通常グレードとスポーツグレードで全く違う顔を持つクルマ3選~トヨタ編~

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こんにちは、SCPです。

GW明け初日が終わり、今日から仕事に本腰いれようって思っている方が多いのではないでしょうか?(笑)

GWが終わり、通常に戻りましたが緊急事態宣言も5月末まで延長になったので、個々が感染しないさせないという意識を持って一丸となって乗り切りましょう!

さて、今回は同じ車種でも通常グレードとスポーツグレードによって、全く違う顔を持つクルマについてお伝えしていきます。

トヨタ マークⅡ(8代目 100系)

グレード別 マークⅡノーマル

マークⅡは、今回のテーマにドンピシャリなクルマになると思います。

マークⅡの特に100系と呼ばれるモデルでは、走り屋御用達の「ツアラーV」というグレードが特に人気が高く、人気が高い理由としてツアラーVに搭載されるエンジンが、「1JZ-GTE型」を搭載し、当時、国産車の上限とされていた280psを発生するエンジンを搭載していたことにあります。

ツアラーV以外のグレードのエンジンを比較してみると、

2JZ-GE220ps
1JZ-GE200ps
1G-FE140ps

と、差が大きく開くエンジンスペックとなっている。

その他にも、ラグジュアリー系の「グランデ」には4ATしか設定されておらず、ツアラーVには5MTの設定もあり、よりスポーティな走りを実現できた部分も大きい。

グレード別 マークⅡマフラー

この為、今でも派手なエアロパーツやマフラーを変えて爆音を轟かせながら走っている100系マークⅡツアラーVの人気は高い。

トヨタ アリスト(2代目 16系)

グレード別 アリスト

アリストの2代目は1997年に発売され新規のプラットフォームを採用し、その後のトヨタのFRセダンの基本仕様となるほど、大きく影響を受けたクルマである。

基本的な、グレード構成は「V300」と「S300」となっており、V300グレードにはトヨタのフラッグシップスポーツカーのスープラに搭載されるエンジン(2JZ-GTE)と同じで3,000cc 直列6気筒 ツインターボという名機を積んでいる部分が「S300」グレードとの大きな違いだ。

S300グレードでも、230psを誇るがノンターボということもあり、比較的マイルドな乗り心地に対し、V300はツインターボという事もあり、爆裂的な加速感を得れた。

グレード別 V300TOM'S VERSION

2002年8月から2003年3月までの期間限定で、「V300TOM’S VERSION」というグレードを販売し、ノーマルの280psから50psアップの330psまでパワーアップを図り、外装・サスペンションなどの専用チューニングを施したモデルも存在する。

スープラと同じエンジンを搭載しているが故、通常ATしかないトランスミッションをMTに積み換える強者も中には居た。

トヨタ iQ アストンマーティンV8シグネット

グレード別 iQ
iQ

2008年に登場した、トヨタ iQだが特徴はそのボディサイズにある。

全長2,985mm 全幅1,680mm 全高1,500mmと日本の軽自動車よりも全長が400mm以上短い唯一無二のスタイリングが挙げられる。

グレード別 iQ GRMN スーパーチャージャー
iQ GRMN スーパーチャージャー

国内仕様のエンジンは、1.0L(68ps)と1.3L(94ps)となっているが、2012年7月に「iQ GRMN スーパーチャージャー」という100台限定のモデルを発表し、エンジンパワーはノーマル比30%アップの122psを発生させた。

だが、しかし!
これを遥かに上回るiQが、イギリス車の名門「アストンマーティン」が手掛けるぶっ飛んだスペックを誇るiQが存在する。

グレード別 アストンマーティンV8シグネット
アストンマーティンV8シグネット

それが、「アストンマーティンV8シグネット」である。

勘のいい方はお気づきになるかもしれないが、車名にV8とあるようにiQのボディにアストンマーティン ヴァンテージSの4.7L V8自然吸気エンジンが搭載されるのだ。

このエンジンにより最高出力は430psを発生させ、0-100km/hの加速は4.2秒、なんと最高速度は274km/hを誇る。

もうこの時点で、驚きですよね。

iQのボディにV8エンジンが積めることも、何から何までぶっ飛んだ仕様だ。

グレード別 アストンマーティンV8シグネットリア

ただし、このV8シグネットは顧客の要望により造られたワンオフのクルマになるので、入手するのは中々困難であろう。

最早、幻のクルマと言っていいでしょう。

さいごに

同じ車種でも、グレードやメーカーの手入れによって限定車として付加価値を付ける事により同じクルマでも全く違う顔を持つクルマへと変貌してしまうのです。

上述である、マークⅡとアリストに関しては見た目は普通のセダンですがグレードが違うだけでユーザーの使用用途等が180度変わってしまうのが、面白いところです。

3番目のiQは、ただでさえ珍しいクルマに狂気的なエンジンを載せて全てにおいてカスタムしてしまうメーカー側のクルマ作りに対する気持ちの強さを感じますね。

ちなみに、なぜiQをOEMしているかというとアストンマーティンのラインアップ上、将来的に環境性能に優れる小型車をランアップしなければならない事と、シャシー性能の高さ、サイズ、高い安全性、プロポーションの4つがアストンマーティンの提唱する高級小型車像にマッチしたためと言われている。

トヨタのiQがアストンマーティンに、べた褒めされているのは日本として誇りになりますね。

今回は、トヨタ車の3選になりましたが次回以降、他メーカーでのこの様なクルマについて紹介していきたいと思います。

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