運転が苦手な方でも便利で安心を得られる機能ばかりなので、老若男女が「あって(装着してて)良かった」と思えるだろう。
機能がついていないクルマでも、このように後付けできるものも少なくないので、新型車でも「あれを付けとけばよかった」となっても、アフターパーツの充実によって新型車同様のシステムを導入するのは、意外とハードルの低いものだと思う。
機能のグレードアップによって、ストレスのない楽しいドライブが実現できるだろう!
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