こんにちは、SCPです。
2020年12月18日、国土交通省は検討している新たな「全国版図柄入りナンバー」について、有識者を含む専門家を交えた委員会によって、新たなデザイン案を公募する方針を固めました。
さらに、軽自動車(自家用)および事業用自動車に変形的な色枠を導入することが決定しました。
今回は、この2点について詳しくお話していきたいと思います。
全国版図柄入りナンバーのデザイン公募や新たな規約について
今現在、自動車のナンバープレートにおいて、通常のナンバープレートと図柄ナンバープレートが存在し、図柄ナンバープレートについては、ラグビーワールドカップ(2019)、東京オリンピック・パラリンピックの特別仕様ナンバープレートがあります。
今回は以上の特別仕様ナンバープレートに次ぐ、新たな「全国版」図柄入りナンバープレートを創設する方針となりました。
デザイン募集対象者は30歳未満の若者
今回の、全国版図柄入りナンバーは、日本の元気を取り戻していこうというメッセージを込め、「日本を元気に！」「立ち上がれ！美しい日本」というテーマとして募集します。
これまでの検討会において、募集にあたり学生を対象とすることや年齢制限を設けることなどの提案があったことを受け、募集対象者は「応募日時点で30歳未満」の「日本在住の個人またはグループ」とされる見込みだ。
デザインの審査については、公益社団法人 自動車技術会デザイン部門委員会や、国交省の検討委員会、そして国民からの意見公募による3次にわたる審査を受け、最終的に1作品が採用される。
採用デザインの応募者には賞金100万円および賞状と記念品が、採用候補デザイン(5作品程度)の応募者には賞金10万円が授与される。
今後のスケジュールとしては、デザイン案の募集が2021年2月から開始され、11月に最終デザイン発表、2022年4月頃からの交付開始が見込まれている。
新たなデザイン案ではデザインの色味を制限
これまでデザインの自由度を狭めないよう、図柄入りナンバープレートの図柄デザインについて具体的なデザイン基準が示されていませんでしたが、視認性に配慮し、デザイン制作過程における手戻りを防ぐために指針を提示し、文字の付近については、文字色と同系色の使用を控えるとして、色味の制限が加えられます。
全国版図柄入りナンバープレートの新デザインを応募する際は、しっかりと規定内に収めるようにしましょう。
軽と事業用ナンバープレートに「変形色枠」導入
地方版図柄入りナンバーなどでは、軽自動車と事業用自動車のナンバーにそれぞれ黄色と緑の色枠が施されていますが、プレートフレームの装着により判別が困難になるとの意見を踏まえ、色枠の左上に塗色が追加されることとなった。
その背景には、ナンバープレートフレームを装着した際に、その色枠が見えなくなってしまい判別が困難になるのを防ぐために導入が決まりました。
軽自動車の完全な白ナンバーは、もう取得することができない？
ラグビーやオリンピック・パラリンピックナンバーの導入以来、白地のプレート右上に大会エンブレムが配置されただけの軽自動車用(いわゆる「軽の白ナンバー」)が圧倒的な人気を誇っており、街中でも急激に白色のナンバープレートを装着した軽自動車が溢れてきました。
しかし、新たな全国版図柄入りナンバーの場合、軽自動車用は図柄がカラー(申し込み時に1000円以上の寄付)であっても、モノクロ(寄付なし)であっても、プレート外側の黄枠が設けられることとなりました。
完全なる白ナンバーを取得するには、新たな施工が開始される前に急いだほうがいいだろう。
DADギャルソンのナンバーフレームになります。
リアには専用アタッチメント付きで、封印の有無に関わらず様々な車種に適合します。
さいごに
いかがだったでしょうか？
ここ2,3年でナンバープレートの多様化により、オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートをはじめ、地方図柄入りのオリジナリティ溢れるデザインなど、街中のクルマを見て楽しくなります。
今回の図柄ナンバーについては、「全国版」となるので、また新たに楽しませてくれるデザインを期待したい。
しかし、軽自動車に対する色枠付きについては多少、規則が厳しくなったと感じますが、まだ白ナンバーは申請できるので、興味のある方や色枠付きはちょっと、という方には早めの申請をおすすめします。
希望ナンバーについての記事はこちらから
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